[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む80 (1002レス)
前次1-
抽出解除 レス栞

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
リロード規制です。10分ほどで解除するので、他のブラウザへ避難してください。
23
(4): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2020/01/04(土)23:47 ID:MNiodNk0(20/21)調 AAS
>>22
つづき

5)
このシッポの先に残る係数で0にならない部分は、多項式環R[X] からはみ出す部分です
この多項式環R[X] からはみ出す部分があるから、同値類内の任意の形式的冪級数においては、”Fp'=Fp-p' not∈R[X] ”となります
この多項式環R[X] からはみ出すシッポの部分は、任意の同値類内の形式的冪級数Fp'=Fp-p'が、必ず持っているシッポです
この多項式環R[X] からはみ出すシッポの部分は、決して空集合にはなりえない。∵ 空集合なら、Fp∈R[X] で矛盾です
この多項式環R[X] からはみ出すシッポの部分は、常に可算無限長の数列を成します。∵ ∞−(n0-1)=∞だから。つまり、列の長さで、無限大の長さの数列で先頭の有限n0-1個の数を除いても、必ず∞の長さの列が残るからです。
QED

お分かりかな?
これ、”できる”数学科生なら理解可能だろうが、”落ちこぼれ”のあなたには理解できないかも知れないねぇ(^^

(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A2%E5%BC%8F%E7%9A%84%E5%86%AA%E7%B4%9A%E6%95%B0
形式的冪級数
(抜粋)
定義
A を可換とは限らない環とする。A に係数をもち X を変数(不定元)とする(一変数)形式的冪級数 (formal power series) とは、各 ai (i = 0, 1, 2, …) を A の元として、
Σn=0〜∞ a_nX^n=a_0+a_1X+a_2X^2+・・・
の形をしたものである。ある m が存在して n >= m のとき an = 0 となるようなものは多項式と見なすことができる。
形式的冪級数全体からなる集合 A[[X]] に和と積を定義して環の構造を与えることができ、これを形式的冪級数環という。

つづく
24
(3): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2020/01/04(土)23:48 ID:MNiodNk0(21/21)調 AAS
>>23
つづき

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E9%A0%85%E5%BC%8F%E7%92%B0
多項式環
(抜粋)
定義
体 K に係数を持つ不定元 X に関する多項式とは
総和の記号 ?
を使えば、同じ多項式は
p=p_mX^m+p_m-1X^m-1+・・・ +p_1X+p_0=Σk=0〜m p_kX^k
と簡潔な形に書くことができる。この総和の範囲はよく省略されて、 p=Σk p_kX^k のように書くこともある。
注意すべき点として、多項式には項が有限個しかないこと -つまり十分大きな k(ここでは k > m)に関する係数 pk がすべて零であるということ- は、暗黙の了解である。
体 K に係数を持つ多項式全体の成す集合は可換環を成し、K[X] で表して、K 上の多項式環 (ring of polynomials over K) と呼ぶ。

過去スレ20 時枝再録 2chスレ:math
1.時枝問題(数学セミナー201511月号の記事)の最初の設定はこうだった。
「箱がたくさん,可算無限個ある.箱それぞれに,私が実数を入れる.

 私たちのやろうとすることはQのコーシー列の集合を同値関係で類別してRを構成するやりかた(の冒頭)に似ている.
但しもっときびしい同値関係を使う.
実数列の集合 R^Nを考える.
s = (s1,s2,s3 ,・・・),s'=(s'1, s'2, s'3,・・・ )∈R^Nは,ある番号から先のしっぽが一致する∃n0:n >= n0 → sn= s'n とき同値s 〜 s'と定義しよう(いわばコーシーのべったり版).
念のため推移律をチェックすると,sとs'が1962番目から先一致し,s'とs"が2015番目から先一致するなら,sとs"は2015番目から先一致する.
〜は R^N を類別するが,各類から代表を選び,代表系を袋に蓄えておく.
幾何的には商射影 R^N→ R^N/〜の切断を選んだことになる.
(引用終り)
以上
27
(2): 2020/01/05(日)08:37 ID:CpJpHnug(1/11)調 AAS
>>21-25

長々と解説してるけど…その解説は肝心の
「尻尾の同値類全体に共通する尻尾がある」
の証明にはならないね

証明できるわけない だってウソだからw

2chスレ:math

同値類から取り出した有限個の列からは共通の尻尾がとれるが
無限個の列からは共通の尻尾が取り出せない場合がある!
29
(6): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2020/01/05(日)09:20 ID:dWKXmW0r(3/27)調 AAS
>>27
いいんじゃね?

 >>21-25で言いたいことは
1.時枝の可算無限数列 は、それを係数とする形式的冪級数として捉えることができる
2.シッポの同値類で、同じ同値類に属する形式的冪級数FpとFp'の差を取って、
 多項式 p'=Fp-Fp' で、p'∈R[X] (多項式環)で、n0-1次多項式 ができる
3.Fpを同値類の代表とする
 時枝のいう決定番号dは、d=n0です

(参考)
スレ20 2chスレ:math
3 自分:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む[sage] 投稿日:2016/06/19(日) 04:51:43.66 ID:suG/dCz5 [3/23]
(抜粋)
各類から代表を選び,代表系を袋に蓄えておく.
幾何的には商射影 R^N→ R^N/〜の切断を選んだことになる.
任意の実数列S に対し,袋をごそごそさぐってそいつと同値な(同じファイパーの)代表r= r(s)をちょうど一つ取り出せる訳だ.
sとrとがそこから先ずっと一致する番号をsの決定番号と呼び,d = d(s)と記す.
(引用終り)

4.このように考えると
 決定番号dの大小比較は、2つの形式的冪級数(代表の級数と問題の級数と)の差の対抗式pの次数n0に直して考えることができ
 非常に考え役成るのです

5.私は、一つの同値類には、固有のシッポが存在すると考えています。同値類内の形式的冪級数たちは、その固有のシッポを共有する
 証明はしません。時枝では得に使いませんから。証明など、横道にそれるだけ
 でも、一般に同値類には、そういう”不変量”みたいなのが、あることが多いことだけを指摘しておきます(下記)

(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E5%80%A4%E9%A1%9E
同値類
(抜粋)
不変量
〜 が X 上の同値関係で P(x) が,x 〜 y であるときにはいつでも,P(y) が真ならば P(x) が真であるような,X の元の性質であるとき,性質 P は 〜 の不変量,あるいは関係 〜 のもとで well-defined であるといわれる.
163
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2020/01/07(火)21:13 ID:b2sufDWR(8/10)調 AAS
>>161
どうも。スレ主です。

1.形式的冪級数は、一般には、「代入」は意味を持たない。無限個の和が出てきてしまうからである。(下記ご参照)
2.しかし、特殊ケースで、「代入」が意味を持つ
3.例えば、
  形式的冪級数 Σn=0〜∞ anX^n=a0+a1X+a2X^2+・・・を、十進小数にしてみよう
4.X=1/10を代入し、係数an には0から9までの整数を入れる
  例えば、a0=3, a1=1, a2=4, a3=1, a4=5, a5=9・・・
5.それは 3+ 1/10+ 4/10^2+ 1/10^3+ 5/10^4+ 9/10^5・・・
  であって、3.14159・・・と円周率πを表わすことができる
6.この例において、多項式なら、あるanより後の係数 例えば、n=3から後を0と考えることができる
  a0=3, a1=1, a2=4, a3=0, a4=0, a5=0・・・
  である
7.これは、多項式p(X)=a0+a1X+a2X^2 を表わす
  X=1/10を代入して、p(1/10)=3+1/10+4/10^2=3.14となる
8.繰返すが、下記にあるように
  多項式は、無限の項を持つ形式的冪級数の特殊なものと捉えることができる
  即ち、”つまり十分大きな k(ここでは k > m)に関する係数 pk がすべて零である” 形式的冪級数と考えれば良いのだ
9.そうすれば、”多項式環 ⊂ 形式的冪級数環 ”と理解することができるのだ
10.なお、多項式”環”として、環を強調していることには意味があって、
  多項式自身は有限n次の式ではあるけれども
  ”環”であるから、m次式とn次式との積はmn次式となり、それは”環”要素の「多項式の次数に上限が無い」ことを意味する
  つまり、「多項式の次数に上限が無い」ことを強調するために、多項式”環”として強調しているのだった

以上

(>>23より)
(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E9%A0%85%E5%BC%8F%E7%92%B0
多項式環
(抜粋)
注意すべき点として、多項式には項が有限個しかないこと -つまり十分大きな k(ここでは k > m)に関する係数 pk がすべて零であるということ- は、暗黙の了解である。

つづく
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.628s