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745: [sage] 2025/04/04(金) 09:00:10.694310 ID:43TKG5q400404(1) AAS
元々本シリーズは、松本清張の小説『熱い空気』を原作として、1983年7月2日に放映された『松本清張の熱い空気 家政婦は見た! 夫婦の秘密「焦げた」』(以降「第1作」と記述)をシリーズ化したものである。この第1作が非常に好評を博したことから、制作陣は清張サイドに『熱い空気』の続編を打診したが、清張は関与を拒んだ。
清張の側近だった林悦子によると、まず大映テレビサイドがドラマ『熱い空気』のシリーズ化を清張サイドに持ちかけ、次いでテレビ朝日サイドが「脚本家やプロデューサーが実際のストーリーを考え、清張は内容監修に関わる」という形で再提案したが、清張は「好評だからといって柳の下の二匹目のドジョウを狙うつもりはない」として、以降の関与を断ったという。
[林悦子『松本清張映像の世界 霧にかけた夢』(2001年、ワイズ出版)43-44頁]
このため、第2作以降は副題の「家政婦は見た!」のみを引き継ぎ、主人公の名を変更した上で柴英三郎のオリジナル脚本で制作されることになった。
清張が続編の製作を許可していたかについては、制作陣と清張サイドで主張に食い違いがある。番組プロデューサーの塙淳一によると、清張は「後はオリジナルで好きなように作っていいよ」と快諾したという。
その一方で、清張サイドで映像化事業を担当していた林悦子は、続編の製作をこちらが明確に拒否したにもかかわらずテレビ局側が勝手に『家政婦は見た!』を製作したのだと主張している。(清張サイドでも対応が話し合われたが、清張の意向で無視することに決めたという)
第1作では主人公の名前は「河野信子(こうののぶこ)」、勤め先は「協栄家政婦紹介所」であった。信子は派遣された上流家庭でその欺瞞ぶりを観察するだけでなく、その欺瞞ぶりを積極的に他の家族に知らせたり、子どもに悪事をそそのかしたりして、最終的に自分が勤めていた家庭を崩壊に導く悪女として描かれており、以降のシリーズの主人公となる石崎秋子とはキャラクター付けに大きな違いがある。
さらに、原作『熱い空気』の信子は陰険で孤独な社会的弱者として描かれているが、1983年版の信子はどこか身近で憎めないキャラクターに改変されており、この時点で既にキャラクター付けの違いが発生している。
なお、第1作時点で信子が己の行為の報いを受け、その結果受けた傷を抱えながら次の派遣先へ向かうシーンで終わることなど、後にシリーズ化された際のストーリーの一連の流れの原型が既に出来上がっている。
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