[過去ログ] もうすぐ楽しいはここまでだ by 弓ム糸屯 [転載禁止]©2ch.net (58レス)
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23: とあるコピペより(1) 2015/04/16(木) 23:36:13.31 ID:MP+zMc4WO携(1/9)調 AAS
兵藤弘純の半生

内気な性格ゆえ、幼稚園でいじめられる。

ある日、幼稚園から泣いて帰ってきた。ようちえんのリムジンバスから弘純の泣き声に驚いて、

おばあちゃんが駆け出してくる。

「よしよし」となだめ、おばあちゃんは弘純をオモチャ屋さんに連れていく。

当時、高利益商品ということもあり、店員さんからプラレールを勧められる。

弘純は、当時の0系新幹線「ひかり」セットを買ってもらう。

弘純の鉄道・バス趣味の始まりはここからであったと同時に、彼の高いプライドの始まりもここであり、

それが悲劇の幕開けだったなんてことは4歳の弘純には知る由もない。
24: とあるコピペ(2) 2015/04/16(木) 23:37:59.41 ID:MP+zMc4WO携(2/9)調 AAS
悲劇の幕開けなんてことも知らず、弘純は中央線快速の201系、各駅停車103系、小田急ロマンスカー3100系NSE…

泣いておばあちゃんを騙せば何でも手に入る、そう考えていた。

小学校に上がると、今度は鉄道模型をねだる。

教育上、おもちゃは、本来はそう簡単に買い与えるのは好ましくない。

例えば、喘息で苦しい中マラソン大会を完走した、ピーマン嫌いを克服した、テストで5回連続100点…

それなりの苦労をした報酬として与えられるべきもの。

にもかかわらず、泣けば鉄道模型が手に入るというのは、弘純にとって便利この上ない。

当然、両親も弘純のこの、泣いておばあちゃん騙して模型買ってもらうというやり方を良く思っていない。

弘純に「おばあちゃんにオモチャねだるな」と言っても効き目がないので、

両親は何度となくおばあちゃんに「おもちゃは必要なときに私たちが買うから、おばあちゃんはおもちゃ買わないでくれ」と言った。

それでも、弘純はおばあちゃんにねだり、おばあちゃんもかわいそうだから仕方がないと鉄道模型を買い与えた。
25: とあるコピペ(3) 2015/04/16(木) 23:39:21.56 ID:MP+zMc4WO携(3/9)調 AAS
小4の頃、鉄道模型がたくさんある、ということで弘純の家に友達がよく遊びに来た。

あまりにたくさんの学生が来て、弘純が遊ぶ時間がないからということで、弘純の家に入れるのは毎週火・木(祝日と重なっても振替なし)、1日1人、

2日前までのアポイント制で、アポイント取りまとめ係としてクラス一番の美女、A子さんが選ばれた。

A子さんも迷惑しているが、大人の事情で断れなかった。

アポイントは先着順ではなく、2日前に締め切ってA子さんは弘純にアポイント状況を報告、その中から抽選(実際は弘純の独断と偏見)で誰を家に入れるかを選び、

家に入れる人にのみ、A子さんから通達させていた。

このやり方に不満を持つ学生がいた。

「アポなしで行ったら帰れと追い返され、塩をまかれた」

「いつも抽選で特定の人ばかり当選し、私は当選しない。なぜだ?」

これは、ホームルームでも議論されたほど。
26: とあるコピペ(4) 2015/04/16(木) 23:41:16.12 ID:MP+zMc4WO携(4/9)調 AAS
弘純はホームルームで突っつかれても自分の態度を改めることなかったため、友達がどんどん離れていく。

そして、小5に上がり、クラスが変わると、いじめのターゲットになる。

おばあちゃんに買ってもらった100系ひかりの筆箱を壊されるなどはまだ序の口。

靴の中にうんこを入れられたり、まさにやられたい放題。

もちろん、いじめられる弘純に原因があるのだが。

(公立)中学に上がると、さらにいじめられるだろう、そう考えた弘純は中学受験を決断する。

中学受験したい、でも、私立ならどこでもいい。理由はいじめから逃げたいから。

父は、「校風が好きだ」などという積極的な理由があれば受験は許すという体制だが、こういう受験のしかたは一切許可しないという。

しかし、おばあちゃんがなだめて受験は許可される。

それゆえ、面接のある学校は全て不合格。もののはずみで成蹊にのみ合格する。

それでも、父は「成蹊は高校から行けばいい。成蹊中学に受かる実力のあるお前なら、3年後に成蹊高校を受けても絶対受かる。少しは荒波に揉まれる必要があるし、公立中学に行きなさい」

と言うが、おばあちゃんに丸められ、成蹊中学へ入学する。
27: とあるコピペ(5) 2015/04/16(木) 23:45:15.18 ID:MP+zMc4WO携(5/9)調 AAS
弘純は、進学祝いにと一眼レフをおばあちゃんにねだる。

しかし、父は弘純をテニス部に入れたいようで、半分は父が出すからラケットとジャージを買ってやれという。

いい歳こいて弘純は「一眼じゃなきゃやだぁぁぁぁ〜え〜〜〜〜ん!」と泣きわめき、おばあちゃんに一眼を買わせる。

それでも父はテニス部に弘純を入れることはあきらめておらず、父からの入学祝いとしてラケットとジャージを買ってくるが、ありがとうの一言も言わず無関心。

入学式の翌日からおばあちゃんが体調を壊し入院したこともあり、父が強制的に弘純をテニス部に入れてしまう。

テニスをやることで、単に技術が身につくのみならず、根性や競争意欲、責任感、コミュニュケーションなども身についてくる、あのみっともない腹も少しはどうにかなる、そんな親心だ。

同級生に「行こうぜ」と言われ仕方なく参加するが、まずウォーミングアップの時点で息が上がる。

運動センスゼロの男には、ラケットにボール当てることさえできない。それでも、男の中の男なら「くやしぃ〜!!」とか思い、特訓してくださいとか頼むが、弘純はテニスなんてどうでもいい。

部活に参加したのは1日だけで、あとは部活に行ってると見せかけてサボって回送し、駅で電車を、ターミナルでバスを撮影する時間にあてるようになる。
28: とあるコピペ(6) 2015/04/16(木) 23:48:51.99 ID:MP+zMc4WO携(6/9)調 AAS
ある日、部活の同級生から「兵藤君、やる気ないんなら退部してください!」とブチ切れられ、ああそうですかと、親の断りもなく退部届を提出する。

そしてラケットとジャージはハードオフに売り飛ばしてしまう。

売上金は全て、フィルム代・写真代と撮影のための交通費に化けてしまった。

当然、成蹊でも弘純はいじめられ、その度ごとにおばあちゃんに鉄道模型だの、レンズだの三脚だのをねだる。

父が「いい加減にしないとぶん殴るぞ!」と怒鳴るが、弘純の泣き声に反応しておばあちゃんが駆け付け、事なきを得る。
29: とあるコピペ(7) 2015/04/16(木) 23:50:46.26 ID:MP+zMc4WO携(7/9)調 AAS
中1の夏、兵藤一家は北海道旅行に出かけることになった(おばあちゃんは高齢なのでショートステイに入る)。

父がテニスをしたいというので、弘純は背筋が凍りつく思いをする。

だって、ラケットとジャージは5月にハードオフに売ってしまったのだw

慌ててお年玉貯金を下ろし、ハードオフに走るも時すでに遅し。

バボラのラケットにアディダスのジャージなだけに、人気は高く、既に他の人の手に渡ってしまったwww

買い戻したいから買った人の連絡先教えてと店員に泣きつくが、個人情報なので教えられないという。

杉並・中野・三鷹・武蔵野エリアの中古屋を当たり、何とか同等なラケットとジャージを見つけるも、お金が足りず買えないw

もっとも、ラケット買うとジャージ買えなくなる、ジャージ買うとラケット買えなくなる。くやしいのうwww

千歳空港から富良野まで、弘純のリクエストに応じてフラノエクスプレスに乗車。大はしゃぎの弘純に水を指す父の言葉。

父「明日、父さんとテニスする約束だったな。おっさんだけど、中学生には負けないぞ」

弘純「えー、明日はラベンダー号撮りに行く予定だったのに」

父「汽車ならさっきさんざん撮っただろう?明日はテニスだよ!」

弘純「父さん、ラケット忘れてきちゃって…」

父「なーんだ、レンタルがあるから大丈夫」
30: とあるコピペ(8) 2015/04/16(木) 23:55:11.37 ID:MP+zMc4WO携(8/9)調 AAS
いざ、父さんとテニスをするも、1日で部活辞めた男がサーブのしかたからして知らない。

そもそもラケットの持ち方も違うしw

ルールも分かってないw

これじゃ時間がもったいないと、母に選手交代。

富良野プリンスホテルでの楽しいランチのひとときのはずが、ここで弘純が部活を勝手にやめたことが発覚。

母も、部活のおたよりが来ないことから、不審に思ってはいたらしい。

印鑑のしまい場所が変わっていたことや、金遣いの荒さから不審に思い、ラケットとジャージを売り飛ばしていたことも発覚した。
31: とあるコピペ(9) 2015/04/16(木) 23:59:40.25 ID:MP+zMc4WO携(9/9)調 AAS
北海道から帰った次の日、父は弘純を床屋に行くように言う。

「勝手に部活やめて、ハンコ持ちだしてラケット売り飛ばした罰だ、坊主にしてもらってこい」と。

いつもならおばあちゃんに泣きつくところだが、おばあちゃんは病院に行ってて不在。というか、あえて父もその時を選んだ。

それでも弘純は「床屋が休みだった(ウソ)」と言うが、「だったら他の店行け」と。

結局、父の命令により、弘純は坊主にされ、2学期にみんなからバカにされるw

ところで、弘純は受験で燃え尽きてしまい、勉強の成績は急降下。

担任からも、「このまま高校に進み、Fランク大学なんかに入られた日には成蹊の名に傷がつく。強制はできないけど、お願いだから、受験料出すから公立高校受けてもらえないか?」と言われたほど。

「トップ校は無理かもしれないけど、いくらお前でも2番手校ぐらいなら入れるだろう。2番手だったら、気を入れ直して勉強すればMARCHぐらいなら入れるし、なんならまた大学から成蹊受けてもらってもいい」と。

でも、弘純は断固拒否、強制でないなら応じる必要はない、強制したいなら慰謝料出せという。

父いわく「こんな応酬話法覚えるぐらいなら勉強もしっかりやってもらいたい」と。
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