[過去ログ] 一方通行「強制的にバスで旅行だとォ!?」 (407レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
1(2): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/05/19(土) 00:33:10.59 ID:+rdQB2r10(1/22)調 AAS
基本的には台本形式
ほのぼのじゃない予感
でも途中で変わるかもしれない
書くのは遅い。結構遅い。
カップリングはいたるところに転がっている可能性がある
まあこんな感じかな
SSWiki : 外部リンク:ss.vip2ch.com(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
281: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 22:58:52.84 ID:g7qocnrZ0(6/19)調 AAS
こんなにも――
削板「おーい麦野さん!!シャケです!!」ダダダ
削板「あれ?麦野さん?どこにいるんだ!?」キョロキョロ
一方通行「………」
カキネ「………」
削板「ん?お前ら!ちょうどいいところに!麦野さん知らねえか?探してるんだが」
一方通行「……なァ。一ついいかァ?」
削板「なんだ?なんでも答えてやるぞ!」
一方通行「なンで麦野にだけ敬語なンですかァ?」
カキネ「それ思った。俺らにも敬語使えよ根性」
282: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 22:59:52.14 ID:g7qocnrZ0(7/19)調 AAS
削板「は?何言ってるんだお前ら。麦野さんに敬語を使うのは当たり前だろうが!!」
カキネ「どう意味だよソレ」
一方通行「なンでだよ!?」
削板「それはだな、麦野さ……あれ!?なんでカキネの皿にはスクランブルエッグとハムエッグとエッグパイしか乗っていないんだ!?」
カキネ「なんで詳しく一個ずつ固有名詞を言うんだよ!!」
一方通行「いいとこでとめンじゃねェ!!」
削板「それはだな!!麦野さんがスンバらしいお方だからに決まっているだろうが!!」
カキネ「言い直すなよ」
麦野「削板!呼んだ?」
カキネ「なんで今ので来るんだよ」
削板「どうぞ!!!」
麦野「許して遣わすわ」ニコッ
カキネ「何を?」
<これからも俺を頼ってください!!
<気が向いたらね
283: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:00:24.03 ID:g7qocnrZ0(8/19)調 AAS
浜面「なるほど、あれが正しい麦野の扱い方か……」
カキネ「……もうつっこまねぇからな」
浜面「メモっとくか」カキカキ
カキネ「嫁に殺されても俺にクレームつけんなよ」
284: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:01:05.73 ID:g7qocnrZ0(9/19)調 AAS
麦野「シャケげっと〜」ルンルン
御坂「たのしそうね麦野さん……」
滝壺「むぎのはシャケを食べるといつもこんな感じになる。きっと嬉しかったんだよ」
御坂「それにしてもなんか子供すぎない?私ならもうちょっと大人の対応を……」
滝壺「……ふーん?」チラ
御坂「な、なにかなー?滝壺さん。………あれ?あそこにあるのって……」
結標「そういう御坂さんだって「あ!!、ゲ、ゲコ太のクッキー!!ごめん、ちょっと行ってくるね!」はぁ……」
滝壺「やっぱり」
麦野「御坂のヤツも相変わらずね〜」ルンルン
滝壺「もうなれた」
結標「まあね」
滝壺「……あれ?むすじめは野菜だけ?」
結標「そ、そうよ!文句ある?」
滝壺「別にない」
285: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:01:44.57 ID:g7qocnrZ0(10/19)調 AAS
おバカさんたちだったなんて――
食蜂「はぁ……」グッタリ
御坂「どうしたの食蜂?」
食蜂「み、御坂さん……」
御坂「あ、そうか!」
食蜂「え?」
286: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:02:20.72 ID:g7qocnrZ0(11/19)調 AAS
御坂「はい、これ」スッ
食蜂「こ、これは…?」
御坂「アンタもゲコ太クッキーが食べたかったんでしょ?」
食蜂「へ!?」
御坂「遠慮なんかしなくていいわよ?まだまだいっぱいあるし」
食蜂「あ、ありがとぉ御坂さん」
御坂「これくらいのこと気にしないでよね」ニコ
食蜂「え」ドキ
な、なんなのよ今のドキッって!意味わかんないんだけどぉ!
287: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:02:58.50 ID:g7qocnrZ0(12/19)調 AAS
<御坂さん、こっちにもゲコ太パイがあるわよ
<むすじめ、みさかは呼んじゃだめ。全部とられちゃう
御坂「ゲコ太パイ!?ちょっと行ってくるね!それとも一緒に行く?」
食蜂「私は別にどっちでもぉ…」
御坂「じゃ、行くわよ!!」ガシッ
食蜂「ふぇ!?」グイ
288: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:03:28.93 ID:g7qocnrZ0(13/19)調 AAS
<行くわよ待ってなさいゲコ太パイ!! ダダダダダ
<ちょ、ちょっと速すぎよぉ御坂さぁん!! ズルズル
<あー御坂!こっちよこっち!
<だから呼んじゃだめだってむぎの。
……ほんとに調子が狂うわぁ。
これじゃあ今から実行しようとしてる作戦に支障が出ちゃうじゃない……
289: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:04:06.73 ID:g7qocnrZ0(14/19)調 AAS
一方通行「炊飯器製じゃねェ食事は久しぶりだな」
カキネ「やっと食えるんだな……あと今のはつっこみまちじゃねえよな」グッタリ
一方通行「なに疲れてやがンだオマエ」
カキネ「いや、精神的にちょっとな」
滝壺「はい、はまづら。あーん」
浜面「お、おう」
滝壺「……どうしたのはまづら。さっきからむぎのばっかり見てる」
浜面「いやなんでもねえよ。気のせいだ」
滝壺「…そっか」
浜面「ああ」
290: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:04:43.70 ID:g7qocnrZ0(15/19)調 AAS
麦野「いやーやっぱりシャケは最高よ」パクパク
結標「そんなに?」
麦野「ここのは絶対高級ね。当たりだわ」
御坂「へーそんなの分かるんだー」パリポリ
結標「まさかー。適当に言ってるだけじゃないの?」
麦野「あぁ?なんか言いてぇことあるならさっさと吐けやこらぁ」ガシッ
結標「なによ、まさか本当に適当とか?」
麦野「ぶっ殺すぞテメェ!」
御坂「な、なんでもないわよ!ほら、あっちにもサーモンマリネが」アセアセ
麦野「っち」
結標「ふん」プイ
291: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:05:20.98 ID:g7qocnrZ0(16/19)調 AAS
ふふ、修羅場ねぇ。ばっかじゃないのぉ。
しかも御坂さんクッキーばっかり食べてるしぃ。
よし、この隙に……っと
食蜂「ごめんなさぁい。ちょっとお手洗いに行ってくるわぁ」
これで、やっとあの作戦を実行できるわ。
辺りをみるかぎり観光客も多くなってきたみたいだしぃ、大チャンス!!
292: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:06:01.42 ID:g7qocnrZ0(17/19)調 AAS
御坂「私も行く。さっきから行きたかったんだ」
食蜂「え」
結標「そういえば御坂さんは行ってなかったわね。行ってらっしゃい」
食蜂「あの」
麦野「さっさと行ってきなさいよ。食事中なんだから」
食蜂「」
えええええぇぇ!ちょっと、ちょっと待って!なんでついてくるのよぉ!これじゃ抜け出せないじゃなぁい!
御坂「じゃ、いこっか」
食蜂「え、ええ…」
293: 「学園都市第一位にかわって第五位がお送りすンぞ」 [saga] 2012/06/16(土) 23:06:54.72 ID:g7qocnrZ0(18/19)調 AAS
だ、大丈夫よぉ。そうよ!御坂さんがトイレに入ってる間に抜け出せばいいんだわぁ。なんて簡単なのかしらぁ。
食蜂「じゃあ、御坂さんお先にどうぞぉ」
御坂「いいの?悪いわね。」スッ
ふふふ、これでよし。
一応メモでも残しておこうかなぁ。
おこちゃま御坂さんなら誘拐だとか勘違いしかねないもの。
後悔なんてしないわよぉ。
罪悪感なんてあるわけないわ。
思いついちゃったからには実行に移さないとねぇ。
名づけて!
ザ・一人だけ脱出☆大作戦!
さぁて、誰を利用させてもらおうかしらぁ?
294(1): ◆M9yXTjRtzc [saga] 2012/06/16(土) 23:09:55.47 ID:g7qocnrZ0(19/19)調 AAS
ここのみさきちは基本おバカです。
もっかい言うよ!
ここのみさきちは基本おバカです。
また来ます
295: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/16(土) 23:12:09.97 ID:YOpw18fIO携(1)調 AAS
>>294
待ってるぜ
296: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) 2012/06/16(土) 23:17:33.75 ID:O7NYXubAO携(1)調 AAS
みさきちは
はいむら絵ではおバカ確定です
もう一度言います
はいむら絵ではおバカ確定です
297: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:22:21.37 ID:M6Xt3mEr0(1/16)調 AAS
やっぱりシャケは最高ね。
そんなことを思う。
目の前にあるのはとある根性が持ってきた焼きシャケとサーモンマリネ。
どちらも私の大好物。
そう、それだけならいい。それだけなら。
それならなぜ私はイライラしてんのか。
なぜこんなにむかついてんのか。
答えは一つ。
結標「……」パクパク
この女だ。
結標「……」パクパク
麦野「……」パクパク
結標「……っ」パク チラ
麦野「……」パクパク
結標「……」パクパク
298: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:23:04.55 ID:M6Xt3mEr0(2/16)調 AAS
ガキっぽい第三位とクソガキが抜けやがったため、私はこの女と二人きりになっているのだ。
結標「……」パクパク チラ
麦野「……」パクパク ギロリ
結標「……!」ギロ
なによ、喧嘩売ってるわけ?レベル4の分際で。
結標「……」ガツガツ
麦野「……」ガツガツ
結標「……っ」パク チラ
麦野「……」ギロ
結標「……ふん」フイ
麦野「…死ね」フン
思わず呟いてしまった。
仕方ないでしょ。たてついてさっききたこいつはなんかムカつく。
まあウザイクソガキもイラつくっちゃイラつくんだけどさ。
はやく御坂、戻ってくればいいのに。
299: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:23:54.56 ID:M6Xt3mEr0(3/16)調 AAS
そのときだった
御坂「ちょっと!!大変よ!!食蜂がいなくなっちゃった!!」
……え?
辺りが騒然となる。
カキネ「はぁ?あの女がか?」
削板「立ったまま寝るのは良くないぞ御坂!!」
滝壺「……まさか」
結標「ええ!?何があったのよ?」
浜面「な、なにがあったんだよ?」
一方通行「どォいうことだよ。詳しく説明しやがれオリジナル」
御坂「どうもこうもないわよ!トイレにいってて、出てきたら食蜂がいなくなってたの!」
麦野「トイレにこもってんじゃないの?クソガキだし腹イタとかさ」
浜面「そうだぜ騒ぐのはよしたほうが」
御坂「それだけじゃなくて!これが外に…」
一方通行「……」ヒョイ
300: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:25:20.86 ID:M6Xt3mEr0(4/16)調 AAS
それは手紙だった。
___________________________________________________________________________________________
みんなごめんなさぁい☆
でももう操祈こんなとこにいるのは飽きちゃったのぉ
だ、か、ら、お先に失礼しちゃいまぁす
___________________________________________________________________________________________
一方通行「……バカだなァ」
結標「……ええ」
カキネ「……おお」
浜面「……え?」
御坂「……アイツ…」
麦野「……」
削板「……どういうことだ!?」
滝壺「……うん」
301: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:25:58.99 ID:M6Xt3mEr0(5/16)調 AAS
しばらく誰もが無言だった。
おそらくあきれているか、心配しているかのどちらかだろう。
私?
もちろん前者よ。
あんなヤツを心配なんてしないっつうの。
つうかあのクソガキちゃんおバカにもほどがあるわね。
だって――
カキネ「おいおい、こいつ説明書読んでねぇのかよ……」ハァー
一方通行「脱出した場合学園都市から永久追放、だっけかァ?」
浜面「そういえば……」タラー
削板「そういえばそんなルールもありましたね!ねえ麦野さん!」
麦野「そうよねー」
なんでアンタは私に対して敬語なのよ。
まあいいけど。悪い気はしないし。
302(1): 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:26:40.02 ID:M6Xt3mEr0(6/16)調 AAS
カキネ「で、どうするんだ?」
麦野「どうするって?」
カキネ「助けるのか助けねえのか」
浜面「え、でも食蜂はもうどっか逃げてんじゃ…」
カキネ「だがこのまま逃げることに成功した場合アイツは100%学園都市から追放だ」
カキネ「逃げるのに失敗する可能性は低いだろう。アイツの場合適当なヤツ洗脳してボートに乗せてもらえばいいだけだからな」
浜面「あ、そういうことか…」
カキネ「で、ほっとくのか連れ戻しに行くのか。言っておくが連れ戻すには相応のリスクが伴うぜ」
結標「……リスクってどういう?」
カキネ「まずアイツを見つけること。そして洗脳されているヤツを見つけ、解くこと。最後に観光客を傷つけないように第四位とバトル」
結標「…最後がネックよね。絶対人質使いそう」
303: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:27:14.36 ID:M6Xt3mEr0(7/16)調 AAS
削板「連れ戻すっていったってどこ行ったかもわかんねぇし」
一方通行「まァ放っておくのが妥当な選択だよなァ」
滝壺「……」
浜面「……でも」
カキネ「どうした浜面」
浜面「…何でもねえ」
御坂「……」
カキネ「じゃあ、ほうっておくんで異論は無いな?」
御坂「……」
一方通行「あァ、いいぜェ」
結標「ええ」
滝壺「……うん」
浜面「……ああ」
カキネ「それじゃあ部屋へもどって作戦たてるか」
御坂「……」
304: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:28:46.70 ID:M6Xt3mEr0(8/16)調 AAS
がやがやと適当なことを言い合いながら、部屋へ戻っていく。
だけど、第三位は、御坂は廊下に突っ立ったままだった。
うつむいたまま、じっと立っている。
どうしたのよ。
バカみたいよ?
御坂は何も言わない。
……ったく、仕方ないわ。ほんと私もお人よしになったものよね。
麦野「ねえ、アンタは戻らないわけ?」
御坂「……」
麦野「言いたいことがあるんならはっきり言いなさい」
御坂「…私は」
麦野「どうせ食鋒のことを止められなかったのは自分の責任だーとか甘っちょろいこと考えてんだろ?」
御坂「…っ…」
図星のようだ。
ほんとに面倒くさいやつ。
意地張ってないではっきりすればいいのに。
って私が言えるようなことでもないんだけど。
305: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:29:35.61 ID:M6Xt3mEr0(9/16)調 AAS
麦野「どうせ食蜂のこと引きとめたいとか考えてんだろ?」
御坂「…!」
やっぱり図星。
麦野「だったらみんなにそういいなさいよ。このままだとあいつらほんとに何にもしないわよ」
御坂「……」
麦野「……」
御坂「…わかった。言うわよ」
麦野「じゃあ部屋に戻るわよ」グイ
御坂「……麦野さん」
麦野「なに?」
御坂「…言ってくれて感謝。」
麦野「……別に私は何もしてないわよ」
なんだコイツ。本当に甘いんだから。
御坂「あ、麦野さん赤くなってない?もしかして照れてんじゃないの?」
麦野「……ぶっ飛ばされたいの?」
御坂「あ、あはは。冗談冗談」
ったく……
306: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:30:12.40 ID:M6Xt3mEr0(10/16)調 AAS
そうして私たちはグータラ糞どもを説得することにした。
しかし
一方通行「はァ?わけわかンねェこといってンじゃねェよ。自分の尻は自分でふけってなァ」
カキネ「ごめんな。俺今からフリーズするから」
浜面「む、麦野…俺には止めれねえ」
他のアホ2人はいい。予想どおりだ。
削板と滝壺にいたっては寝ている。
だけど浜面……アンタそんなやつだっけ?もっとしっかりしてなかったっけ?
一方通行「とにかく俺はごめんだからなァ。オマエも暗部なら分かってンだろォが。アイツは自分から出て行った。それだけだァ」
御坂「……」グッ
御坂が両手を握り締めるのが見なくても分かった。
ひとまず廊下に出る。
307(2): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/17(日) 01:34:27.65 ID:ALrfnw3SO携(1)調 AAS
酉が間違ってないか…?しゃべってる人→次の人だから麦のんの前にみさきち来てないとおかしいんじゃ
308: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:36:14.04 ID:M6Xt3mEr0(11/16)調 AAS
御坂「……」
麦野「しょうがねぇ。私が一緒に行ってあげるわよ。おこちゃま第三位」
御坂「…麦野さん」
麦野「こんなときだからね。気まぐれだから、私」
御坂「……いいの?」
麦野「こうなったら絶対あのクソガキ連れて戻るわよ」
御坂「うん!」パァァ
……なんで私こんなこと言ってんのよ。
そんなときだった
結標「…仕方ないわね。私も協力するわよ」ヒュン
309: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:36:47.79 ID:M6Xt3mEr0(12/16)調 AAS
御坂「結標さん!?」
麦野「テメェがくるとはねぇ。まさかなんかたくらんでんじゃないわよね?」
結標「そんなんじゃないわよ。アナタと同じ、ただの気まぐれ」
御坂「結標さん」
結標「気にしなくっていいから。こんなときぐらいはね。いいでしょう?」
麦野「…ふん」
結標「じゃ、まずビーチに行ってみましょうか」
310: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:38:02.05 ID:M6Xt3mEr0(13/16)調 AAS
そして、
削板「待て!!俺も行く!!」
麦野「次は根性かよ…さっきは行かないって言ってたんじゃなかったっけ?」
削板「いや、麦野さんが行くんなら……ゴフンゴフン…こんなときくらいみんなで協力しないとな!!」
結標「ねえ、変なことが聞こえたんだけど」コソ
御坂「え?なんのこと?」キョトン
結標「……」
麦野「…じゃあ行くか」
3人「おお!!」
311: 「第五位のクソガキちゃんにかわってむぎのんがお送りするにゃーん」 [saga] 2012/06/17(日) 01:39:10.22 ID:M6Xt3mEr0(14/16)調 AAS
なんだ、結構イイヤツじゃない。こいつら。
御坂「さっき一方通行が言ってた暗部ってどういうこと?」
結標「アナタは入らなくていい世界よ」
削板「麦野さんにお聞きしろ!!」
結標「ちょ、」
御坂「ねえ、なに?」
麦野「そうねぇ…簡単に言ってみれば……オトナの世界よ」
結標「そ、そうよ!なんというか…エロティカル?」
御坂「ふーん…」
麦野「いや、違うから」
……本当に手間がかかるわねー
312: ◆M9yXTjRtzc [saga] 2012/06/17(日) 01:41:13.83 ID:M6Xt3mEr0(15/16)調 AAS
ここまで!
みんな意外と冷たいのは仕様です。
313: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:42:16.29 ID:sm52Mtkso(1)調 AAS
乙でした
大人な世界の暗部…ハァハァ
314: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国四国) 2012/06/17(日) 01:43:03.66 ID:nmoevaU60(1)調 AAS
乙乙!!
>>307シッ
315: ◆M9yXTjRtzc [saga] 2012/06/17(日) 01:44:58.92 ID:M6Xt3mEr0(16/16)調 AAS
>>307
ほんとだ間違えてる!
バカなのはみさきちではなく……ここの>>1だ!
316: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) 2012/06/17(日) 02:04:55.30 ID:iE/XrifS0(1)調 AAS
じゃあ次は酉みさきちでー
317: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/17(日) 02:09:12.27 ID:s4qfM2Dpo(1)調 AAS
ちなみに酉じゃなくてハンドルだと思うの
318: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/17(日) 02:11:53.46 ID:f7nptNzDO携(1)調 AAS
軍覇が敬語なのが気になる
まさか恋?
319(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/06/17(日) 02:17:39.95 ID:Fwt+/6Mmo(1)調 AAS
>>302の「後に観光客を傷つけないように第四位とバトル」って部分、第五位の間違いかな?
320: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/17(日) 09:40:45.38 ID:2uEPq5jv0(1)調 AAS
乙
321: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/30(土) 17:38:08.34 ID:aZLDgkyDO携(1)調 AAS
超待ちます
322: ◆M9yXTjRtzc [saga] 2012/07/03(火) 23:00:36.54 ID:uEuxWTZT0(1/15)調 AAS
遅くなってすみません
いろいろごたごた忙しかったけど、なんとか一件落着。
>>319ミスです。指摘ありがとう。最近多くなっているから気をつけないと……。
323: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:02:28.68 ID:uEuxWTZT0(2/15)調 AAS
目の前にあるのは広い海、そして何処までも広がる水平線。
学園都市には決して無い、ありえないスケールの空間を前にして思う。
海はでかい。見ていると飲み込まれるんじゃねえかって思うくらい、でかい。
海は広い。根性にあふれている。
どんなにうるさい人間が騒ぎ立てても、根性無しが荒らしても、全て飲み込み受け入れている。
だがソレに比べ、俺たち人間はどうなんだ?
最近の若いのは根性がなってない
最近の若造はたるんでいる
大人の少ない学園都市でも、そんな言葉をたまに耳にすることがある。
たしかに俺も日々の生活の中でソレを感じることがある。
だが!!
断言しよう!!
根性にかけて!!
削板「俺はそいつらとは違う!!!!」
324: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:06:55.32 ID:uEuxWTZT0(3/15)調 AAS
御坂「…………はい?」
結標「今のはなに?誰に対して叫んだの?」
削板「それはだな、」
麦野「気にしないほうがいいわよ。多分発作みたいなもんだから」
御坂「へ、へぇー」
結標「つまり気にしたら負けってことよね」
削板「この理不尽な世界に対してだ!!」
御坂「……」
結標「……えーっと」
削板「ははっ」
御坂「……こういうときってどういう反応をするのが正しいんだろ?」ヒソヒソ
結標「……さぁ」
ん?なにをこそこそ話しているんだ?
全く根性が足りていないな。
325: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:08:59.16 ID:uEuxWTZT0(4/15)調 AAS
麦野「はいじゃあ今から全員の動きを説明するからそのとおりにしなさいよー」
御坂「分かった」
結標「了解」
ちょ、麦野さん、スルーは無いんじゃないすか、スルーは。
いきなり説明始めないでくださいよ。もっと感じましょうよ、根性にあふれた海を。
麦野「まずは二人一組に分かれて行動すること。観光客が大勢いるからね。独りじゃ絶対迷子になるでしょ、特にそこの二人」チラ
え?俺?
御坂「確かに削板さんは見た目からして暴走しそうだし、結標さんはテレポートしてすぐにどっかいっちゃいそうだもんね」
結標「え?」
御坂「……え?」
麦野「私が言ってるのはあんたよ御坂。所詮おこちゃまなんだから少しは自覚しなさい」
御坂「お、おこちゃ……!?」
結標「うん、なんというか一度決めたらその人間を何処までも追い回してるイメージ」
御坂「え」
麦野「それで食蜂だと思い込んで追いかけてたら実は違ってましたーってパターンだろ」
御坂「そ、そんなことは」
結標「そして最終的にここは何処ー?、みたいなかんじかしら」
御坂「……う」
麦野「……」
結標「……」
御坂「……いやいやありえないから!」
麦野「だからありえるんだって」
結標「悪いけど私の今の御坂さんのイメージってソレなのよねー」
麦野「同意するわ」
御坂「なによもう!二人ともニヤニヤしないの!」
326: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:10:39.93 ID:uEuxWTZT0(5/15)調 AAS
削板「御坂はともかく俺はどう考えても迷子にはならないだろ。そこまで根性無しじゃねえ!!」
麦野「いやアンタが一番怪しいでしょ」
結標「うんうん」
御坂「み、御坂はともかくって……根性さんに言われると地味にショックが大きい……」
こいつら……俺の根性を舐めているのか!?
麦野さんはともかく、その他二人にだけは言われたくねえ!!
麦野「じゃあおこちゃま第三位は私と、暴走ギターは結標と。それで別れて探すわよ。30分後にこのパラソルの下に集合」
削板「……ん?暴走ギターだと!?」
御坂「らじゃー」
結標「了解。食蜂を見つけた場合はどうするの?」
麦野「その場合は携帯で私たちに連絡。もしすぐ逃げそうなら何とかして捕獲」
結標「分かったわ。じゃ、行きましょうか」グイ ヒュン
削板「待て、ちょ、麦野さん、暴走ギターって」ヒュン
麦野「行くぞ御坂」
御坂「はいはい」
暴走ギター……だと?
327: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:11:35.57 ID:uEuxWTZT0(6/15)調 AAS
削板「暴走ギターって」
結標「うるさいわよ」
削板「だが、そんな変なあだ名をつけんじゃねえ!!俺は暴走ギターじゃなく根性だ!!」
結標「はいはい、じゃあ根性さん、食蜂を見つけましょうか」
削板「おう!!そうだな!!」
たしかにそうだ。俺たちには時間が無い。さっさと見つけなくちゃな。
結標「……単純過ぎでしょコイツ」ボソ
削板「なんかいったか?」
結標「いいえなんにも」
変なヤツだ。
328: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:13:56.11 ID:uEuxWTZT0(7/15)調 AAS
削板「で、ここは何処だ?やけに人が少ないな」
結標「パラソルから100メートルくらい離れた所かしら。人が少ないのは狙い道理よ。傷つけたら大変だし」
削板「だが、人が少ない分食蜂もいそうにないんだが」
結標「そうなのよねー。だから、ひとつお願いしてもいいかしら。」
削板「お願いだと!?俺は今麦野さんの命令しか聞かん!!!」
結標「……なんで?というかなんで敬語?」
削板「麦野さんにはカリスマ性があるからな!!」
結標「いや分からないから」
正直俺にもよくわからねえ。
何でだろうな。
麦野さんには従うべきだと俺の根性と本能が告げているんだ!!
結標「だけどこれは命令じゃなくて頼みよ?」
だがだめだ。
俺はきっぱりそういおうとした。
しかし、次の一言で俺の考えは変わった。
結標「まあいいわ。別に麦野にほめられたくないっていうのならそれでも私は全然かまわないけど」
削板「ん?」
結標「多分きっと喜ぶと思うけどなー、アナタが食蜂を捕まえたら」
削板「なんだと!?」
一瞬笑顔の麦野さんが俺の脳内を支配した。
329: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:15:11.11 ID:uEuxWTZT0(8/15)調 AAS
結標「で、どうするのかしら?」
答えなんて一つしかねえ!!
削板「やるぜ!!!」
大声でそう叫んだ。するとちらほらといる観光客が全てこちらを向く。
なんだ!?一体何が起こったんだ!?
結標「ふふ、そう。じゃあ存分に食蜂を見つけてね」
削板「はあ?」
結標「今からアナタを空中に飛ばすわ。落ちている間に彼女を見つけて。地面に近くなったらまた座標移動するから」
…………なんだと!?
一瞬この女がなにを言っているのか、俺には理解できなかった。
330: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:15:58.17 ID:uEuxWTZT0(9/15)調 AAS
削板「お、おい。待てよ、それは予想外なんだが。いくら麦野さんが喜ぶっつってもそれはちょっと」
結標「じゃあいくわよ。……3……2……」
削板「おい!!」
結標「1…………0!」
削板「ちょ」ヒュン
そして1秒後、俺は空中にいた。
331: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:16:46.01 ID:uEuxWTZT0(10/15)調 AAS
削板「うおおおおおお!!!おちるううううう!!!」
観光客どもがまるでアリのようだ。
片方の靴が、足から離れ、落ちていく。
下のほうで靴が砂の上に落ちるトサッっという軽い音がした。
幸い観光客には当たってないようだ。
良かったな。
そんなことをぼやけた頭で思う。
そして同時に根性の限界を悟った。
俺、終わったな。
最後くらいは、根性を発揮したかった。
俺も靴と同じだ。
俺も、一緒に、落ちて……………………………
…………………………………………………………あれ?
落ちて……………………………ない?
332: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:17:50.82 ID:uEuxWTZT0(11/15)調 AAS
結標「ちょっと!!なんで空中に浮いてるのよ!?」
結標が叫んでいるのが聞こえた。
観光客がその声に反応して俺のほうを向く。
観光客1「なんで人が宙に…?」
観光客2「魔術なのよな」
観光客3「私たちの大型ヘリの上に落ちなければいいのですが。あそこには友である洗濯機が……」
観光客4「この赤い果物すごくおいしいんだよ!」
観光客5「ふむ、あれが日本の風物詩のふうりんというものであるか」
そして手を挙げて、俺を指差してなにやら騒ぎ始めた。
え、俺今人気者?
333: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:18:56.89 ID:uEuxWTZT0(12/15)調 AAS
麦野「」
御坂「」
あ、麦野さんだ。唖然として俺を見ている。
男1「」
男2「」
食蜂「」
お?あの金髪は食蜂じゃねえか?
なにやら男に抱きついているみたいだが、なんかあったのか?
とにかく食蜂を優先すべきだよな。
俺は食蜂の方へまっすぐ歩いていった。
もちろん空中を。
いやマジ根性ぱねぇ。やっぱ根性は世界を救うっていうのがこれで証明されたな。
男1「ちょ、アイツこっちガン見して向かってきてるぞ!逃げろ!」
男2「そうだなそれがいい!時間的にもちょうどいいしさっさとボートに乗るぞ!」
食蜂「おじさぁん、約束どおり操祈も乗せてってぇ」
男1「わりぃけど無かったことにしてくれ!時間がねえ!!」
食蜂「……」
男2「おい!さっさと乗れ!男1!」
食蜂「……大の男が約束破っちゃダメなんだゾ☆」ピッ
男1「おお…………」カクン
男2「どうしたんだ…………」カクン
食蜂「ねぇおじさぁん?」
男1「ナンデショウ」
男2「ゴメイレイヲ」
食蜂「乗せてってくれるわよねぇ?」
男1「ハイ、モチロンデス」
男2「ジョオウノメイレイニ、シタガイマス」
食蜂「いい子ねぇ」ニッコリ
そして食蜂は男たちのモーターボートに乗り込んだ。
334: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:20:26.41 ID:uEuxWTZT0(13/15)調 AAS
おい!!!
おい待て!まだだめだ!あと1分待ってくれ!!まだ………………………………………ん?
そのときだった。
突然俺を支えていた何らかの足場が崩れ、
削板「うお!?」
そして、
削板「落ちるうううううう!!!!!!!!!!!!」ヒュー
どうやら俺は、間違っていたらしい。
バッシャァアアアアアアアアン
俺の根性は、まだ足りなかったようだ。
335: 「オバサンにかわりまして根性さんがお送りするんだゾ☆」 [saga] 2012/07/03(火) 23:21:49.72 ID:uEuxWTZT0(14/15)調 AAS
麦野「……」
御坂「結標さん!いまのなに?どういうこと!?なにが起こったの!?」
結標「あ、二人とも」
麦野「……説明」ボソリ
結標「え?」
麦野「説明しろッつってんだよぉ!!!こんの大バカ!!!!」ドゴォォォォォン
結標「そんなこと言われても私だって何がなんだかわからないわよ!!」
御坂「ちょ、麦野さん!?結標さんも!」
麦野「なにやってんのよ!?無駄に目立ちやがって……!!
空中歩行する男なんてカメラにでも撮られてみろ、面倒なことになるのは分かりきってるだろうが!!!」バァァァァン
結標「……ごめん」
麦野「ごめんで済むんだったら墓地はいらねえよなぁ?」ギロリ
御坂「む、麦野さん、その辺にしといたほうが……」
麦野「あ?」
御坂「目立ってる」
麦野「…………え?」
御坂「目立ってるから。今、麦野さんが一番」
麦野「あ……」
あのー、海に落ちた俺のことも思い出してやってください。
336: ◆M9yXTjRtzc [saga] 2012/07/03(火) 23:24:33.28 ID:uEuxWTZT0(15/15)調 AAS
ハンドルは食蜂さん。これでチャラかな?次からは元通りに。
次の話は時間を少し巻き戻してからのスタート。
また来ます。
337: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) 2012/07/03(火) 23:28:11.06 ID:iBRiRIVJ0(1)調 AAS
乙
削板はめちゃくちゃ過ぎて驚かない
338: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/03(火) 23:29:45.68 ID:WYIbbx1SO携(1)調 AAS
元が自分→次の人だから、元に戻すなら第5位に変わりまして根性さんがお送りするんだゾ☆じゃね?
339: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/03(火) 23:57:45.87 ID:F5/IPYkIO携(1)調 AAS
乙
340: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:31:28.04 ID:gaVZKNfF0(1/13)調 AAS
私は正直なところ、心配だった。
むぎのが、
むすじめが、
みさかが、
そぎいたが、
そして、しょくほうみさきが。
彼女のことを、好きか嫌いかと聞かれたならどちらかといえば嫌いだと答えると思う。
はまづらの気を引こうとしたり、
あからさまに抱きついてみたり、
ほかにもいろいろ気に入らないことはある。
だけど、やっぱり彼女も仲間で、仲間が悲しむのは嬉しくない。
はまづらだって、むぎのだって、あまり気持ちよくは無いだろう。
だから、最後にそぎいたが飛び出していったあと、私は四人にこう言った。
滝壺「ねえ、あくせら、はまづら、かきね。みんなにお願いがあるの」
直接的には関わろうとは思わないけど、少しでもむぎのたちの手助けができればいいと思ったから。
341: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:32:27.50 ID:gaVZKNfF0(2/13)調 AAS
浜面「どうした、滝壺?」
一方通行「あァ?」
カキネ「カキネテイトクガ、ログアウトシマシタ。…………お?どうした滝壺ちゃん」ピー
滝壺「今からして欲しいことがあるの」
そして私はみんなに”お願い”の内容を説明した。
一方通行「まァ、そンくらいならいいンじゃねェの」
浜面「滝壺がそんなに言うなら、俺は行くぜ」
カキネ「セーブもチャージも済んだし、別に反対はしねぇけどよ」
思ったとおり、みんな渋々ながらも賛成してくれた。
342: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:34:06.77 ID:gaVZKNfF0(3/13)調 AAS
そして私たちは今、ビーチに来ている。
浜面「やっぱ夜中に見るのとは全然違うなー」
カキネ「だけど人多すぎじゃね?カワイイ子はともかくごつい男とか目に悪い」
一方通行「仕方ねェだろォがバカキネ。どォでもいいこと言ってねェでさっさと探しに行けよ」ヌリヌリ
カキネ「うっせぇモヤシ。……つかテメェらなにやってんだ?」
一方通行「日焼け止め」ヌリヌリ
滝壺「日焼け止め」ヌリヌリ
カキネ「wwww」
一方通行「笑うな。ぶっ飛ばすぞ」
カキネ「滝壺ちゃんはともかく一方通行が日焼け止めwwさっすがもやしだな」
一方通行「そンなに私服で海にダイブしたかったンですかァていとくン」カチッ
カキネ「おいおいこんなトコで能力使って大丈夫なのか一方通行。周りには一般人がたくさんいるんだぜ?」ニヤ
一方通行「死ね」バヒューーーーーン
カキネ「お、おい!?やめろ冗談じゃねぇって!!」ヒュ
343: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:35:00.83 ID:gaVZKNfF0(4/13)調 AAS
浜面「一方通行!?何やってんだよ!?」
一方通行「あ、ついついやっちまった」
カキネ「やべぇぞやべぇぞ!!まだ飛んでる!!」
観光客5「ん、なんであるか?」 バヒューーーーーン
浜面「ヤベェ観光客に当たるぞ!!逃げろそこにつったってるおっさん!!」
一方通行「よけろジジイ!!」
カキネ「避けろよおっさん!!」
観光客5「お?」パシュン
3人「」
観光客5「これがうわさの砂鉄砲というものであるか」パンパン
カキネ「一方通行の攻撃を……」
浜面「手であっさりと防いだ……だと……?」
一方通行「最近の一般人はなンてパワーしてやがンだァ……!」ホッ
ううん、あの人は多分一般人なんかじゃないよ、あくせら。
344: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:35:53.81 ID:gaVZKNfF0(5/13)調 AAS
一方通行「で、オマエの頼みっていうのは飛び出してったババアどもを見張るってことだったよなァ?」
滝壺「うん」
浜面「だけどよ…麦野たちを探すの結構大変だぜ?」
一方通行「ババアのクセにアクレッシブだからな」
滝壺「むすじめもいるから、範囲は結構広いと思う」
カキネ「根性野郎は一人で暴走してそうだしな」
浜面「じゃあどうするよ?ちなみに滝壺の能力使うとかいったやつは容赦しねぇ」
滝壺「はまづら……」
一方通行「とにかく適当に見つけ出すしかねェだろ…………あン?」
カキネ「どうした一方通行…………お、ありゃうわさをすればの座標移動と根性じゃねえか」
浜面「なんか話してるみてぇだな」
345: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:36:39.78 ID:gaVZKNfF0(6/13)調 AAS
<今からアナタを空中に飛ばすわ。落ちている間に食蜂を見つけてね
<はぁ!?
一方通行「なンて頭してやがンだあのバカ女……!」
浜面「む…むちゃくちゃだな」
カキネ「それやばくね?根性はどうでもいいが、観光客に被害が及ぶだろ」
むすじめ。いくらそぎいただからってそんな乱暴に扱っちゃだめだよ。
カキネ「おい、一方通行。なんとかしろよ」
一方通行「はァ?なンで俺がしなくちゃいけないンですかァ?するわけねェだろ」
浜面「だ、だけどよ……このままじゃ根性にも一般人にも多大な被害が……」
カキネ「だよなぁ」チラ
一方通行「……」
346: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:37:22.49 ID:gaVZKNfF0(7/13)調 AAS
<じゃあ行くわよ。……3……2……
<お、おいちょ、待てって
カキネ「おい!一方通行!!この状況でなにかできるのはてめぇだけなんだって」
一方通行「オマエだって能力使えンだろォが」
カキネ「わりぃけどまだ不完全でな。だから、テメェが何とかするしかねぇんだって!」
浜面「一方通行!!」
カキネ「一方通行!!」
一方通行「……」
<……1……
<ちょ、
一方通行「……」
滝壺「あくせら。」
一方通行「……」
滝壺「みんなで学園都市にもどるんでしょ?」
一方通行「……っ」
カキネ「そうだぜ、みんなでだ」
一方通行「……」
一方通行「……っち。仕方ねェな」カチッ
<……0……
<ちょ ヒュン
347: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:38:07.58 ID:gaVZKNfF0(8/13)調 AAS
そぎいたがその場から消えたとたん、大きな突風が巻き起こった。
あくせらの能力なんだろう。
一般人を巻き込まないようはるか頭上で吹き荒れる風、でも確かにそれは効果的だった。
<なんだあれは!?
<おそらく何かの魔術でしょうね……。香焼、例のアレを。
<あ、すいません。これおしぼりだったっす。
<……それは私の……!なんでそれを!?
<魔術なのよな。
<ちょ、削板!?なんで浮いてるのよ!?
<やっぱりこれはおいしいんだよ!
<やはりあの少年にはなにかあるのであるか。
削板「俺浮いてるうううううううううう!!!!!!」
だって、そぎいたは重力にさからい、風に乗って空中を歩いていたから。
<あの根性バカ……!なにやってんのよ……!
<麦野さん、能力で狙い撃ちするのはダメだって!!
むぎの……。
348: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:40:08.38 ID:gaVZKNfF0(9/13)調 AAS
浜面「麦野がぶち切れている音が聞こえたからあっち行こうぜ」
滝壺「なんで音のした方向とは逆の方向に向かってるの?はまづら」
カキネ「これもちょっと失敗だったかもな。削板のヤツすんげえ目だってやがる。」
一方通行「今更文句つけてンじゃねェぞクソメルヘン」ヒュウウウ
カキネ「いやだけどよ……
そういや今思ったんだが空中歩行してる男の真下で両手バンザイしてる人間がいたらどう考えても怪しいよな……」
一方通行「……仕方ねェだろ、このポーズなンだよ」 ヒュウウウ
<ねえ見てよ、あの男の人がなんかしてるんじゃない?
<やっぱり魔術師なんすかね……?
<五和!これはどう考えてもマーメイドエロメイドの出番なのよなー
<それは私に喧嘩を売ってるんですよね元教皇代理?
<女教皇様も着るべきなのよな。
<いえ、遠慮します。
<あんな魔術、私は知らないんだよ!
<そこの子供、人のスイカを勝手に食べるのは反則なのである
349: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:40:52.58 ID:gaVZKNfF0(10/13)調 AAS
カキネ「……もうちょっと両手の角度を下げろよ」グイ
一方通行「おいやめろ」グイ ヒュウウウ
カキネ「わりぃな。今俺の右手には常識が通用しねぇ」グイ
一方通行「バランスが崩れるだろォが。……あと無駄に能力使うな」グイ ヒュウウウウ
カキネ「だってよぉ…」グイグイ バシッ
一方通行「やめろしつこい」グイグイ カチッ
カキネ「あ」
一方通行「あ」
かきね、あくせらのちょーかーのすいっちを切り替えるなんて……
滝壺「……ばか、だね」
浜面「……ああ」
350: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:41:49.01 ID:gaVZKNfF0(11/13)調 AAS
削板「落ちるううううううううううううううう!!!!!!!!!」
カキネ「」
一方通行「」
滝壺「」
浜面「」
結標「」
麦野「」
御坂「」
その場にいた全員が凍りついた。
バッシャアアアアアアアアアアアン
351: 「ナンバー7と同時進行で、ピンクジャージがお送りするぜ!!!」 [saga] 2012/07/04(水) 01:42:27.00 ID:gaVZKNfF0(12/13)調 AAS
食蜂「おじさぁん☆もっとスピード上げてぇ」
男1「ワカリマシタ」
男2「ショウチシマシタ」
食蜂「じゃ、お先に失礼するわねぇ☆レベル5+αのみなさん」
……南西から、信号がきてる。
352: ◆M9yXTjRtzc [saga] 2012/07/04(水) 01:45:29.56 ID:gaVZKNfF0(13/13)調 AAS
ここまで!!
一時間後には来るつもりだったのになんでこうなった。
数日以内には投下する
353: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/04(水) 08:15:13.75 ID:8KSrKr7DO携(1)調 AAS
乙
一方の能力だったか
354: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/07/04(水) 14:18:12.31 ID:7X8kxziE0(1)調 AAS
乙
355: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/04(水) 23:41:21.86 ID:J1aKOpwH0(1)調 AAS
乙
一方さんがやってたのか
削板なら自力で浮いても驚かないがwww
356: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/10(火) 23:57:02.73 ID:6cJV1s/DO携(1)調 AAS
ボチボチかな?
357: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 2012/07/15(日) 00:23:47.19 ID:yF+J9//A0(1/22)調 AAS
一方通行「なにしてやがンだ。せっかく練った計画が台無しだろォが」
垣根「いや別に計画とかは立ててないんじゃ……」
結標「仕方ないでしょ!アレがベストな方法だと思ったのよ!」
カキネ「え、そこ応戦すんの?」
一方通行「無駄に目立ちやがって。管理人の目をごまかすのに苦労したンですけどォ」
カキネ「いや管理人に未元物質食わせてごまかしたの俺だから」
結標「いいじゃないそれくらい目だったって!そんな無駄なことしなくたってすぐに忘れるわよ」
カキネ「はぁ!?俺の苦労なんだと思ってんだテメェ?ぶっ[ピーーー]ぞ」
結標「やれるもんならやってみなさいよ!」
垣根「はっ!懲りてねぇみてぇだな!」
現在、私たちはビーチの赤いパラソルの下に集合している。
まあ、集合とはいっても食蜂と根性は行方不明のままだけど。
358: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/15(日) 00:28:54.70 ID:xgrcgqJIO携(1/5)調 AAS
来たか…(ガタッ
359: ◆AxSXJkewsU 2012/07/15(日) 02:12:08.51 ID:yF+J9//A0(2/22)調 AAS
ぶつ切りですみません。携帯から失礼します
パソコンの調子が悪くなってどうしてもスレに繋がらない…
できるだけ早く回復させて続きを投下していきます
上げていなかったのがせめてもの救い…?
360: ◆M9yXTjRtzc 2012/07/15(日) 02:18:19.30 ID:yF+J9//A0(3/22)調 AAS
酉が違う…!?
361(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/15(日) 09:17:06.08 ID:xgrcgqJIO携(2/5)調 AAS
頑張って復帰
362: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/15(日) 09:17:36.21 ID:xgrcgqJIO携(3/5)調 AAS
>>361
ミス
頑張って復帰してくれ
363: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:17:22.44 ID:yF+J9//A0(4/22)調 AAS
麦野「おいテメェらバカ話なんてしないでさっさと行くわよ。つか垣根もそんなことでぶち切れんじゃないわよ」
カキネ「いやオマエにだけは言われたくない」
浜面「同意!!」
麦野「はぁまづら〜?」ギロ
御坂「とにかくこんなときに仲間割れはダメでしょうが…食蜂が今何処にいるかも分かってないのに……」
一方通行「……おォ」
カキネ「そういやそうだったな」
結標「でも、どうするのよ?食蜂操祈はモーターボートの上よ。追いかけるすべなんて…………あら?」
麦野「ん?」
そういえば……第二位の能力って……
結標「……」チラ
麦野「なるほどにゃーん」ニヤニヤ
御坂「それをいまから考えるの!!…………あれ?どしたの?」チラ
滝壺「そぎいたも探さないとね……ん?」チラ
浜面「そうだな……お?滝壺?」チラ
一方通行「……オマエ」ジー
カキネ「……なんで俺は全員にガン見されてんだろうな」
364: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:18:28.98 ID:yF+J9//A0(5/22)調 AAS
一方通行「そォいやオマエ空飛べたンだったよなァ、クソメルヘン」ガシッ
カキネ「いや、別に俺は空なんか」
一方通行「オマエには常識なンか通用しねェンだったよなァ。ウザメルヘン」
カキネ「ウザっ!?……だとしてもなんで俺がわざわざテメェらのために」
御坂「ええっ!カキネさん空飛べるの!?ちょ、初耳なんだけど!……車?になったことはあったけど」
結標「……正直車輪が出てくるほうがおかしいけどね」
浜面「そ、そうなのかーなんでもありなのか……レベル5ぱねぇ」
滝壺「かきね、すごい。やればなんでもできるんだね」
麦野「すごいじゃなーい。垣根くんってそんなこともできるんだーすごいにゃーん」ニヤニヤ
カキネ「」
一方通行「ほらな」ニヤ
カキネ「いや、ほらなじゃねぇよ。しかも最後の絶対俺を馬鹿にしてんだろ「だれそれー」おいテメェだよ麦野」
365: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:19:31.35 ID:yF+J9//A0(6/22)調 AAS
カキネ「とにかく俺はんなことしねぇか「かきね、私はそんながんばるかきねを応援してる」………」
一方通行「俺もだァ」ニヤ
カキネ「……」
一方通行「……」ニヤニヤ
カキネ「いや俺したくねえし、なんで俺が「カキネさんお願い!食蜂のやつたすけてやって」……」
一方通行「……」
カキネ「……」チラ
御坂「……」ジー
カキネ「……」フイ
御坂「……」ジー
カキネ「……」チラ
御坂「……」ジー
カキネ「……っち」
カキネ「……おう、俺頑張るわ」
366: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:20:39.66 ID:yF+J9//A0(7/22)調 AAS
で、そんなこんなで私たちは今海の上にいる。
正確に言えば、海よりも10メートルくらい上空だ。
もっといえば、羽の生えたモーターボートの形をした未元物質の中に乗っている状態。
垣根いわく、これは透明なので、海に近づかない限り一般人からは見えないらしい。
そして、私たちはある作戦をたてていた。
比較的安全に食蜂操祈を捕獲するための。
御坂「綺麗な海ねー。水平線なんて久しぶりに見たんだけど」
麦野「まあ学園都市にいたらそんなもん見る機会なんてほとんどないしね。今のうちに楽しんどきましょうか」グイ
浜面「っていうか、こんなところからロープでぶら下がるとか、俺死ぬんじゃね?」
麦野「大丈夫よ。落ちたら一方通行が助けてくれるわ」
浜面「……マジで?っていうかロープ切れる前提?」
一方通行「助けるわけねェだろ。むしろ落ちろ三下。ロープでもなんでも切れやがれ」
浜面「ひどっ!?」
御坂「ま、まあ落ちたときは落ちたときで結標さんがなんとかしてくれるわよ。ねえ?」
結標「うーん…もしかしたら変なところに座標移動してしまうかもしれないけど大丈夫よ」
浜面「いや、それで大丈夫だといえるその自信が何処からきてんのかが知りたい」
367: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:22:41.94 ID:yF+J9//A0(8/22)調 AAS
麦野「一つ聞くけど、変なトコって?」
結標「私たちがのってるコレとか、岩とか、鮫の中とかかしら」
浜面「」
麦野「だってさ。頑張ってよね、浜面」ポン
御坂「なんとかなるわよね、多分。私もテレポはいつもしてるし」
一方通行「あァ。多分大丈夫だ。多分、な。つゥかここらって鮫いンのか?」
結標「多分多分って、アナタたち失礼すぎよね。……多分大丈夫よ、多分。あ、鮫いるらしいわよ?たまにだけど」
御坂「鮫とか聞いてないわよ……」
浜面「座標移動はやめておこうか。な、滝壺」ウンウン
滝壺「……他の人とデレデレ話してるはまづらは応援できない」プイ
浜面「え」ガビーン
御坂「ご愁傷様……」ハハ
368: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:23:31.75 ID:yF+J9//A0(9/22)調 AAS
カキネ「テメェら……俺の並々ならぬ苦労も知らずに……」
一方通行「よォカキネ。まだか?」
カキネ「もうすぐだ。準備しとけ」
麦野「浜面、準備できた?」
浜面「いや、まだロープが結べてねぇ」
麦野「やったげるわ」グイ ギュッ
浜面「お、サンキュ」
滝壺「……むぎの退いて。私がやる」グイ
浜面「た、滝壺?」
麦野「……」ギュ グイ
滝壺「……」グイグイ ギュギュ
369: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:24:19.37 ID:yF+J9//A0(10/22)調 AAS
カキネ「女の戦いって怖いよな」
結標「女なんてだれでもそんなもんよ」
御坂「……ホントそんなもんよね」シミジミ
結標「?」
御坂「好きな男のためならなんだってできるって、もはや女の本能みたいなもんなのかもしれないわね」
結標「……」
御坂「アイツ……」
結標「……」
カキネ「……御坂?」
御坂「え?、あ、今のはなんでもないから!忘れて!」
カキネ「そ、そうするぜ」
御坂「う、うん。よろしく」
なにかあったのかしら、この子。
370: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:25:30.03 ID:yF+J9//A0(11/22)調 AAS
そして5分くらいたってから
カキネ「見えてきたな!よし浜面、ロープは?」
浜面「オッケーだ!」
カキネ「対海水専用未元スーツは?」
浜面「万全だぜ!」
御坂「食蜂のモーターボート、ここから20メートル先に発見!」
結標「二人の男と一緒にかなりの速さで進んでるわ」
一方通行「おい三下、わかってンだろォな。バンジーみてェに勢いをつけて飛ぶンだぞ?」
麦野「間違えるんじゃないわよ!食蜂に後ろから振り子みたいに近づいて、海にまず落とすの。つかんだら絶対離さないようにしなさいよ」
浜面「おう!任せとけ!」
カキネ「よし、じゃあ30秒後にカウント開始な」
6人「おお!!!!」
371: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:27:14.32 ID:yF+J9//A0(12/22)調 AAS
浜面「……つうかなんでこんな役俺がすることになったんだっけ。普通ここはレベル5がするとこだろ」
一方通行「仕方ねェだろ。じゃンけンでオマエが負けたのが悪い」
浜面「いやそもそもなんで俺とオマエの二択しかねえんだよ」
一方通行「浜面くンバカなンですかァ?他は女ばっかで後はカキネだろォが。他に選択肢なンてねェンだよ」
カキネ「……他は女って…テメェが言うことか?……さーーーん」
浜面「ちょ、さっきよりこの乗り物高度あがってね?」
一方通行「カキネの気まぐれだ」
カキネ「気まぐれじゃねーよ!濡れねぇように気を使ってやってんだろ!にーーーい」
浜面「いやマジこえぇ」
一方通行「今更すぎなンだよ」
カキネ「いーーーち」
浜面「寒い…よな?」
一方通行「夏だし大丈夫だろ」
浜面「いやそういう問題じゃ」
麦野「そういう問題でしょ」
カキネ「ぜーーーろ」
一方通行「ほら、行ってこい」バン
浜面「うごっ」グラ ツルッ
372: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/15(日) 22:32:29.30 ID:xgrcgqJIO携(4/5)調 AAS
来てたか…(ガタッ
373: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:38:26.46 ID:yF+J9//A0(13/22)調 AAS
滝壺「大丈夫だよ。私はそんなはまづらを応援してるから」
浜面「たきつぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ヒュウウウウウウウウウウ
食蜂「ふふ、もうすぐで完全に境界線を抜けて脱出できるわぁ。ごめんなさいねぇ御坂さぁん☆」
食蜂「おじさぁんいつぐらいに着くかしらぁ?」
男1「アトイチジカンクライデス」
食蜂「了解なんだゾ☆」
食蜂「……あらぁ?」
食蜂「なにかこっちに近づいてきてるような……しかもぉ、この声どこかで聞いたことがあるかもぉ」
浜面「たきつぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ヒュウウウウウウウウウウ
食蜂「」
374: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:39:24.55 ID:yF+J9//A0(14/22)調 AAS
浜面「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ヒュウウウウウウ
食蜂「ええ!?浜面くぅん!?ちょっとなんでこんなところに」
浜面「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ヒュウウウウウウ
食蜂「なんでバンジージャンプしてるのよぉ……ってこっちに近づいて……きゃっ!!!」
浜面「わりぃ、ちょっとごめんな」ヒュウウウウウウウウウ グイ
食蜂「きゃあああああああ!!!離してぇ!!!」ジタバタ
浜面「すまねぇな、でもこの方法しかねぇんだ」ヒュウウウウウウウウウウウ
食蜂「いやああああああああああ!!!!!」ジタバタ
浜面「ちょ、そんなに暴れたら」ヒュウウウウウウウウウウ
食蜂「離しなさいよォおお!!!!」ジタバタ ドンッ
浜面「うがっ」ヒュウウウウウウウウウ ツルッ
浜面「しまっ……!」
食蜂「……へ?」
ぼちゃん
375: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:40:12.62 ID:yF+J9//A0(15/22)調 AAS
浜面「あ」
結標「あ」
一方通行「三下ェ…」
御坂「食蜂ー!?」
麦野「あーらら」
滝壺「あーあ」
食蜂「助けっ…げほっごぼ……助けてよぉ…ごはっ」バシャバシャ
どうやら間違えて食蜂から手を離してしまったみたい。
その結果、食蜂だけが海に落ちたと。
浜面くん?
ああ、ロープにぶら下がってるみたいね。
376: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:41:04.92 ID:yF+J9//A0(16/22)調 AAS
一方通行「……結標ェ。食蜂を座標移動してやれ」
結標「無理よ。波が不規則で座標を補足できない」
御坂「ちょ、誰か何とかしないと!!」
麦野「っつっても私の能力はアレだしねェ」
御坂「でもこのままじゃ食蜂が!!……一方通行!!」チラ
一方通行「……俺はなンもしねェぞ」フン
御坂「なんでよ!!!もやし!!!」
一方通行「あァ?俺はオリジナルだろォが容赦しねェぞ?」
御坂「……どうすんのよ!!!」
結標「知らないわよ!!!私に怒鳴らないで!!!」
滝壺「むすじめ、それよりはまづらを助けて」
377: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:41:52.35 ID:yF+J9//A0(17/22)調 AAS
浜面「……」 ヒュン ドサ
麦野「……おつかれ」
浜面「いやー、意外と座標移動って楽なんだな。むしろバンジーよりずっといい」
滝壺「はまづら」
浜面「わりぃ。無理だった。こうなったらどうにかして助けねぇと」
御坂「こうなったら……カキネ!この乗り物下に降ろして!!食蜂のそばまで降りるわよ!」
麦野「でもそんなことしたら他の人に目撃されるんじゃない?」
御坂「羽の生えた船のほうが空飛ぶ男よりはましだと思うけど」
麦野「……まあそれもそうね。」
378: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:42:42.91 ID:yF+J9//A0(18/22)調 AAS
カキネ「……いや、その必要は無いみたいだぜ?」スッ
6人「?」
そのとき、カキネがはるか下にある海のある一点を指差した。
そこに、見えたものは。
削板「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!根性!!!!!!!!!」ドドドドドドドド
華麗なクロールで海を渡る、第七位の姿だった。
ってなんで裸なのよっ!?
379: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:43:45.49 ID:yF+J9//A0(19/22)調 AAS
削板「うおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」
食蜂「きゃああ!!!溺れっごほっ……そ、削板くぅん!?助けてよぉ!」
削板「ん?この声は食蜂か?」
一瞬食蜂を助けるために泳いでいたのかと思ったけれど、そうではなかったようだ。
どうやらなにも考えずに泳いでいたらしい。
流石は第七位といった所かしら。
削板「今助けるぞ!!!!!!食蜂!!!!!!!」ガシッ
食蜂「きゃあっ!!削板くん、ありがとう。助かったわぁ」ゼイゼイ
削板「俺の背中につかまれ!!海岸まで泳いで帰るぞ!!!」ドドドドドドドドド
食蜂「削板くんってほんとに根性力があるのねぇ。見直しちゃったわぁ」
削板「ははっ!!よく言われるぜ!!行くぞ食蜂!!」ドドドドドドド
食蜂「いいんだゾ☆」
380: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:44:32.20 ID:yF+J9//A0(20/22)調 AAS
え…………?
……何この展開。
ゴメン、ちょっとまって。なんかついていけない。
夕日を背にして泳ぐって……何処の青春漫画よそれ。
一方通行「……なァ」
御坂「……なに?」
麦野「まあ、言いたいことはなんとなく分かるわよ」
結標「うん」
浜面「多分言いたいことはみんな同じだよな」
カキネ「おお」
滝壺「……うん」
一方通行「俺たち、今なンのために空飛ンでンだろォな」
同意。全然分からないわ。
381: 「AIMストーカーにかわって座標移動がお送りするよ」 [saga] 2012/07/15(日) 22:45:32.74 ID:yF+J9//A0(21/22)調 AAS
削板「もうすぐだぜ!!食蜂!!ビーチに上がったらすぐ麦野さんたちを探すぞ!!」
食蜂「ええ、そうしましょぉ。削板くんありがとぉ」ピト ギュ
削板「ははっ!!麦野さんのためだ!!」
食蜂「……え?」
削板「麦野さんはオマエを助けたがっていたからな!!」
食蜂「……ふぅーん……そっかぁ」ハァ
削板「……?どうしたんだ、食蜂!!」
食蜂「な、なんでもないわぁ。こっち向かないでよ!」
削板「……変なヤツだな!!」ハハッ
食蜂「むぅ……」
削板「もうすぐ着くからな!!!」
食蜂「……ねぇ、削板くん?」
削板「どうした?」
食蜂「…………そういえばなんで私ビーチに向かって泳いでるのかしらぁ?」
会話がかすかに聞こえる……。
なんだかすごく面倒な事態になりそうな予感がするわね……。
382: ◆M9yXTjRtzc [saga] 2012/07/15(日) 22:49:24.34 ID:yF+J9//A0(22/22)調 AAS
ここまで!
いろいろゴタゴタしていて申し訳ない。
待っていてくれた人ありがとう。
次の浜面で1ターン目が終了かな?
次回はできるだけ早めに来るよう努力します。
383: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国四国) 2012/07/15(日) 22:51:03.71 ID:6J76LAA90(1)調 AAS
超乙!!
384: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/15(日) 22:51:44.76 ID:xgrcgqJIO携(5/5)調 AAS
乙
浜面は超浜面のままでしたね
385: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/15(日) 23:08:19.04 ID:zsohJBdF0(1)調 AAS
乙
ていとくんと根性はマジで何でもアリだなw
386: ◆M9yXTjRtzc [saga] 2012/07/23(月) 22:02:31.01 ID:YFBhOF6P0(1/13)調 AAS
投下します
387: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/23(月) 22:03:07.90 ID:cBGxZicIO携(1/3)調 AAS
来たか…(ガタッ
388: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:03:56.45 ID:YFBhOF6P0(2/13)調 AAS
結局その後、俺たちは一旦ホテルへ帰ることになった。
俺たちというのは9人全員じゃねえ。
俺と滝壺だけだ。
残りの6人は後から食蜂を強引に引っ張ってくるらしい。
うん、まあ、そうだよな。
それは当たり前と言えば当たり前だよな。
…………
なあ、
俺頑張った…よな。
努力したんだぜ?これでも。
俺、……
浜面「……頑張ったよな」
389: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:05:10.77 ID:YFBhOF6P0(3/13)調 AAS
ついつい、ポツリと呟きを漏らす。
頑張った、それは言い訳に過ぎないことぐらいは分かっている。
頑張ったからといって、失敗した事実があることに変わりは無いわけで。
もしあの時第七位がいなかったら食蜂はどうなっていたのだろうか。
……考えたくも無かった。
それでも
浜面「これでも頑張ったんだぜ?これ以上、俺になにを望むっていうんだよ……」
そんな言い訳が浮かんでくるのは止められない。
そのループし続ける思考に歯止めをかけてくれたのは、やはり俺のマイエンジェルだった。
390: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:06:47.55 ID:YFBhOF6P0(4/13)調 AAS
滝壺「うん。はまづらはすごく一生懸命しょくほうを助けようとしてたよ。はまづらが頑張ってたこと、私は知ってる」
浜面「たきつぼ……!」
滝壺「きっとみんな分かってくれてると思う。だから、はまづらが気に病むことなんてない」
浜面「……わりぃ」
滝壺「……どうして謝るの?はまづら」
浜面「オマエを守るって決めたのに…ふがいないトコばっか見せちまった」
滝壺「…………大丈夫だよ、はまづら。安心して」
浜面「……滝壺?」
滝壺「もしはまづらになにかあったら、私がはまづらを守るよ」
滝壺「たとえ――――」
浜面「……!?」
一瞬、聞き間違えたかと思った。見間違えたのかと思った。
ありえないセリフだった。
滝壺に限ってそんなことを言うとは思えないような言葉だった。
それを、彼女は、
滝壺「たとえ、――はまづらがこっそり持ってきてるバニーコレクションを犠牲にしてでも」
にっこりと微笑んで、言い放った。
391: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/23(月) 22:09:08.40 ID:cBGxZicIO携(2/3)調 AAS
浜面ェ…
彼女付いて来てんのにさらっとバニー本持ってくるとかェ…
392: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:12:08.60 ID:YFBhOF6P0(5/13)調 AAS
浜面「おい、今のどういう意味で……!」
滝壺「シャワー浴びてくるね」
浜面「滝壺!!」
問いただそうとして、軽くかわされる。
そして、つい大声で叫んでしまった。
なあ、どうなったんだよなにがあったんだよどういうことだよなんでそんなこといえるんだよちゃんとおしえてくれよそれより、
――――なんでそれを知ってんだよ……
思考がまとまらない。
そして、
滝壺「ねえ、はまづら」
浜面「!……なあ今のって本気で……」
滝壺「……」
浜面「……なわけないよなー。冗談きついぜたきt」
滝壺「はまづら」
浜面「…滝壺」
393: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:13:19.81 ID:YFBhOF6P0(6/13)調 AAS
滝壺「今日は、いつもみたいに入ってきちゃダメだよ?」
そういって笑う滝壺は、普段と全く変わらない。
逆にそれがどこか不自然だった。
おい、やめろよ。やめてくれよ。滝壺は俺の心の支えであり、天使なんだぜ?
――――一体なにがあったんだよ……?
394: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:17:38.36 ID:YFBhOF6P0(7/13)調 AAS
一方通行「ったく無駄な手間かけさせンじゃねェよ……」
食蜂「だってルールのことなんか知るわけ無いじゃなぁい。みんなマジメすぎるんだゾ☆」
一方通行「……懲りてねェみてェだなァ。今度は本気でぶっ潰してやってもいいンだぜェ」
食蜂「きゃあ、第一位さま怖ーい。削板くん助けてぇ」
一方通行「勝手にやってろ」
……どうやら戻ってきたらしい。
削板「麦野さん、夕飯はやっぱりバイキングですか!!」バッ
食蜂「きゃっ…もう!いきなり立ち上がらないでよ!ってこれ言うの何回目!?」
削板「10回目くらいじゃないか?」
食蜂「マジメな答えなんか求めてないわよ……ううん、マジメでもないか」
削板「で、麦野さん、どうします?」
食蜂「なんでスルーするのぉ!?」
麦野「…そうね、どっかのクソガキちゃんのせいでもう夜になっちゃったし、バイキングでいいんじゃない?」
削板「じゃあ、俺席取りに行ってきます!!」
食蜂「ちょっとぉ!」
削板「シャケは任せてください!!」ダダダダダ
麦野「よろしくにゃーん」フリフリ
395: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:19:15.87 ID:YFBhOF6P0(8/13)調 AAS
食蜂「……なんなのよぉ。あのオバサン。ホントなんかいらっとくるんだけどぉ」
食蜂が隣にやってきた。腕を絡ませてくる。
腕に胸が当たって少しドキッとした。……いや何考えてんだよ俺。
食蜂「ねぇ浜面くんもそう思うでしょぉ?」
浜面「…別に麦野に他意はねえんじゃねえか」
食蜂「でもぉ、なんかあの人わざとらしくなぁい?私いじめて楽しんでるのかもぉ」
浜面「いや、アイツはどう考えてもそんなやつじゃねぇだろ」
食蜂「本当にそうなのかしらぁ?」
浜面「そうだ。アイツはそんな陰湿なことするタイプじゃねぇ。むしろどストレートにぶつかってくるだろ」
食蜂「どストレートねぇ……。ま、オバサンだしね。っていうか浜面くん麦野さんのこと庇うんだぁ」
浜面「まあな」
396: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:20:20.75 ID:YFBhOF6P0(9/13)調 AAS
食蜂「もしかして浜面くんって麦野さんのこと……」
浜面「好きなわけねえだろ!」
食蜂「私、まだなにも言ってないんだけどなぁ」ニコ
浜面「あ……」
食蜂「図星なんだゾ」ニコニコ
浜面「……」
食蜂「……」ニコニコ
浜面「……ってそんなわけあるか!!俺には滝壺がいるんだぞ!!何言ってんだ!!」
食蜂「ま、そうよねぇ」ハァ
浜面「そうだ!!!」
397: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:21:02.70 ID:YFBhOF6P0(10/13)調 AAS
食蜂「でもぉ、考えといてね?」
浜面「何をだよ」
食蜂「今はどうかは分からないけど、また考えが変わるかもしれないじゃなぁい」
浜面「ないわー」
食蜂「そのときは……」
浜面「そのときは?」
食蜂「私に、教えるんだゾ☆」
浜面「教えるかボケ。つかありえねえし。とにかくあっち行ってろ。滝壺に怒られるだろうが……あ」
食蜂「?」
398: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:21:55.69 ID:YFBhOF6P0(11/13)調 AAS
そうだった……。滝壺は……。
俺の唯一の光……なぜあんなことを……。
食蜂「……」
浜面「……滝壺」
食蜂「浜面くぅん、ごめんなさぁい。ちょっと覗かせてもらうわねぇ」ピッ
浜面「……は?」
399: 「テレポーター(非ショタコン)にかわって唯一の無能力者さんがお送りするわ」 [saga] 2012/07/23(月) 22:22:30.65 ID:YFBhOF6P0(12/13)調 AAS
御坂「私も席、とりにいこうかなぁ。結標さんも行かない?」
結標「御坂さん、もしかしてゲコ太ハンバーグに一番近い席取るつもりじゃないでしょうね?」
御坂「は、はぁ!?そ、そんなこと全然考えてなんか無いから!!スペシャルゲコタデミグラスハンバーグなんて興味ないし。
そもそもあれって子供用でしょ?限定30個しかないのに取るわけ……」
結標「はいはい、美琴ちゃんはそんな細かいことまで覚えててとってもえらいわねー」
御坂「そんなの……それくらいパンフレット読めば分かるじゃない!」
結標「あんな隅の隅まで読む人なんていないわよ………………あら?」
御坂「食蜂?なんでそんなトコにしゃがみこんでんのよ」
食蜂「み、御坂さぁん」ギュ
御坂「…なんかあったの?」ナデナデ
食蜂「……」コクコク
食蜂「…………男の人の欲望って、怖すぎるわぁ」ブルッ
御坂結標「…………はい?」
400(1): ◆M9yXTjRtzc [saga] 2012/07/23(月) 22:27:29.46 ID:YFBhOF6P0(13/13)調 AAS
ここまで!!
次からの視点の順番はバラバラです。
話が全く進まない…!?蛇足失礼しました。
401: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/23(月) 22:28:48.66 ID:cBGxZicIO携(3/3)調 AAS
>>400
乙
402: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/23(月) 22:32:09.46 ID:MKpQRAef0(1)調 AAS
乙 H/A/M/A/Z/U/R/A
403: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/07/23(月) 23:33:15.21 ID:1kFDoZkmo(1)調 AAS
脳内バニーコレクション見たのか…
404: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/26(木) 10:32:15.28 ID:h6rTF0/+0(1)調 AAS
来てたのか乙
浜面ェ…
405: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/07/30(月) 20:36:36.08 ID:iVJYod86o(1)調 AAS
まってまーす
406: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/18(土) 00:35:10.76 ID:OOfj1f/DO携(1)調 AAS
続きはまだか、まだか、まだかぁぁぁぁぁ!!!!
407: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/09/06(木) 23:53:45.87 ID:dp7kODSr0(1)調 AAS
俟ってる
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ
ぬこの手 ぬこTOP 0.659s*