【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】 (1002レス)
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(1): ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga] 2018/08/17(金) 22:07:43.41 ID:2sOp1yMH0(1/5)調 AAS
【科学と幻想が交差する近代イギリス】
霧の都 イギリスのロンドン 一行が飛ばされた時刻は夜 空には美しい月が昇っている

目の前には男が1人いた 首に噛みつかれたのだろう 手で押さえているが 
はめられた白手袋は己の血で塗れ 仕立てのいいスーツをどす黒く染め上げている

下手人はsづぐ目の前で転がっていた 労働者風の継ぎが当てられた服 
毛髪の類は抜け落ち 肌は蒼白くこけていて 牙が異様に伸びている
頭から血がしどと流れてピクリとも動かず スーツの男の もう一方の手には拳銃が握りしめられていた

男「d・・・誰だ・・・!?」
重症だろう だが意識はしっかりしているらしく 脂汗を流し 息を荒くしながらも しっかりと一行を見やる

ロイ「あぁ・・・えと・・・」
何か言い訳を考えようとした が

男「何者かは知らんが戦士と見受ける それに邪な気配も感じぬ 我等魔狩人を欺ける化け物はいない」

魔狩人言葉の響きからこの世界は人ならざる者を狩る一団がいることを知るだろう

魔狩人「貴君らを戦士として頼む この先に私の仲間がいる 彼は動けぬ私を守るために 単身奴らと戦っている・・・
    彼の実力を疑うわけじゃないが…頼む 彼を・・・ロード・ヴィッカムを助けてやってほしい」

ロード・・・下位なれど位を持った 貴族

魔狩人は銃を地面に置き 懐から懐中時計を取り出して差し出してくる

魔狩人「これは魔狩人の身分証の様なものだ こいつを本部に持っていけば 無下にはされん それに悪用されても分かるようにもなっている
    頼む・・・どうか…!」

ロイは同行人に顔を向ける どうするといわんばかりに
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(1): ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga] 2018/08/17(金) 22:41:19.66 ID:2sOp1yMH0(2/5)調 AAS
>>404
魔狩人「私の心配は無用 出血はひどいが 毛母それほどひどくはない・・・直に薬も効いてこよう」

ロイ「そうだな 借りていくぞ」
魔狩人から懐中時計を受け取る 蓋の裏側には青く 仄かに光る文字で個人名が刻まれていた

魔狩人「相手はグールだ 吸血鬼が血を吸い尽くし殺した元人間・・・奴らの尖兵
    身体能力は高いが知能は低い そして物量で攻めてくるのが特徴だ・・・さぁ 向こうだ 行ってくれ」

そして一行は石畳の通りを走る 聞こえてくるのは獣のような叫び声と 肉を打つ音

角を曲がり いた ネイビー色のスーツを着た白人の男

爪の伸びた腕を振り下ろすグールをウィービングで躱し際に右ジャブを一撃 怯んだところに踏み込んで渾身の左ストレートをアゴに入れ その衝撃げ脊椎を損傷

その隙にピッチフォークを白人の男の顔めがけ突き出すもう一体のグールをダッキングでかいくぐりリバーブロー 動きが止まったところで側面に回り キドニーパンチ(腎臓打ち)で内臓破壊を起こす

スーツの男は善戦していた だが敵に包囲された状態であり 仕立てのいいスーツはところどころ破れ血で汚れていた

ロイ「戦闘に介入する!! 突っ込むぞ!!」
ユノに叫び ハルバートを握るロイ 

白人の男「k…君たち ここは危険だ!!」
戦っていた男もこちらに気付く だがその言葉は非戦闘民への警告だったが どうする?
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(1): ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga] 2018/08/17(金) 23:09:28.93 ID:2sOp1yMH0(3/5)調 AAS
>>406
ロイ「ダァラァ!!」
ハルバートの一撃が一体のグールの顔上半分を消し飛ばし ユノの一撃はもう一体に突き刺さり 一体のグールを巻き込んで壁にたたきつけられた

白人の男「な・・・」
ロイ「呆けるな!! 拳銃持った魔狩人から言われて手伝いに来た」

非戦闘市民かと思ったら 見事なエントリーを決める2人に驚く白人の男にロイが叫ぶ

白人の男「ロード・ラッセルの・・・! 私のことはジョージと呼んでください ここを切り抜けましょう!」

ロイ「さっき見た懐中時計と名前が違うな…下手すりゃ爵位持ちか」

ロイは巻き込まれたグールにとどめを刺す

ジョージに覆い被さり玖波を突き立てんとするグール だがジョージは片手と胸倉をつかみ 頭から落とす背負い投げで頭部を破壊する

だが隙も大きい投げ技 急いで立ち上がろうとするジョージに対し スモールソード(レイピアの様な細剣)を振り下ろそうとするグールの姿が ユノの目に飛び込んでくるだろう
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(1): ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga] 2018/08/17(金) 23:29:38.30 ID:2sOp1yMH0(4/5)調 AAS
>>408
ロイ「あのラッセルさんが言ってたウィッカムは性でジョージが名だということだろ」

//しょっぱなでミスりました ヴィッカムではなくウィッカムということでオナシャス

ソードを振り下ろさんとするグールに飛び込むユノ グールの強化された身体能力でも その攻撃を受けきれず
上半身だけを壁にたたきつけられ 倒れ伏した

ジョージ「すごい・・・助かりました」

見たところ小娘の 信じられない膂力に目を白黒させるジョージ
だがつづいてやってきたグールに出足払い 踏み出走とした足を払って転倒させ 立ち上がろうとするグールの顔に左ストレート
首を反転させこと切れるグール

見てみればわかるだろう ジョージの戦闘スタイルの基本はボクシング 両手による打撃のスペシャリストだ
だがそれでは説明のつかぬ古めかしい動きが随所に見られる そう 武術と呼ばれる技術が

ロイ「あともう少しだ!!」
食いついてくるグールを押し戻しながら叫ぶロイ 見ればグールもあと三匹 ウチ一匹はロイが対処している

ジョージ「左のをお願いします!!」
そういいながらグールの一体に踏み込んでいくジョージ

最後に残ったグールはユノに対し 槍のようにリーチの長い ピッチフォークの切っ先をまっすぐ突き出してきた
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(1): ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga] 2018/08/17(金) 23:57:11.57 ID:2sOp1yMH0(5/5)調 AAS
>>410
血が噴き出すのも厭わずフォークの先端をつかみ取り 強引に取り上げれば打ち据える 
柄が折れ たたきつけられたグールは動かなくなる

クロスレンジに飛び込まれたロイであるが 素早くハルバートを捨ててスクラマサクスを抜き放ち 体当たりするように胸を刺突

ジョージは飛び込んでくるグールに手首のスナップを聞かせたジャブを顔面に二発 目をくらませるや大きく踏み込み
先ほどの素早く鋭いパンチではない 砕くような重い突きによる中心線五段突き

そして静寂が辺りを包んだ

ジョージ「この辺は掃討できたようです 本当に助かりました 私はジョージ・ド・ウィッカム
     王室より男爵の位を受けた魔狩人 あなた方を派遣してくれたのは 同じ王室より伯爵の位を持つ ロード・ラッセルです」

ロイ(伯爵は地方を管理する程度の役人 男爵は小さな村や町を治める程度の役人って感じ 魔狩人になると大分違うんだろうがな できうる限りで敬語使っとけよ)
こっそりユノに耳打ちするロイであった

ジョージ「ラッセル卿を本部の医務室まで連れていきましょう それと少しお話しができたらと思います」
ということになった
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