[過去ログ] 【戦う勇気を】第2回全板人気トーナメント【我らに】 (663レス)
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48
(1): 05/03/19 00:58:30 ID:wtH/xAxl(1/17)調 AAS
うわー、水槽の時も僅差だったけど、凄いなあ……
帰ってきて即爆睡してる俺タイミング悪すぎ('A`)

>>47
いらっしゃいませ〜。世界史はエピソードの宝庫でしょうし、個人的に期待しております。
63: エピソード[ハイドンの頭がない!?](1/5) 05/03/19 15:16:43 ID:wtH/xAxl(2/17)調 AAS
交響曲を100曲以上も作りまくったことで、誰が呼んだか
“交響曲の父”などという二つ名が付いてしまったヨーゼフ・ハイドン。
音楽に対してカケラも興味を抱かなかったという無理解な奥さんに
辟易されられながらも、77年という長命を全うした彼は、
死後、盛大な葬式の後に、フントシュトゥルム墓地へ埋葬された。

ところが、それから11年経ったある日のこと。
「アイゼンシュタット(長年仕えた主君・エステルハージ侯爵の都市)
に葬って欲しい」というハイドンの希望が判明。
それじゃあということで、遺骨を移すために墓を掘り起こすことになった。
すると……
64
(2): エピソード[ハイドンの頭がない!?](2/5) 05/03/19 15:17:29 ID:wtH/xAxl(3/17)調 AA×

65: エピソード[ハイドンの頭がない!?](3/5) 05/03/19 15:18:23 ID:wtH/xAxl(4/17)調 AA×

66: エピソード[ハイドンの頭がない!?](4/5) 05/03/19 15:19:10 ID:wtH/xAxl(5/17)調 AAS
さて、驚愕した関係者は警察に捜査を依頼。埋葬から10年以上も経っていたが、
意外なことにすんなりと真相が明らかとなった。
犯人は、かつてエステルハージ候のもとで書記をしていたローゼンバウムという男。
以前からハイドンの崇拝者であったローゼンバウムは、何を思ったか
「ハイドンの聖なる頭が汚されないように」と、知人と諮って頭蓋骨を持ち去り、
きれいに洗って祭壇に祭っておいたのだという。敬愛してきた人物の頭蓋骨を
一人で眺めては、(・∀・)ニヤニヤ(;´Д`)ハァハァしていたのだろうか。
まさか自分の頭蓋骨が萌えられることになるとは、ハイドンも思わなかったであろう。

警察は頭蓋骨回収を期して、ローゼンバウム宅へ踏み込んだ。
しかし、あるはずの頭蓋骨はどこにも見つけることができなかった。
(後に判明した話では、病気で寝ていた妻のベッドの下に隠していたらしい。)

困った侯爵ら関係者は、埒があかないからということで、ローゼンバウムに
大金を払って頭蓋骨を買い戻すことを提案し、両者が和解。
ようやく頭蓋骨が新しいハイドンの墓に納められ、一件落着となった。
67: エピソード[ハイドンの頭がない!?](4/5) 05/03/19 15:19:55 ID:wtH/xAxl(6/17)調 AAS
はずだった………

ローゼンバウムは死ぬ間際、

「あの頭蓋骨は別人に決まってるだろ。聖なるハイドンの頭は誰にも渡さない( ^ω^)ブーン」

と言ったかどうかはわからないが、あの頭蓋骨がニセモノであることを告白。
関係者たちはまたしても>>64となった。

結局、ハイドンの頭蓋骨はローゼンバウムの死後、様々な人の手に渡っていった。
ハイドンの墓にちゃんと納められたのは、つい61年前の、1954年のことである。
68
(1): 05/03/19 15:28:05 ID:wtH/xAxl(7/17)調 AAS
すみません。最後は(5/5)でした。
改変案あれば、お願いします。
とくに>>64(2/5)の「頭がない」をAAでやろうと思ったのですが、
ちょっとできなかったもので、とりあえず貼ってみました。

宣伝スレに貼るとき、(5/5)の「関係者たちはまたしても>>64となった。」は
(2/5)のレス番を指定してください。
ちょっとわかりにくいかもしれないと思ったので、念のために。

>>60
お疲れ様です。やっぱりイタオペはいりますよね。
自分はオペラはイタリアのもドイツのも……(;´Д`)
いかんとはおもっとるのですが。

>>「この板をクラシックの曲にたとえるなら」
これだけ揃えるだけでも凄いなあ。書かれてみれば、ああ、と思うけど、パッとは思い浮かばないですね。
81: レーベル1 05/03/19 22:23:24 ID:wtH/xAxl(8/17)調 AAS
[Deutsche Grammophon]
外部リンク:www.deutschegrammophon.com
外部リンク[htm]:www.universal-music.co.jp
ドイツを本拠とする伝統のレーベル。グラモフォンとは蓄音機のこと。
かの“帝王”ヘルベルト・フォン・カラヤンが所属したのも、このレーベル。
現クラ板の看板は、ここのデザインが元となっている。

[DECCA]
外部リンク:www.deccaclassics.com
外部リンク[htm]:www.universal-music.co.jp
イギリスの老舗レーベル。
かつて、名録音技師たちが作り上げた「デッカサウンド」は一世を風靡した。
日本では商標権の問題から、つい最近までLondon(ロンドン)という
レーベル名で発売されていた。

[PHILIPS]
外部リンク:www.deccaclassics.com
外部リンク[htm]:www.universal-music.co.jp
CDの開発で有名な、オランダ・フィリップス社のレコード部門として創設。
屈指の名ホールといわれたコンセルトヘボウで、名門・コンセルトヘボウ管と
作り上げた一連のレコードは、今でも高い評価を受けている。
今ではDECCAと同様に、過去の録音を再発売するだけのレーベルになった感が強い。
ちなみにDG・DECCA・PHILIPSの親会社は、みな同じユニバーサルである。
82: レーベル2 05/03/19 22:23:56 ID:wtH/xAxl(9/17)調 AAS
[EMI]
外部リンク[html]:www.emiclassics.com
外部リンク:www.toshiba-emi.co.jp
音楽レコードの歴史を語るには欠かすことのできない、イギリスの大レーベル。
一時期、CCCDを積極的に導入して、一部のクラヲタから囂々たる非難を浴びた。
録音については賛否両論で、加えて、東芝EMIのエンジニアO氏がリマスターを
施した国内盤は「国内盤に死を与える」「最悪のリマスタリング」で、
「東芝EMIは決して信用するな」などと悪し様に罵られることすらある。
(一応、擁護の声もあることを付記しておきます。また、先日発売の
「決定盤1300」シリーズに関しては、あまり悪い評価は聞かなくなった。)
最近ではCDの中身が、データとは違う別の演奏だったというハプニングも判明。
いろいろと毀誉褒貶の絶えないレーベルであるが、これからもがんばってね^^

[SONY Classical(Columbia)]
外部リンク:www.sonyclassical.com
外部リンク:www.sonymusic.co.jp
アメリカの名門・コロンビアレーベルをソニーが買い取ってできたのが
ソニークラシカル。コロンビアにはバーンスタインやオーマンディ、セルなど、
アメリカの有名演奏家たちが多数所属していた。
あとは、ピアソラの「リベルタンゴ」でかつて話題になったヨー・ヨー・マもここ。
最近、復刻ものの発売が増えてきているが、所属していた天才ヴァイオリニストの
ヒラリー・ハーン(外部リンク:www.hilaryhahn.com)を手放してしまったところをみると、
やる気があるのかないのか微妙な部分もある。
83: レーベル3 05/03/19 22:24:27 ID:wtH/xAxl(10/17)調 AAS
[RCA]
外部リンク:www.bmgclassics.com
外部リンク[html]:www.bmgjapan.com
Columbiaとアメリカを二分して争いあったメジャーレーベル。
ここのクラシック部門で一番有名な演奏家と言ったら、トスカニーニであろうか。
最近では、ブルックナー演奏に定評のあるヴァントあたりがあげられる。
去年末、親会社の独・ベルテルスマンがソニーと音楽部門を統合するという
ニュースが流れた(日本は別のままらしい)。
クラシック部門がどうなるかはまだ未定であるという。

[TELDEC]
外部リンク[php]:www.warnerclassics.com
もう活動を停止しているため、名前だけになってしまったTELDECレーベル。
かつてここに所属していたアーノンクールは、いわゆるピリオド演奏の
先駆者の一人として、このレーベルから次々と刺激的な演奏を送り出していった。

※ピリオド演奏とは、作曲された当時の奏法と楽器(に似せたもの)を使用する
ことで、作曲家の意図を十全に表現しようというコンセプトに基づく演奏のこと。
オリジナル演奏とも言われる。
84: レーベル4 05/03/19 22:24:58 ID:wtH/xAxl(11/17)調 AAS
[ERATO]
外部リンク[php]:www.warnerclassics.com
上記のTELDECと同じく、すでに活動を停止した有名レーベル。
フランスの音楽が充実している。

[NAXOS]
外部リンク:www.naxos.co.jp
クラヲタの起業家クラウス・ハイマンが、クラシック音楽業界で価格破壊を起こすために
設立したレーベル。今はジャズにも進出している。
昔は安かろう悪かろうという側面が強かったが、最近はそれなりに質が安定してきた
感がある。一般的に、管弦楽よりも室内楽や器楽などにアタリが多いと言われている。
(しかし、器楽などでも、ビレットなどのハズレもいることはいるので要注意。)
後日、cpoやMALCO POLOといった新レーベルを設立し、知られざる曲の発掘にも
力を注いでいる。
ちなみに、日本独自企画として、「日本作曲家選輯」の発売を続けていて、好評である。

[Hyperion]
外部リンク:www.hyperion-records.co.uk
イギリスの新興レーベル。
メジャーとは異なり、創設者が自らの耳で演奏家を発掘していきながら発展していった。
リストのピアノ曲全集や、シューベルトの歌曲全集、フォーレの歌曲全集など、
なかなか度胸のある企画を打ち続けている。
85: レーベル5 05/03/19 22:25:30 ID:wtH/xAxl(12/17)調 AAS
[Chandos]
外部リンク[asp]:www.chandos.net
これもイギリスを代表する新興レーベル。
自国イギリス音楽の録音を積極的に行っており、他にも、メジャーがあまりカバー
しない部分を細かくフォローしている。録音の質にも定評がある。
ちなみに、一部の人から毛嫌いされているw、吉松隆の作品もここから出ている。

[BIS]
外部リンク[php]:www.bis.se
スウェーデンのレーベル、BIS。土地柄、北欧・東欧スラヴの音楽が充実しているが、
日本との関係となると、海外で好評を得たバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)との
一連の録音を挙げる必要があるだろう。BISとBCJのコンビによる、大バッハの
カンタータ全集プロジェクトは今も進行中である。

[TELARC]
外部リンク:www.telarc.com
デジタル録音なるものが実用化された当初、評判が高かったのがこのレーベル。
例えば、マゼール指揮クリーヴランド管の「春の祭典」といった、80年代の一連の録音は、
今でもオーディオマニアの一部から高い評価を受けている。
86: レーベル6 05/03/19 22:26:39 ID:wtH/xAxl(13/17)調 AAS
[Harmonia Mundi]
外部リンク[html]:harmoniamundi.com
外部リンク[html]:www.bmgjapan.com
ハルモニア・ムンディと読む。
いろんな分野のCDを出しているが、バロック・古楽系や宗教系が充実しているだろうか。
中でも“顔が微妙に志村けんに似てる”フィリップ・ヘレヴェッヘの録音は評価が高い。
画像リンク


[ARCHIV]
外部リンク:www.deutschegrammophon.com
外部リンク[htm]:www.universal-music.co.jp
ドイツグラモフォンの古楽部門レーベル。
ガーディナーのベートーヴェン交響曲全集などが有名。

[Marcury]
かつてアメリカで設立されたレーベル。独特のポリシーの下に制作された録音は、
30年以上経った今でも高い評価を得ている。
クラシック部門はLiving Presenceシリーズとして発売され、ドラティの「1812年」など
様々な名録音を生み出した。最近ではSACDとして再復刻が始まっている。
87: レーベル7 05/03/19 22:27:13 ID:wtH/xAxl(14/17)調 AAS
[TESTAMENT]
外部リンク:www.testament.uk.com
採算がとれないからといって死蔵させてばかりいる英EMIの古い音源を、
こつこつと復刻してくれている、ヲタには誠にありがたい会社。
しかし、どうもCDの盤質が悪い、という声も根強い。

[ORFEO]
ドイツ、ミュンヘンのレーベル。珍しくホームページがない。
ザルツブルク音楽祭やバイロイト音楽祭の実況録音、バイエルン放送協会や
ウィーン放送協会に眠る音源をCDとして発売している。
ヲタの間では、G・クラウスとO・アイヒンガーという二人の人物が話題になることがある。
理由は……要はEMIと同じような話である。

[Berlin Classics]
外部リンク[html]:www.edelclassics.com
外部リンク:www.avexnet.or.jp
旧東ドイツの演奏家の制作によるレコードを販売していた、旧東独の国営会社
シャルプラッテンのレーベル。今もedel classicsのレーベルとして生き残っている。
このレーベルは広汎な分野に録音を残しており、目立たないが注目すべき物も多い。
日本では徳間がライセンシーなのだが、去年avexがここの音源を扱うことになり、
「全てCCCDにされてしまうのではないか」「正式にライセンシーになり、ライセンサーに
輸入権を行使させる気かも」など、ちょうど輸入権が問題となっていた時期だったために
さまざまな憶測が飛びかった。ちなみに、SACD・CCCDハイブリッドという奇妙なディスク
を販売しているのは、avexだけではないだろうか。
88: レーベル8 05/03/19 22:27:42 ID:wtH/xAxl(15/17)調 AAS
[Melodia]
旧ソ連時代、演奏家が制作したレコードを販売するために作られた国営のレーベルで、
今はメロディアレーベル自体は事実上消滅している。
ソ連解体の余波で、音源のライセンス関係がかなり混乱してしまったようだが、
現在、さまざまなレーベルがメロディア音源の復刻を手がけている。

《国内レーベル》
[FONTEC]
外部リンク:www.fontec.co.jp
日本独自のクラシックレーベルとしては老舗の部類に入るだろう。

[EXTON]
外部リンク:www.octavia.co.jp
クラシック事業をやめてしまったポニーキャニオンから独立した、
プロデューサー兼エンジニア江崎友淑氏のレーベル。
チェコフィルといった東欧オケの録音や、一定の売上が見込める朝比奈隆、
小林研一郎といった有名どころの音源も手がけている。
正直、サイトがあまりにもお粗末なので何とかして欲しい。
89: レーベル9 05/03/19 22:28:24 ID:wtH/xAxl(16/17)調 AAS
[ALTUS]
外部リンク:www.altusmusic.com
キングインターナショナルが最近新設したクラシックレーベル。
日本で行われた、有名オーケストラによる“伝説的”演奏会の
実況録音を積極的にCD化している。

[DENON]
外部リンク:columbia.jp
日本コロムビアのレーベル。
昔は東独とレコード共同制作したりと硬派なレーベルだったが、
最近は演奏家をアイドル的に売り出す、いわゆる「Jクラシック」路線を
推し進めている。(例えば、高嶋ちさ子、竹松舞、高木綾子など。)
その裏には、“5000枚売れればヒット”という、クラシックレコード業界の
厳しい現実がある。
90
(1): 05/03/19 22:29:47 ID:wtH/xAxl(17/17)調 AAS
レーベルの説明があったほうがいい、と言う声がありましたので、書いてみました。
うろ覚えやハッタリ、書き殴りですので、問題点などあれば訂正などお願いします。
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