タブンネ刑務所13 (1000レス)
タブンネ刑務所13 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58124/1404741040/
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685: タブンネ虐アフター [sage] こんばんわ、続きかかせていただきます 息子ンネの章 あの奇跡の生還から一週間が過ぎた。 息子ンネこと息子は今日もママが出掛けた後落ち葉集めをしていたがその表情は暗く重い。 あの日の早朝自分がしたことが今でも心に大きな後悔となってのし掛かる。 早朝自分はベビの鳴き声で目を覚ました。いつまでたっても泣き止まず、パパもママもなにしてるミィ?と起きた時だ。 ふと視界に入った食料庫に広がるたくさんの菓子。整理半端で狩りに行ったママが片付け忘れたもの。 甘いキラキラした粉のついたサクサクのクッキー 手で暖めると柔らかくなるとっても甘いチョコレート 硬いけど口に頬張ると、これまたとーっても甘くて美味しいキャンデー その他諸々 いつもは四分の一くらいしか食べられないクッキーがまるまる一枚どころか数枚転がっているのだ。 今の息子は様々な欲求や興味等が沸いて、それらが有り余って仕方ない年頃。 「パパもママもいないミィから…ベビが食べたことにするミィ」 息子は自分に負け大好きなお菓子を全て腹に納めてしまった。 そして騒ぐ妹こと娘ンネとベビを無視し、再び訪れた眠気に負けた。 そして再び目覚めた時、当たり前だった日常は変わっていた。 死んでしまったベビを埋めている時に、ベビに悪さを押し付けるつもりでいた自分を悔やんだ。 ボロボロのママ、動けないばかりか見るも無惨に変わり果てたパパ、そして産まれて初めての罪悪感。 小さな心を蝕み始めたそれは、悪化した食事、誰も自分を責めない不気味さにより徐々に広がっていった。 そんな日々の中自分ができることは葉っぱ集めだけ。まだ狩りが出来るほど体も強くない。 一度だけママに言ったところ笑顔で断られたのが悔しかった。 質素な食事に文句すらつけず、食べるしかない事も妹のように汚い事はしたくない情けなさに苛まれる日々。 そして今日、それを終わらせるがごとく息子は決意した。 「ミィもママ達みたいに狩りをするミィ!ミィはもうベビやチビじゃないミィ…あ…」 自らが発したベビという言葉に再び気を落としてしまうが決意は揺るがない。 自分も狩りをしてパパ達の役にたつ。そしてあの時のお菓子を自分の力で元に戻す。 若い脳が至った結論は極めて稚拙なものだった。 巣暮らしのチビには狩りがどのようなものか理解できない。ましてや、両親の有り様が「狩り」によると云う事も。 息子はママを見送ると妹に葉っぱ集めと声をかけ、巣を出た。 この時点で兄は自分の事で精一杯で、妹の異変に気づけずにいた。 そして今日は巣の周りだけでなく、思いきって林地を奥に進んでいった。 不思議と恐怖はなかった。使命感からの勇気なのか世間知らずの無謀なのか。 しばらくすると林地は開け灰色の硬い平らな空間にでた。灰色の地には白い模様がかかれている不思議な地だ。 土のように柔らかくなく、木の枝すら無い不思議な感覚。 そんな感覚に戸惑っていると 「アハハ」「キャハハ」「アーン!」 道路の反対側にあったのはいろんな色をした見たことも無いものばかり。 人間の公園。 そこではイーブイ、チュリネ、ルリリが三匹で丸い物を頭でポンポンしながら楽しそうにしていた。 タブンネ種以外を見るのは初めてな息子はそれをぼーっと見ているだけだったが、それに気づいたのかイーブイがこっちに手をふっている。 「だれ?こっちおいでよ!」 「ミ…?ミン」 彼女達はみんな同い年くらいの女の子。息子は本能で捕食種でないと解ったのか、恐怖や警戒も無く近づいていった。 「イーブイだよ!」 「あたし、チュリネ」 「ルリリー」 「……ミィはタブンネミィ!」 四匹は互いに自己紹介しあった。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58124/1404741040/685
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