【少女前線】ドールズフロントラインPart1162【ドルフロ】 (615ﾚｽ)
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577: (ｱｳｱｳｳｰ Sa41-sn0W [106.128.103.176]) 10/02(木)23:43 ID:ifZNVPQfa(1)調 AAS
しきかん「せ、先生、もう診察の時間？」
わーちゃん「しきかん、私よ」
しきかん「きゃはは！先生ったら冗談ばっかり！」
しきかん「ねえねえ、先生！これ見て見てうちのわーちゃんかわいいでしょ」
しきかん「そういえばわーちゃん、どこいっちゃったのかな？」
わーちゃん「し、しきかん」
しきかん「ちょっと！あんた誰？なぜ私の大事な写真を取ったの？ドロボー！」
わーちゃん「ご、ごめん」
しきかん「かえせ！バカヤロー！」
医師「脳細胞が破壊される病気で現代の医学 ではお手上げなんです。徐々に記憶がなくなってそのうち心肺機能も停止してしまいます。」
しきかん「あれ？お姉ちゃんだあれ？私のお父さんとお母さんはどこ？」
わーちゃん「しきかん私よ」
しきかん「お家へ帰りたいよう…おかあさーん」
わーちゃん「…」
医師「もう脳の機能も低下して記憶そのものもない状態です…」
わーちゃん「しきかん、動物園に行く日一緒にお弁当作ったの覚えてる？」
わーちゃん「うまくおにぎり握れなかったけどしきかんは褒めてくれた。おかずは玉子焼きとウインナー…あとは」
しきかん「アスパラ…ベーコン巻き…あと肉じゃがね」
わーちゃん「記憶が戻ったの！？」
しきかん「お弁当おいしかったなの？」
わーちゃん「当たり前よ！しきかんのお弁当は世界一よ！」
しきかん「動物園楽しいなの？」
わーちゃん「すっっっごく楽しいわよ！」
しきかん「……」
わーちゃん「しきかん？」
その後しきかんは二度と目を覚まさなかった。
脳の記憶が薄れていく中、しきかんは懸命に動物園の時の記憶を私の為に最後まで残してくれていたのかもしれない
しきかんの枕の下には動物園の写真があった。
その写真のネガはもうなく、動物園に行った時のたった1枚の写真だった
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