【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】 (1002レス)
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89(2): 『毒を以て善を証す』◆9vmr0jXsek 2018/07/18(水) 21:53:05.10 ID:QNGQH1AiO携(1/7)調 AAS
――これまでのあらすじ
君たちはまたまた面倒な事件に巻き込まれ、ソレを解決した。
事件というのは、猛毒の湧き出る泉と、その泉を神体として崇めるカルト団体が毒を以て町一つを神への贄としようとしていたというものである。
運がいいのか悪いのか、それを事前に察知した君たちはこのカルト団体と猛毒の泉を粉砕してやったのだが――。(詳しくはごそーぞーにお任せだ)
何かそれがきっかけとなってしまったのだろうか?
君たちはある晩、いつも通り眠りについたはずだが――ふと、目が覚めれば――。
――見しらぬ、見知らぬ空間にいたのだ。君たちは着ていた衣服ではなく、白っぽい襤褸切れを纏っている。
持ち物は……
【幸運判定(中):運がよければ、寝るときにも持っているようなものだけは手にしているとわかる】
奇妙な空間に飛ばされたことについて動揺せず、あるいは落ち着いてからあたりを見渡せば、ひとまず周囲のことはわかるかもしれない。
とりあえず、寝起きでわかることは、ここが知らない、白く狭い部屋であること、自分は白っぽい襤褸切れを着ていることぐらいだろうか。
92(2): 『毒を以て善を証す』◆9vmr0jXsek 2018/07/18(水) 22:12:36.98 ID:QNGQH1AiO携(2/7)調 AAS
>>90-91
ひとまず落ち着いてまず、この部屋について、二人が見渡す範囲でわかることは……。
・この部屋に窓がない。明かりは、天井からぶら下がる、心もとない、古臭い裸電球のみ。
・部屋は正方形をしており、四つの扉がそれぞれの方角にある。
・この部屋の中央にはプラスチック製らしいテーブルと長椅子があり、テーブルの上にマグカップと砂時計が置かれている。
・マグカップの中には、無臭の赤い液体がなみなみと注がれている。
・砂時計は大きく、砂は落ち始めたばかりだ。何分計なのかは、【知識】があれば推測できそうだ。
というところだろうか。より詳しく知りたい場合は知りたい箇所をよく調べてみるといいだろう。
そしてマキナの不幸は、現状、話が通じそうな生命体がユノのみであるということか。
95(2): 『毒を以て善を証す』◆9vmr0jXsek 2018/07/18(水) 22:32:52.15 ID:QNGQH1AiO携(3/7)調 AAS
>>93
ではマキナは西側の部屋に入っていく。
残念ながらヒトは存在しない。ここも、特徴の薄い正方形の部屋のようだが、明かりは電球ではなく、机の上に置かれたキャンドルのようだ。
四隅に本棚が置かれている。何か調べることができそうではあるが……。
何もわかってない現状で役に立ちそうな資料を発見するのは運が絡むだろう。
【幸運(強):『紅毒の夢について』という本があるようだ】
>>94
ではユノは東側にあるドアのノブをひねる……と、鍵がかかっているとわかる。
力づくで壊すか、ピッキングする必要がある。
このまま東側の部屋に強引に入るか、元の部屋をよく調べるか、違う部屋に入るか、がユノが今とれる行為だろう。
98(2): 『毒を以て善を証す』◆9vmr0jXsek 2018/07/18(水) 22:49:25.75 ID:QNGQH1AiO携(4/7)調 AAS
>>96
南側の部屋へと続く扉は開いているようだ。
中へ入ると、何か荒い呼吸音の何かが存在するとわかる。
――それは翼の生えた大蛇であり、赤い舌をちろりと覗かせている。
大蛇はとぐろを巻いて部屋の半分以上を占拠しており、ギロリとユノを睨みつけている。
【任意の精神ダメージ。この翼の生えた大蛇は、人に本能的な恐怖を抱かせる】
この部屋には大蛇以外にも何かがあるように見えるが、大蛇が邪魔でよく見えない。
確認したければ、この大蛇をどうにかする必要があるが……。
【遅まきながら、先ほど調べた砂時計はおおよそ一時間ほどの時間をはかれるもののようだ。現在、気が付いてから10分ぐらいたっている】
>>97
北の部屋にも生き物はいない。
どうやら一般的な厨房であるようで、この部屋だけは天井に蛍光灯があり、それで照らされていてとても明るい。
厨房にある一般的なものは一通りあり、ガスコンロの上には大きな鍋がある。
これ以上のことは、布教相手以外のことも気に掛ける必要があるゾ。
101(2): 『毒を以て善を証す』◆9vmr0jXsek 2018/07/18(水) 23:08:25.59 ID:QNGQH1AiO携(5/7)調 AAS
>>99
東の扉を破壊すると、おめでとう、ようやくユノ以外のヒトを発見する。
それは痩せた銀髪の少女であり、手には小さな拳銃をもっている。
そして、彼女の着ている白い襤褸は、血に塗れている。
彼女の足元には首のない、男性らしき死体が転がっている。その手には何かを握っている。
「……」
血に濡れた少女は入ってきたマキナを見上げているが、口を開く様子はない。
>>100
翼の生えた大蛇は返事を返すことはない。言語を解す類ではなさそうだ。
あるいは理解して無視しているのか、さもなければ蛇語なら会話できるのかもしれない。
近づかなければ暴れる様子はないが、蛇は無言の圧で『近づくな』とにらんでいるように見えるだろう。
104(2): 『毒を以て善を証す』◆9vmr0jXsek 2018/07/18(水) 23:25:14.36 ID:QNGQH1AiO携(6/7)調 AAS
>>102
少女は『何言ってんだこいつ』とでも言いたげな様子で半歩後ずさる。
それから、喉と口を押さえる仕草を見せた。どうやら口は聞けないようだ。
少女はマキナを見上げているばかりで、目立った自発的行動はしない。
幸い、言葉自体は理解しているようだが……。
>>103
威圧を受けた蛇は一瞬たじろいだように見えたが、お返しとばかりに大口を開けて威嚇する。
その低く響くうなり声はある種の邪悪な神性すら感じさせるものだ。
ユノは何か、邪なる上位存在に繋がってしまう悪寒のようなものを感じるかもしれない。
107(3): 『毒を以て善を証す』◆9vmr0jXsek 2018/07/18(水) 23:46:19.88 ID:QNGQH1AiO携(7/7)調 AAS
>>105
ついてくるか、という発言には小さくうなずく。
男は知り合いか? という質問には首を横に振った。
男の持っているメモには
それは 名前もない 貴方の 下僕です。
言われたことは 嫌でも 絶対に 従います。
無口だけど 人懐っこい 良い子なので 可愛がって あげてください
――とある。
>>106
鋭いアッパーにより、大蛇は翼を揺らしつつ、苦悶に吼えた。
確かな感触がユノに伝わり――大蛇はやがて動かなくなった。
大蛇の邪魔を受けずに部屋を探すと、目立つ位置に、象の頭をしたヒトガタの彫像を見つけるだろう。
それを文鎮のようにして、メモが挟まれている。内容は――
中天に上る儚い太陽
黒染めの夢の知識
干すべき毒はそこにある
――とある。
572(1): エルダ◆9vmr0jXsek 2019/01/13(日) 21:23:51.74 ID:qEC/UI980(1/8)調 AAS
――とある世界の越境者たちの集まる酒場にて
さて、このところ姿を消していた、騒がしい幽霊がまたふわりと滲み出たのだとか。
ゴシックホラーの如く、どこぞの哀れな令嬢といった見た目のその少女の霊は相変わらず、何か面白いものがないかと酒場を飛び回る。
それから、客の内に見知った顔を見つけたのか、目を輝かせながらその人物に纏わりついた。
「まぁ、まぁ、あなた、越境できるヒトだとは知らなかったわ。お久しぶりね、歩く春画さん」
「意味わかっていってんのかこいつ」
――その幽霊は、片耳の欠けた兎耳の獣人の女性にまとわりつき、何事かはしゃいでいる。
女性はといえば、鬱陶しそうに、煙草の煙でも振り払うように手をぱたぱた振る。
574(1): エルダ◆9vmr0jXsek 2019/01/13(日) 21:42:35.43 ID:qEC/UI980(2/8)調 AAS
>>573
「あら、お仲間さんかしらね?」
ゴースト仲間かと俄かに勢い立つ幽霊の少女。
タゲが兎耳の女性からアインに移る。(そう、移ってしまったのだ)
「あなたはお化け? それともまた違う存在かしら?」
「いえね、考えても見れば、私も随分と旅をしているけれど、同種のお友達は、そうはいないと思ってね?」
ぐーるぐーるとアインの少し上を周回飛行。
576(1): エルダ◆9vmr0jXsek 2019/01/13(日) 21:51:05.95 ID:qEC/UI980(3/8)調 AAS
>>575
「自分が何者かわからない? あら、あらあら。それはそれは」
「大事(オオゴト)の予感ね? それなら、わからないのまま放っておいていいのかしら? 女神様は、そういうとき、自分を見つける人をこそ喜ぶものよ」
何やら急にはしゃぎだす。
これは一大アドベンチャーを抱えた存在がいるもんだと喜んでいるらしい。
「確かに、ミステリアスな見た目はしているけれど」
「フードを取ったらどうなってしまうのかしら?」
578(1): エルダ◆9vmr0jXsek 2019/01/13(日) 22:08:51.82 ID:qEC/UI980(4/8)調 AAS
>>577
「……!?」
予想と理解を超えていた結果らしく、困惑した様子を見せる。
今までにいないタイプであった。
「あら、あらあら。それは、そういう認識にも、なるわよねえ?」
「困ったわ。見たことない手合いだもの。確かな個がないなら、あなたは何に喜び、何を目的として存在しているの?」
「そういうのがない人と、私、おしゃべりしたことないのよ」
はしゃいでいた先ほどまでと打って変わり、見た目も極めて透明で希薄に。
困り顔でふわふわと高度を下げていく。
580(1): エルダ◆9vmr0jXsek 2019/01/13(日) 22:40:56.57 ID:qEC/UI980(5/8)調 AAS
>>579
「あら、好みはあるのね。いいことだわ」
手を合わせ、よかったよかったと頷く。僅かに存在感も増した。
それから、ふんふんと興味深そうな様子を見せ。
「……うん? 殴る? 壊す?」
「あら、あら。粉でできてるのにそんなことができるものなのかしら? いえ、お化けが言うことではないかもしれないけれど」
はてな、と首を傾げて。
どうにも、粒子状の存在というものがよくわからないらしい。
582(1): エルダ◆9vmr0jXsek 2019/01/13(日) 22:58:37.94 ID:qEC/UI980(6/8)調 AAS
>>581
「」
またも言葉を失う。
いや、予想できてしかるべきだったかもしれない。不定形であるからには変化自在のはずだ。
それにしても、と言いたくなるような変わりようではあるが。
「というより、あなた女の子だったの?」
「……っていう質問は変かしら。あんまり意味とかなさそうだものね。性別なんていう括りで括れないでしょうし」
584(1): エルダ◆9vmr0jXsek 2019/01/13(日) 23:17:18.94 ID:qEC/UI980(7/8)調 AAS
>>583
「……定まってはいないのねぇ。それはそうなんでしょうけど」
興味深げにその様子を眺めて、ふんふん頷く。
「まぁ、人当たりのよさはその姿の方がいいと思うけれど。というよりあなた、その口ぶりだと目立ちたいように思えるけれど」
「人に注目されたいっていう思いがあるのかしらね?」
アインの自身も理解していない願望が見えたのでは? と少しわくわくした様子。
586(1): エルダ◆9vmr0jXsek 2019/01/13(日) 23:34:29.85 ID:qEC/UI980(8/8)調 AAS
>>585
「まあ、何かと曖昧で定まらないあなたには本当にそうか、そうでないのか、なんて論は無意味なような気もするけれど」
「それでも、あなたが個としてあることを望むであるからには、自己の核が必要になるでしょうね」
床を蹴り、再び中空やや高めの位置に浮かび上がり。
「ええ。あなたは自己の核を見つけるべきよ。今のままじゃ曖昧で雲か霧のようだもの。あなたが先ほど好きって言ったことは、明日も同じかしら?」
「どうしたら見つかるのか、どうやればいいのかはあなたが見つけるしかないけれどね」
「うん。私が言えるのはそんなところかしら。何かの参考になるかしら、それともただの亡霊の戯言かしら。あなた次第ってところね」
ふよふよと浮かびながら、クスクスと笑ってそう言う。
確かに自分好みではなかったが、まるきり訳のわからないというわけでもなく少し安心したらしい。
「私は幽霊のエルダ。ふふ、あなたがもう少し確り形を得たら、そうしたら恋の話をしましょうね。きっとよ」
それじゃあ、ばいばい、と手を振ってどこぞへ飛んでいった。
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