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始末記
2017/07/12(水) 07:42:29
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856: 始末記 [sage] フセヴォロドヴナ海 海都ドミトリエヴナ 冬のフセヴォロドヴナ海。 海蛇人の都ドミトリエヴナは現在内戦の憂き目にあっていた。 長年支配下に置いていた鮫の魚人の一派シュモク族が反旗を翻したのだ。 数多の海蛇の脱け殻を乾燥させ、長い年月を掛けて重ね合わせたドーム上の都市であるドミトリエヴナの各所では、銛を持ったシュモク族と海蛇人とが切り結んでいた。 鮫系の魚人族は海皇都が健在時には最大最強の兵団を駐屯させていた。 海皇都の転移と同時にこの兵団を失い、鮫系の漁人族は各海で他種族に支配される側に転落していった。 だが日本をはじめとする地球系国家に各種族が敗北し、戦力の大半を失ったことにより反抗に転じたのだ。 「海蛇人の大半を南側に追い込んだな? よし、外の人間共に合図を出せ。」 大半の海蛇人は冬眠しており、抵抗している海蛇人も動きが鈍いのは幸いだった。 シュモク族の将軍ザズュー・ジグはすでにアメリカとの同盟関係を結んでいた。 人間の最大の勢力日本はこの話を聞かされておらず憤慨している。 最大勢力日本がアメリカに遠慮している関係は奇妙な関係とザジュー将軍は思っていた。 しかし、この好機を逃すわけにはいなかった。 海蛇人は戦力の大半を北サハリンで失っている。 シュモク族は三千の兵をもって、海蛇人60万の民の半数が居住するドミトリエヴナを襲撃したのだ。 シュモク族はドミトリエヴナ北部を制圧し、避難民をドミトリエヴナ南部に追い立てている。 海蛇人の残った戦力はドミトリエヴナを二分する中央皮壁に集まり抵抗を続けている。 戦力の再編が終われば寡兵のシュモク族など一蹴出来ると、海蛇側は時間を稼ぐ為の防戦に努めていた。 それはシュモク族も認識しており、戦いを次の段階に進めることで打開を図った。 多国籍軍潜水艦隊 アメリカ海軍 第15潜水隊 ロサンゼルス級原子力潜水艦『シカゴ』 この場にアメリカの潜水艦が展開しているのは、半年前に起こった百済サミット並びに高麗本国襲撃事件の報復の為である。 十分な準備期間を持って、全面攻撃に行うはずだった。 高麗議会や報復を叫ぶ世論に推されて、攻撃を早めることとなったのだ。 アメリカ海軍の原子力潜水艦『シカゴ』は、僚艦のロサンゼルス級原子力潜水艦『キー・ウェスト』、『オクラホマシティ』ともに通常の航行では有り得ない密集隊形を取っていた。 海中を自在に泳ぎ回る巨大海洋生物に魚雷で弾幕を張るための陣形だ。 せっかくの陣形だが巨大海洋生物が出てくる気配は無い。 「各艦の距離は500を保て!!」 艦長のパーソン大佐の注意に乗員達は緊張した面持ちで応えていた。 艦隊は逆デルタの形でドミトリエヴナから南方約20キロの位置に展開している。 「『そうりゅう』が沈降して来ます。」 「こちらの位置を知らせろ。」 海上に浮上していた海上自衛隊の潜水艦『そうりゅう』は、逆デルタの陣形を菱形に代える位置で停止する。 海上と連絡を取るための通信ブイはそのまま伸ばしている。 アメリカ海軍潜水艦隊のお目付け役である『そうりゅう』が定位置に着いたことは、現在のドミトリエヴナで戦っている同盟種族からの攻撃の合図を受け取ったことを示していた。 「野郎ども攻撃開始だ、魚雷発射管を全門開け!!」 『シカゴ』の4門のMk 67 533mm水圧式魚雷発射管が開く。 同様に『キー・ウェスト』、『オクラホマシティ』も魚雷発射管を開いた。 『そうりゅう』もこれらに同調し、HU-606 533mm魚雷発射管6門を開く。 「全門発射!!」 「自衛隊の第一潜水艦隊からも魚雷の発射を確認。」 各艦からMk 48 魚雷が12発、89式魚雷6発がドミトリエヴナを目指す。 また、ドミトリエヴナからみて南東の方向に展開する海上自衛隊第一潜水艦隊の8隻からも48発の89式魚雷が発射される。 ドーム都市であるドミトリエヴナの各所で爆発が起こり、大量の海水が流入する。 流入した海水は、瀑布となって海蛇人の民に叩きつけられた。 破壊された建物や流れ出した漂流物が民や兵士を押し潰していく。 冬眠の為に家屋で寝ていた海蛇人達は逃げることも出来ずに死んでいく。 都市が拡充する度に社会問題となって放置されていた内部の旧外壁が海水を受け止めるが、ドミトリエヴナの1割が水没した。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1079384805/856
フセヴォロドヴナ海 海都ドミトリエヴナ 冬のフセヴォロドヴナ海 海蛇人の都ドミトリエヴナは現在内戦の憂き目にあっていた 長年支配下に置いていた鮫の魚人の一派シュモク族が反旗を翻したのだ 数多の海蛇の脱け殻を乾燥させ長い年月を掛けて重ね合わせたドーム上の都市であるドミトリエヴナの各所ではを持ったシュモク族と海蛇人とが切り結んでいた 鮫系の魚人族は海皇都が健在時には最大最強の兵団を駐屯させていた 海皇都の転移と同時にこの兵団を失い鮫系の漁人族は各海で他種族に支配される側に転落していった だが日本をはじめとする地球系国家に各種族が敗北し戦力の大半を失ったことにより反抗に転じたのだ 海蛇人の大半を南側に追い込んだな? よし外の人間共に合図を出せ 大半の海蛇人は冬眠しており抵抗している海蛇人も動きが鈍いのは幸いだった シュモク族の将軍ザズュージグはすでにアメリカとの同盟関係を結んでいた 人間の最大の勢力日本はこの話を聞かされておらず憤慨している 最大勢力日本がアメリカに遠慮している関係は奇妙な関係とザジュー将軍は思っていた しかしこの好機を逃すわけにはいなかった 海蛇人は戦力の大半を北サハリンで失っている シュモク族は三千の兵をもって海蛇人60万の民の半数が居住するドミトリエヴナを襲撃したのだ シュモク族はドミトリエヴナ北部を制圧し避難民をドミトリエヴナ南部に追い立てている 海蛇人の残った戦力はドミトリエヴナを二分する中央皮壁に集まり抵抗を続けている 戦力の再編が終われば寡兵のシュモク族など一蹴出来ると海蛇側は時間を稼ぐ為の防戦に努めていた それはシュモク族も認識しており戦いを次の段階に進めることで打開を図った 多国籍軍潜水艦隊 アメリカ海軍 第15潜水隊 ロサンゼルス級原子力潜水艦シカゴ この場にアメリカの潜水艦が展開しているのは半年前に起こった百済サミット並びに高麗本国襲撃事件の報復の為である 十分な準備期間を持って全面攻撃に行うはずだった 高麗議会や報復を叫ぶ世論に推されて攻撃を早めることとなったのだ アメリカ海軍の原子力潜水艦シカゴは僚艦のロサンゼルス級原子力潜水艦キーウェストオクラホマシティともに通常の航行では有り得ない密集隊形を取っていた 海中を自在に泳ぎ回る巨大海洋生物に魚雷で弾幕を張るための陣形だ せっかくの陣形だが巨大海洋生物が出てくる気配は無い 各艦の距離はを保て!! 艦長のパーソン大佐の注意に乗員達は緊張した面持ちで応えていた 艦隊は逆デルタの形でドミトリエヴナから南方約20キロの位置に展開している そうりゅうが沈降して来ます こちらの位置を知らせろ 海上に浮上していた海上自衛隊の潜水艦そうりゅうは逆デルタの陣形を菱形に代える位置で停止する 海上と連絡を取るための通信ブイはそのまま伸ばしている アメリカ海軍潜水艦隊のお目付け役であるそうりゅうが定位置に着いたことは現在のドミトリエヴナで戦っている同盟種族からの攻撃の合図を受け取ったことを示していた 野郎ども攻撃開始だ魚雷発射管を全門開け!! シカゴの門の 水圧式魚雷発射管が開く 同様にキーウェストオクラホマシティも魚雷発射管を開いた そうりゅうもこれらに同調し 魚雷発射管門を開く 全門発射!! 自衛隊の第一潜水艦隊からも魚雷の発射を確認 各艦から 魚雷が12発式魚雷6発がドミトリエヴナを目指す またドミトリエヴナからみて南東の方向に展開する海上自衛隊第一潜水艦隊の8隻からも48発の式魚雷が発射される ドーム都市であるドミトリエヴナの各所で爆発が起こり大量の海水が流入する 流入した海水は布となって海蛇人の民に叩きつけられた 破壊された建物や流れ出した漂流物が民や兵士を押し潰していく 冬眠の為に家屋で寝ていた海蛇人達は逃げることも出来ずに死んでいく 都市が拡充する度に社会問題となって放置されていた内部の旧外壁が海水を受け止めるがドミトリエヴナの1割が水没した
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