[過去ログ] 【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】 (1002レス)
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330(1): ◆AaNrqSY5ys [sage saga] 2018/08/12(日) 22:17:02.86 ID:x1vh2Bhc0(1/5)調 AAS
-前回までの雑なあらすじ‐
夢の中で泣きじゃくる幼女を不憫に思い目が覚めたら異世界でした。
そして紆余曲折の後 SOUND ONLY とだけ浮かぶテレビ画面を越境者たちは見ていた。
?「おかえり私のヒーロー」
グラディウス「シャーロット!」
画面から聞こえてきたのは女、ともすれば少女とも取れる声。
?「そしてようこそ越境者の皆様、場合が場合でなければゆっくりとしていただきたいところですが…」
クルツ「かまわねーよ、こちらも色々聞きてえし、互いに無駄は省こうや」
さて性悪女が床に胡坐をかいて質問を開始だ。
とりあえず聞きたいことを聞いてしまおう、メタ的にも情報はさっさと出すべきである進行の問題上。
333(2): ◆AaNrqSY5ys [sage saga] 2018/08/12(日) 22:40:05.22 ID:x1vh2Bhc0(2/5)調 AAS
>>331
シャーロット「…」
沈黙する画面越しの相手。
小さく息を飲んでいる辺り、何かを言おうとしたのだが。
シュヴァイン「あー…アキレス、一つ言いたいのだが……」
大男がそれを遮るように言った。
シュヴァイン
「連中を相手にしなかった場合、困るのは俺たちも同じであって…
お前の命が金や地位や名声で代替が効くなら其の要求はまあ、妥当だが」
クルツ
「金が欲しいのか?こいつ等より例のWDS…世界防衛連帯にでも行ったらどうだ?
国連みたいなもんなんだろうから予算だけなら潤沢だろうよ。
で、唯一の対抗策として丁重に持て成されて人体実験されるだろうなあ。
金は入るが使う機会は永遠と来ないやつだなー」
けっけっけ、とチビ女も笑う。
>>332
クルツ「…サソリに続いて犬まで生えたな」
シュヴァイン「いや、最初から居たような気がする、うん、居た」
説明しよう!
何処とも分からない世界に突如として強制召喚されたらしい越境者一行は、
そこで全身真っ黒な人型と交戦、こちらの攻撃が一切通らずピンチを迎えた!
そこに登場したのが剣に転じる小さな女騎士。
アームズギアと名乗る彼女を使い七八がアキレスと共に敵、ヴィランを打ち取ったのが半日前。
アームズギアを扱うことが出来る人材は限られ、
フォーリナーと呼ばれる其れが現状アキレス、ベティ、七八だけである、と先ほど判明している!
…ではウルリックは?
グラディウス「君はモフモフだな」
赤い鎧を纏う金髪碧眼の背の低い女。
幅広長剣型アームズギアのコードネーム:グラディウスに撫でられると不思議な感じがする。
どうやらこれが適正者とギアの繋がりのようなものであるらしく…
おめでとう、ウルリックもフォーリナーだ。
現状、剣のアームズギアしかいないのに如何扱うんですかねえ…?
337(2): ◆AaNrqSY5ys [sage saga] 2018/08/12(日) 23:13:16.62 ID:x1vh2Bhc0(3/5)調 AAS
>>334
クルツ「なんか通訳するの面倒だな…これでも付けとけ犬っころ」
伝言ゲームを拒否る性悪。
道具ってのはこういう時にこそ使うのが正しいとか何とか言っておる。
提示されたのは耳輪のようなもの。
細長い石が嵌め込まれたそれは意識すれば念話を音として発する便利グッズ。
クルツ「名前はサイキックバウリンガル…とか思いついたが長ぇから耳輪で」
シャーロット「そうですね…と言っても現状で出来る事は……」
ボスレー「既に結社史上最悪の状況です、詰んでいるといっても差し支えありません」
ちな、この場には全体的に細いシルエットなブリキのオートマタも居る。
彼の名はボスレー。なんか執事っぽいムーヴをかもしている。ちなアームズギアではない。
クルツ「つまり何を如何したらいいか皆目見当がつかねえのか…あー……」
シュヴァイン「こういう時は、結局何をすべきかを先ず上げてみるのがいいんじゃないか?」
クルツ「ああ?すべき事ぉ?」
シュヴァイン
「色々あるだろう?
ヴィランの撃退は勿論だが、そもそも我々がこの世界に呼ばれた原因も不明だ。
帰還方法も分からないしなあ…」
>>335
クルツ
「そこのブリキ野郎が言ってたろ?剣のねーちゃん以外御釈迦だって。
そーなると現状、七八が唯一の対抗策?ははッ、やってらんねえわ、確かに」
シュヴァイン
「…適性があるのだからある程度使えるんじゃあないのか?
純粋な剣術による適正とかそういったものではないのだろう?」
シャーロット
「確かに過去のフォーリナーを見ても適正とスキルが一致していた事は稀です。
勿論後天的な訓練である程度の使い手にはなっているようですが…」
クルツ「あー…そういう情報はあるのか………ん?」
シュヴァイン「どうした?」
何か思い至ったようでクルツが立ち上がる。
クルツ「おい、シャーロットさんよ、そのぶっ壊れたギア連中、回収はしたのか?」
シャーロット「ええ、既にこの建物の地下に…」
クルツ「よし、ブリキ!案内しろ!!…おい、アキレス!射撃武器なら文句はねえんだな!?」
340(2): ◆AaNrqSY5ys [sage saga] 2018/08/12(日) 23:34:24.77 ID:x1vh2Bhc0(4/5)調 AAS
>>338
外観は崖上に立つコテージであったこの建物。
しかし地下へ降りるとその様相は一気に変わる。
なんかこう…SFよりである!
音もなくスッと開いたエレベーター、
高度な宇宙船の中といっても差し支えないような外観に変わった廊下を歩き続けると
ガラス越しに見えるのは作業場らしき場所。
其処には砕け散った武器の残骸が幾つも並べられていた。
クルツ「こいつらがアームズギア…の成れの果てってやつだな?」
ボスレー「はい」
クルツ
「あー…やっぱり近代武器はねぇのか、
槍やら斧やら……魔術が盛んだった時代つってたもんなあ?
おい、ブリキ、当時の資料とかはねえのか?
そのものズバリ、アームズギアの作り方とか」
ボスレー「残念ながら資料はありますが其れが何を記したものかは不明なものが多く…」
クルツ「はあ?結社の資料だろ?何で不明なものが出てくるんだよ?」
ボスレー「それはですね―
クルツ「ああ、説明は後で聞く。なら今あるものでやり繰りするしかねえ」
>>339
シュヴァイン「あいつ、暇があれば修正力の限界に挑戦だーとかいって何か作っているからな」
大男が地下へと行ってしまったチビ女の代わりに応える。
シュヴァイン
「目的はあるのだろう。
我々の共通点は少女の夢を見、彼女を不憫に思い、目が覚めたら此の場にいた、と言うものだ。
おそらく彼女を助ける事、が目的であり、それを達成すれば帰還は叶うのだろう…経験則だが。
となると、少女が何者か、を探るのも重要そうだな。
フォーリナーである君らが呼ばれたのは分かる。
おそらくヴィランを撃退する事と少女を助ける事は関係があるのだろう。
しかしそうすると戦力外の俺は如何いった意味で呼ばれたのだろうか…?」
343(2): ◆AaNrqSY5ys [sage saga] 2018/08/12(日) 23:56:17.44 ID:x1vh2Bhc0(5/5)調 AAS
>>341
シュヴァイン
「まあ、ともあれ指針は出来た。
迎撃もする、少女も探す、忙しくなるな」
ふむ、と踏ん切りがついたような大男。
「ところでその四次元的な収納法はどうなっているんだ…?」
やる事がないので世間話に突入である。
いつの間にか画面も暗転していた。
>>342
ボスレー「初代様が資材をなげうって作り上げた結社の中核ですので」
クルツ
「ああ、んじゃ飴ちゃんはお預けだな…
正直設計図がねえ状態じゃあ、いかな天才錬金術師クルツ様でも限界はある。
だ が、この中から使えそうなものをかき集めて再構築くらいはな?」
スクラップからあーでもない、こーでもない、これは反応がない、これは生きてる
そんな事を言いながらパーツを吟味していくクルツ。そして。
クルツ「んじゃ、直ったら万々歳ってことで…オッラァッ!!」
見繕った残骸を一纏めにし、持参のアルケミストハンマーでぶったたき始める。
ガコン!ガコン!ガコン!とすさまじい音が鳴り響く。
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