【オリジナル・異世界転生】少年「力の無い僕が異世界で本当に強くなるまで」 (24レス)
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1: 2019/02/02(土)13:41 ID:0wWpNs9sO携(1/22) AAS
『プロローグ』

17歳の僕はずっと冴えない人生を送っていた。

勉強も運動もできない、アルバイトでもミスばかり。
友達は少ないし彼女もいない。女の子と話すのは苦手。
人が怖かった。自分より優れている人間が怖かった。弱い自分を認めたくなかった。

ネットと2次元だけが僕の安心できる世界だった。

僕の人生が上手くいかないのは「世の中が腐っているから」「誰も僕の本当の凄さを知らないから」だと。
「力さえあれば優れて認められる人間になれる」…と、
省30
2: 2019/02/02(土)13:42 ID:0wWpNs9sO携(2/22) AAS
『1章 出会いと旅立ち』

ここは僕が飛ばされてきた村だーーーーー

今日も今日とて僕は群がる女達と一緒に飯屋まで食事に来ていた。

女A「英雄様、これもどうぞ☆はい、あ〜んっ」

少年「あ〜んっ///」モグッ
省35
3: 2019/02/02(土)13:43 ID:0wWpNs9sO携(3/22) AAS
少年「ちょっ、まっ…お、え…っ!?」

女B「英雄くん?どうしたん?」

女C「私にも見せてよ!」チラッ

少年「まっ、待って!待って!見ないで!」バッ

ピピピッ
省25
4: 2019/02/02(土)13:43 ID:0wWpNs9sO携(4/22) AAS
ザッザッ

女A「ねぇねぇ、誰か来たよー☆」

少年「!」

武闘家娘「…」

少年(胸が意外と大きい…そして綺麗な黒髪…可愛いな。あの娘も僕のハーレムに入りたいんだな)フフフ
省32
5: 2019/02/02(土)13:46 ID:0wWpNs9sO携(5/22) AAS
剣士「うん、君の言う通りあの男の子は英雄なんて器じゃないよ…ここの村人達も何を考えているのかね」

武闘家娘「え?」

魔法使い「ちょっ、そういうのをここで言うのは…聞かれますよ…」

剣士「彼は…たまたま手に入った強大な力で本当の弱い自分を隠しているだけに見えるね…」
6: 2019/02/02(土)13:47 ID:0wWpNs9sO携(6/22) AAS
少年「…はぁ…」

女B「英雄くん、溜息なんかついて大丈夫?」

少年「え、いや…」

少年(久しぶりに人から怒られた…なんか、自分の情けない部分が見えて…辛いな)

少年(ここに来てからは弱い部分見せなくてかっこよくなったと思ったのに…)
省32
7: 2019/02/02(土)13:50 ID:0wWpNs9sO携(7/22) AAS
モンスター「グオオオオオッ!!!」

大型のモンスターは大量の触手を伸ばし攻撃してきた。

少年「触手ごと焼き払う!」ボウッ

少年「ファイナル・ボルケーノ!!(名前は自分で考えた)」

ゴオオオオオオッ!!!
省16
8: 2019/02/02(土)13:51 ID:0wWpNs9sO携(8/22) AAS
触手「…」ブリュブシュウゥッ!
ビロビロ

少年「な、触手が再生した!?」ビクッ

ビュンッ!!

再び触手が迫ってくる。
しかし僕は無敵と信じきっていた力が通用しない敵と今までにない状況にパニックを起こしていた。

少年「わ、わああぁぁぁ!アトミック・フレイムカノン!!」
省37
9: 2019/02/02(土)13:53 ID:0wWpNs9sO携(9/22) AAS
少年「す、すみませ…」

武闘家娘「力は適当に振り回していればいいってもんじゃ無いの!通用しなくて怖くても思考を止めず冷静になりなさい!」

少年「!!」

武闘家娘「強力な力で何でも一人で解決しようとするのがカッコいいと思ってんのか知らないけどね、人間ってのは完璧にはなれないの!どんな人にも出来ないことや弱さだってあるんだよ!」

武闘家娘「一人でダメだったなら人に…私達にも頼りなさい!自分に出来ないことを人に助けてもらうのは恥ずかしい事じゃ無いんだからね!」
省35
10: 2019/02/02(土)13:54 ID:0wWpNs9sO携(10/22) AAS
ブォォォンッ

魔法使い「炎の蛇!行ってください!」カッ

ドウッドウッ!

【炎の蛇:3つの蛇の形をした炎を相手にぶつける中級魔法。
使用者の魔翌力が高いほど威力が上がり炎を細かくコントロールすることができる。】

少女が放った3つの炎は触手を避けつつ、巨大な口から体内へと侵入しモンスターを内部から攻撃する。
省14
11: 2019/02/02(土)13:55 ID:0wWpNs9sO携(11/22) AAS
少年(ぼ…僕は…何も出来なかった、情けない姿を晒しただけで…)

「おい、英雄様の持っていた魔石が壊れたぞ」

「さっきは何も出来ず結局よくわかんない旅人が倒しちゃったじゃん」

「もしかして本当は英雄じゃなかったのか?」

ボソボソ…
省22
12
(1): 2019/02/02(土)13:57 ID:lbJa1F8DO携(1) AAS
見てるぜ
なろう作家かい?
13: 2019/02/02(土)14:03 ID:0wWpNs9sO携(12/22) AAS
「おい、あいつの顔よく見たら勇者じゃないか?俺さ、前に見たことあるんだけど似てる気がする…髪型とかは違うけど」

剣士「…」

「おいおい、勇者は死んだんだろ?魔王に負けて」
「敗北者の弱い勇者に助けてもらったのならあの英雄様は本当に情けないな」
「だからあの弱い勇者は死んだんだって」アハハ

武闘家娘「…!」ギリッ

魔法使い「いけません、落ち着いて…」ギュッ
省17
14: 2019/02/02(土)14:04 ID:0wWpNs9sO携(13/22) AAS
剣士「…君は俺の小さい頃に似ている気がする…だから何となく放っておけなくてね。俺も昔は弱くて何も出来なくて…よくいじめられたよ」

少年「え…」

剣士「人と比べて何もかもがダメだった、自分の弱さや他人からの評価が怖かった…自分以外の者は全て幸福な人間に見えて劣等感にまみれていた」

剣士「君もそうじゃないかい?」

少年「…はい…」
省23
15: 2019/02/02(土)14:04 ID:0wWpNs9sO携(14/22) AAS
「あの、英雄様!お待ちください!」

少年「!」

「旅の方々も先程はありがとうございました!」

剣士「…」

魔法使い「村の人達…」
省33
16: 2019/02/02(土)14:07 ID:0wWpNs9sO携(15/22) AAS
少年「あの…村にはもう本当に狂暴なモンスターは来ないんですか?」

剣士「ああ。この村に来た時に聞いたが、以前はモンスターは滅多に来ないし来ても村人でどうにか出来る程度だったそうだ」

剣士「だが、さっきも言ったように君が現れ特別な魔石を持ち力を使いだしてから凶悪なモンスターが襲って来始めたんだ」

少年「…僕が、むやみやたらに力を使っていたせいで…」

剣士「気に病むことは無いよ。村のお偉いさん方はわかってて君の力を利用していたのだろう…英雄様が誕生した村として他の民から讃えられたくてね」
省15
17: 2019/02/02(土)14:07 ID:0wWpNs9sO携(16/22) AAS
魔法使い「勇者様、次はどうしますか?」

剣士「ああ、そうだな…次は…」

少年「…」

少年「え!?あなた勇者なんですか!?」

剣士「そうだよ」
省19
18: 2019/02/02(土)14:09 ID:0wWpNs9sO携(17/22) AAS
夕方、テントを張りそこで一晩休むことに…

剣士「まったく、君はテントを張ったこともなかったのか。元居た世界では知らんが、こっちの世界ならばちゃんと知っておくべきだぞ」

少年「すみません…」

剣士「まあ、わからないものは仕方ない…教えてあげるからしっかりやり方を見ておけ。ちゃんと覚えておけ」

少年「は、はい!」
省16
19: 2019/02/02(土)14:10 ID:0wWpNs9sO携(18/22) AAS
剣士「…さて、今後の旅の話だが」

剣士「僕達は、『エルフの森』『魔女の村』『王国騎士団本拠地』へ行く」

少年「…」

武闘家娘「…」

魔法使い「…」
省28
20: 2019/02/02(土)14:12 ID:0wWpNs9sO携(19/22) AAS
ー翌日ー

チュンチュン…チチチ…

剣士「おはよう少年」ボリボリ

少年「おはようございます」ゴシゴシ

剣士「寝癖が凄いぞ」フアァ
省7
21: 2019/02/02(土)14:13 ID:0wWpNs9sO携(20/22) AAS
僕は朝から体力作りを兼ねて武闘家娘さんと二人で川まで水汲みをする事になった。

バチャッ バチャッ

ジャリッ…ジャリッ…

少年「はあ…はあ……っ、水って……こんなに重たいんですね……」バチャッ

武闘家娘「ほら、頑張って〜。あと1周あるからね」ジャリッジャリッ
省25
22: 2019/02/02(土)14:14 ID:0wWpNs9sO携(21/22) AAS
彼女は僕を励ますように元気に優しく微笑んだ。

そうだ、人と比べたって仕方ない…
何もしなければ弱い僕のままなのだ。

でも、頑張って行けば…
諦めずに進めば

過去の情けない自分よりは
強くなれるのかもしれない…
省1
23: 2019/02/02(土)14:19 ID:0wWpNs9sO携(22/22) AAS
>>12

違いますよ。

前にもここで何度か書きましたが、久しぶりに来ました。
24: 2019/02/02(土)14:28 ID:iO9IIMgu0(1) AAS
独白がキモイ
描写すればいいってもんじゃない
「冗長」って言葉を学んだほうがいい
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