タブンネ刑務所13 (1000レス)
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839: タブンネ虐アフター 2017/02/20(月)19:18 ID:oraSTIEEO携(4/6) AAS
娘を子供部屋に寝かせしばらくたち、現在ママは必死に娘の看病をしているところだ。

「おまたから血が止まらないミィ…」
ぼろ布で拭いても拭いても血は止まらず、すでに布三枚は真っ赤に染まっていた。
草のベッドも緑の葉についた血がどす黒く見えるのは錯覚だとママは信じたかった。
血に汚れた草をよかした時にそれを見つけてしまう。

「……卵…ミィ?」
ベッドの下に掘られた空間に安置されていたのはまぎれもない卵


「もしかしてチビお姉ちゃんはパパの相手をさせられていたのかミィ!?なんて…なんでごどオ゛オ゛オオ!?!」
抱かれた際に触角から伝わる母の怒りと悲しみの感情に、娘は心が締め付けられたような感覚にかられた。

『ちがうミィ、ミィはベビを返したくてパパに手伝ってもらってるミィ、パパは悪くないミィ!』

そう言いたく必死に声を出そうともかすれた息にしかならない。
そもそもベビを死なせてしまった罪悪感からきたものだが、
たとえ「新しいベビ」が生まれてもその「新しいベビ」は「死んだベビ」ではない。
その事実を娘が理解することはできなかったのだ。
そしてその想いが母親に伝わることもない。親とはいえ、触角に頼りすぎた分失えばこの有り様だ。
ママにとっては、パパが娘をレイプしてこうなったとしか見えない。
普段から触角に頼るのがあたりまえなタブンネが触角を失うことの意味は深く重い。
もし残されていたとすれば少なくとも息子を死なせずにすんだかもしれないのだが。

数分後。
落ち着いたのか静かに寝息をたてる娘の傍らでママは卵を一つ抱え、じっ…とそれを見据えていた。
以前パパがケンホロウつまりはマメパトの卵を狩って(実は蹴りおとされた無精卵を拾っただけ)きてそれを食べたことがある。
つまりは卵は食料という認識があり、今のママは自身が産んだ卵ではないぶん意識は無いが心にひっかかるものはある。
しかし今の食糧難、狂ったパパ、弱った娘、そしてアバラが浮き出した自身はある決意をさせた。
ママは卵を一つ抱えたままキッチンスペースに向かい、木の実を砕くための石を手に取る。

「ミハーッ、ミハーッ、ミッ…ハアアァッ!!」
荒い息継ぎをしながら何度も石を振り上げて卵に叩きつけようにも寸前で力が抜けてしまう。
やはり同族、さらに娘の産んだ卵という認識に躊躇してしまうのは当然か。
だが母親が娘を守るためには決断するしかない。

「ミフュゥ…ミフュウ…ウッ!ウグッ!?………ミンッッ!」石を叩きつけられた卵は中身を吐き出すように砕け散った。

「ミアハァァーン!ミィィアアアッ!ミィアハハーン!!ミッ、アッ、アッ、アァァ……ミヒィィンヌゥ!ヌギッ!ヌウウンンー」
ママは尻餅をつきながら号泣したのはやはり仲間、身内を殺した現実が強烈な罪悪感。
泣きわめきながらカップ(盗品)で黄身を掬おう手が震え、何度も何度もこぼれ落ちては崩れて広がっていく。
ようやく掬いあげ、それをこぼさぬよう両手で抱えながら娘の元へ向かった。
何度も深呼吸し落ち着いてから意を決し、娘に歩み寄る。

「チビお姉ちゃんこれ飲んでミィ」

もし今娘が健常であったならママの顔を見て叫んでいただろう、そのくらいママの顔は酷い有り様だった。
口移しで少しずつ娘に卵黄を飲ませていく。弱々しいが喉をならす様子にママは少しだけ気分が和らいだ気がした。

「………ぉぃ……ち……ぃ…」
娘が小さな声でそう言ったのが聞こえると、ママは口に含んだままの卵黄を胃液ごと吐き出してしまった。
いくらタブンネには食糧難がつきものでも共食いに発展しない。するなら種が絶滅の危機に瀕した時くらいだろう。

娘が再び寝息をたて始めたことを確認するとママはキッチンへ向かった。
再びカップに一杯分すくうと、自身も地に広がった卵を舐めとりはじめた。
目をギュッと閉じ、ザラザラと砂ごと舐めとっていく。
涙を堪えながら何度も「ごめんなさいミィごめんなさいミィ」と心を繰り返しながら。

舐め終えたママが次に向かうはパパの寝室。
自身も禁忌を冒したからかパパに対する怒りも少しはうせたのかもしれない。
だが現実はそんな甘さを吹き飛ばした。
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