[過去ログ] 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む25 [無断転載禁止]©2ch.net (716レス)
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390(1): 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む 2016/11/20(日)14:52 ID:G8Unjt5A(14/25)調 AAS
>>389 追加
http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~soken.editorial/
素粒子論研究・電子版:
http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~soken.editorial/sokendenshi/vol6/nakanishi.pdf
余次元は物理として意味があるだろうか 中西襄 素粒子論研究・電子版 Volume 6 2010年11月30日
(抜粋)
カルーツァ・クライン型の余次元理論
はすでに明白に観測結果と矛盾していて,実際上すべて排除されたと考えてよいという
最近の報告を紹介する.
4 余次元の存在への反証
アインゴルン・ツークの画期的な論文7);8)
によれば,カルーツァ・クライン型の余次元理論(余次元空間は曲率が0 の空間,すなわちd 次
元トーラス)は,現在すでに確定している観測値によって, 少なくとも重力の源が余次元方向の
広がりを持たないとする場合,*6すべて排除されることが明らかになったのである.
よく知られているように,アインシュタインの一般相対論は,ニュートンの重力理論をその近
似として含んでいるが,いくつかの現象でニュートン理論の値からのずれが予言される.その最
も代表的なものは,水星の近日点移動である.水星の近日点移動はニュートン理論でも起こる
が,その値は観測値とどうしても一致しないことが19 世紀半ばルヴェリエによって指摘されて
いた.第一原理から論理的考察に基づいて構成され,なんらの新しいパラメータも導入しなかっ
た一般相対論が,このずれ(角度にして100 年間に約43′′)をピタリと導出したことは,まさに
驚嘆すべきことであった.
アインゴルン・ツークは,この計算を空間がD = 3 + d 次元の場合について行った.もちろ
ん,余次元は天体観測にはありえないので,3 次元空間の状況に引き戻して観測値と比較するわ
けである.彼らの結論によれば,水星の近日点移動は,余次元空間の体積には無関係であって,
次元数3 + d のみに依存する(d の有理関数).そして,観測値はd = 0 以外をすべて完全に排
除するのである.具体的数値を挙げると,d = 0(4 次元時空)のとき42:94′′,d = 1(5 次元時
空)のとき28:63′′,d = 6(超弦理論)のとき18:40′′ ということで,d = 0 以外は観測値との不
一致は誤差の範囲を大きく上回る.
(引用終り)
391: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む 2016/11/20(日)14:56 ID:G8Unjt5A(15/25)調 AAS
>>390 つづき
アインゴルン・ツーク
水星の近日点移動計算
http://kagakucafe.org/nakanishi110115.pdf
4 次元を超える時空は物理として意味があるだろうか 第64回科学カフェ・科学交流セミナー 中西襄(京都大学名誉教授)2010年1月15日(土)
のスライドにもあったね
(抜粋)
余次元の存在への直接的反証
?水星の近日点移動
ニュートン理論の値からのずれが存在(ルヴェリエ,19 世紀半ば).
ずれは角度にして100 年間に約43 秒角
一般相対性理論は,新しいパラメータの導入なしにピタリと導出.
アインゴルン・ツーク,D + 1 次元(D = 3 + d)アインシュタイン方程式で計算.
結果は余次元空間の体積には無関係で,D/(D-2) に比例.
d = 0(4 次元時空)のとき42.94 秒角
d = 1(5 次元時空)のとき28.63 秒角
d = 6(超弦理論)のとき18.40 秒角
d = 0 以外は観測値との不一致は誤差の範囲を大きく上回る.
(引用終り)
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