[過去ログ] 現代数学の系譜 古典ガロア理論を読む36 [無断転載禁止]©2ch.net (679レス)
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(2): 現代数学の系譜 古典ガロア理論を読む 2017/07/14(金)08:11 ID:9Pw6pau2(5/7)調 AAS
話は、戻るが
過去スレ 33 2chスレ:math 辺りで
『プリンストン数学大全』の話が出たが
あれのP1120 VIII.6 「若き数学者への助言」というのがあってね(^^
数学科の人は、是非読んでおくべきだろう

マイケル・アチャ、アラン・コンヌ、ピーター・サルナック 他+2名が書いている

マイケル・アチャの話が、特に面白かったね(^^
(抜粋)
「私と同世代ではおそらく抜きん出た数学者であるジャン=ピエール・セールは、自分もある段階で数学を断念することを考えたと私に語った。
 二流の者だけが自分の能力をこの上なく過信する。能力があればあるほど自分の基準を高く設定するものだ。つまりは現状より上を見ることができる。」
「物理学に転向した数学者(たとえば、フリーマン・ダイソン)もいれば、別の道に移った数学者(例えば、ハリッシュ=チャンドラやラウル・ボット)もいる。数学を閉鎖的な世界と考えてはいけない。数学と他の学問分野との相互作用は、個人と社会双方にとって健全なものである。」
「数学研究とは証明を提示していくころだと考えるのは間違っている。実際、数学研究の真に創造的な部分はすべて証明段階より重要だと言える。
 ”段階”というメタファーを使うならば、あなたはアイデアを持つことから始め、筋書きを広げ、問答を書き、芝居がかった説明を用意しなければならない。実際にできあがったものが、アイデアを実行に移した”証明”と考えられる」
「数学ではアイデアと概念が最初にあって、次に疑問や問題が来る。この段階で解答を求める研究が始められ、解法や戦略を探すのだ。」
(引用終り)
224
(1): 現代数学の系譜 古典ガロア理論を読む 2017/07/15(土)23:01 ID:uQKi2Au+(27/27)調 AAS
>>221
¥さん、どうも。スレ主です。
¥さん、昔の言葉でいう「純粋な人」ですね

>コレは日本人が「大学を就職予備校と見做す」というのと全く同じ意味ですが。

確かに、就職を考えて、大学や学部を選ぶというのはありますね
「私と同世代ではおそらく抜きん出た数学者であるジャン=ピエール・セールは、自分もある段階で数学を断念することを考えたと私に語った。」マイケル・アチャ>>135
ってありますからね。ジャン=ピエール・セールでさえ、「おれ、数学でめし食っていけるのか(研究者としてやってけるか)?」ってことなんでしょうね(^^

あと、内在的動機付けと外在的動機付けと、みたいな話ですよね
内在的モチベーション(動機付け):”何の利益や報酬がなくても、学ぶことを喜んでしようとすることである。”と下記に書かれていることですね。学ぶ→研究と置き換えれば・・
外在的モチベーション(動機付け):名誉や利益などの報酬が与えられるとか
勿論、”内在的モチベーション(動機付け)”が良いのですが・・(^^
http://tsuchy1493.seesaa.net/article/394055596.html
2005年10月07日 外在的モチベーションと内在的モチベーション Good News Collection
(抜粋)
人が行動するときのモチベーション(動機付け)として2種類あるだろう。
外在的モチベーションと内在的モチベーションとがそれである。

外在的モチベーション(動機付け)とは、それをすると誉められるとか、名誉や利益などの報酬が与えられるとか、いうのがそれである。
内在的モチベーション(動機付け)とは、それをすること自体が楽しいとかおもしろいとかいうことで御sれをするケースである。それをしないではいられないような内から突き上げてくる動機付けである。

なぜ勉強をするのかという学習の動機付けの場合、外在的な動機付けは、よい点を取りたいとかよい大学に入りたいとか、勉強をして誉められたいとか尊敬されたいというのがこれである。
内在的動機付けは、勉強すること自体を楽しみとできるようなことであろう。好奇心や知的欲求、問題意識そのものに応えて学習するというのは、この内在的モチベーションに応えて学ぶことである。何の利益や報酬がなくても、学ぶことを喜んでしようとすることである。
(引用終り)
239
(1): 現代数学の系譜 古典ガロア理論を読む 2017/07/16(日)11:00 ID:rQee5E1g(6/27)調 AAS
>>234 補足
直観とアイデアの重要性は
過去スレ24で紹介した渕野昌先生(下記)と
マイケル・アチャ >>135
「数学研究とは証明を提示していくころだと考えるのは間違っている。実際、数学研究の真に創造的な部分はすべて証明段階より重要だと言える。
 ”段階”というメタファーを使うならば、あなたはアイデアを持つことから始め、筋書きを広げ、問答を書き、芝居がかった説明を用意しなければならない。実際にできあがったものが、アイデアを実行に移した”証明”と考えられる」
「数学ではアイデアと概念が最初にあって、次に疑問や問題が来る。この段階で解答を求める研究が始められ、解法や戦略を探すのだ。」と

過去スレ24 2chスレ:math
457 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む 2016/10/16(日)
(抜粋)
あなたのまったく逆を渕野先生が書いている。>>361
”厳密性を数学と取りちがえるという勘違い”
https://www.amazon.co.jp/dp/4480095470
数とは何かそして何であるべきか デデキント 訳解説 渕野昌 筑摩書房 2013
数学的直観と数学の基礎付け 訳者による解説とあとがき P314
(抜粋)
数学の基礎付けの研究は,数学が厳密でありさえすればよい, という価値観を確立しようとして
いるものではない.これは自明のことのようにも思える
が,厳密性を数学と取りちがえるという勘違いは,たとえ
ば数学教育などで蔓延している可能性もあるので,ここに
明言しておく必要があるように思える.

多くの数学の研究者にとっては,数学は,記号列として
記述された「死んだ」数学ではなく,思考のプロセスとし
ての脳髄の生理現象そのものであろうしたがって,数学
はその意味での実存として数学者の生の隣り合わせにある
もの,と意識されることになるだろうそのような「生きた」
「実存としての」(existentialな)数学で問題になるの
は,アイデアの飛翔をうながす(可能性を持つ)数学的直観」
とよばれるもので,これは, ときには,意識的に厳密
には間違っている議論すら含んでいたり,寓話的であった
りすることですらあるような,かなり得体の知れないもの
である.
(引用終り)
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