レス書き込み
スレへ戻る
写
レス栞
レス消
冨樫義博総合エロパロスレ2
名前
メール
引用切替:
レスアンカーのみ
>>24 > 「外はまだ、だいぶ荒れているな。 > 海が唸っている」 > 背後から低い声が響いて、驚いた私の躯はびくりと跳ねた。 > 彼はベッドに腰を下ろして足を投げ出し、窓を見つめた。 > 激しく打ち付ける雨が、窓硝子を曇らせている。 > 真っ暗な海は窓から良く見えないが、轟轟と云う風の音と共に、荒れ狂う波の音が響いてくる。 > > 私は窓から視線を戻し、小閻魔様の後ろ姿を見つめた。 > すらりとした長身。 > さらさらの栗毛。 > 長い手足。 > 見目麗しいとは、まさに彼の為に在るような言葉だ。 > 案内人の中にも、彼に憧れている子はごまんと居る。 > ましてや、霊界の御世継ぎ様。 > 名だたる有力者や名家の御令嬢様との縁談も、ひっきりなしと聞く。 > > 私は俯いた。 > そんな彼は、あの日、私に冥界玉を預けた。 > 沈みゆく霊界で、彼は何を思っただろう。 > どんな思いで、私に全てを賭けたのだろう。 > 彼は私の前では一度も、あの時の事を口にしないけれど。 > > おい、と云う声と共に、右手をぐいと引かれたので、私は驚いて顔を上げた。 > 「きゃ、何ですか。 > そんな大声を出さなくても、」 > 「何度も呼んだ。 > ‥おまえ、さっきから変だぞ」 > 私の言葉を途中で遮って、小閻魔様は私の顔を覗き込んできた。 > 「具合が悪いのか」 > 琥珀色の瞳が心配そうに、真っ直ぐに私を見つめているので、首を振った。 > 「そんな事はありません。 > 体調は大丈夫です」 > > 「‥‥おまえは嘘つきだな」 > 私の返答に対して、小閻魔様は眉を寄せた。 > そして、そっと抱き寄せられる。 > 「震えている癖に」
ローカルルール
SETTING.TXT
他の携帯ブラウザのレス書き込みフォームはこちら。
書き込み設定
で書き込みサイトの設定ができます。
・
ULA
・
べっかんこ(身代わりの術)
・
べっかんこ(通常)
・
公式(スマホ)
・
公式(PC)[PC,スマホ,PHS可]
書き込み設定(板別)
で板別の名前とメールを設定できます。
メモ帳
(0/65535文字)
上
下
板
覧
索
設
栞
歴
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.118s*