[過去ログ] ケロロ軍曹 (934レス)
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304: 03/02/03 19:04 ID:iJAdqfwF(1/3)調 AAS
つづき

数日後・・・日曜日
「でね〜みんな大号泣でどうなる事かと思ったんだけど
クルルのおかげで一件落着だったんですぅ〜・・・あ!
ねえ見て見て!金のエンゼルですぅ!」
大した事でもなかったかのように話すタママとは
対照的に、西澤桃華の表情は複雑だった。
明朗活発で誰からも好かれる魅力的な女性、日向夏美が
冬樹とは他人であった事に言い知れぬ不安を感じていたのだ。
「オカルトにしか興味の無い冬樹君だもの・・・
今更夏美さんが実のお姉さんじゃないと分ったからって
何も変わらないわよね・・・あぁ、でも、何も変わらないって
ことは、私に対しても変わらないのかも・・・それなら
今、今こそ、今まさに冬樹を落とす千載一遇の機会なんじゃ
ねえのか・・・!タママ!今すぐ日向邸に直行だ!」
タママは「裏」の出現に怯えつつも桃華に従った。

つづく(本当はもうやめたい)
305: 03/02/03 19:06 ID:iJAdqfwF(2/3)調 AAS
つづき

日曜日の昼下がり。
ギロロは庭のテントで武器を磨き、
クルルはラボにこもっている。
夏美と冬樹、ケロロは卓を囲んでお茶を飲んでいる。
いつもと変わらない。
と、冬樹は思っていた。
実の姉弟じゃなくても、これからも姉弟だと。
だが、夏美の様子は少し違っていた。
自宅の中だというのに、夏美はいつもより服を
着込んでいるようだった。今までなら、下着姿とはいかなくとも
タンクトップに短パンは普通だったし、
上の下着はつけていないこともしばしばあった。
それがあの日以来、姉はお気に入りのミニスカートを
着なくなり、ロングスカートやパンツに変えていた。
僕の事を少しは他人だと思って見ているのか。
今までどおりにはいかないのか。
もうかつての姉弟には戻れないのか。
本を読むふりをして自分の様子をうかがっている義弟に、
「さ、さっきからなあに?冬樹?じろじろ見てぇ」
と、少し冗談ぽく声をかけてきた夏美。だが、
耳が紅潮しているのに冬樹はすぐに気がついた。
306
(1): 03/02/03 19:07 ID:iJAdqfwF(3/3)調 AAS
「アレアレ〜〜冬樹殿、まさか夏美殿の事をぉ〜〜」
夏美の様子に気がつかなかったケロロは
その言葉にのって冗談を言ってきた。
「軍曹ったら何言ってるんだよ〜!」
慌ててケロロの言葉を遮った冬樹だったが
夏美のほうに目をやると、
頬まで真っ赤になっているのを見てしまい、
自分もその場にいるのが恥ずかしいような気になってしまった。
どうしてこんな気持ちになるんだろう。
生まれた時から一緒にいた姉を見ていただけなのに。
この感情は何処から湧いてきたんだろう・・・。
ケロロもさすがに2人がいつもとは違うことを察し、
黙り込んでしまった。
気まずい雰囲気。
ケロロは身体中から汗を噴き出していた。

「軍曹さ〜〜ん!見て見て〜〜!金のエンゼルですぅ〜!
たった1枚でカンヅメがもらえるんですぅ〜!」
「こ、こんにちは・・・」

タママと桃華が突然訪問してきた。
ケロロは2人に心底感謝した。

つづく(やめたい)
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