【安価コンマ】オリウマ娘と共に (1002レス)
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453: 2024/04/29(月) 11:19:51.83 ID:08mggUUNo(1/2)調 AAS
おつおつ
くっ…流石に中々相手もお強い
454: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/04/29(月) 12:13:37.59 ID:6qNrfZSxo(1/2)調 AAS
うーん中々勝てないですねぇ、しかもガッツリ負けてる……
★
メンタルダメージ!:コンマ直下
1〜2 ちょっと泣きそう…
3〜6 ボロボロ
7〜9 ごめっ…やぁ…
0 お兄さんに相談があります
455: 2024/04/29(月) 12:15:25.35 ID:o3rdANIq0(1)調 AAS
なんとか軽く
456: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/04/29(月) 12:39:31.07 ID:6qNrfZSxo(2/2)調 AAS
まだ、大丈夫?
次のレース決めていないので近いうちにレース安価とかやったりします。暫く休んだり、沢山レースしたり、パピヨンを勝たせてあげてください。
457: 2024/04/29(月) 13:13:48.03 ID:08mggUUNo(2/2)調 AAS
まかせろー!
458: 2024/04/29(月) 19:53:02.01 ID:O4sCIf6l0(1)調 AAS
エロい人が言ってました、まだ大丈夫はもう危ないって
お出かけしてカップケーキ投与しつつアンクル着けてブートキャンプしなきゃ
459: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/04/30(火) 01:04:05.12 ID:dsRGtLN30(1/6)調 AAS
――梅雨の時期に燦燦と輝く太陽の下、東京レース場。砂塵が舞う中で15人のウマ娘がゲートに入ります。
――一番人気は勿論このウマ娘、ステラライム。全日本ジュニア優駿優勝ウマ娘としての実力を見せつけることはできるか。
――二番人気、シルヴァーパピヨン。前走ではステラライムに敗れ、このレースでリベンジなるか。
大丈夫、大丈夫。アタシなら――勝てる、今のアタシなら、強くなったアタシなら――。
――各ウマ娘、ゲートイン完了。出走準備が整いました。
――さあ、今まさにゲートが開く!G3ユニコーンステークス、スタートいたしました!
460: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/04/30(火) 01:05:29.72 ID:dsRGtLN30(2/6)調 AAS
パピヨン「――っ!」
――ほぼ揃った出だし、その中からスーッと前に出て行くのは7番シルヴァーパピヨン。やはりのこのウマ娘が先頭を走ります。
スタートダッシュは完璧。後ろからは、事前に知っていた3番と11番、そして12番のステラライム。
うん、分かる。大丈夫、アタシはちゃんと走れてる、なんなら今までで一番――調子が良い!
――7番シルヴァーパピヨン、どんどん前へ行く。その後を追うように、3番と11番、そして一番人気12番ステラライム。
――しかしどうでしょうか、少しかかり気味かもしれません。
パピヨン「はぁ、はぁ、はぁ……!」
コーナーを曲がり、向こう正面。まだ全然余裕!もっと、もっと走って!どんどんどんどん前に進んで――!
このまま逃げ切る!そして、今度こそ、アタシは、アタシは――!
パピヨン「はっ、ははっ、ははははっ――!」
――シルヴァーパピヨン独走!これはこのまま逃げ切るか!?四バ身、五バ身離れて、11番、8番、3番……中断には……。
461: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/04/30(火) 01:06:31.12 ID:dsRGtLN30(3/6)調 AAS
『…………パピヨン?』
真っ先にパピヨンの走りの違和感に気づいたのは【貴方】だった。
いつもと変わらないパピヨンの逃げ。掛かり気味、とは思わない。今のパピヨンだったらあれくらい前に出たとしても十分走り切れるスタミナがある、そう確信がある。
――しかし、どこか妙な走りだった。まるで、何かに追われているような、後方のウマ娘からとか、ステラライムから追われているとか、そういう話ではなく――もっと、精神的な。
『…………』
何か焦っている、何か縛られているような――今までの自由に楽しく走るパピヨンの逃げとは正反対の、そんな逃げ。
――しかし、もうレースは後半戦。【貴方】はもう見届けることしか出来ない。
462: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/04/30(火) 01:07:38.17 ID:dsRGtLN30(4/6)調 AAS
パピヨン「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ!もっと、もっと先――!」
――第3コーナーを曲がり、最終コーナー。他のウマ娘がそろそろ仕掛けてくる。勿論、あのステラライムも。
気合いを入れろアタシ!スタミナの最後の最後まで使い切って、後は気合いと根性で!
スタミナはまだある!だから、この瞬間!もっと腕を振れ!脚を動かせ!それで、それで――!アタシは勝てる!
心臓がバクンバクンうるさい!今にも肺がはち切れそう!だけど、それでも!
今まで裏切ってた期待に、ようやく初めて応えられて――!
パピヨン「――――ぁ、れ?」
――――最終コーナーから最終直線。脚に力を入れ、踏み出した瞬間。
――――ガクン、と。全身から力が抜ける。
――さあ、最終コーナー!先頭のシルヴァーパピヨン、このまま逃げ切れるか!後ろのウマ娘との差は縮まってきている!
463: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/04/30(火) 01:10:26.78 ID:dsRGtLN30(5/6)調 AAS
腕が動かない、脚が動かない。心臓だけがうるさくて、周りの音が、何も聞こえない。
パピヨン(なんで――なんでなんでなんで!?動くでしょ、いつもなら動くじゃん!?意味分かんない、分かんない分かんない分かんない!)
ライム「っ!やぁあああああああ!!!!!」
――さあ後方から一気に12番ステラライム!そしてそれに並ぶように11番と8番のウマ娘が迫る!
パピヨン(ライムが、来る。早く走らないと、逃げないといけないのに――なんで、どうして――)
力が入らない。まるでもうスタミナを全部使いきっちゃったみたいな、そんなはずないのに、だって。今日、アタシはライバルになるんだって、ライムがあんなにアタシに――!
パピヨン「ぁ……」
ライム「――――!」
――アタシの視界に、ライムの背中が、映った。
それに続くように一人、また一人とアタシを追い抜いて行って……。
それで、アタシは――。
――ステラライムゴールイン!無敗の連勝記録は未だに継続!2着は11番、そして3着は8番の――。
464: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/04/30(火) 01:16:44.05 ID:dsRGtLN30(6/6)調 AAS
とりあえずこれだけです。おやすみなさい。
465: 2024/04/30(火) 01:19:28.04 ID:ndTKmKGro(1)調 AAS
おつ
掛かっちゃたかー
これパピヨン元来はすげー頑張り屋っぽいのでは?
466: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/01(水) 01:38:22.51 ID:TLTvYtE00(1/5)調 AAS
「――君の走りは凄いなシルヴァーパピヨン!今の年でその速さなら、きっとダート重賞……いやG1勝利だって夢じゃないな!」
――小学生の頃の記憶。誰かが言ったこんな言葉を、アタシはずっと覚えていた。
走ることがずっと好きだった。思うがままに走って、大地を蹴って、風を感じて……それが何だか楽しくて、気持ちよくて。だからずっと走っていた。
フラワー「パピヨンちゃん凄いね!私はあんな力強くダートは走れないから……でも、私ももっともっと早くなって――」
幼馴染のフラワーからも凄いと言われた。アタシからしてみればフラワーの方が断然凄いと思うけど。それでもやっぱり。褒められることは嬉しかった。
――だから、沢山走った。早く走るための練習も沢山やって、小学生ウマ娘が出るレースにも出て、それで一着になって。周りから褒められて。
アタシが走ると笑顔になって、喜んでくれて――だから沢山走って、走って、走って、走って――。
――――あるレースで、私はびりっけつになった。
467: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/01(水) 01:38:50.94 ID:TLTvYtE00(2/5)調 AAS
短距離レースもあるけれど、やはりダートはマイルや中距離のレースが主戦場だと誰かに言われ、そのまま一気に中距離のレースに挑んで、そのまま撃沈。
その時は周りの人は励ましてくれた、距離が長すぎたからマイルに行こうと。そして、次にマイルのダートレースに挑んで……下から二番目。
――いくら走っても一着になれない。二着にも三着にも、掲示板にも入れない。
走り方を無理やり変えてみても、結果は変わらない。残るのは気持ちの良くない走りをしたモヤモヤと、周りからの哀れむみたいな視線。
誰かが言った。「――ちょっとがっかりかも」
誰かが言った。「あんなに期待したけどこれじゃあ……」
アタシに失望する言葉、アタシに落胆する言葉。あんなに褒めてくれた、笑ってくれたみんなが、がっかりした表情でアタシを見る。
……練習した、沢山練習をした。フラワーにも手伝って貰って、色んなレースの本も読んで、体力づくりのトレーニングをして――勝てなかった。掲示板に、入れなかった。
心が痛い、心臓がはち切れそうになって、何度も泣いちゃって。勝てなくて、裏切ってしまって、期待に応えられなくて――。
パピヨン「――――ぐすっ、ひぐっ。ごめっ、ごめんなさっ……!うぁ、あぁあぁあ……!」
――だから、アタシは…………。
468: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/01(水) 01:39:30.66 ID:TLTvYtE00(3/5)調 AAS
――――ワァアアアア……!
歓声。一着になったステラライムに歓声が沸き上がる。今世代屈指のダートウマ娘、その無敗記録がまた継続したんだから。まあこの歓声も当然だよね。
ライム「ありがとうございます……!ありがとう、ございます!!!」
歓声に対して、大きな声で感謝の気持ちを。そして大きく手を振って応えるステラライム。
パピヨン「はぁ、はぁ……はぁ……っぷ。おぇ……はぁ……」
それに対してアタシは必死に呼吸を整えて、今にも倒れそうになりながらその姿を見ているだけ。
――情けない。バカみたい。ああ、アタシはやっぱり……こうなんだ。
パピヨン「…………っ」
アタシはライムに捕まる前に、逃げるように地下バ道に歩いて行った。
469: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/01(水) 01:40:04.02 ID:TLTvYtE00(4/5)調 AAS
『…………お疲れさま』
控室に砂まみれで戻ってきたパピヨンに、【貴方】はお疲れさまと声を掛ける。
しかし、パピヨンから返事はない。
『取り合えず脚を休ませようか。脚を痛めてしまったりしては元も子もない、アイシングとテーピングを――』
パピヨン「……ねえ、お兄さん」
『……』
パピヨン「アタシ、頑張ったよね。アタシ、あんなに頑張って、お兄さんのトレーニングも、しっかりやって……体力も付けて」
パピヨンの口から、言葉が溢れてくる。
パピヨン「アタシ、アタシ……お兄さんの期待とかも全部、ダメにしちゃって……!ライムの、あんなアタシに宣言とか、ライバルって言ってくれて……!なのに、アタシ、ほんとダメで……!」
『パピヨン』
パピヨン「うぐっ……ぐすっ……アタシ、全然、ダメで……走れなくなっちゃってぇ……!ぅぁ、あぁ、うぁあぁあああ……!」
ボロボロと涙がこぼれる。今まで溜まっていたモノを全部吐き出すみたいに、沢山溢れている。
『……』
470: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/01(水) 01:40:55.67 ID:TLTvYtE00(5/5)調 AAS
パピヨンに何か行動:安価下1〜3までで
★
これだけやります。こんな時間にすみません、おやすみなさい。
471: 2024/05/01(水) 02:00:16.11 ID:rtXn9yK00(1)調 AAS
スパイクタンパク単体で心臓やその他臓器に悪影響を及ぼすことがわかっています
何故一旦停止しないのですか
何故CDCが接種による若い人の心筋炎を認めているのに情報発信がないのですか
20代はたった1ヶ月で接種後死亡がコロナ死と同等になってます
因果関係の調査は?
472: 2024/05/01(水) 09:10:26.57 ID:/PN8RWe3O携(1)調 AAS
抱きしめてキス
473: 2024/05/01(水) 09:18:47.86 ID:Nj4jBk4g0(1)調 AAS
落ち着くまで口にお菓子突っ込み続ける
474: 2024/05/01(水) 10:08:58.15 ID:6Cg9Qvp9o(1)調 AAS
言いたい事全部吐き出させてから、ダメじゃないこと、パピヨンが頑張ったこと、そしてまだ終わりじゃないことを伝える
475: 2024/05/01(水) 20:07:09.33 ID:S8EPdBIKO携(1)調 AAS
パピヨンこれで大分メンタルやられてそうだけどまだセーフなの?
これまた負けたらメンタルぶっ壊れない?
476(1): 2024/05/02(木) 00:17:40.33 ID:TwiPCS/Ko(1)調 AAS
おつ
パピヨン頑張り屋さんの良い子じゃん!
でもワガママメスガキがこっから生えるのか…
477: 2024/05/02(木) 23:50:55.18 ID:u1mQ2v1B0(1)調 AAS
>>476
いい子でいるの……疲れちゃったな……
478: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 02:42:25.84 ID:+9m/08ls0(1/18)調 AAS
パピヨン「アタシ、頑張ったのに。頑張ったのにぃ……!最後、全然脚が動かなくなっちゃってぇ……!ぐずっ、ぅぁ……あぁあぁあぁ……!」
パピヨン「今までの全部、ダメになっちゃって……!あんなに一緒に、頑張って……頑張ってくれたのに!お兄さんもアタシ、裏切っちゃって……!」
ごめんなさい、ごめんなさい……!お兄さん、ライム……ごめんなさい、ごめんなさ……っ!あああぁぁぁあああぁ……!
――顔が涙と鼻水でぐしゃぐしゃ。そんな顔から、彼女は謝罪の言葉を何度も何度も吐き出す。
ああ。と、【貴方】は理解した。
(――――なんて、責任感の強いウマ娘なんだろう)
根っこの部分が頑張り屋なことは今までの付き合いで理解していた。しかし、なぜそんなに頑張り屋なのかの理由がハッキリわからなかった。
走るのが好きだから?いいや違う。それももちろん有るだろうけど、大部分は――責任感なんだ。
――期待を背負う。それに絶対応えるために、努力をする。
――絶対に期待に応えるという責任感。そして絶対にそれを妥協しない。
――それがきっと、シルヴァーパピヨンというウマ娘なのだ。
『……落ち着いたか?』
パピヨン「ぐすっ、ひぐっ……ずびっ……ぅぁ……」
『ああもう、顔がぐちゃぐちゃだ……ほら』
言いたいことを吐き出し、落ち着き始めたパピヨンの涙をハンカチでそっと拭う。そして次にティッシュで鼻の周りの鼻水を拭きとってあげる。
……ずびーっ!と、鼻もかませる。
479: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 02:44:19.52 ID:+9m/08ls0(2/18)調 AAS
パピヨン「ずびっ……ぐすっ、ありがと……」
『……なあパピヨン。キミはダメだダメだと自分の事を言うけど……ダメなんてことはないと思うんだ』
確かに、今日は負けた。自分自身も今日こそはパピヨンが勝つことに期待していたし、それは嘘じゃない――けど。
『今日この日の為に頑張ったことも、努力したことも。そしてそこに至るまでの経緯も全部全部……ダメだったなんて言わないでほしい』
パピヨン「……」
勝負の世界においては結果が全て――それは否定しない。だが、その結果に至るまでの全てを否定して、ダメを押し付けてしまうのはあまりにも悲しい。と、【貴方】は、そう思う。
『パピヨンが頑張ったことを自分は知ってるよ。だから、キミがダメじゃないってことも、勿論知っている』
パピヨン「……お兄、さん」
『そして、まだ終わりじゃない。だってキミはまだまだ走るだろう?』
ウマ娘である限り、ダートを走る限り、シルヴァーパピヨンとステラライムは今後も戦うことになる。ならば、リベンジの機会はまだまだたくさんある。
『また、頑張ろう。今日負けてしまった事も、次に繋がるから。その為に自分は――キミのトレーナーになったんだ。シルヴァーパピヨン』
そう言うと【貴方】は優しく笑って……シルヴァーパピヨンの頭を撫でた。
パピヨン「うひゃ!?ぁ……」
『……何度でも言うけど。キミはダメじゃないよパピヨン……ほら、そろそろウイニングライブに行こうか』
時計を見ると、そろそろライブが始まる時間。このままだと周りに迷惑が掛かってしまう。撫でるのを止めて、パピヨンの背中を軽く、押してあげる。
パピヨン「…………ぅ、うん。あの、えっと、お兄さん!」
アタシ、アタシね――!まだ、まだ沢山!走るから!お兄さんが、そう言ってくれる限り!
――そう言い残して、パピヨンは控室から飛び出していった。
『…………ああ、それも知ってるよ。パピヨン』
480: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 02:47:59.35 ID:+9m/08ls0(3/18)調 AAS
――――ウイニングライブ、ステージ裏。
ライム「――あ!パピヨンさん……!」
パピヨンの姿を見たステラライムが駆け足に向かってくる。
ライム「レースが終わってすぐ、話したいことがあったんですけどもうパピヨンさん行っちゃってて……それで、えっと……」
パピヨン「ねえ、ライム!」
眼を真っ赤にしたパピヨンを見て少し動揺したライムに対して。パピヨンは、宣言する。
パピヨン「アタシ――次こそは勝つから!まだまだ沢山走るし、まだまだ終わってないから!だから!」
今日勝ったからって、油断したら――次は全部置き去りにしちゃうから!
と、言ってやった。周りのウマ娘からの視線が集まる、けど本人は気にならない。
ライム「……!ふふっ、全然大丈夫そうじゃないですか、パピヨンさん――ええ、勿論。油断もしませんし、慢心もしません。だから――次また走るときは、戦いましょう!全力で!」
――ライバルとして!
パピヨンはその言葉を聞いて。なんだか嬉しそうに、全然変わらないじゃん。と笑った。
481: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 02:49:08.34 ID:+9m/08ls0(4/18)調 AAS
G3ユニコーンステークス。五着、シルヴァーパピヨン。
一番人気にして見事一着であったステラライムのテレビでの宣言もあって、期待も高まった彼女のその着順は、観客に失望を抱かせた。
――しかし、まだ彼女は諦めていない。勝つことも走ることも、今までであったらそこで終わっていたかもしれないが――終わらない。
『……』
【貴方】はネットや新聞等での評判を見ながら、思う。
――ここからシルヴァーパピヨンは始まっていくのだぞ、と。
彼女は真面目なウマ娘で、一度背負った期待はなんとしてでも応える、そんな妥協をしないウマ娘なんだぞと。
『……自分ももっと頑張らないとな』
梅雨の六月が終わり、七月になる。クラシックの夏。暑い暑い夏。それはつまり!
――夏合宿の始まり!
『……改めて、トレーニング内容を見直さないとな』
482: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 02:57:43.77 ID:+9m/08ls0(5/18)調 AAS
夏合宿前!見たイベント:自由安価下3まで。
★
おやすみなさい。
パピヨンもよくやってるなぁと思いました。
483: 2024/05/05(日) 08:21:51.23 ID:RZt09s+DO携(1/3)調 AAS
お互いの趣味(ともに絵本を作っている)がきっかけで互いに作った絵本の感想や、絵本関係だけでなくレースにかける思いやトレーナーのこととかも語り合ったりして仲良くなるシルフィーとマンティス
乙でした
484: 2024/05/05(日) 09:48:04.67 ID:g/FYfObGo(1/2)調 AAS
スク水じゃない水着着て来てトレーナーをからかってやろうとするも、そこまで慌てない&トモとか成長したなぁと真面目に返され、逆に恥ずかしくなっちゃうパピヨン
485: 2024/05/05(日) 10:07:59.96 ID:QEIsYaNto(1/4)調 AAS
ライムのトレーニングを秘密裏に探るため二人でスニーキングミッション
486: 2024/05/05(日) 10:56:23.01 ID:o4j0kqJSo(1)調 AAS
おつ
実馬は血統に特大のやらかしやったのが入ってるだろパピヨン
んで賢いから凡走の後は厩舎で目に見えて落ち込んでた様子が知られている
487: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 13:41:01.95 ID:+9m/08ls0(6/18)調 AAS
水着だ水着だ!
という訳でパピヨン水着安価やります。夏合宿では周りも本人もスク水なので、とりあえずパピヨンだけ。
★
パピヨンのお兄さんからかい水着:安価下3まで募集
488(1): 2024/05/05(日) 13:56:38.89 ID:5va7xFPWo(1)調 AAS
紐が多めのかっこいいタイプの黒ビキニ
489(1): [sage saga] 2024/05/05(日) 15:00:10.63 ID:sJm7/YID0(1)調 AAS
紐水着3歩手前くらいのガイドラインギリ違反くらい攻めた布面積極小水着
490(2): 2024/05/05(日) 15:00:16.40 ID:7MgZUJVi0(1)調 AAS
蝶に包まれてる模様のワンピースタイプ水着
胸とかそれ先端見えない?て感じだけど実際は肌色生地になってるだけで寧ろ露出は少なめ
491: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 15:27:54.74 ID:+9m/08ls0(7/18)調 AAS
悩んで時間かかりそうなので、ちょっとコンマやります。どれも良いよね。
★
水着どれだ:コンマ直下。0はもっかい。
1〜3 >>488
4〜6 >>489
7〜9 >>490
492: 2024/05/05(日) 15:29:04.99 ID:p499ikJz0(1)調 AAS
あ
493: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 19:30:49.59 ID:+9m/08ls0(8/18)調 AAS
――出会いは図書室でした。
シルフィー「――も、もしかして、絵本。好きなんですか?」
マンティ「へっ!?ぁ、ぇ……?は、ひゃ、ひゃい……!」
図書室の小さな机で、絵本を読んでいる彼女。見てみると他にも何冊か絵本が積み重なっていて、それだけで「ああ、絵本が好きなのかな……」と、分かりました。。
……普段なら絶対にしない。自分から話しかけるなんて、しかもこんないきなり。
けど、トレセン学園で友達が欲しいというのもちゃんとした……そう、健全な欲求だと、私は思います。
シルフィー「ご、ごめんなさい!いきなり話しかけちゃって……私、グリーンシルフィーと言います。貴女は……」
マンティ「わ、わた、私は……ブラックマンティス、と言います」
これが、私とマンティさんとのファーストコンタクトでした。
494: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 19:32:47.59 ID:+9m/08ls0(9/18)調 AAS
シルフィー「す、凄いです……!絵の雰囲気と文章が見事にマッチしていて、しっかりと絵本の世界観に引き込まれてしまいました……!」
マンティ「シルフィーさんの本も……す、素晴らしいです……!お話の展開が……凄いはっきりしていて、最後の場面では……思わず、な、涙が出てしまいそうで……!」
――初めて会ったあの日から。私たちはこんな風に作った絵本をお互いに読み合って批評する、ということをよくするようになりました。
自分だけでは見えてこない視点、感想を聞ける……少し恥ずかしい気持ちもありますけど、とってもいい時間でした……!
……パピヨンさんに一度読んでもらおうとしたことはあるんですけど。その、ちょっとハードルが高くて……その。
マンティ「し、シルフィーさんは、絵本以外にも色々やってるんですもんね。小説とか……絵本以外にも、色々読んだりした方が良いんだろうな、という気持ちはあるんですけど……」
シルフィー「!しょ、小説に興味がおありですか……!?」
来ました来ました!で、ではどうしましょう……?マンティさんなら長めの長編小説でもしっかりと読み切れそうですが、最初はやはり、短くまとまっていて分かりやすいものが――。
いえ、好きなジャンルを読んでもらって小説が面白いものというのを分かって貰うためには、少し儚くて優しい雰囲気のファンタジー系の……。
マンティ「し、シルフィー、さん……?」
シルフィー「……あっ!?ご、ごめんなさい……!そ、そうですね……ま、まずは短編集などを読んでみて、どんなジャンルが好きか探してみるのが良いかもしれませんね……私の見立てだと、マンティさんは――」
――絵本や創作の話をこんな風にしながら、紅茶を飲んだりお茶菓子を食べたり。まるでティーパーティー……トレセン学園でこんなことが出来るなんて、と。思わず顔が綻んでしまいます。
495: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 19:36:47.73 ID:+9m/08ls0(10/18)調 AAS
そして、私たちはトレセン学園に通うウマ娘。ならば必然的にレースの話は切っても切り離せない話題で。
シルフィー「……そうですか。マンティさんはJBCスプリントを目標に」
マンティ「は、はい……国内で短距離のダートG1は、その一つだけですから……わ、私の走りなら十分狙えると、トレーナーさんも……」
――私の同室、パピヨンさんと同じダートを走るウマ娘。短距離ということは、もしかしたら同じレースに出ることもあるかもしれませんね……そうなったら、どちらを応援したら……。
マンティ「…………が、がんばり、ます!まだまだ先のレースですけど、そのG1に勝てれば、きっと……!」
シルフィー「……?」
何か覚悟を決めたような表情。けどどこか必死な表情――私にはそれの見覚えがあります。
(……パピヨンさんも、前に)
そう、パピヨンさんも前にこんな表情をしていました。マンティさんのレースに懸ける思いがそうさせるのでしょうか……ですが、それを聞く勇気は、私にはありませんでした。
マンティ「そ、そういえば。シルフィーさんは今後のレースは……ど、どうするんですか?」
シルフィー「あ、は、はい。えっと……」
――私は。
グリーンシルフィー、桜花賞戦績:コンマ直下
1〜3 一着!
4 二着!
5 三着!
4〜6 掲示板!
7〜9 掲示板にも……
0 おおっと
オークス戦績:コンマ下2
1〜3 一着!
4 二着!
5 三着!
4〜6 掲示板!
7〜9 掲示板にも……
0 おおっと
496: 2024/05/05(日) 19:38:40.98 ID:QEIsYaNto(2/4)調 AAS
ぬん
497: 2024/05/05(日) 19:42:29.62 ID:dsQ6ds5/O携(1)調 AAS
良い方に
498: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 19:47:50.82 ID:+9m/08ls0(11/18)調 AAS
桜花賞惨敗、オークス一着!
少し離席します。グリーンシルフィーサイドでもドラマがありそうで良いですね。
499: 2024/05/05(日) 19:56:30.40 ID:RZt09s+DO携(2/3)調 AAS
一旦乙です
現実の競馬だったらオークスの倍率結構凄いことになってそう
500: 2024/05/05(日) 20:18:54.56 ID:g/FYfObGo(2/2)調 AAS
たんおつ
おおシルフィーG1バじゃんやっるぅ!
桜で奮わなかったのも距離のせい、ゴリゴリのステイヤーですねこれは
501: 2024/05/05(日) 20:44:00.96 ID:QEIsYaNto(3/4)調 AAS
万馬券になってるだろうね
502: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 21:22:25.03 ID:+9m/08ls0(12/18)調 AAS
シルフィー「秋華賞のトライアルレース、紫苑ステークス。次はそこに出走するつもりです」
春、私は桜花賞で惨敗し――そしてオークスで見事勝利した。だから次は秋華賞を目指す。
私の夢、トリプルティアラ。最初の一歩でそれが無くなったとき、私は――酷く酷く落ち込んで、このままじゃオークスも駄目だと出走すら諦めそうになって、それで……トレーナーさんは……。
シルフィー「オークス、そして秋華賞を勝って二冠バに。それが今の私の目標で、夢ですから」
マンティ「す、凄いですね……シルフィーさん。私も頑張らないと……」
シルフィー「……はい、マンティさんなら勝てますよJBCスプリント。でも、その……同室のパピヨンさんも、ダートを走るのでもしかしたらマンティさんだけを応援、とは出来ないかもしれません」
マンティ「ぁ、え……!?パ、パピヨンさんが同室なんですか……?ご、ごめんなさい!そ、そんな、気まずかったですよね……!」
シルフィー「い、いえいえいえ!そんな謝らなくても……!あ、ほ、ほらそういえば新しいお茶菓子を用意してるんです!食べましょう食べましょう!」
マンティ「へ?ぁ、は、はい……!」
――こうして、私とマンティさんのティーパーティーは終わった。
私はティアラ路線、マンティさんはダートを。きっと一緒のレースで走ることはないかもしれないけど――こうやって、趣味を通じてお喋りが出来るのは、なんだかとっても楽しいし、心地いい。ですね。
……さて!私も、秋華賞――その前の紫苑ステークスに向けて頑張らないと!
503: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 22:02:12.89 ID:+9m/08ls0(13/18)調 AAS
パピヨン「――――む、むむむむ……」
――アタシは今、水着を選びにこのお店に来ている。目的は勿論、夏に着る水着を買う為――もあるけど!もう一つ目的として!
パピヨン「お兄さんをドキドキさせちゃうような水着はどれかなぁ……」
そう!スク水でも全然普通にしていたあのお兄さんを、ドキドキさせて顔を真っ赤っかにさせちゃうようなそんな水着を買って……お兄さんをからかう!
あの人、アタシの身体見ても全然キモい反応しないし……いや、キモい反応するけど、もっと……もっとこう!ねぇ!?
パピヨン「……アタシ、結構自信あるんだけどなぁ」
同い年、いや他のウマ娘と比べても大きい方だと思うんだけど……スカーレットとかと比べると負けちゃうかも?って気がするけどアタシ身長低いし。
……脚とかも、結構魅力的?だよね、きっと。
パピヨン「やっぱり肌面積とかが多い方が……」
お兄さんもそういうの好きだよね?これとか殆ど紐みたいな……い、いや!いやいやいや!これはない!これはないないない!
――もっと普通な、けどちょっとドキっとしちゃうような……そんな水着……あっ!
パピヨン「これだ、これにしよ!」
504: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 22:21:44.45 ID:+9m/08ls0(14/18)調 AAS
『……パピヨンに追い出されてしまった』
トレーナー室で仕事を片付けていたら、いきなりパピヨンが来て「出て行って!」と言われてしまった。
……いや、別にそのこと自体は良いんだが。パピヨンは部屋の中で何をしているんだろうか。
パピヨン「はーいお兄さん。準備できたから入って良いよ〜」
中からパピヨンの声が聞こえてくる。その言葉の通りに、【貴方】はトレーナー室に入ると……そこには。
パピヨン「じゃ〜ん……どう?新しい水着買っちゃったんだけど……お兄さんの感想、聞かせて欲しいな〜?」
――水着姿のパピヨンがいた。蝶のような模様があしらわれたワンピース水着。
パピヨン「ぷぷ、お兄さん見惚れちゃってる?やんや〜ん、そんなじっくり見ちゃって、お兄さんのエッチ〜」
『え?あ、ああ……すまない』
思わずジッと見てしまった。ふむ、ふむ……。
『……だいぶトモも成長したな。全体の筋肉量も偏っていないし……こうやってみると、だいぶ綺麗な身体をしているな』
パピヨン「えっ?い、いや……そんな……いやいや……えっ?」
『スプリンターらしい良い下半身だ、だから後は心肺能力と柔軟性、そういう部分を鍛えていくべきだろうな』
それこそ、夏合宿では遠泳を多く行ったりしても……いや確か夏合宿ではビーチでクイズ大会が行われるらしいから――。
パピヨン「……〜〜っ!あ、あーもう!お兄さんほんっと意味わかんない!もっとこう!あるでしょ!?」
『え』
パピヨン「言うべきこととか!水着なんだから!ねぇ!あ、あーもー……ほら!チャンスあげるから!」
顔を朱色に染めながら、パピヨンは自分にびしぃ!と指を指す。
……な、何だろう。
505: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 22:26:58.09 ID:+9m/08ls0(15/18)調 AAS
なんか言ってあげよう!:安価下2
1 ……水着似合ってるな
2 身体を見せるだけなら水着になる必要なかったんじゃ…
3 …………?
4 自由安価
506: 2024/05/05(日) 22:27:26.57 ID:QEIsYaNto(4/4)調 AAS
kskst
507: 2024/05/05(日) 22:40:13.71 ID:PypCo76v0(1)調 AAS
1
508: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 23:26:18.81 ID:+9m/08ls0(16/18)調 AAS
『……水着、似合ってるな』
パピヨン「!!!」
彼女の顔が、一気にぱあっと明るくなる。
パピヨン「っ!で、でしょ〜!?この水着、折角お兄さんの為に――ぁ、いや、ちがっ…………も、もう!ほんとお兄さんってば変態なんだから!」
アタシの水着姿で鼻の下伸ばして、にやにやしちゃって!まあでも、お兄さんだししょうがないよね!と、なんだか早口でまくし立ててくる。
パピヨン「ぷ、ぷぷぷ!あー、良かった……じゃない!ほらもうおしまい!アタシの水着姿なんて他の人じゃ中々見れないんだからね!?ほら出て行って!出てって!
『……え、ちょ。押すなって……!』
顔が真っ赤なパピヨンに押され、部屋から追い出されてしまう。
……水着が似合ってると思ったのは、本当なんだけど。どうして……。
パピヨン「……〜〜っ!ぅ〜……!!!」
――【貴方】をトレーナー室から追い出した後、嬉しそうにガッツポーズを小さくするパピヨンの姿がそこにはあった。
509: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 23:34:08.97 ID:+9m/08ls0(17/18)調 AAS
結局【貴方】はドキドキしたの?:コンマ直下
1〜6 ……?
7〜9 ……年頃の女の子がそういうのを着るのは、良くないと思う
0 ……いや、まあ……まあ。
510: 2024/05/05(日) 23:41:27.78 ID:RZt09s+DO携(3/3)調 AAS
はい
511: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/05(日) 23:52:07.20 ID:+9m/08ls0(18/18)調 AAS
多分最後までお兄さんパピヨンにドキドキしたりとかそういう目で見たりとかしなさそう。
今日はこれで終わりです。お疲れさまでした。おやすみなさい。
512: 2024/05/06(月) 00:23:24.81 ID:uKJEhHdD0(1)調 AAS
新人とは思えない危機管理能力
乙
513: 2024/05/06(月) 11:31:57.36 ID:qAUE+wM4o(1)調 AAS
クソボケやちょっとはそういう目で見ちゃうよりも魅力は認めつつ扇情的過ぎるのは駄目よと理性が勝ってるの、一番パピヨンにとって壁が厚い気がする
おつ
514: 2024/05/07(火) 00:44:00.15 ID:+XzMZXXGo(1)調 AAS
遅いけど乙
マジで壁が高いなこのトレーナーパピヨン自信なくしちゃうよ
でもなんかパピヨンの魅力にはちゃんと気づいてそうなのがまた厄介だな20歳越えるのを待つしか…
515: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/08(水) 00:50:48.75 ID:eX2MnGk70(1/3)調 AAS
パピヨン「ライムのトレーニングを探るよお兄さん!」
『……はあ』
ユニコーンステークスから数日、トレーニングが休みの今日この頃。いきなりパピヨンはそんなことを言い出した。
『……ライムのことなら直接訊けば、それこそ一緒にトレーニングも』
パピヨン「お兄さんバカ!? ライムはライバル……じゃなくて敵!敵なんだからもう軽々一緒にトレーニングしたりなんて手の内晒しはしないでしょ!」
『ああ、まあ……』
ぷんすこ怒る担当ウマ娘の意見も分かる、けどあのライムがそういう提案を断るだろうか……ああ、でもライムの担当トレーナーさんは、そういうのしっかりしているだろうなぁ。
……興味がないわけではない、敵情視察……そう敵情視察。自分自身、ライムがどのようなトレーニングを行っているのか気になるところだ。
パピヨン「ね!ね!?お兄さんも気になるでしょ!?」
『だけど、そんなトレーニングを見させてほしいなんて――あいたっ!』
蹴られた!脚を!痛い!
パピヨン「だから探るの!お兄さんほんっと察せないね!隠れてこっそりと観察するの!そう……スニーキング!」
『スニーキング』
……ダンボールとか用意した方が良いんだろうか。
516: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/08(水) 00:51:24.07 ID:eX2MnGk70(2/3)調 AAS
ライトレ「――少しペースが落ちているぞ!最後の一週も全力で!」
ライム「はい!トレーナーさん……っ!やぁあああああああ!!!」
――ダッ。と、ライムが駆けると同時に、風を割く音が聞こえてくる。
ダートの土が舞い上がり、まるでダートを往く流星のようで……。
パピヨン「……ちょっとお兄さん、お兄さん。何ボーっと見てるの」
『え、あ、ああ。悪い……』
パピヨン「今日はライムの練習を全部糧にするつもりで行くよ!お兄さんも一応トレーナー何だから、少しは頑張ってよ!」
酷い言われようだなと思う。まあしかし、折角担当ウマ娘がやる気を出しているのだから、それに全力で乗っかるのもトレーナーの役目だ。
――という訳で、自分たちは今ステラライムの練習を物陰からこっそりと伺っている。わざわざ黒いサングラスを二つ自費で購入し、あんパンと牛乳も……いやこれ刑事の尾行か?
パピヨン「もぐもぐごくごく……にしてもライム、相変わらずはっやいなぁ……前走った時よりも断然早くなってる気がするし」
――ステラライムのトレーニングを見始めて思った印象として、とても基本に忠実である。ということだ。
ライムのトレーナーさんは結構熱い人だが、トレーニングはとても論理的だ。無茶は絶対にさせず、しっかりと基本を押さえる。走りの土台をしっかりと築いている。
だからこ――単純に強い。王道のようなレース展開も。最後に抜け出す走力も、走り切るスタミナも全てを兼ね備えているからこそできる。つまり、基本が出来ているんだ。
ライム「っぁあああああああああああああ!!!」
ライトレ「……よし、いいぞライム。いったん休憩にしよう、しっかりと水分補給をしておいてくれよ」
ライム「はぁ、はぁ……!はい、分かりましたぁ……!」
パピヨン「うわ、すっごい担当とトレーナーっぽい。お兄さん、見習えば?」
『……いや、まて。それだけは君に言われたくないぞ』
517: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/08(水) 00:57:03.44 ID:eX2MnGk70(3/3)調 AAS
おやすみなさい。
★
スニーキング:コンマ直下
1 パピヨンうずうず
2〜4 バレてない!
5〜8 ライム「パピヨンさーん!どうしたんですかそんなところで!」
9〜0 ライトレ「……何やってるんですか」
518: 2024/05/08(水) 01:35:26.62 ID:u3Zgg4970(1)調 AAS
ダメぽ
519(1): ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/12(日) 00:11:58.07 ID:sAgW740n0(1/6)調 AAS
ライトレ「――次走のジャパンダートダービーでは長い直線のロングスパートが勝負になる。だからそこでの先行争い、それを制することが勝ちへとつながる」
ライム「はい!」
ライトレ「だからスパートをどれだけ維持できるか、持続力を鍛えるためにもこれから先はそう言ったトレーニングが多くなる」
足腰を重点的に鍛えるための筋トレや、最後まで走りきるための体力づくり……まあ、今まで通りと言えば今まで通りだが。と、ライムのトレーナーさんは難しい顔をしながら言う。
ライトレ「2000mはライムにとっても未知の距離だ、今までのトレーニングとレース結果からも適性はしっかりとあることは分かっているが――」
ライム「トレーナーさん!大丈夫です!私、しっかり2000mでも勝って見せますから!」
にっこりと笑い、ライムはトレーナーさんに向かってぐっ!と親指を立てる。
ライトレ「……そうか、ならしっかりと勝つためにトレーニングを続けよう。君の幼馴染にも、カッコ悪い所は見せられないからね」
ライム「えっ!?あ、ちょ……トレーナーさん!?その話は関係ないと思うんですけど!?」
ライトレ「ははは」
ライム「うぁー!」
揶揄うように笑うトレーナーと、顔を真っ赤にして起こるライム。これが、彼女とトレーナーの練習風景だった。
520: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/12(日) 00:14:28.23 ID:sAgW740n0(2/6)調 AAS
パピヨン「…………」
『……』
……なんだか、本当にお手本のようなトレーナーとそのウマ娘だと感じた。
パピヨン「……ジャパンダートダービー」
『……一応言っておくけどパピヨン。キミは』
パピヨン「分かってる、分かってるって……距離的に絶対無理だし、そもそも出れないでしょアタシじゃ」
これまで4戦2勝、出走登録自体は出来るだろうが……他に出るウマ娘も多い、抽選が必須になりそうだ。
パピヨン「ライムは次のG1に向けて練習、シルフィーはオークスに勝って秋華賞へ」
……アタシの周りG1勝ってる子多くない?と、そんなことを言いたげな目。
『ならキミも早くその仲間入りをしよう。次の目標もしっかり定めて、練習をすれば……きっと勝てるさ』
練習をすれば絶対に勝てるわけじゃないけど、それは無駄にならない。キミは理解しているだろう?
パピヨン「分かってるよ、お兄さん」
ライトレ「はは、なぁにそもそも2000mを走り切れるか不安になったときはちょっと長いマイルだと思えばしっかり走れるだろう!」
ライム「……ちょっと長いマイル?」
ライトレ「ちょっと長いマイルだ!走れないことはない、そう思うことでメンタルもカバーだ!」
おおっとなんだか遠くで愉快な話題が出てきた。
パピヨン「あ、やっばこっちに近づいてくる……撤退撤退。逃げるよお兄さん!」
『ああ!』
――アンパンと牛乳を両手に持ち、【貴方】とパピヨンはその場から逃げ出した!
521: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/12(日) 00:38:57.67 ID:sAgW740n0(3/6)調 AAS
『……次のレースの話をしよう、パピヨン』
夏合宿が近づいてきたある日、トレーニングを始める前にパピヨンをトレーナー室に呼び出す。
パピヨン「次のレース、かぁ。アタシは走れれば何でもいいんだけど――」
『それでも、今回はキミの意見が欲しい。今後キミがどういうレースを望むのか、ある程度指標があったほうがこちらとしてもやりやすいんだ』
――ライムのライバルとしてありたい。だとしても流石にジャパンダートダービー……中距離は、現時点では無理だ。
それにライムの追いかけを何時までもするわけにもいかない。ライムはライムの、そしてパピヨンにはパピヨンのレースがある。
『……短距離でも、マイルでも。次走じゃなくてもこのレースに出走してみたいとかそういうのでも構わない。地方のレースを巡るでも、それこそ海外でも』
パピヨン「ん〜……そう、だなぁ。アタシ的には……沢山走りたい。沢山走ってまず実績を作って、それで……ぷっ」
ぷはっ、あはは!と、突然パピヨンが笑いだす。
『ど、どうした!?』
パピヨン『あー、ごめんごめんお兄さん。いや、前のアタシだったら……言わなかっただろうなぁ、実績を作って〜とか」
――なんせ実績があるとその分人気になって頑張らないといけないから。と、パピヨンは言う。
パピヨン「でも今はそれが欲しいな。まずは慣れないと、まだちょっと……ムリかもしれないけど。少しずつ、少しずつ」
『……そうか。それは……とても、良いことだな』
――成長というのだろう。トレーナーとして、本当に嬉しいことだ。
522: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/12(日) 00:48:47.12 ID:sAgW740n0(4/6)調 AAS
パピヨン「と、いう訳で短距離でもマイルでもなんでも!沢山走りたいな!お兄さん、その辺色々叶えて欲しいな〜?」
おねが〜い。と、担当ウマ娘がウインクしながらおねだりする。任せろそれが仕事だと言わんばかりに、胸を張る。
パピヨン「……お兄さんって、自慢げだとちょっとキモいよね」
『自分も怒るぞいい加減』
さてさて、それは置いておいて。パピヨンの次走は――。
★
パピヨンの今後のレース展開についての安価です。深夜の為時間は長めに。
全てのレースが決定するわけではありません、こういうレース走らせたいとか、こういう路線で頑張りたいとか。そういう物です。
目標レース:(将来的に出たいレース名、○○が出走するレースとかでも大丈夫です)
(出来るだけウマ娘ゲーム内であるものでお願いしたいですが、なくても出来るだけ頑張ります。海外とか殆どゲームにないので)
次走:(次走で走りたいレース名、作中は現在クラシック6月後半です)
(書かなかった場合、目標レースから考えてそれっぽいのを選びます)
その他:(何か付け加えたいことや、こういうローテ組みたいとか何かあれば。絶対ではありませんが出来るだけ取り入れます)
上記のテンプレで書いて欲しいです。初の試みなので出来るだけ柔軟にやってみます。
因みにパピヨンは「出来るだけレースに出たい」そうです。クラシック期間に「3〜4回」くらいはレースに出たいかもしれないです。
523: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/12(日) 00:50:47.56 ID:sAgW740n0(5/6)調 AAS
それではおやすみなさい。質問等あれば何でもお願いします。
★
パピヨンの今後のレースは――:18時まで募集。
目標レース:(将来的に出たいレース名、○○が出走するレースとかでも大丈夫です)
(出来るだけウマ娘ゲーム内であるものでお願いしたいですが、なくても出来るだけ頑張ります。海外とか殆どゲームにないので)
次走:(次走で走りたいレース名、作中は現在クラシック6月後半です)
(書かなかった場合、目標レースから考えてそれっぽいのを選びます)
その他:(何か付け加えたいことや、こういうローテ組みたいとか何かあれば。絶対ではありませんが出来るだけ取り入れます)
524(1): 2024/05/12(日) 01:58:55.53 ID:HN7+ohOD0(1)調 AAS
ちょっと調子悪そうだし精神を鍛える面でも障害レース一回だけ走っとく?
東京ジャンプステークスとかあるし
525(1): 2024/05/12(日) 11:16:58.63 ID:D+zCJuEro(1)調 AAS
次走はエルムS(札幌)やクラスターS(盛岡)で地方遠征いちゃつき入りとか
今年はあと武蔵野SとかカペラSとか勝って実績作り
最終的にはJCBスプリントでライムに勝つのは勿論、海外だけどドバイゴールデンシャヒーンとか行ってみないか(お兄さんと海外)
526: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/12(日) 22:24:17.16 ID:sAgW740n0(6/6)調 AAS
なかなか見れなくて遅れてしまいました、すみませんありがとうございました。
テンプレで書いてきてもらったものを採用するつもりだったんですけど、何か分かりにくかったのか来ないで終わっちゃいました……申し訳ないです。
今日は更新できないので、もう少しだけ時間延長してみたいと思います。明日の21時までで。
来なかったら>>524,525から予定通り選びたいと思います。
527: 2024/05/12(日) 22:33:12.95 ID:VV51EV380(1)調 AAS
次走はエルムSあたりかな
最終目標はフェブラリーSか、いっそBCスプリントとか
528: 2024/05/13(月) 12:50:36.20 ID:NgVQ7RY7O携(1)調 AAS
案外海外の方が上手く走れたりするかもだし海外行くか
ただ今年一杯は国内で走って来年からになりそうそうすると
血統分からないけどそういう血が混ざっててもおかしくはないし
529: [sage saga] 2024/05/13(月) 18:21:47.05 ID:baB4dCIF0(1/2)調 AAS
いつかアメリカ行ってメトロポリタンハンディキャップ(アメリカの6月開催G1、ベルモントパーク競馬場ダート1600m)かブリーダーズカップ・ダートマイル(アメリカの10月末or11頭開催G1、開催地は持ち回りダート1600m)出たいとか言っても良いと思う
因みにどっちも凱旋門賞やドバイシーマクラシックなんかも入ってるような世界のトップ100G1レースに乗ってる(国際競馬統括機関連盟なるwikiページ参照)
差し当たりは夏合宿挟んでオープンのながつきステークスかG2東京杯、年末にG3カペラステークスorチャンピオンズカップ、シニア級入ってからコーラルステークスって感じに
530: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/13(月) 22:27:33.24 ID:WKyf6WzJ0(1/3)調 AAS
時間過ぎましたがこれで終わりたいと思います、ありがとうございました。
次走は「エルムステークス」「クラスターカップ」「ながつきステークス」「東京盃」ですかね。障害レースはちょっとお留守番!
最終目標は国内G1だったり国外G1だったり、まだ決めませんが候補には上がってくる感じで。パピヨンに意識だけさせておきましょう。
では、早速次走決めます。
531: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/13(月) 22:31:59.22 ID:WKyf6WzJ0(2/3)調 AAS
ではおやすみなさい。
★
次走は――:安価下3までで一番コンマが大きいもの
1 8月前半に札幌で行われるG3「エルムステークス」
2 8月後半に盛岡で行われるG3「クラスターカップ」
3 9月後半に中山で行われるOP「ながつきステークス」
4 10月前半に大出行われるG2「東京盃」
532: 2024/05/13(月) 22:43:00.44 ID:kwgpzOzA0(1)調 AAS
1
533: [sage saga] 2024/05/13(月) 22:47:07.15 ID:baB4dCIF0(2/2)調 AAS
4
534: 2024/05/13(月) 22:58:10.42 ID:9rS2Fg0io(1)調 AAS
1
535: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/13(月) 23:13:10.31 ID:WKyf6WzJ0(3/3)調 AAS
次走は「エルムステークス」です。1700mの今まで最長距離ですが、何とか頑張りましょう!
そして札幌でデートです。ありがとうございました。
536: 2024/05/14(火) 15:40:45.48 ID:BsqSSE0+0(1)調 AAS
???「札幌デートか……塩ラーメンが旨いと聞くぞ」
537: 2024/05/14(火) 22:51:38.09 ID:hywWUxnU0(1)調 AAS
パピヨンなんか惜しいとこで毎回勝てないキャラな気がする
シニアが終わるまでにG1勝てなさそうだけど最後に勝ってハッピーでも楽しそう
538: 2024/05/19(日) 22:51:03.79 ID:Oqm+6HQRo(1)調 AAS
エタ?
539: 2024/05/20(月) 23:35:18.34 ID:IClHYhfbO携(1)調 AAS
あーあもうやる気なくなっちゃったか
すぐエタるよな安価やる奴ってゴミばっかり
540: ◆OX0aJKbZO.0H 2024/05/21(火) 23:09:59.14 ID:H7a23omZ0(1)調 AAS
生きてます、すみませんもう少し待ってください。
541: 2024/05/21(火) 23:17:49.16 ID:LycZD2yqo(1)調 AAS
変な人に返事せんでええよ
542: 2024/05/21(火) 23:24:41.20 ID:eX4p3ltXo(1)調 AAS
報告おつー
おけおけ
543: ◆OX0aJKbZO.0H 2024/05/25(土) 05:01:23.22 ID:1knW09Ei0(1/5)調 AAS
「エルムステークスにしよう」
8月前半に札幌で行われるエルムステークス。距離は1700mと少し長いが、時期も丁度いい。
パピヨン「エルムステークス、エルムステークスかぁ……えっ。ってことはもしかして夏合宿途中で抜け出す感じ?」
「まあ、そうなるな」
パピヨン「えぇ〜!?アタシ、合宿中の夏祭りとか楽しみにしてたんですけど!」
「……札幌にも夏祭りはあるさ、ただまあ友達と行ったりは出来ないかもしれないが……」
確かに夏祭りに友達と遊びに行く予定が合ったりしたのかもしれない、だったらエルムステークスではなく少し後の――。
パピヨン「はぁ〜……いや、いいよ。別にそういう予定があったわけじゃないし、ちょっと気になってたな〜くらいの気持ちだったし」
そう言うと、彼女はプイっとそっぽを向いてしまった。何かまずい事を言ってしまったかと不安になるが、きっと大丈夫だろう。
「……そうか?じゃあ、予定通りエルムステークスで行こう。札幌だし美味しいものも沢山あるだろうな」
パピヨン「お、そういう話題出したってことは全部お兄さんの奢りだかんね?」
「えっ」
パピヨン「ぷぷぷっ。ごちそうさまで〜す!」
――と、いう訳で次走は札幌で行われるエルムステークスに決まった。
とりあえずはエルムステークスを勝つことを目指して、そこから先は――どこまで羽ばたけるか、ゆっくり相談して考えていこう。
544: ◆OX0aJKbZO.0H 2024/05/25(土) 05:02:53.52 ID:1knW09Ei0(2/5)調 AAS
パピヨン「うっわ〜!綺麗な海!え、すご。滅茶苦茶夏じゃん!」
夏合宿初日、パピヨンが海を見てキラキラと目を輝かせている。
「海は初めてか?」
パピヨン「うん!始めて来た!うわ、砂浜とかこんな感じなんだ……わ〜……!」
……やっぱり年頃の女の子っぽい所はあるんだよな、この子。しかし、予定だと初日は簡単なトレーニングで終わらせる予定だったし。うん、そうしよう。
「……よし、パピヨン!今日はトレーニング無し!海で思いっきり遊んで来い!」
パピヨン「えっ!?いいのお兄さん!?」
「ああ、まあ初日くらい大丈夫さ。それに他のウマ娘も、結構遊んでるみたいだし、良かったら友達でも誘って遊んできな」
パピヨン「お兄さんやさし〜!え、なんか別人みたい!あとで変な事とかするつもりでしょお兄さん!」
「酷い言い草だな……はあ、けどあまり遠くまで行ったりするんじゃないぞ、あと適度な水分補給と休憩を――」
パピヨン「はいはい分かってるって!じゃあちょっと、行ってきます!」
――そして彼女はぴゅーんと飛び出していった。
545: ◆OX0aJKbZO.0H 2024/05/25(土) 05:11:21.75 ID:1knW09Ei0(3/5)調 AAS
夏だ、海だ!(初日):自由安価下2まで。
絡みたいキャラとのイベントや、【貴方】とのイベントとか、それ以外にもそれっぽいイベントです。
★
お久しぶりなのにこんな時間で申し訳ないです。
546: 2024/05/25(土) 09:02:16.69 ID:/cczzHeIo(1)調 AAS
他の娘がサンオイルを塗っているのを見てトレーナーにイタズラしようと思いつくパピヨン
547: 2024/05/25(土) 09:47:01.54 ID:cemcgW4DO携(1)調 AAS
遊びとトレーニングも兼ねてオリウマ娘(パヒヨン・シルフィー・ライム・マンティ)+担当トレーナーのペアでビーチバレーをする
トレーナー参加が厳しそうならオリウマ娘四人だけでビーチフラッグとかスイカ割り
548: ◆OX0aJKbZO.0H 2024/05/25(土) 20:13:40.49 ID:1knW09Ei0(4/5)調 AAS
水着:安価直下
1 スク水
2 >>490
549: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/25(土) 20:52:32.37 ID:1knW09Ei0(5/5)調 AAS
今気づきましたすみません上げてなかったですね。
サンオイルイタズラパッと思いつくの塗って貰うやつだけなんですけどそれですよね多分。
安価は下でお願いします。
550: 2024/05/25(土) 21:24:41.43 ID:cYJjnpaGO携(1)調 AAS
2
551: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/26(日) 00:42:13.18 ID:XGMLnMWp0(1/4)調 AAS
モブ「はー、ちゃんと塗っておかないと痕になっちゃうし、塗っとかないと……」
水着に着替えようと脱衣所に向かうと、知らない子がせっせとサンオイルを塗っていた。
あー、確かにアタシも塗っておかないと日焼けになっちゃうし塗っておかないとなぁ。
パピヨン「…………!!!」
その瞬間、アタシの頭に電撃が奔る!天才的な閃き!
そうだ、アタシの水着を見ても全然慌てなかったお兄さん。そのお兄さんを慌てさせる絶好のチャンス!顔をまーっかにさせて、あの別に興味ないですけど〜?みたいな表情、ぐちゃぐちゃにさせちゃう……!
パピヨン「じゃあ早速準備準備〜」
スク水……じゃなくて今日はあの水着でもいっか。練習の時だけスク水にすれば問題ないでしょ〜。
――あの日のリベンジ!しちゃうぞ!
552: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/26(日) 00:44:34.65 ID:XGMLnMWp0(2/4)調 AAS
パピヨンが飛び出して行ってから数分後、彼女は小走りに何かを抱えながらこちらに向かって来た。
パピヨン「ねえお兄さーん?ちょっとお願いあるんだけど」
「……キミ、学校指定の水着はどうしたんだい」
パピヨン「今日は休憩って言うからこっちにしちゃった。あれ、もしかしてダメだった?」
「全く……練習の時は着替えるんだぞ」
あの日トレーナー室でお披露目してくれたワンピースの水着。青い空の下、海で見るその姿はとても眩しくて、なんだか一段と似合っているように見えた。
「それで?お願いって」
パピヨン「実はサンオイル塗るの忘れちゃって〜、だからお兄さんに背中塗って欲しいんだ〜」
「…………は?」
思わずそんな声が出てしまった、いや。なんでそんな……。
「別に自分じゃなくても良いだろう、ライムとかシルフィーとか知り合いのウマ娘に……」
パピヨン「え〜?でもライムもシルフィーもまだ荷物の準備とかしてるっぽいし、早く塗らないとアタシの肌に染みとかできちゃうよ〜」
ねえねえお兄さん塗ってよ〜。と、上目遣いでお願いをしてくるパピヨン。普段我が儘を言う時の声、こうなったらこの担当ウマ娘は引き下がらない。
「…………はぁ。分かったよ、けどあんまり文句言わないでくれよ」
パピヨン「っ!やったぁ!お兄さんやっさし〜!」
553: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/26(日) 01:07:25.55 ID:XGMLnMWp0(3/4)調 AAS
砂浜に広げられたビーチシートと、大きなパラソル。そこに仰向けに寝そべったパピヨンと対峙する【貴方】。
……とても丁寧に手入れされた尻尾が、フリフリと嬉しそうに揺れている。
パピヨン「それじゃあ背中、お願いね?ぷぷ、ちょっと際どいところ触ってもバレないかもよ?」
「からかわない。ほら、こっちも塗るのなんて初めてなんだから、ジッとしてなさい」
パピヨン「はいはーい」
サンオイルを適当な量手の平に出してみて、馴染ませてみる。さて……どうしたものか。
……取り合えず、背中にそっと触れてみる。
パピヨン「ひゃっ……!?」
「っ!?だ、大丈夫か!?」
パピヨンの口から出た声に、反射的に手を放してしまう。
パピヨン「だ、大丈夫大丈夫……ぷ、ぷぷ。お兄さんってば恐る恐るしすぎでしょ。ほんっと女性経験とかないんだ〜?」
「……あんまりトレーナーにそんなこと言わない。ほら、塗らないと染みになっちゃうんだろ」
パピヨン「あっ、話しそらした。やんやん、お兄さんに身体まさぐられちゃ〜う」
「…………」
後でちょっとデコピンでもしてやろうかと思った。
サンオイルぬりぬりイベント:安価直下
1 パピヨンの方が恥ずかしくなってくる
2 パピヨン「こ、今度は、ま、前も塗って欲しいんだけど〜……」
3 めっちゃ知り合いに見られる。
4 自由安価
554: 2024/05/26(日) 01:11:05.24 ID:2xBvAAlDO携(1)調 AAS
3
555: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/26(日) 01:21:58.37 ID:XGMLnMWp0(4/4)調 AAS
めっちゃ知り合いに見られました、その知り合いは――:安価直下
1 オリウマ娘勢ぞろい(ライムシルフィーマンティ)
2 ウオダス
3 自由安価
★
今日はこれだけです、お疲れさまでしたおやすみなさい。
一人だけスク水じゃないのもあれなので、オリウマ娘ちゃんたちの水着募集を少しだけします。
次の更新まで募集するので、こういうのが良いって人は送ってくれると嬉しいです。
556: 2024/05/26(日) 08:24:49.09 ID:6lfLFfgjo(1)調 AAS
1
ライムは白地の花柄ビキニ
557: 2024/05/26(日) 14:23:45.18 ID:bO9Cl3Amo(1)調 AAS
おつ
また誤解が……もう誤解じゃないかもなあ
シルフィーは水着は任せるけど髪はポニテしてると好き
558: 2024/05/26(日) 15:59:15.89 ID:fXEkfKZao(1)調 AAS
マンティは黒のパレオタイプとかどうでしょ
559: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/26(日) 19:24:27.49 ID:XGMLnMWpo(1/2)調 AAS
シルフィーは控え目な子だし肌見せるのも得意じゃないかなってスク水着てる気もするし
結構フリフリのオフショルダーみたいなのも着てるような気もします
悩みますね
560: 2024/05/26(日) 19:49:31.29 ID:K8gznU0ho(1)調 AAS
フリフリありのライトグリーンワンピースタイプなどどう?
561: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/26(日) 20:17:25.74 ID:XGMLnMWpo(2/2)調 AAS
ワンピ良いですねぇ
ライムとマンティはすぐ着てそう!となったのでみ水着募集これで終わりたいと思います、ありがとうございました!
幼馴染み君にビキニ姿に自撮りプレゼントしてライム。
562: 2024/05/27(月) 00:38:52.78 ID:gccZXveTo(1)調 AAS
ステラライムそんな大胆なことするかな…するかも
幼馴染みくんが悶々としちゃうよ
563: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/28(火) 22:40:48.55 ID:LTvs1gXd0(1/7)調 AAS
パピヨン「…………」
『……』
最初は【貴方】をからかっていたパピヨンだがその口数もだんだん減ってくる。サンオイルを馴染ませた手で背中の肌をヌルヌルと触られて、くすぐったいような恥ずかしいようなそんな感覚。
そして思う「あれアタシちょっとやりすぎた?」
パピヨン「……っ」
……お兄さん、すっごい優しい手つき。アタシの肌に傷つけないように〜とか考えてるんだろうな〜。
それに、ちょっと気持ち良いかも……あれかな、なんかツボとかあってそこが刺激されてるみたいな?マッサージとかもちょっと勉強してみたら――。
『……ほら、背中は塗り終わった。もう大丈夫だぞ』
パピヨン「ぇ〜?もう終わり?お兄さん、アタシの肌をもっと触れるチャンスだよ?もっと丹念に塗り広げても良いんだよ〜」
『変なことを言うな!それに……結構人の目がな』
パピヨン「……へ?」
そう言われて気付く。そうだったここって夏合宿の砂浜。そこでアタシはお兄さんに背中を見せてサンオイルを塗って貰って――。
そして、アタシはうつぶせの状態から顔を上げて――。
ライム「あっ……!ど、どうもー……あはは……」
シルフィー「わっ、わぁ……!」
マンティ「ひゃぁあ……」
パピヨン「…………」
――見知った3人がそこにいた。
564: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/28(火) 22:42:29.93 ID:LTvs1gXd0(2/7)調 AAS
パピヨン「っ!?な、なんでそこに居るの!?」
顔が一気に熱くなる、ボンっと爆発するみたいに、夏の暑さじゃ誤魔化しきれないほどの熱。
な、なにアタシがお兄さんに塗って貰ってるところ見てるのこの――!?
マンティ「あっ!?やっ、その、パピヨンさ――!」
ライム「やっぱり来た!ほら逃げますよ!」
シルフィー「あ、あのぉ!わ、私は、男の人とそういうのは……!」
パピヨン「あっこら逃げるな!こらぁ!」
『…………行ってしまった』
……まあサンオイルは塗り終わったし大丈夫か。
それに、なんだ。と【貴方】は思う。
『……楽しそうで何よりだな、うん』
自分じゃできない、同期でライバルの彼女たちだからこそパピヨンのあんな表情を引き出せたのだろう。
……それがなんだか嬉しくて。【貴方】は荷物を持って宿舎に戻った。
565: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/28(火) 23:10:16.11 ID:LTvs1gXd0(3/7)調 AAS
パピヨン「むむむ……」
シルフィーはイメージに合ったフリル付きのワンピ。髪もポニテに束ねちゃったりして、とても夏って感じの水着姿。
マンティは黒いパレオタイプの水着。結構肌見せるの嫌なタイプかな〜とか考えてたけど、これまた結構肌色多めで。大人っぽいかも?
ライムは……。
パピヨン「幼馴染くんの趣味?」
ライム「怒りますよ!?」
花柄があしらった白いビキニ。いやぁ、水着としては王道と言っても良いそんな水着。むむ、やっぱりアタシもこれくらいストレートな水着の方が良かったかも……。
パピヨン「ま、アタシの方がデカいけどね」
ライム「パ、パピヨンさん結構そういうところありますよね……」
マンティ「……あ、あの。幼馴染って……?」
シルフィー「そういえばマンティさんは知りませんでしたね。実は……ごにょごにょごにょ」
ライム「あっ、あー!シルフィーさん拡散しないでください!やめっ、こらぁ!」
――最近はよくライムの幼馴染関係を弄りがちなアタシたち。まさか委員長みたいなライムがこういう立場になるとは……分からないねぇ。
まあちょっとLANEとかのグループでもからかい過ぎな気もするけど、ライムも本気で怒ったりして来ないし多分大丈夫。
……それに年頃の女の子にそういう話題は必要不可欠!気になって気になってしょうがない!。
マンティ「わっ、わぁ……!!!お、おめでとうございます?」
ライム「止めてくださいよありがとうなんて!だ、だから私は別にそういう仲じゃ――だ、だったら先のパピヨンさんだって!」
んー?
566: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/28(火) 23:26:49.68 ID:LTvs1gXd0(4/7)調 AAS
ライム「あんなにトレーナーさんにオイルを塗って貰って、幸せそうな表情で!しかも、なんな場所で!」
パピヨン「は、はぁ!?」
マンティ「あ、あれ凄いですね!パピヨンさん!わ、私じゃあんな大胆な……は、恥ずかしくて!」
シルフィー「しかもトレーナーさんとだなんて、不健全ですよ!あんな、男の人のごつごつした手で……!」
う"〜!こっちに矛先がきたぁ!アタシはこういう弄られるタイプじゃないんですけど!
パピヨン「ち、違いますけどぉ?ア、アタシのあれは……ご褒美!そうご褒美だから!キモいお兄さんにアタシにオイルを塗る権利をプレゼントしてあげただけだから!」
マンティ「……そ、それ、も、もっと凄い……!?」
シルフィー「は、はー!だ、だめ……!だめですよパピヨンさん!」
あれ、ちょっと間違えたかも?
ライム「ふふふ、どうですかパピヨンさん!これが弄られる側の気持ちですよ!」
くっ……何を勝ち誇った顔を!しかしこの状況はまずい、お兄さんとそういう関係なんでしょ?みたいな雰囲気になるのだけは避けないと……!
何か、何か手は――!はっ、これだ!
パピヨン「あ、アタシとお兄さんのことが知りたくば――あれで勝ってからにして!」
そしてアタシは、それを指差す。そう、ビーチフラッグ!!!
567: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/28(火) 23:38:14.87 ID:LTvs1gXd0(5/7)調 AAS
――――という訳でビーチフラッグ競争が始まった。正直凄い雑な展開な気がしなくもないけど、気にしない気にしなーい。
マンティ「……あ、あのぉ。パピヨンさんのお兄さんも気になるんですけど……えっと、勝った人に何か、ご褒美みたいな……」
ライム「あ、いいですねそれ!んー、海の家のご飯を奢るとか……でもあまりこういうお金の問題は好きではないんですよね」
パピヨン「――勝った人のお願いを何でもきくとか」
シルフィー「い、言いましたね!?」
ふふん、これくらいしないとね。流石にライン越えてるお願いとかはしないだろうし、まあまあ遊び程度にね、遊び程度に。
シルフィー「……ま、負ける気は勿論ないんですけど。私だけ芝メインなんですよね……」
ライム「でもシルフィーさんはオークス勝ってるじゃないですか!そんな関係ありませんよ!」
……そうだ、あそこの二人はG1ウマ娘。実績的にはこのメンツで群を抜いている――けど、アタシだって負ける気はない。
マンティ「…………」
……うん、マンティもばちばちにオーラ放ってる。分かるよ、遊びだけど――勝ちたくなっちゃうよね。競争、なんだから。
――――一番に旗を取って、あんな命令やこんな命令しちゃうぞ!いやお願い!お願いしちゃう!
旗を刺して距離を取り、四人でうつぶせになる。
――近くにいた子に合図のお願いをして貰う。その子が合図をしたらその瞬間、駆ける。
モブ「よーい……ドン!」
そして、ビーチフラッグ競争が始まった!一気に起き上がり一直線に駆ける!
568: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/28(火) 23:39:09.37 ID:LTvs1gXd0(6/7)調 AAS
誰が勝った?:コンマ直下
1-25 パピヨン
26-50 ライム
51-75 シルフィー
76-00 マンティ
569: 2024/05/28(火) 23:44:13.29 ID:i4mwTXMv0(1)調 AAS
せい
570: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/28(火) 23:59:29.95 ID:LTvs1gXd0(7/7)調 AAS
ライムはビーチフラッグでも強かった。
ちょっと先の安価ですがライムの命令(お願い)安価もしちゃいます。
では、今日はこれで終わりにしたいと思います。おやすみなさい。
★
ライムの命令(お願い):安価下3まで
パピヨンに洗いざらい全部話してもらうとか、○○と○○でハグとか。なんでも。
571(2): 2024/05/29(水) 00:04:23.37 ID:PraMaSZro(1/3)調 AAS
パピヨンに:ユニコーンSでレース後、トレーナーさんと何かありましたよね?それを教えて下さい!
おつー
この同期達の会話好き好き大好き
ライムちゃんから覇王味を感じる
572(1): 2024/05/29(水) 18:56:09.29 ID:RciKseVDO携(1/4)調 AAS
乙です
(半ばパピヨンに誘導される形で)シルフィーとマンティに恋人にしたいタイプの人間を発表してもう
573: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/29(水) 19:08:10.74 ID:19YKgSzv0(1/7)調 AAS
こんばんは、安価残り一つです。
上げます。
574(1): 2024/05/29(水) 19:12:57.00 ID:qEHqJmVJO携(1)調 AAS
自分だけなのは不公平なので、三人にも気になる人がいるかを言ってもらう
拒否権あり
(ただし、言外に自分は拒否したのに今後ライムに色恋関係でつっついてくるのはどうなのと含ませる)
575: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/29(水) 19:25:54.20 ID:19YKgSzv0(2/7)調 AAS
ライムはのお願いは――:コンマ直下
1〜3 >>571
4〜6 >>572
7〜9 >>574
576: 2024/05/29(水) 19:37:41.87 ID:RciKseVDO携(2/4)調 AAS
はい
(てっきり3つ全部採用だと思って>>571に合わせてパピヨン除外してしまった)
577: 2024/05/29(水) 19:40:07.28 ID:PraMaSZro(2/3)調 AAS
(むしろシルフィーもマンティもいるのに個人ロックオンした安価投げたのすまんかった)
578: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/29(水) 22:07:26.44 ID:19YKgSzv0(3/7)調 AAS
ライム「――――っやったぁ!」
パピヨン「……っ!」
マンティ「くぁ……!」
――あと一歩のところ、あと少しでフラッグに手がかかる瞬間アタシの後ろからグイっと腕が伸びて、ライムがフラッグを手にした。
スタートダッシュも上手くいったし、こんな短い距離ならアタシが勝つ――そう思っていたのに。負けた。
シルフィー「はぁ、はぁ……ふぅ、私が一番最後ですかぁ……せめて、もう少し勝負できたらよかったんですけど……」
3人がフラッグに辿り着いてから少しして、シルフィーが到着する。悔しそうな視線をライムに向けて、それに応えるようにライムは、笑った。
ライム「ふふ、シルフィーさんもバチバチでしたね。勿論パピヨンさんもマンティさんも」
マンティ「わ、わたしも、負けるつもりはなかったので……さ、流石ですね、ライムさん……」
ライム「……そんなこと言いながら、目が賞賛する感じじゃありませんよ?」
マンティ「へっ?えっ、あ、ご、ごめんなさい……!」
ライム「あ、いえいえ!そんな気にしていませんから!でも――」
――私、ちょっと最近そういう視線を沢山浴びてるので、敏感なんです。
なんてことを、当たり前みたいにライムは言ってのける。
パピヨン「……っ。言ってくれるじゃん、なに?それ、もしかして――勝者の自慢?私に負けた子からそういう視線沢山浴びちゃう、みたいな」
ライム「考えすぎですよ、パピヨンさん。でも、そういう風に取らえてくれるなら――こう言った甲斐があったかもしれませんね」
……あーもう!むかつくむかつく!
579: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 2024/05/29(水) 22:19:25.92 ID:19YKgSzv0(4/7)調 AAS
ライム「さて、パピヨンさんが言った事ですから当然。約束は守りますよね?」
パピヨン「うっ……」
――にやり、とライムはアタシを見ながら言う。だ、大丈夫。ライムならそんな酷いこと言わない、そこは大丈夫、だ、だよね?
マンティ「も、もしかして私にも何か酷い事を……!?」
シルフィー「え、ええっ!?ライムさんってそんな……!?」
ライム「な、なんで酷いこと言う前提なんですか!や、やりませんからね!?」
まあでも、少しは仕返しがしたいというのも、本音で……と。ちょっと恥ずかしそうにしながら、ライムは口を開く。
ライム「――三人にもいるんですか?気になる人が」
「「「――――!」」」
アタシたち三人の息を飲む音が聞こえる。
パピヨン「で、でもそれって」
ライム「勿論、拒否権はあります!けど……ねぇ?」
――好きな人がいない場合はどうすればいいの、という質問をしようとした瞬間。被せるようにライムはそう答えた。
しかしこの圧、そして笑顔。皆して私の事弄っといて拒否するのはどうなの?拒否したらもう二度とさせないからね?という、オーラ!
マンティ「ふぇ、ぁ、そのぉ……」
シルフィー「す、好きな人……ですかぁ……」
ライム「ふっふっふ。あ、でもパピヨンさんは分かり切ってますから、言わなくても良いですよ?」
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