[過去ﾛｸﾞ] 第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-019 (577ﾚｽ)
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100(2): 世界史板宣伝１／３ 2005/04/15(金) 21:14:58 ID:nfIeQYkl(1/3)調 AAS
大昔のギリシャの歴史家が語る所によると、紀元前500年頃のバビロニアでは、
どの村でも年に一度、全ての結婚適齢期の少女が一箇所に集められ、男達の前で
美しい順に一人一人オークションにかけられたそうです。これによって最も高い
値を付けることのできた裕福な男性が最も美しい少女を妻にできたとか。
しかしこのシステムの巧妙さはそれだけではありません。当然ある時点から
だれも金を払ってでも妻にしたいと思うような少女は居なくなり、どうにも
食指の動かぬ娘ばかりが残ります。するとセリ人は、こんどは逆に妻を得るための
金が払えない貧しい男達に対し、どれだけ持参金をつけたらこの残り物（？）の
娘を妻として引き取ってくれるかを、高い金額から逆にセリ下げていく形で問い、
一番安い金額で納得した男に彼女を渡すのです。
以下、同じことが続きますが、もちろんこの持参金は先に美しい少女たちを
「買った」富裕な男達が出した金から出されるわけです。
こうして美しい少女達は金持ちと結婚できますし、そうでない娘たちも朋友から
出してもらった持参金をもって堂々と嫁に行けたわけで、一種の実に巧妙な福祉
システムだったと言わざるをえません。昔の人の知恵はたいしたものですね。
なお、買い取られた少女と買った男の一方に異存が生じたときは、法律により
支払金の返済が認められていたそうな。娘にも拒否権はあったわけです（ホッ）。
101(2): 世界史板宣伝2／3 2005/04/15(金) 21:15:48 ID:nfIeQYkl(2/3)調 AAS
歴史的に食品産業が、利益のために原料や産地を偽ったインチキ食品と
手が切れたことがないのは悲しい事実ですが、9世紀に没したアラビアの
科学者アル＝キンディーは、「調理済み食品の化学」というエッセイで
当時華やかに開花しつつあったアラビア科学によって作られていた様々な
インチキ食品について語っています。例えば、肉を使わない肉料理、
レバーを使わないレバー揚げ料理、脳みそを使わない脳みそ料理、
肉なしソーセージ、卵を使わないオムレツ、米を使わない米料理、
砂糖も蜂蜜も使わない菓子などですが、いったいどんな味だったんでしょ？
また、墓泥棒をはじめ、あらゆるいかがわしい仕事に従事し、世の中の
裏を知り抜いていた13世紀の怪人、アラビアのインディ・ジョーンズ（？）
とも言われるアル＝ジャウバリーは、1225年に書かれた彼の著書「秘密の暴露」
のなかの一章を「食物を作る人たちの秘密の暴露」にあて、そこで彼は、
料理人は無数のトリックを用いてインチキな食品をつくるし、まがい物を
加えていないような料理など一つもないのだと断言しています。
例えば、人造蜂蜜、人造バター、人造の酢、人造のオリーブ油やごま油、
人造ミルクなどといった、ありとあらゆるインチキ食材がこの当時すでに
開発され、使われていた実態がわかります。
アラビア化学ってほんとに凄かったんですね。
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