おねがい!チェッカーズ (318レス)
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(1): 2015/02/04(水) 22:53:54.87 ID:25hk6MB0(1)調 AAS
高杢禎彦 『チェッカーズ』

サイドボーカルの高杢氏が、前半で自らの闘病を、後半でバンド結成から解散、

出版に至るまでの20年(当時)の経緯を綴ったもの。

メインボーカルで中心メンバーだった藤井フミヤ氏との確執が、金銭面も含めて

赤裸々に描かれた為、ファンにとっては知りたくないチェッカーズの内幕

暴露本として騒がれ、否定的な評価が今も多い。

残念なことだ。

文章は正直稚拙だが、高杢・藤井フミヤ両氏の中傷合戦(そういった事実は無い)

といった先入観を捨てて読むと、実はこの本、かなり面白い。

高校を出て、社会・大学を飛び出した二十歳前の若者達が、バンドとして一気に

スターダムを駆け上がり、憧れのロンドンやリバプールで写真集を撮影し、

映画の主演やバラエティのレギュラー出演まで果たす。

頂点までの疾走感と、メンバー間の感情的な対立による解散という、

バンドにしてみれば最大の蹉跌まで。

明暗と、一言で片づけるには足りないほどのコントラスト。

「青春」を描いたドキュメンタリーとして読めば、これ以上の題材は無い。

若くして咲き過ぎた人生の、悲哀を読み取る事が出来る年に、

私もなったということか。

チェッカーズのメンバーも、もはや50歳を過ぎた。

不幸な事に、完全な形でのバンド復活はもはや成し得ないが、

(その事もよく考えて欲しいが。お節介か)

チェッカーズに10代を重ねたおじさんとしては、

バンドの年譜の中に、これから「和解」が加わればいいな、とは思う。
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