[過去ログ] 【月山可也】エリアの騎士 第三章【心臓移植】 (815レス)
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551: 2006/07/15(土) 22:21:31 ID:wEnXI4OC(1)調 AAS
日刊スポーツ 2006年7月15日土曜日
‘2発‘の代償
高原の頭は燃える心の内を示すかのように真っ赤に染まっていた。今季から所属するフランクフルトでの初練習。
痛めてる右膝の状態が思わしくないため、いきなりの別メニューだったが、その表情には気迫がこもっていた。
その傷は開催国を揺るがした2発の代償だった。高原は5月30日のドイツ戦で、先制点を含む2点を奪った。
後にW杯で3位に入る強国に冷や汗をかかせたが、その裏で誤算が生じていた。
6月1日、午前の練習を早めに切り上げる高原の姿があった。ドイツ戦で右ひざを痛めたからで、4日のマルタ戦は大事を取って欠場した。
「内側の靭帯を少し伸ばした。」当初は軽症を強調したが、状態は想像以上に重かった。
あまりの苦痛に、痛み止めの注射を打った。だが、この事実は一部関係者を除いて選手、コーチ、さらにジーコ監督にさえ伝えられなかった。
監督には「痛み止めの注射を打つほどの症状なら、チーム力が落ちても使わない。」というポリシーがある。
だから高原は隠し通した。「ジーコ監督には内証にしてください。」とこぼしたこともあった。
1次リーグのオーストラリア戦、クロアチア戦は注射を打って強行出場をした。しかし、膝は完調には遠く、不発に終わった。
日本中に期待を抱かせた2発は、最後は重責となって返ってきてしまった。
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