[過去ﾛｸﾞ] 【それは】一期一会〜不思議な出会い〜【真実】 (558ﾚｽ)
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539: 2005/12/12(月) 07:53:42 ID:gJH2HjOm0(1)調 AAS
高校三年生の時の話。
弓道部に所属していたのだが、最後の公式大会を父親が見に来ていた。父さんも元弓道経験者。
俺はもともとたいした腕前ではなかったので的中数は五分、こりゃ予選落ちたな、父さんもがっかりだろう…
と思いながら観客席にいるはずの父親の元へ向かうと、何故かどこにもいやしない。
いないんじゃしかたない、と思い選手控え室へとぼとぼ帰ってきてみれば、何故かそこには顧問の先生と
父さんが話し込んでいる姿。
何か父親呼び出されるほどまずいことしたっけか俺？！とちょっとキョドりながら顧問と父親のほうへ行って
みれば、何か楽しげに談笑中。やけに親しげな二人。
脳内でハテナマーク飛び交う俺。
俺「父さんなにしてんの？」
顧問「スズキ、（以下仮名：俺のこと）お前トシキ（父親の名前）の息子だったのか。同じ苗字多いから気づかなかった。」
俺「？」
父「お前なんでソウスケさん（顧問の名前）が顧問だっていわなかったんだ。」
俺「？？？（ワケ・ワカ・ラン♪状態）」
冷静になってよくよく話を聞いてみれば、何と顧問は父親の高校時代の2つ上の先輩。しかも大学まで一緒。
それどころか大学入学して上京したての父親は、二年間顧問が借りていた下宿先に居候させてもらった上に
顧問が卒業した後その部屋を借りてまた2年暮らしたらしい。
顧問が大学卒業して地元（今俺が住んでるとこ）に戻って教員になったのは知っていたけど、父親はそれから2年
東京に残ってたからその後連絡を取ることもなかったんだとか。実に20年ぶりの再会だったらしい。
その後俺も父さんの通った大学に入学。住んでる下宿は父さんと顧問のいたところ。（激安家賃、かなり年季の入った建物）
この間押入れの隅の柱に父さんと顧問の名前が落書きしてあるのを発見してしまい、思わず笑った。
しかし男二人で2年も同居とは…金がなかったとはいえ良くやるな、父さん。
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