【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1 (996レス)
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444: ◆vqFdMa6h2. [saga] 2023/06/14(水) 22:50:19.13 ID:9LACTD5S0(33/34)調 AAS
にちか「……は?」
目の前の少女はあまりにも平然と、それが常識であるかの様に口にするので、私は言葉を失ってしまった。
私が裁判に挑むずっと前から存在を隠し続け、この舞台において心の拠り所にして戦っていた核を、彼女は悠々と全員の前で披露した。
子供が図工の時間に作った自信作を、食卓の上に置いた時の様に朗らかな笑顔で、微塵の邪気も滲ませることもなく。
灯織「隠し……通路……?」
あさひ「一回の女子トイレの用具入れっすね。その壁を押すと奥の空間が開いて、そのまま図書室まで行くことができるっすよ」
円香「ちょっと、急に何?」
円香「そんなフィクションみたいな話急に言われて信じられると思う?」
あさひ「いや、でも本当に隠し通路があるんっすよ!」
(何を急に言い出すのこの子……!?)
(だ、ダメ……なんとしてもこの子の発言は打ち砕かないと……!)
541: ◆vqFdMa6h2. [saga] 2023/06/17(土) 22:00:21.13 ID:EJLX27IQ0(31/65)調 AAS
にちか「……は?」
真乃「く、黒幕……?」
あさひ「みんなは疑問に思ってなかったんっすか? こんな大掛かりなコロシアイ、誰が仕掛けたことなんだろうって」
夏葉「当然疑問には思っていたわ……でも、それとどう繋がる話なの?」
あさひ「このコロシアイは16人も参加している大掛かりなデスゲームっす。武力があるとしても、下手に結託されてしまうと管理の手が追いつかないことだって考えられるっす」
あさひ「そうなると、コロシアイの参加者の中に黒幕と内通して、ある程度煽動する役割を担える人間がいた方が都合がいいはずっす」
あさひ「それに、例の動機っすよ」
凛世「コロシアイの時間制限のことでございますか……?」
あさひ「あの時にモノクマが言ってた文言を思い出して欲しいっす」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
モノクマ「コロシアイにタイムリミットを設けます!」
モノクマ「タイムリミットは明日の夜時間! それまでにコロシアイが起きなければ、殺し合いに参加させられている生徒は全員殺処分!」
モノクマ「モノクマーズの操るエグイサルを総動員してオマエラをスクラップにしちゃうよ〜!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あさひ「コロシアイに【参加させられている】生徒は全員殺処分。モノクマはなんでこんな回りくどい言い方をしたんっすかね?」
円香「……なるほど、コロシアイに自分から進んで参加した人間がいるから」
めぐる「そ、そんなのって……」
あさひ「そう、だからわたしは考えたっす。もしかしてわたしたちの中に黒幕の側の人間がいるんじゃないかって」
あさひ「で、見つけたんっすよ」
564: ◆vqFdMa6h2. [saga] 2023/06/17(土) 22:27:03.13 ID:EJLX27IQ0(54/65)調 AAS
樹里「クソ……なんだってんだよ……マジで……!」
甘奈「甜花ちゃん……」
甜花「なーちゃん……大丈夫、甜花がついてるからね……」
私はというと、今や感情の向けるところが分からなくなっていた。
芹沢さんへの憎しみと怒りは間違いないものだ。
ゲームを楽しみたいなんて理由で、わたしたちを弄び、そしてルカさんの決意を踏み躙るような真似をした。
でも、そんな彼女は報いを受けて、もはやこちらの言葉が届かない人間になってしまった。
じゃあ、この握った拳はどこに振えばいい?
誰にこの感情をぶつければいい?
そして、手を汚したはずの私は報いを受けなくていいの?
この裁判場で今一番惨めで愚かしいのは自分だと思った。
789: ◆vqFdMa6h2. [saga] 2023/09/03(日) 21:26:12.13 ID:jj1t/rmq0(62/86)調 AAS
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【曲がったホッケースティック】
真乃「ほわっ……これ、なんのスポーツで使う道具なのかな……あんまり授業とかで見たこともないけど……」
灯織「これは多分、ホッケーだね。室内でできるレクリエーション的な種目もあったはずだから、多分そのためにめぐるが用意してくれてたんだと思う」
めぐるちゃんの死体を見つけてから間も無く。
それぞれ別の方向にバラけて残りの消息不明の3人を探していた時に私が一度目をつけたものだ。
他に並んでいるスティックとは明らかに違う形状をしていて、しかもこれは通常の使い方で曲げられたものではない。
明らかに、何か強い力を作為的にかけられて曲げられたものだ。
樹里「しかしこいつは……どうなってんだ?」
樹里「鉄パイプや金属バットの時みたく血がついちゃいねーけど、なんでこんな曲げられちまってんだよ」
にちか「……」
樹里「おい、にちか……もういい! もういいからな! とにかく私と長手物の武器を合わせたら似合うとか考えるのはもういいから!」
835: ◆vqFdMa6h2. [saga] 2023/09/07(木) 20:55:18.13 ID:6YaMnVE80(8/22)調 AAS
にちか「壁に耳あり障子に目ありです!」
【BREAK!】
にちか「真乃ちゃんと甘奈ちゃんと階段を登って、才能研究教室に向かう最中。私たちは誰ともすれ違いませんでした」
甘奈「そうだよね。雑談しながらではあったけど、道は一通りしかないはずだから……」
甘奈「犯人が逃げようとしていたなら、どこかですれ違うはずだと思うけど」
にちか「いや、そうじゃないよ。犯人が逃走に使えたルートは一通りじゃない」
真乃「ほわっ……?!」
にちか「死体発見現場、シャワールームの窓だよ。真乃ちゃんと灯織ちゃんと捜査した時にも確認をしたでしょ?」
にちか「あそこからなら階段を経由しなくても直接一階にまで降りることができたはずだよ!」
樹里「シャ、シャワールームの窓ぉ?!」
恋鐘「あっこの窓は丁度プールと繋がった場所にあったはずやね。確かに逃走経路としてはこれ以上なか!」
858: ◆vqFdMa6h2. [saga] 2023/09/08(金) 21:00:37.13 ID:0qDC1rLb0(1/15)調 AAS
にちか「それは違くないですかー?!」論破!
【BREAK!】
にちか「浅倉さんのアリバイ……証明できるかもしれません」
透「え、マジ?」
にちか「浅倉さん、しっかりしてくださいよ! あなたは昨日の夜は徹夜で樋口さんの才能研究教室を見張ってたんですよね?」
愛依「え、そうなん? 大丈夫? 今眠くないん?」
透「ギリ耐えてる」
霧子「ギリギリではあるんだね……」
甜花「あれ……? でも、事件の時見張りについてたのは樋口さんだったよね……?」
にちか「そう、浅倉さんと樋口さんは事件の前に入れ替わっているんです。しかも、直接浅倉さんが樋口さんの個室を訪れる形で」
円香「だったね。……ったく、呼ばれなくても私が自分で行ったのに」
透「眠気が限界だったから。ごめんて」
にちか「その際のことを樋口さんはこう証言しているんです」
にちか「浅倉さんが個室に入るのを確認してから3階に向かったって」
にちか「これって浅倉さんの証言の裏付けになりませんか?」
919: ◆vqFdMa6h2. [saga] 2023/09/11(月) 21:39:14.13 ID:gCHc5dH90(8/12)調 AAS
にちか「と、とにかく……あの爪は自分の力じゃないと割れないんですよ。事件の瞬間に意識があった証拠です!」
愛依「で、でもそんなん無理なんっしょ? 麻酔薬めちゃくちゃ強いやつなんでしょ、霧子ちゃん?」
霧子「うん……インドゾウさんでも気絶しちゃうぐらいだと思う……」
モノクマ「タチサレ……タチサレ……」
モノタロウ「うわー! 幽霊の話はやめてよー! オイラ幽霊の話と住民税の話だけは怖くて怖くてたまらないんだー!」
モノファニー「ここは人形をピッピッと投げつけて退散しましょう!」
恋鐘「そがんに強い麻酔吸って意識があった夏葉……なにもんばい!」
恋鐘「常識的に考えてあり得なかよ!」
灯織「……常識的に考えたらいけないのかもしれない」
真乃「灯織ちゃん……?」
灯織「いや、正直馬鹿げてるとは思うんだけど……夏葉さんって超研究生級の文武両道だったよね?」
灯織「その、体とかも鍛えてらしたし……精神力も並じゃなかったというか……」
樹里「お、おいおい! 根性で目を覚ましたとでも言うつもりかよ!?」
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