[過去ログ] 【ゲノム】“人間改造” 中国がタブーに踏み込んだ? 「ゲノム編集」世界の科学者らに波紋[1/16] [無断転載禁止]©2ch.net (193レス)
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1(5): ロンメル銭湯兵 ★ 2016/01/16(土) 23:20:55.48 ID:CAP_USER(1/3)調 AAS
生物の遺伝情報である細胞のDNA配列を自由自在に改変し、病気を治療したり優れた品種を生み出すことができる−。
夢物語のような「ゲノム編集」と呼ばれる技術がここ数年、科学研究や製薬の現場で急速に広がっている。従来の遺伝子
組み換え技術より格段に精度が高く、生命科学に革命を起こしつつあり、その開発者はノーベル賞も確実といわれる。しかし、
生まれてくる子供の能力や容姿をデザインする行為、いわば“人間の改造”につながりかねないことから倫理面でも議論が沸騰。
実際に中国ではヒトの受精卵でDNAを改変したとの報告が出ている。中国がついに禁断の領域に踏み切ったことに、
科学者たちが国際会議を開いて対応を協議したほか、米ホワイトハウスが懸念を表明するなど、全世界に波紋が広がっている。
(前田武)
・ホワイトハウスが懸念
「現時点では、ヒトの生殖細胞にゲノム編集を加えて病気の予防や治療に使うことは無責任だ」
12月初旬、米ワシントンで開かれた科学者らの国際会議が現状に警鐘を鳴らす声明をまとめた−とのニュースは、関係者の
大きな注目を集めた。ゲノム編集をめぐる今回の会議には、生命科学の研究者だけでなく法律や倫理などの専門家も集まった。
議長を務めたカリフォルニア工科大のデービッド・ボルティモア教授は、ゲノム編集について「難しい問題だが、どのように扱っていくか、
よい方向性が出せた」とコメント。会議に参加した北海道大の石井哲也教授は「毛の色や身長といった見た目を『改造』する
手段としては受け入れられない」と訴えた。
会議が開かれたきっかけは、中国の研究チームが昨年4月に発表した論文だ。血液の病気の原因となる遺伝子を取り除くため、
ゲノム編集によってヒト胚(はい)のDNAを改変したとの報告で、結果的には臨床に応用するにはまだ精度が低いとの内容だった。
倫理面の問題を回避するため、もともと遺伝子の異常で子供として生まれてくることがない受精卵を使ったとされるが、世界中の
科学者に大きな衝撃をもって受け止められた。
これを受け、米ホワイトハウスは5月、ゲノム編集でヒト胚のDNAを改変することは「将来世代への影響が不明で、現時点では
越えてはいけない一線だ」との声明を発表した。身体の一部の細胞でDNAを改変する場合と異なり、精子や卵子、受精卵の
DNAを書き換えると生まれてくる子供の全身の細胞に影響し、未来の世代にまで残ることになるからだ。
予想できない悪影響をおよぼす恐れがあるほか、“人間の改造”にもつながりうるため、倫理的な問題が大きいのだ。
・技術上の課題…日本はレベル向上を
ゲノム編集は1990年代ごろから研究されていたが、2〜3年前に「CRISPR/Cas9(クリスパー・キャス・ナイン)」と呼ばれる
極めて簡便で使い勝手のよい手法を米国の研究者らが確立した。
もともとは細菌が持っていた遺伝物質(RNA)と酵素が合体した物質を利用した技術で、この物質に特定のDNA配列を記憶させて
細胞に入れると、その配列を正確に見つけてDNAを切断することができる。この方法で、特定の遺伝子を破壊することができるほか、
切断した部分に別の遺伝子を挿入することも可能だ。
ゲノム編集には、このほかに「TALEN」や「ZFN」といった複数の手法があり、それぞれ長所と短所があるとされる。
従来の遺伝子組み換え技術でも、特定の遺伝子を破壊したり別の遺伝子を挿入したりすることはできたが、偶然に左右される
部分が大きく、非常に効率が悪かった。ゲノム編集は、狙った部分のDNAを正確に短時間で改変できることから、ここ数年で
世界中の研究現場へ爆発的に広がっている。
ただ、ゲノム編集はDNAを精密に切り取ることができるが、書き換える効率はまだ低いといい、技術上の課題がある。また、これらの
手法の多くは海外で開発されたため、日本では十分に研究されていないという。生命科学の研究だけでなく新薬開発や食品産業などでも
活用が期待される技術だけに、国内のレベル向上が求められる。
(>>2以降に続く)
サンケイビズ 2016.1.16 17:08
外部リンク[htm]:www.sankeibiz.jp
2(1): ロンメル銭湯兵 ★ 2016/01/16(土) 23:21:30.17 ID:CAP_USER(2/3)調 AAS
(>>1の続き)
・ゲノム編集「食品」がいずれ食卓に…?
ゲノム編集は、さまざまな分野で極めて有用な技術だ。
京都大iPS細胞研究所の堀田秋津助教のチームは、筋肉が衰弱していく難病、筋ジストロフィーの患者の皮膚から人工多能性
幹細胞(iPS細胞)を作製したうえで、ゲノム編集で遺伝子の変異を修復することに成功している。将来的には、これを筋肉の細胞に
分化させて患者に移植することで症状を改善できる可能性があるという。
日本でいち早くゲノム編集の技術を取り入れた堀田助教は「この技術によって、ヒトの細胞が持つ30億ものDNA配列から、たった1カ所を
狙って切り取ったり書き換えたりできる」と説明。「とりわけCRISPR/Cas9は比較的簡単に使えるので、これまでにない革新的な技術といえる」
と高く評価したうえで、「近い将来、発見者がノーベル賞に輝くのは間違いない」と話す。
ゲノム編集は、このほかに農業や畜産業にも応用できる。従来、膨大な時間と労力がかかっていた農作物や家畜の品種改良が狙い通りに
短時間で可能になるといい、すでに研究レベルではアレルギー物質を含まないイネや肉の量が多い家畜などを生み出すことに成功している。
遺伝子組み換え技術に比べてDNAの改変が精密なので安全性も高いとされており、堀田助教は「こうした食品が店頭に並ぶ日が遠からず
来るかもしれない」と話す。
ただ、たとえ病気の治療が目的であってもヒトの受精卵にゲノム編集を用いることには反対といい、「不妊症の原因解明などには役立つかも
しれない。社会的な議論とルール作りが必要だ」と強調した。
こうした状況を受けて、国内でも検討が進む。昨年12月15日には、政府の生命倫理専門調査会で「受精卵や精子、卵子に対する
臨床応用は、法律を作って原則禁止としたうえで、ごく限定的に行うべきだ」との方向性が提言された。
(おしまい)
35: ロンメル銭湯兵 ◆yGUjZiryVQvU ロンメル銭湯兵 ★ 2016/01/16(土) 23:51:39.97 ID:CAP_USER(3/3)調 AAS
>>29
プーチンの頭髪を見る限り、成功とは言いがたいでしょう。
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