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【腐女子カプ厨】巨雑6443【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>562 > 十八歳の誕生日に恋人ができた。 > 相手は近所に住む母親の従弟で、リヴァイという。 > エレンより十五歳年上の彼は、外資系の会社に勤めていて、月の半分くらいは出張で家を空けている。 > そんな彼を小さな頃から大好きで、逆を言えばリヴァイしか好きじゃなかった。 > 物心ついた頃から、リヴァイの膝は自分のもので、両親が苦笑するくらいだった。 > 当時は学生だった彼も、エレンが小学生の頃に社会人になり、会える機会がぐんと減った。 > 「しょうがないでしょ。リヴァイ君だって、いつまでもエレンのお守りだけをしてる訳にはいかないんだから」 > しょぼくれて膝を抱えて座っているエレンに、母親が呆れたように腰に手を当てて溜め息をついた。 > 「だって、リヴァイさん、今度プラネタリウム連れてってくれるって言った。野球も一緒に観に行ってくれるって……」 > あれもこれも、みんなエレンがねだったことだ。 > ぐちぐちとしている息子に、業を煮やした母親が喝を入れる。 > 「あー、うっとおしいね! 少しはお日様に当たって遊んでおいで!」 > 猫の子のように首根っこをつままれて、外へ放り出された。 > 家のすぐ傍は公園で、誰かしらがいつも遊んでいる。 > 顔を出せば、野球かドッヂボールに誘ってもらえるだろう。 > 幼馴染みのアルミンが新しい図鑑を持ってきて一緒に見ようと言ってくれるかもしれない。 > しかし、今は公園でみんなと遊ぶ気はまったくなかった。 > 今、リヴァイに会いたいのだ。 > 「だって……約束したし」 > ナントカの一つ覚えのように呟いて、エレンは閉められてしまった玄関を見上げる。 > もう三か月、リヴァイに会っていない。限界だ。 > そう思ったら、エレンは涙がじんわりと滲むのを感じた。 > 学年が変わる前には、毎週のようにリヴァイと会っていたのに。 > リヴァイの家は、エレンの家から徒歩で五分ほどの場所だ。 > 丘の上に建つ一軒家で、子供のエレンでも迷う事はない。何度もエレンは、母親には内緒でリヴァイの家の前まで行ったがいつも留守だった。 > 「今日は、いるかな」 > エレンは、リヴァイの家に向かって歩き出す。 > リヴァイの両親は今年の春、転勤でこの街を離れた。 > 派手なアロハのようなお揃いのシャツを着たふたりが写っている転居ハガキが家に届いたのを、エレンも見た覚えがある。
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