[過去ログ] 【架線・第三軌条】電気設備【変電所・発電所】 [転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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(2): 2018/06/17(日) 23:43:15.87 ID:TRhbEdDJ0(1)調 AAS
>>970
「一般に、利用速度範囲が広い用途には直流直巻モータが適する」ってのが半分伝説であり、
限流継電器で定電流=定トルク起動を行わせる起動領域は全く違うってことを営団地下鉄が真っ先に気付いて、
分巻モーターを使った制御方式の電車を作った。その方式を4象限制御などと呼んだ。

直巻モーターが並列フルステップに達して=一旦起動したあとは、電源電圧が固定されているので、
電機子が発電する電圧:電機子起電力も「電源電圧−抵抗降下」でほぼ一定するのだが、
電流が減って比例して磁束が減り、それでも同じ電圧を発電するには高速回転して状況に合わせる。
こうした電流と回転数の反比例する領域を「直巻モータの特性領域」と喚び、これをもって「電鉄に適する」と古くから云われている「根拠」である。
 起動時には界磁の磁束は飽和していて、電流依存性はほとんど無い領域で起動してるから、励磁が直巻でも分巻でも関係ないのだ。

それに対し、界磁の励磁量を速度に適して自由に変えることができれば、直巻の必要はない、分巻で行けると考えたのが営団、4象限チョッパー。
巻線数の多い分巻巻線では変化に対する応答が遅くなり、電圧急変に対して線楽などの事故を起こしやすいのは結構重い欠点。
これをクリヤするのが、巻数の少ない大電流の直巻界磁を独立電源で制御して応答速度を劇的に速めた「界磁添加制御」。
実質、分巻界磁を独立に制御する点で、分巻方式も界磁添加制御方式も共通なのだ。
 高速領域での回生失効はどの方式でも共通のこと。201系では直列抵抗を入れて有効速度を上げるなんてことをしてる。その点、無関係。

してみると、応答の遅い分巻界磁制御で、整流子を持つ厄介な機構の4象限制御よりは、
メンテが極小の交流かご形誘導モータを使うVVVFコンバータの方が安定。→安くなったインバータ方式に全面切換は無理からぬところ。
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