タブンネ刑務所13 (1000レス)
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919: ショーケースの裏側で 2017/04/07(金)02:48 ID:2N21o7qQ0(4/4) AAS
「チィ…」
社員の男によってサークルの中に置かれた大きいベビンネ
その目に飛び込んできたのは、すぐ目の前で母親とじゃれたり抱っこされたりしてチッチと笑うベビンネたち
子タブンネの呻き声と叫び声しか聞こえない部屋、糞尿で汚れきった衣装ケースの中
そこで何の楽しみも無く孤独に暮らしていた大ベビンネにとって、正視に耐えぬほど羨ましい光景だった
そして辛い暮らしの中で絶望し、心の奥に無理矢理しまい込んでいた
「ママに甘えたい」という感情が再びムクムクと顔を出し始めていた
「チィ… チィ… チィ…!」
震えながら立ち上がり、おぼつかない足取りでチビママンネの所へと向かっていく大ベビンネ
その目からは止めどなく涙が流れていた
あのタブンネは自分のママじゃないことは分かっている、拒絶されるかも知れないことは分かっている
だがそれでも、ほんの少しでも母の温もりが欲しくて必死に歩みを進める
そしてようやく座っているチビママンネにたどり着き、
太ももの所へ倒れ込むように抱きついた
「ミィ?」
知らないベビンネが抱きついてきたので驚いたチビママンネだったが
毛皮が濡れる感触で泣いていることを察すると、大ベビンネの頭と背中をを優しく撫でた
その時、大ベビンネの触角からチビママンネの感情が伝わってきた
それは「かわいそう」という憐れみの感情「だいじょうぶだよ」という励ましの感情
そして「ここにいていいよ」という許容の感情だった
「チィッグ… ヂィィィィィ… ヂワァァァァァァァン…ヂワァァァァァァァン…!」
「ミィミィ…」
大ベビンネは毛皮に顔を埋めて号泣した
久しぶりに感じる事ができた母性愛と優しさに我慢が出来なくなってしまったのだ
チビママンネはそんな大ベビンネを他のベビンネの相手をしながらも心の中で励まし、
手が空いた時には撫でるようにそっと触れてあげた
そのうち大ベビンネは泣くのを止め、チビママンネの太ももを枕に安らいだ顔で眠ってしまっていた
「大丈夫みたいです」
「ふむ、他のベビィも入れるざんすよ」
その後五匹の大ベビンネがサークル内に入れられ、チビママンネ一家は19匹の大所帯となった
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