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【腐女子カプ厨】巨雑6495【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>289 > まるで冗談のように笑いながらそう言い残すと、リヴァイの姿は廊下に消えた。 > 次にリビングに入ってきた時には、その手には掃除機が携えられていた。 > そしてガーッという機械音とともに、キッチンの入口からエレンの立つ脚立の足元にまで、みるみるうちに一本の道が出来あがったではないか。 > 茶色い茶葉の海を割るようにそこを通り、リヴァイはエレンの目の前まで来た。 > 脚立の上に立ったままだから、リヴァイと同じ高さで目線が合う。気まずくて俯こうとしたエレンを、リヴァイは優しく許した。 > 「ほら、こい」 > 両腕を広げて差し出す。穏やかに笑いながら。 > 「お……怒ってないですか……」 > 「怒るわけねえよ。ほら、来るのか来ねえのか?」 > 「……っ! リヴァイさん!」 > 脚立から、彼の胸へ飛び込む。 > ぎゅっと力強く抱き締められて、目眩がするほどの幸福感に包まれた。温かい。 > 「ごめっ、……ごめっ、なさ……っ!」 > 漏れたのは鼻声。 > リヴァイのスーツに顔を埋めながら、エレンは小さな身体を震わせた。 > 「泣くな」 > 「泣いてっ、ませ……っ」 > 少年の痩身を軽々と抱き上げたままリビングへ移動し、リヴァイはソファーへ身を沈めた。胸にはコアラのようにくっついて離れないエレン付きだ。 > 「紅茶を淹れてくれようとしたのか?」 > 「……はい」 > 「ありがとう。後でもう一回チャレンジしてくれ。エレンの淹れる紅茶が飲みたい」 > すん、と鼻を啜る音がした。 > 「ハンジから聞いたぞ。俺が留守の間、ずいぶん頑張ったみたいだな」 > ぽんぽんと頭を撫でられ、全身の力の抜けるような安堵感を覚えた。 > (リヴァイさん……帰ってきてくれた……) > それだけでこんなに幸せになる自分はどこかおかしいのかもしれない。子供心にも薄ぼんやりとそう思う。 > こんなにも安心できて、あっさりと自分を甘やかしてくれる腕なんて他にはない。なんて特別な人だろう。
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