【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「CBA」 (686レス)
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(1): ◆BT63SEH4KsDo 2021/01/23(土)02:33 ID:z4AvJWEj0(1/3) AAS
このスレは「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」第一話まで見ていた少女、蒼井翠ちゃんが「戦姫絶唱シンフォギア」の世界に転生して、月を破壊する為に頑張ったと思ったら未来に飛ばされてゆゆゆキャラやとじみこキャラと共に突っ走るスレです
シンフォギアのアニメの無印、G、GX、AXZ、XV、スマホゲームのXD、勇者であるシリーズ、刀使ノ巫女シリーズのネタバレを含みます

翠「ちなみにCBAは私の芸名です」

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省19
649: 2023/12/11(月)17:37 ID:pPRzztXb0(1) AAS
3 未来の時間軸に向かう前に命綱的な物は付けられないかな?
650: ◆BT63SEH4KsDo 2023/12/19(火)04:30 ID:e+VPxw4E0(1) AAS
つまりこのままここで、というかこの時間軸の元の世界で待っていても合流出来る...ということでしょうか
一瞬それでも良いのでは、と思いましたが

翠「いや待ってください、一旦私がそっちに戻ります、時空震の対策は多いに越したことはありませんから」

『翠』『何か対策増えたの?』

翠「えぇ、まぁ」

いつどこで時空震に晒されるかわかりません、山桜の花弁があれば響さんや友奈ちゃんとの繋がりが途絶えない筈ですが、それをこちらから辿る手立てがない今、時空を越える度にその場で元の時間軸に戻る手段を探すというのはあまりに...
今回は最終的に未来の時間軸に辿り着いたからこそその時間軸での経験を元に手段が用意されていたようですが、また過去の時間軸や、全く異なる文化形態の並行世界ではどうなるか...

翠「すぐにそっちに...あ、でもその前に」
省7
651: 2023/12/19(火)06:30 ID:3ohb52u50(1) AAS
ひらめきにたよる
652: 2023/12/29(金)09:53 ID:ySM8WgZl0(1) AAS
気休め程度のロープをベルトとかに括り付けてみる
653: ◆BT63SEH4KsDo 01/05(金)04:47 ID:R1fvsRFz0(1/5) AAS
こちらの時間軸の世界...刀使の世界かシンフォギアの世界か、いずれにしても両者は現状繋がっているのでどちらでもいいとして、そこに確実に戻される方法、あるいは戻る道順がわかる方法...
例えばギャラルホルンを用いて並行世界間を移動したのであればギャラルホルンにその記録が残り、二度目以降の行き来が可能になりますが、今回は時空震か未来の時間軸の『翠』に渡された眼鏡での行き来しか経験していません
ギャラルホルンに私の記憶を頼りに未来の時間軸を感知させることは...出来なくもなさそうですがエルフナインちゃんに禁止されましたし

翠「いっそ物理的に...直接足で向かえる場所なら命綱でも付ければいいんでしょうが」

並行世界というのは実際、どのようなものなのかほとんど知られていません
というか、私は直接行ったのもそうですしそもそも異なる世界からの転生者であるがために並行世界の存在そのものは疑う余地がありませんが
逆に存在そのもの以外は正直よくわかりません
例えば並行世界の場所に関して『異なる宇宙に存在している異なる星』『同じ宇宙に存在している異なる星』『同じ場所に存在している異なる周波数の世界』等様々な説があります
前者2つの場合距離が気の遠くなる長さであることに目を瞑れば理論上は足で行けますし、後者であれば目に見えず肌で感じられないだけで今この瞬間もこの世界と並行世界に同時にいることに...
654: ◆BT63SEH4KsDo 01/05(金)04:48 ID:R1fvsRFz0(2/5) AAS
翠「...同時に?」

異なる世界同士が同時に存在している...そんな光景を私は何度か経験しているはずです

例えば突如周りが灼熱の炎に包まれた世界になり壁の内側の四国に行ったとか

例えば装者のいる世界と勇者のいる世界が重なったとか

例えば装者のいる世界にあるはずがない御刀が出現したとか

例えばバグのように姿形を変え続ける不安定な街全体とか
省7
655: ◆BT63SEH4KsDo 01/05(金)04:50 ID:R1fvsRFz0(3/5) AAS
冷水をぶっかけられたような、というほとではありませんが、一気に頭が冷やされます
それによくよく考えたら結局当初の目的...こちらの世界に確実に戻る手立てに関しては何も思い付いてません...

翠「いえ、命綱というのは思い付きましたが...結局周波数の違いを越えられる物質なんて」

それこそこの眼鏡なんかは当て嵌まるのかもしれませんが、この眼鏡を使って移動するのにこの眼鏡だけを並行世界間に跨がらせるのは不可能ですし

『翠』『ドンピシャだ...あ、えっと、命綱付けるの?』

翠「ドン?...いえ、まぁ最悪ダメ元で付けてみるのも...でもロープそのものごとかロープで繋げたものごとか、一番可能性が高いのはそのロープだけこちらに残して私だけ跳ぶことになるなと」

『翠』『ならさ、そっちの世界そのものとも言える『何か』に繋げてみたら?』
省12
656: ◆BT63SEH4KsDo 01/05(金)04:52 ID:R1fvsRFz0(4/5) AAS
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆

『翠』「言われた通りに誘導した、というか出来たみたいだけど...」

翠(未来)「えぇ、それで良かったんですよ」

元の時間軸に戻ったらしい翠からの通信が来ることを『私』は予め聞かされていた
この時間軸...未来の時間軸の『私』達から
省8
657: ◆BT63SEH4KsDo 01/05(金)04:53 ID:R1fvsRFz0(5/5) AAS
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆

翠「この辺に...せいっ」

レイライン上の、なるべく人目に付かない場所を探した私は、そこでアメノムラクモのアームドギアである刀の内の一本を取り出し地面に突き刺します
次にその刀の柄の部分にロープを固く結び付け

翠「さて...行きますか」
省10
658: 01/05(金)11:31 ID:tdoOrgRP0(1) AAS
はい
659: ◆BT63SEH4KsDo 01/20(土)03:43 ID:tqg+lYxC0(1) AAS
身に付けた装備に連動して眼前に出現した時空の歪み
そこに意を決して飛び込んだ私は、ゆっくりと目を開いて周りを見渡しました

翠「この光景...ギャラルホルンで移動する時みたいですね...」

全体的に赤黒く、長い長いトンネルのような
足を付く地面がなく浮遊感がありますが、完全な無重力というわけでもなく、不思議と自分の位置を維持出来るような、それでいて自然と身体が前方に押し出され引き寄せられる感じ

翠「はっ!ロープは」

腰の辺りに視線を落とすと、腰に結んだロープの先は少し離れたところで途切れていました
否、切れてしまっているのではなくロープの途中に私が入ったのよりも小さな時空の歪みが発生していて、そこから先が見えなくなっているようです

翠「成功...なんでしょうか...?」
省7
660: 01/20(土)11:36 ID:a932I2150(1) AAS
奇数の判定こい!
661: ◆BT63SEH4KsDo 02/06(火)04:06 ID:q0cIEgje0(1/2) AAS
・・・

そうして道中何事もなく私はその空間を通り抜け、遂に出口まで辿り着きました

翠「ここは未来の時間軸...で合ってますよね」

見渡す景色は...最初に未来の時間軸に来た時同様現代とそこまで差がないのでよくわかりませんが...少なくとも目的地に近しい文明であることは確かですね

『翠』《こっち着いた?》

なんて考えていると、丁度『翠』からの念話が来たことでここが目的地である未来の時間軸で間違いないことが確定しました
省11
662: ◆BT63SEH4KsDo 02/06(火)04:07 ID:q0cIEgje0(2/2) AAS
話を聞いてるのか聞いていないのかわからない返事をしながらこの時間軸の私は私の腰に巻いたロープに手を伸ばすと、軽くクイッと引っ張ります
するとその先にある小さな時空の歪みから淡い金色の光が溢れ出しました

翠(未来)「このタイミングだけは神の力が飽和してます、まぁ敵味方どちらもそれで強化されるのでいくらあっても困らないものではありますが、逆に減ってしまうと厄介なので丁度良い...というよりここで帳尻を合わせられるのは偶然ではないという可能性もあってなんとも言えませんね」

翠「つまり?」

翠(未来)「御使いご苦労様でした」

翠「やっぱりノせられただけでしたか...」

細かいところはわかりませんが、今のこの状況はこの時間軸の私が仕組んだもの、ということらしいです
省12
663: 02/06(火)13:00 ID:T31nEZzg0(1) AAS
アルカノイズや荒魂の新たな目撃情報は無いか聞く+未来の翠ちゃんに助言を求める
664: ◆BT63SEH4KsDo 02/22(木)04:53 ID:c5gblili0(1) AAS
皆さんも早く元の時間軸に戻りたいでしょうし、響さんの無事も気になります
それとちゃっちゃとこの時間軸を去れればお説教もキャンセル出来るかも...いえこれはあくまでおまけですが

翠「やり残したこと...あれ以降アルカノイズや荒魂が出たとかそういう目撃情報があったりとか、ありますか?」

この時間軸に思い入れがないわけではありません、それなりの期間を過ごしたわけですし
ですが、役割を終えたのであれば長居するのは私達にとってもこの時間軸にとっても良いこととは言えないでしょう
なので跡を濁さぬよう...

コンマ下
奇数 出現有り
偶数 現状無し
665: 02/22(木)10:49 ID:PsFt10Ip0(1) AAS
はい
666: ◆BT63SEH4KsDo 03/06(水)04:03 ID:LBUegDr20(1) AAS
翠(未来)「いいえ、それらの発生は貴女達が対処して以降確認されてませんよ」

翠「そうですか」

翠(未来)「今後出ないという保証は出来ませんがその時は別の要因で、でしょう...貴女達の時間と繋がったことによる影響はこちら側は収束に向かっているはずです」

翠「時間...時間軸、ではなく、ですか?」

翠(未来)「いいえ、だからこそ収束したんですよ」

この時間軸の私も『翠』もその言い方を、言い換えを強調しているのは薄々気付いていましたが、やはりハッキリと説明する気はなさそうですね
こうやって匂わせておいてボカすやり方はあまり好きではありませんが、そうせざるを得ない理由があることだけはハッキリしたので仕方がないと今では思えます
省10
667: 03/06(水)12:41 ID:Bhj0NDrS0(1) AAS
未来の翠ちゃん、「響さんがシェム・ハやタギツヒメに勝った以上もう身体も精神も乗っ取られる事は無いだろうけど、近くに現れる荒魂にシェム・ハやタギツヒメの意識が宿ってる可能性がある」と告げる
668: ◆BT63SEH4KsDo 03/17(日)05:44 ID:waVaCZA+0(1/2) AAS
既に異なる歴史を歩み始めているということを踏まえた上で、と前置きした未来の私は

翠(未来)「響さんがシェム・ハやタギツヒメに勝ち、主導権を奪...い切れずとも不動まで持っていけている以上、もう身体も精神も乗っ取られる事は無いでしょうけど...」

翠「そこは信じて良いんですね?」

翠(未来)「一度吹っ切れた響さんはすごいですからね、それに友奈もいますし...それはともかく」

こほんとわざとらしく咳払いをし、話を続けました

翠(未来)「ここからの戦いにおいて、近くに現れる荒魂にはシェム・ハさんやタギツヒメの意識が宿ってる可能性があります」
省5
669: ◆BT63SEH4KsDo 03/17(日)05:45 ID:waVaCZA+0(2/2) AAS
・・・

翠「では行きましょうか!向こうではエルフナインちゃんというかキャロルちゃんが頑張ってくれてます!急ぎましょう!」

クリス「怒られたくなくて急いでるのバレてるぞ」

未来「でも、急ぎたいのは同じだよね」

今一番飛び出したいであろう未来さんが冷静であることで、私も身が引き締まる感じがしました

調「先にこの後戦いが待ってるのがわかったのは良かった」
省7
670: 03/17(日)11:09 ID:TbuO7XJG0(1) AAS
はい
671: ◆BT63SEH4KsDo 04/06(土)03:22 ID:QiMbzZWc0(1/2) AAS
・・・

大所帯ながらも誰一人欠けることなく、無事に、この世界...元の時間軸の装者の世界まで戻ってくることが出来ました
ここまでは順調です

未来「響は...止まってる?」

『翠』「巨人響さんは停止中、その周りを付かず離れず飛んでるのはエルフナインちゃん...いやキャロルちゃん?どっちも?」

翠「一応どっちものはずです」

どちらかといえば今はキャロルちゃんが主に表に出ているはずですが、シームレスに入れ替われていたのでどちらがという区別は必要ないでしょう
強いていえばどっちも、というのがやはりしっくり来ます
キャロルちゃん達は私達に気付いたのかこちらを一瞥すると、巨人響さんから距離を取り始めました
省14
672: ◆BT63SEH4KsDo 04/06(土)03:23 ID:QiMbzZWc0(2/2) AAS
・・・

戦場のど真ん中...ではなく端の方で眠りについた私は、早速深層世界へ

園子「じゃあ出発なんよ!」

翠「2人も来てくれるんです?」

若葉「人手はあった方がいいからな、戦闘では手を出せないのが歯痒いが」

園子「多分ちーちゃんも来てくれるんじゃないかな、それにもしかしたら...」
省14
673: 04/06(土)04:03 ID:n+VfXQUD0(1) AAS
偶数のコンマ判定こい!
674: ◆BT63SEH4KsDo 04/21(日)02:38 ID:3+MmWeBJ0(1) AAS
・・・

未来「いた!響っ!」

響「未来...?」

進み続けてどれ程経ったのか、ようやく響さんの深層世界までやって来られました
ここまでに何らかの障害が立ちはだかるかと身構えていましたが杞憂でしたね

響「本当に、未来だ」

未来「響!良かった...ただいま、響」
省17
675: 04/21(日)12:14 ID:JUESLIzOO携(1) AAS
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676: ◆BT63SEH4KsDo 04/30(火)02:58 ID:1Z3ssLBs0(1) AAS
若葉「探すにしても手掛かりもなければ倒せる保証もない、となれば」

翠「結界とやらを破壊して響さんに目覚めてもらうのが先ですね」

私達は響さんの深層世界の端...結界の外と内の境界線を探すため移動することに

『翠』「この場に東郷ちゃんがいないのが惜しいね、こういうのは専売特許なのに」

翠「酷い風評被害...一回だけでしょ?」

千景「他人の黒歴史を笑うと後で痛い目を見るわよ」
省15
677: 04/30(火)11:53 ID:0ZoL1Wtp0(1) AAS
全ての始まりであるツヴァイウィングのライブの日
678: ◆BT63SEH4KsDo 05/13(月)04:51 ID:19mUsutF0(1/3) AAS
私達は今いる記憶の世界の詳細な日付を把握するため、大通り...人で賑わっている場所を目指し歩き始め
そしてその目的はあっさりと、一瞬で果たされました

響「そっか...この日は」

通りに添うように建てられた電灯に設置されたホログラムの広告
そのどれもが同じ内容を宣伝しています

『ZWEI WING』

翼さんと奏さん、2人の歌姫の姿が写し出されたそれは時間経過と共に自動で表示が切り替わり、それがライブの宣伝であること、そしてこの世界の今日がライブ当日であることを周知させていました

未来「翼さんと奏さんの、ツヴァイウィングのライブ...」
省5
679: ◆BT63SEH4KsDo 05/13(月)04:53 ID:19mUsutF0(2/3) AAS
『翠』「でもこの時間の響さんが知らない場所は存在してないんでしょ?そこに向かった方が外に近くない?」

園子「知らない場所には行けない、行くための道を知らないから、知らないと想像出来ないから...簡単に言うとそのやり方だと迷子になるんよ」

『翠』「じゃあやめよっか!」

ここは響さんの深層世界、迷子になっても現実の響さんが無事なら少なくともここにいるという事実は変わりませんが、そこから探し出すのは響さんが過去にたった一度見かけた物をノーヒントでいつどこでどんな物だったかを正確に思い出すくらいの難易度になるそうです

未来「ここで何かを変えても、現実には影響しないんだよね...?」

翠「えぇ、ここは記憶の世界であって現実の過去でもなければ分岐した過去の世界でもありません、全ては響さんの記憶が作り出した夢のようなもの...例えば物を動かしたりここにいる人に話しかけたりは出来るでしょうが、それが現実の現在に作用することも響さんの記憶が改竄されることもないはずです」
省11
680: ◆BT63SEH4KsDo 05/13(月)04:54 ID:19mUsutF0(3/3) AAS
その『昔の話』が、『紆余曲折』がここかは始まるのだから

「未来〜、今どこ?私もう会場だよ?」

その時、人混みの向こうから聞こえてきたその声は不思議とはっきりと聞き取ることが出来ました
聞き取れたのは私だけではなかったようで、私と『翠』、響さんと未来さんは思わず顔を見合わせます

未来「今の声、響だよね?」

響「うん、覚えてる、未来と電話してた時の私だ」

翠「どうします?近付きます?」
省4
681: 05/13(月)11:04 ID:OCz6XeBE0(1) AAS
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記憶の世界でも過去を変えるような行動は控えよう
682: ◆BT63SEH4KsDo 05/28(火)05:02 ID:L6b87rHZ0(1/4) AAS
声のする方向に目を向けると、ライブ会場に続く長蛇の列の中にこの記憶の響さんの姿が見えました
ガラケーを片手に大きな声を出してしまい、若干周りから注目を集めてしまっています

園子「ダメとは言わないけど、メリットは少ないかな〜」

翠「デメリットならある、と」

園子「さっき話していた通り現実や夢の主に影響は出ない、影響が出るのは今私達が見て体験している夢の世界だけ...でもここから早く出るためには少しでもこの夢の世界、深層世界の端がどこなのかを探さなきゃいけない...夢の輪郭を大きく変えてしまうのは上手くいけば早く夢を終わらせられるけど、下手をするとより長く広くなってしまうかもしれない」

今のままでも端がどこなのかははっきりとはしていませんが、確かにそれでも推測すら出来なくなるよりは今の方がマシなのかもしれません
それとなく幼い響さんの姿を視線で追いつつ、私達はこの世界の端の探し方について今一度作戦を練ることにしました

『翠』「えっと、その『端』が実はよくわからないんだけど...」
省2
683: ◆BT63SEH4KsDo 05/28(火)05:03 ID:L6b87rHZ0(2/4) AAS
園子「眠った時や意識が完全に他のものに移った時かなぁ、連想出来る意識同士や次にこれが来ると予めわかってる意識だとそうでもないかもしれないけど」

千景「結局虱潰しをしながらいつ来るかわからない時間切れを待つしかない、ということね...厄介な所に閉じ込められたものだわ」

ざっくりとわかりやすく千景ちゃんがまとめたその一言に私達は揃って肩を落としてしまいます
効果的な脱出の仕方は存在しない...いえ、だからこそシェム・ハさんはこのやり方を実行したのかもしれませんが
その時、ここまでほとんど会話に参加していなかった響さんと友奈ちゃんがより一層困った顔をして目配せしていることに気付きました

友奈「あはは...その虱潰しも私が結構やってみて失敗続きだったりするよ...」

あっ...それはそうですよね
ここまでの会話、私達はともかく響さんと友奈ちゃんはずっとここから出ようと実践してきたはずです
言われるまでもなく、やるまでもなく何が上手くいかないのかも知っているはず
あれ?でもそれなら

翠「記憶の終わりの方はどうだったんですか?この記憶以外も体験したんですよね?」
省3
684: ◆BT63SEH4KsDo 05/28(火)05:04 ID:L6b87rHZ0(3/4) AAS
友奈「その度にどこからともなく荒魂が道を塞いで来るんだよ...」

・・・

詰んだ

またしても思ったことが一致してしまった私達は、こうしていても仕方がないととりあえずこの世界の端を探すことにしました

翠「時間切れの際に道を塞ぐ荒魂は恐らくタギツヒメかそれを操るシェム・ハさんの仕業...姿を隠していながらこちらのことは監視しているということでしょうが...」

友奈ちゃんが境界となる世界の端を探している最中は出てこなかったそうですが、それはシェム・ハさんも世界の端がどこあるいはどれなのか知らないのか、正解とは程遠かったのか
省10
685: ◆BT63SEH4KsDo 05/28(火)05:05 ID:L6b87rHZ0(4/4) AAS
千景「何となく察しが付くわ、例えここが過去ではなく記憶の世界だとしても、それが自分勝手な動きだとしても、そこまで大人になれないものよ」

未来「うん...私も、わかる気がする...『翠』ちゃんのことは、多分大丈夫だよ」

千景ちゃんに続き未来さんによる援護射撃とは

翠「まぁ...後で問い詰めるので許しますか」

千景「ふふっ、貴女は大人になれるのかしら?」

翠「多くを聞かずに察したつもりになってる大人にはなるつもりがないだけですよ」
省3
686: 05/28(火)12:47 ID:g/qeA/4I0(1) AAS
ゾロ目来てくれ
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