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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ11
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>>188 > > > ◇ ◇ ◇ > > > エリアD-7 街と森の境界線辺り > > ニアは、破壊の痕跡を前に息を飲んでいた。 > 古墳地点からでも聞き取れた轟音。それを追って見つけた惨状。 > 広がる光景は、圧巻と言えるような巨大クレーターである。 > まるでガンメンが空から落下してきたような衝撃の跡が、浮かれていたニアを現実に引き戻した。 > カミナという存在の、その尻尾の情報を掴むことができた。だが、それだけでは終われないのだ。 > こうしている間にも、父の目論む殺し合いは進行している。知るだけではなく、行動しなければいけない、とニアは思った。 > > 「なぁーはっはぁ! どんな魔物が暴れてるのかと思えば、このビクトリーム様の気配に恐れをなして逃げおったなぁ!? > ふん、これしきの破壊など我が最大術の足元にも及ばんわ! なんせVじゃねぇ! 破壊の爪痕も美しくV! > それが清く正しい術の放ち方ってもんよぉ! なあ、ニアくんもそう思わんかね!?」 > > クレーター中央部に佇むビクトリームはなぜか――来る前はどこか怯えていたものの――妙にハイテンションだ。 > ビクトリームの言動の一割も理解していないニアは特に思うこともなかったが、代わりに彼の足元に目がいく。 > 注意を促すより先に、ビクトリームの足元にある地面から、なにかが突き出た。 > > 「ギャアアアアア! ぞ、ぞぞぞぞんびぃぃぃ!?」 > > 先ほどの余裕振りから一転、ビクトリームが竦みあがって、滑稽に転ぶ。 > 突如地面から突き出したそれはどうやら手であるらしく、しかし指の数は五本ではない。 > ニアとビクトリームの視線に晒される中、手の主は地中に埋まっていた体を自力で這い上がらせ、地表に生還した。 > それはニアの住む世界には存在し得ない生物。 > とらじま模様の、猫だった。 > > (首輪が……あの方も参加者の一人でしょうか?) > > ビクトリームのようなガンメンチックな体ではなく、かといって人間でもない生物。 > 彼はいったいなんなのか、全身を疑問が駆け巡り、興味の赴くままに近寄ってみる。 > > 「……クレア……はやて……キッド……仇……」 > > 途切れ途切れの弱々しい声だったが、地中から出てきた生物はなにか喋っているようだった。 > ニアとビクトリームが側に近寄っていることにも気づかず、虚ろな意識のまま、どこかを目指して歩く。 > > 「テッカマンエビル……奴は……ゆるさ、ね…………」 > > 相羽シンヤに気絶させられた後、ボルテッカの余波に巻き込まれながらも、地中でそれを凌いでいたマタタビは、そこで。 > 力尽き、倒れた。 > > 「……?」 > > ニアとビクトリームがお互いに顔を合わせて、首を傾げる。 > ……いったいなんなんだ? と。
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