[過去ログ] 現代数学の系譜 古典ガロア理論を読む36 [無断転載禁止]©2ch.net (679レス)
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29(1): 現代数学の系譜 古典ガロア理論を読む 2017/07/12(水)23:07 ID:R5adeg3y(23/30)調 AAS
>>28 つづき
¥さん、どうも。
下記は、同様のことかな?(^^
いつも、引用でお世話になっているIkuro's Home Pageより
http://www.geocities.jp/ikuro_kotaro/index.htm Ikuro's Home Page 今月のコラム
http://www.geocities.jp/ikuro_kotaro/koramu/gendai.htm
■現代研究者事情(PART?) (97/12/24)1997年のコラム
(抜粋)
大学であれ研究所であれ、自己規律の一貫として、自らの業績(主として、研究業績)に対しての評価が求められます。評価は公平でなければならないし、公平であるためには客観的な数字というのが次にきます。
研究業績の評価を数値化するためには、とりあえず、論文数や被引用数が使われます。そのため、論文の粗製濫造にともなう研究の質の低下の問題やさしたる論文でなくとも昔なじみの間柄同士でお互いに引用し合うなど、点数かせぎの問題がついてまわります。
その反面、研究の独創性や創造性が評価の対象とされることはほとんどないといってもよく、学生教育など研究業績以外のものに至っては評価はまったくなされないというのが実状でしょう。
私の経験でも、優れた独創性を発揮する名馬は多いものの、そのような研究環境下においては名伯楽は少なく、素質をもちながらも陰に隠れて不当に低く評価されている、あるいは正当な評価を妨げられた逸材がその才能を発揮することなく埋もれてしまっていることもしばしばみうけられました。
日本の研究者は海外の論文をわずかに拡張したり、これまでの論文をリアレンジして論文の数を増やすことばかり考えていて、そのためオリジナリティがないとか、アメリカのまねばかりやってきたといわれます。
現実に、ある人たちにとっては論文をたくさん書いて(大量粗製濫造して)大学教授になることが人生の目的でさえあり得るのです。自分で考え、自分と直結したものしか論文にしないというような純粋な科学との携わり方もあるのでしょうが、そのような研究者は滑り落ちてしまうのも事実なのです。
公平正当な評価をしてくれる全能の神がいてほしいものですが、それは望むべくもありません。ともあれ、否定ばかりしていたのでは希望のひとかけらも生命力もありませんから、自分がその場にいるとき、自分の行動を投げやりにもニヒリズムにもならないで完結できる人間になるしかないようです。
(引用終り)
つづく
30(1): 現代数学の系譜 古典ガロア理論を読む 2017/07/12(水)23:09 ID:R5adeg3y(24/30)調 AAS
>>29 つづき
http://www.geocities.jp/ikuro_kotaro/koramu/gendai2.htm
現代研究者事情(PART?)
(抜粋)
大学は独創性の高い研究をめざすための研究および教育機関と位置づけられていますが、最近の大学ではどちらも有効に機能していないことが指摘され、半官半民化構想が打ち出されている昨今です。そこで、パート?では大学における最近の研究に焦点を定めて問題点をいくつか洗い出してみることにしました。
深刻な問題を話題にしているのですが、大風呂敷を広げて正面切って論ずるというよりも雑談風・業界物語風に書いてみました。その中で現在の科学や科学者がおかれている状況を多少とも感じて頂けたら幸いです。
<ガセネタよさらば>(略)
<大学院生はつらいよ>(略)
<質より量がものをいい>
私は大学院生の頃には研究の最終目的は良い研究をすることで、報告文はその結果として書くのであると思っていました。ところが、数年もしないうちに、論文というのは宣伝であって、サイエンティストゲームで生き延びるためには効果的な宣伝を続けなければならないのだと知りました。
憎まれ口かもしれませんが、大学では誤った業績主義、すなわち質より量をめざす論文の粗製濫造的生産活動に過剰な価値を与えているために独創性は阻まれ、学問の細分化を促進することによって学問そのものの希薄化を招く風土と化し、結果として大学の没落を加速させているという深刻な危機感、悲観的な意見もあることは事実です。
まことに、耳が痛くなるような話です。
私の在籍した医学分野に限ってのことかもしれませんが、大学の研究者たちは最先端と呼ばれる研究分野に関わっていないと乗り遅れる不安にかられるらしいし、実際、先端研究と銘打たないと政府や企業の援助も受けられません。
そのため、最近では時代の流れに沿った華やかな研究のみをすればよいという考えが浸透し、肝心のアイデアやシナリオを欠いた表層的、短期的、場当たり的、近視眼的で上すべりがちな研究におわれて、学問自身からも疎外された論文生産機械になっていると表現してもよいでしょう。
つづく
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