[過去ログ] 中高一貫の防衛女子校設立その4 (987レス)
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240
(1): 2005/06/29(水) 03:37:35 ID:??? AAS
水着ボディばかりみていたので、あまり気がつかなかったのです。
妙に恥ずかしがっている富樫さんとうのも、なかなか可愛いものがありました。

とはいっても、ここで何か会話をしなければなりません。
でもこの場合、いったい何を言えばいいのでしょうか?
下手に褒めれば、なんかエロい感じの発言になりそうです。
「ナイスなバディですね」などと言ったら、張り倒されるかもしれません。
何か気の利いたことを言えればいいのですが、思いつきません。
ああ、尊敬する北方謙三先生なら、きっとシャレた大人の褒め言葉を出すのでしょう。
何か言わなければ。
でも、そう思うえば思うほど。
ボクのアタマは、真っ白になっていくばかり。

「あのぉ…そのぉ…なんというかですね…だから…」

シドロモドロのボクに、富樫さんは心底ガッカリした様子でした。

「もおいいっ!!泳ぐぞっ!!後について来いっ!!」

そういうなり富樫さんは、冷たい海に飛び込んでいきました。

*******************************
つづくよ。
256
(1): 2005/07/02(土) 00:04:36 ID:??? AAS
>>240つづき

富樫さんに続いて、海に入ること30分。
日本海の海水の冷たさは、予想以上でした。
それでも
「今日は暑いのぉ!!海水も湯のように熱いわ!!」
と、あくまで富樫さんはヤセガマンです。
しかし、富樫さんの顔は真っ青。
唇は、紫に変色していました。
もちろんボクも、死ぬほど寒い…というか、ほとんど限界でした。
そこで、「そろそろ浜にあがりましょうよ」とリコメンドしてみました。
ボクが先に音をあげないかぎり、富樫さんは海からあがろうとはしませんからね。

「ったく、貴様は根性が無いのぉ、この程度の水温で。」
やや不満顔の富樫さん。
しかし、渡りに船だったのでしょう。
「しゃーないな、浜に戻るぞ。」
富樫さんは、陸岸にむかって泳ぎ始めました。

ボクも冷たい海を、浜に向かって全力で力泳しました。
浜に上がると、やはり暖かい。
五月の気温の暖かさに、ボクは生き返ったような気分でしたね。
では、富樫さんはどうか?
富樫さんなら、ボクより先に浜についていたハズ。
かなりのスピードで泳いでいましたから。
けれど、あたりを見まわしても、富樫さんの姿はみあたりません。
まさか、溺れたのでは?
むろん「戦闘人魚」な富樫さんにかぎって、そんなことはありえない。
そうは思っても、海は魔物です。
ボクは、あわてて鉛色をした海に向かって叫びました。
「富樫さぁーん!!、どこですかぁー!!、富樫さぁーん!!」
返事は返ってきませんでした。
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