[過去ログ] ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【237】 (1002レス)
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121(1): 第六十回ワイスレ杯参加作品 (ワッチョイ dd5f-O3lh) 2022/08/19(金) 23:37:46.24 ID:r7KiGRbC0(2/2)調 AAS
私は貧乳だ。プラも必要ない程の貧乳。AAカップだ。
そう思い始めたのは、小学五年生で初潮を迎えてから一年後。卒業を控えた六年生の終わりごろだ。
友達は、初ブラがどうとか話していた。一方私は、「パンプキンパイを作るから」と両親を騙し、パイ繋がりで胸に小さなカボチャをつめてブラをしていた。
それから中学校に入り、友達は女らしい体になっていく。一方私は、「夏になってもブラ透けてないよね」との言葉を友人より受け、丁度夏野菜であるアボカドとカボチャに含まれるビタミンEがバストアップにつながると聞き、ひたすら食べていた。
けれど、高校生になっても胸は大きくならない。それでも生理があって、成長期の内は大きくなるはずだ。ネットの曖昧な情報を、藁にもすがるような思いで抱き続けた。
そうして数年後、絶賛成長中の大手企業に就職した。私の胸は、一切成長しなかったが。
とはいえ胸はないが、仕事はできた。おかげで二十七歳でプロジェクトリーダーだ。そして二十七歳は、女性の胸が加齢と共にしぼみ始める年齢だ。
「はぁ……」
今日も今日とて、ヌードブラを付けている。悪あがきだ。
そんな私が、寝る前にヌードブラの手入れを怠るというミスをしてしまった。それに気づけず家を出た。外しっぱなしのまま放置されていたヌードブラは、汗ばむ通勤で外れてしまった。
「どうしたら……」
私はトイレの鏡に映る絶壁を見て、絶望していた。このまま会社に行けるわけがない。しかし時間もない。
とにかくスーツの胸部分をカバンで隠して、会社に向かう。道中には、コンビニくらいしかない。とてもではないが、この窮地を脱することのできる品物は――!
「あっ」
あった。成果コーナーに解決策がある。
「これが、世界の示した答えなら!」
やるしかない。意を決して、商品を手にレジへと向かった。
「あれ、先輩どうしたんです?」
前かがみな私に、後輩が声をかける。
「ちょ、ちょっとお腹が痛くてね……」
後輩をあしらい、デスクへ。座っている分には、お守り代わりに持っていたブラで、二つのトマトを固定したのもバレないだろう。
このまま、何も起こらずに定時に帰る。それまで、人との接触は避けなければ!
しかし、魔の手はすぐに迫ってきた。
「君、なにやら体調が悪いと聞いたが、大丈夫かね」
入社してから気にかけてくれている優しい上司が、声をかけてきた。だが相手は男だ。すでに対処策ならある。
「……ちょっと、デリケートな問題でして……」
女性がこう言えば、余程無神経な男でない限り追及はしない。案の定、上司はほどほどに気を使うと去って行った。
このままだ。男相手には、こうしておけばいい。体調も心配されたから、時間を見て仮眠室にでも……
なんて考えも、背中の衝撃によって崩壊する。固定してあるトマトの位置も崩壊した。
「よっす! どうしたのよ、顔色悪くしちゃってさ!」
「い、いや別に……」
「なによー、なんか悩みがあるんなら、隠さず話しなよ!」
この女! 入社してからずっと仲良くしてきたけど、今の一撃で、トマトがズレた! 食べ物の恨みはなんとやらと言うが、まさかこんな形で実感することになるとは!
今の一撃で、片方のブラの内側からトマトは落ちた。もはやこれは胸ではない。お腹にできた大きなイボだ。
このままでは、お腹の一部が大きく腫れあがっていることになる。胸も、片方だけ乳がんのしこり……どころじゃない! もしこれだけ大きく腫れていたら、別の病気だ!
「で? なにかあったの? やけに前かがみだけど、大丈夫?」
「えっと、だから……」
考えろ、この場を切り抜ける方法を。とにかく、誰にもこの胸と腹を見せず、お手洗いに行くのだ。体調が悪いことは知られている。なら、こいつを利用すれば……!
「う、うん……ちょっと、今日は辛いかも……医務室行くから、肩かしてくれない?」
「ちょっと、本当にヤバいの? ほら、体重預けちゃっていいから」
「ごめんね……」
片方の手を肩に回し、もう片方の手でお腹のトマトを押さえる。完璧だ。これで、途中にトイレへ寄れば……! 肩をかり、立ち上がる。人の目は集まるが、真実は隠されている!
私の勝ちだ。フッと笑って立ち去ろうとした時、残酷な現実が、逃がさないと手を伸ばしてきた。
「おろっ、と……」
「えっ?」
かりていた肩が、バランスを崩した。体重を預けていたので、私はそのままうつ伏せに倒れる。
ベチャ、と音がした。同時に、赤い液体が私のお腹と胸から流れていく。悲鳴が上がり、人も集まってくる。私は意識を手放せ……ない。残酷な現実からは、逃げられない。
これまでの貧乳人生のように。
209: ぷぅぎゃああああああ◆Puuoono255oE (ワッチョイ 9f2f-qb5s) 2022/08/21(日) 19:21:51.40 ID:R91YXNj/0(6/33)調 AAS
>118
スーパーに上手く夏野菜を溶け込ませていた! 訪れる客との遣り取りがリアルで頭に映像が浮かぶ!
そこにズッキーニが加わる! 売れ残った末の廃棄を嫌い、主人公は買い取る! 調理したものの味は茄子に劣るのか!
その後、ある閃きでズッキーニは新たな用途で使われた! お盆の精霊馬! 外国産馬に先祖も驚いたことだろう!
>120
夏野菜のトマトを利用して禁断の果実に話を持っていく! その過程の推論にはそれなりの説得力があった!
教授は自身の仮説に自信を覗かせる! 最後のオチで呆気なく崩れる! 対比の関係で際立つ! キリスト信徒の怒りを買ってトマトをぶつけられた件は、
イタリアの祭りを想像させる! トマトのように鮮やかなオチが無理なく決まった!
>121
胸のない女性が通勤の合間にしでかした! 貧乳が露見しないように途中でコンビニへ立ち寄って打開策を講じる!
トマトを胸に仕込んで出勤を果たした! 前屈みの様子に男性上司に声を掛けられる! 生理を装えば回避は可能!
だが同性には意味がなかった! 挨拶代わりの背中の衝撃でトマトがずれる! 体調の悪化を訴え、肩を借りた状態で立ち上がるが重さに耐えられずに傾き、俯せに倒れた!
潰れたトマトのせいでオフィスは大騒ぎとなる! あまりに不遇が重なるので少し都合がいいように感じた! 厚めのブラを使用する考えはなかったのだろうか!
>125
枝豆三兄弟! 団子ではなかった! ほのぼの路線かと思いきや、残酷な現実が待ち受けていた!
主人公は三男で遺産相続争いで長男と次男を殺害していた! 枝豆三兄弟の兄弟想いの言動に触れて時効前に自首した!
だが減刑とはならず、死刑となった! ワイは内容に引っ掛かった! 電気椅子はアメリカの一部でしか行われていない!
この物語の舞台は日本ではないのか! あと死刑の時効は廃止された! 主人公はいつ兄弟を手に掛けたのか! 年数はどなっているのか! 少し粗が見える!
>128
夏野菜を活かした作りが見事! 流れるように展開して話が進む! テレビ番組に呼ばれた主人公は気分よく茄子の説明をする!
話を聞かないマルノのキャラクターを読者に印象付けて最後のオチに無理なく繋げる! 歯が折れた痛々しいマルノ! 凍り付く場面!
主人公のオチの一言を口にした! 芸人魂と云うのか! カレーの具にはオクラが入っていた! 折れた歯で食べたのだろう! よく考えられた作品であった!
>129
実に初々しい青春物であった! トウモロコシ畑で口づけを交わす! 身を隠すのにちょうどよい! 秘密の儀式が始まった理由は書かれていなかった!
川遊びを切っ掛けにしてもいいように思った! 曾祖父が亡くなることで主人公は彼女と出会う切っ掛けを失う! その後、悶々とした日々を過ごし、
単独で彼女のいる土地に訪れた! あのトウモロコシ畑で偶然の出会いを果たす! まだ背丈が隠れる! 彼女との止まっていた時間が再び動き出す! 両想いを感じさせる良い終わり方であった!
>131
異世界召喚物語! ヒロシは第一王女との結婚が決まっていた! それでいて無能勇者と呼ばれていた!
無能等ではない! 野菜狩りを難なくこなせる有能な能力を備えていた! 野菜狩りが王族の務めであれば無能と呼ばれるはずがない!
大収穫のスキルでいくらでも野菜を手に入れられる! 食糧事情に悩まされていた王国にとってこれ以上の人材はいないのでは! 内容に問題があるように思う!
>136
異世界召喚はいいのだが、出だしの文章が気になった! 三人称で書いてあると思うが所々で口語体に見える! 作者は日頃、一人称で書いているのだろうか!
話としては明快で農作業に勤しむ老人を召喚した! 目的とは合わず、元の世界に送り返すことになる! その間に老人は野菜を育てる! エルフに方法を伝え、
世に広がってゆく! 方法は違うがエルフとヒトの争いはなくなり、望んだ平和が訪れた! 結果的に老人はエルフが望んだ勇者であった! 出だしは拙いが最後の決め台詞は悪くない!
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