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ネギま萌え統 最終回 (852レス)
ネギま萌え統 最終回 http://comic6.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1147133814/
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575: マロン名無しさん [] 2006/05/18(木) 20:41:12 ID:3jdNnUHi 中学高校の頃の文集で見つけたオカルティーな作文 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1147952361/ 1 本当にあった怖い名無し 2006/05/18(木) 20:39:21 ID:jWgfYxtn0 『無題1』 長門有希 自分は幽霊だ、と言う少女に出会ったのはxxxxほど前のことだった。 私が彼女に名を問うと、彼女は「名前はありません」と答えた。「名前がないから、幽霊なのです。あなたも同じでしょう」そう言って少女は笑った。 そうだった。私も幽霊だったのだ。幽霊と会話できる存在がいるとしたら、その存在も幽霊なのである。今の私のように。 「それでは行きましょう」 彼女が言うので、私もついていく。少女の足取りは軽く、まるで生きているように見えた。どこへ行くのかと尋ねた私に、少女は足を止めて振り向いた。 「どこへでも行くことはできます。あなたの行きたい場所はどこですか?」 私はしばらく考え込んだ。私はどこに行こうとしていたのだろう。ここはどこだろう。なぜ私はここにいるのだろう。 ただ立ちつくす私は、少女の暗い瞳を見つめるしかなかった。 「xxxxへ行こうと思っていたのではないですか?」 解答を出したのは少女だった。その言葉を聞いてようやく、私は自分の役割を知った。そうだ。私はそこに行こうとしていたのだ。どうして忘れていたのだろう。こんなに重要な事柄を、私が生きて存在するその意義を。 忘れてはいけないことだったはずなのに。 「では、もういいですね」 少女は嬉しそうに微笑んだ。私は頷いて、彼女に感謝の言葉を述べた。 「さようなら」 少女は消えて、私は残された。彼女は彼女の場所へと戻ったのだろう。私が私の場所へ戻ろうとしているように。 空から白いものが落ちてきた。たくさんの、小さな、不安定な、水の結晶。それらは地表に落ちて消えゆく。 時空に溢れている奇蹟の一つだった。この世界には奇蹟がありふれている。私はずっと立ち止まっていた。時間の経過は意味をなさなくなっていた。 綿を連ねるような奇蹟は後から後から降り続く。 これを私の名前にしよう。 そう思い、思ったことで私は幽霊でなくなった。 http://comic6.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1147133814/575
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