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【咲-Saki-】須賀京太郎カプ総合スレ56 [転載禁止]©2ch.net (1001レス)
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833: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2014/12/09(火) 01:46:40.91 ID:SJxeCQeI0 どうしたかったのか。何のために打ってたのか。なんで自分は、俺は――麻雀なんか。 道端の石を蹴ると、それは少女の足下に転がった。 「あれ? えーっと……」 「……ん、君は確か、和と優希の後輩の」 「ハイ! 夢乃マホです!」 彼女を公園のベンチに座らせ、缶コーヒーを二つ持って行く。 甘いカフェオレをすすって、彼女は笑顔を浮かべた。 「須賀先輩は応援に行かないんですか?」 「いや、東京でやることがあって、ちょっと出かけてるだけ……君は?」 「もちろん行きます! そのために来ましたから!」 まだ中学生だってのに、舌を巻く行動力だ。きっと和たちが大好きなんだろう。 大好きな誰かのために何かをするというのは、とても甘美な行為だ。自分だって以前はそうしていた。 「……君は、和たちが好きなんだな」 「んー……先輩たちも大好きですけど、マホは、ちゃんと麻雀を見に来ました!」 「え……?」 「マホはまだまだ麻雀がへたっぴで、でもでも、いつか和先輩みたいにカッコよく、優希先輩みたいに派手に相手をやっつけちゃう麻雀を打つんです!」 「……いつか、やれると思うか?」 思えばその問いは意地悪だった。疲れ切った顔でそんなことを言われたら、誰でも戸惑うだろう。 でも、彼女は。 「はい!」 迷うことなく、言い切ってみせた。 自分の目指す所だけを見て、それを阻むものすら視界に入れていない―― 無鉄砲で、無茶で、危なっかしくて、頼りなくて、夢見がちな、 美しくて、勇敢で、光り輝いていて、芯が強くて、夢を見据えた、 そんな返事だった。 http://hello.5ch.net/test/read.cgi/anichara2/1415715969/833
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