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始末記
2017/07/11(火) 01:31:28
ID:7.L4Yce.O携(25/149)
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847: 始末記 [sage] 「自衛隊並びに近隣の騎士団にテーベの封鎖を解除するよう伝えて下さい。 それと、ヘリの準備をよろしくお願いいたします。」 杉村外務局長の指示に細川二尉は部下達に命令を下す。 「仮設のヘリポートを造る。 今晩は眠れると思うな!!」 テーベ大神殿 早朝早く、旅支度を整えて呼び出された神殿騎士団団長のジモンはカバナス大司教のに膝まづいた。 「お召しにより参上つか奉りました。」 「御苦労だった。 これより王都に赴き、主教猊下の聖意を信徒達に伝える任に就いてもらう。」 「畏まりました。 しかし、騎竜はおろか、馬も用意しなくよいとは?」 「日本が乗り物を用意してくれるようだ。 荷物も最低限でよいと」 ちょうどそこに大神殿の上空から轟音が聞こえてきた。 神官戦士達により封鎖された大神殿の中庭に陸上自衛隊のUH-60JA 多用途ヘリコプターが着陸してくる。 あまりの風圧に神官達が顔を手で多い、巫女達がローブや髪を抑えている。 ヘリの横扉が開き、同行を命じられた細川二尉が降りてくる。 「準備はいいですか? これからイッキに王都まで飛びます。 トイレに行くなら今のうちに!!」 ローターの回転音があまりに轟音な為に細川二尉は大声を張り上げている。 陸上自衛隊は大陸で任務遂行に脆弱な街道は任務の妨げになると判断していた。 その為に鉄道を整備していたのだが小回りが利かないのが問題がある。 そこで転移により仕事を無くした民間人への公共事業を兼ねて、愛知県小牧市の工場を大幅に拡充した。 海自は全艦艇に哨戒ヘリコプターの搭載を目標とし、陸自も大陸の駐留部隊への充足を行っている。 機体だけあってもパイロットがいなくては話にならない。 国際線が来なくなった中部国際空港が、パイロット養成学校になっていた。 大神殿中庭のあまりの光景にジモン団長はちょっとビビっていた。 躊躇う足取りに背中から神官戦士達に背中を押されて、UH-60JAに乗せられる。 ジモン団長は不安そうな顔で座席に座らされシートベルトを細川二尉に装着してもらう。 「あの・・・これ乗らないと駄目なのかな?」 ジモンも飛行機械の存在は知っていたが、自分が乗る羽目になるとは考えてもみなかった。 「明日の朝には王都に到着するにはこれしか無いので我慢して下さい。 いいぞ、やってくれ。」 無慈悲な細川二尉の合図で、UH-60JAのローターは回り出す。 体が浮き上がる感覚にジモン団長の悲鳴を上げるが、ローターの回転音に掻き消された。 正午 大陸東部 マディノ 陸上自衛隊第9分屯地 分屯地司令の浅井治久一等陸尉は連絡のあった時間に分屯地に併設された空港のプレハブで造られたロビーにいた。 窓際では事態を見届けるべく新京から派遣された吉田香織一等陸尉がヘリの到着を待っている。 「来ました。」 双眼鏡から観ていた吉田一尉の言葉に浅井はロビーから外に出る。 この官民共用の空港は、プロペラ機用滑走路一本と二つのヘリパッドがあるだけの小規模な施設だ。 だが、航空機による機動力の充実や補給の充実化などの大きな役割を担っていた。 「来たか。」 テーベから飛来したUH-60JAがヘリパッドに着陸する。 ヘリから降りた細川二尉が、ふらつくジモン団長を引きずり降ろす。 「お世話になります。 34普連の細川二尉です!!」 「分屯地司令の浅井一尉だ。 連絡は受けている、あれに乗ってくれ。」 滑走路ではセスナ 208 キャラバン、単発ターボプロップ汎用輸送機がいつでも発進出来るように待機している。 元々は民間の所有機だったが、転移の混乱で維持できなくなったところを国で買い上げたのだ。 陸自用に改修され、胴体下に1箇所、主翼下6箇所のハードポイントが設置された。 ヘルファイア対戦車ミサイルの運用を可能としている。 「その前にトイレに・・・大丈夫ですか、ジモン団長・・・」 顔面蒼白で足元をふらつかせていたジモンは口元を手で抑えながら涙目で、細川二尉にトイレに連れて行ってもらう。 15分ほど掛かってトイレから出てきたジモンは、今度はセスナに乗せられると聞かされて卒倒仕掛けている。 「同行する第16師団司令部の吉田一尉です。 よろしくお願いします。」 卒倒仕掛けていたが、女性が同行すると聞いて気を持ち直す。 そして、膝まづいて祈りの言葉を唱え始めた。 「『神聖なる嵐と復讐の神よ。 我が願いを叶える為に平静な心を我に与えん。』」 突然の神聖魔法にジモンの体が紫に発光する。 心に平穏を与える魔法だが、ヘリコプター酔いには十数回使用された。 光が消えると、元気な顔をしたジモンが出てきた。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/4152/1079384805/847
自衛隊並びに近隣の騎士団にテーベの封鎖を解除するよう伝えて下さい それとヘリの準備をよろしくお願いいたします 杉村外務局長の指示に細川二尉は部下達に命令を下す 仮設のヘリポートを造る 今晩は眠れると思うな!! テーベ大神殿 早朝早く旅支度を整えて呼び出された神殿騎士団団長のジモンはカバナス大司教のに膝まづいた お召しにより参上つか奉りました 御苦労だった これより王都に赴き主教下の聖意を信徒達に伝える任に就いてもらう 畏まりました しかし騎竜はおろか馬も用意しなくよいとは? 日本が乗り物を用意してくれるようだ 荷物も最低限でよいと ちょうどそこに大神殿の上空から轟音が聞こえてきた 神官戦士達により封鎖された大神殿の中庭に陸上自衛隊の 多用途ヘリコプターが着陸してくる あまりの風圧に神官達が顔を手で多い女達がローブや髪を抑えている ヘリの横扉が開き同行を命じられた細川二尉が降りてくる 準備はいいですか? これからイッキに王都まで飛びます トイレに行くなら今のうちに!! ローターの回転音があまりに轟音な為に細川二尉は大声を張り上げている 陸上自衛隊は大陸で任務遂行に脆弱な街道は任務の妨げになると判断していた その為に鉄道を整備していたのだが小回りが利かないのが問題がある そこで転移により仕事を無くした民間人への公共事業を兼ねて愛知県小牧市の工場を大幅に拡充した 海自は全艦艇に哨戒ヘリコプターの搭載を目標とし陸自も大陸の駐留部隊への充足を行っている 機体だけあってもパイロットがいなくては話にならない 国際線が来なくなった中部国際空港がパイロット養成学校になっていた 大神殿中庭のあまりの光景にジモン団長はちょっとビビっていた う足取りに背中から神官戦士達に背中を押されてに乗せられる ジモン団長は不安そうな顔で座席に座らされシートベルトを細川二尉に装着してもらう あのこれ乗らないと駄目なのかな? ジモンも飛行機械の存在は知っていたが自分が乗る羽目になるとは考えてもみなかった 明日の朝には王都に到着するにはこれしか無いので我慢して下さい いいぞやってくれ 無慈悲な細川二尉の合図でのローターは回り出す 体が浮き上がる感覚にジモン団長の悲鳴を上げるがローターの回転音に掻き消された 正午 大陸東部 マディノ 陸上自衛隊第9分屯地 分屯地司令の浅井治久一等陸尉は連絡のあった時間に分屯地に併設された空港のプレハブで造られたロビーにいた 窓際では事態を見届けるべく新京から派遣された吉田香織一等陸尉がヘリの到着を待っている 来ました 双眼鏡から観ていた吉田一尉の言葉に浅井はロビーから外に出る この官民共用の空港はプロペラ機用滑走路一本と二つのヘリパッドがあるだけの小規模な施設だ だが航空機による機動力の充実や補給の充実化などの大きな役割を担っていた 来たか テーベから飛来したがヘリパッドに着陸する ヘリから降りた細川二尉がふらつくジモン団長を引きずり降ろす お世話になります 34普連の細川二尉です!! 分屯地司令の浅井一尉だ 連絡は受けているあれに乗ってくれ 滑走路ではセスナ キャラバン単発ターボプロップ汎用輸送機がいつでも発進出来るように待機している 元は民間の所有機だったが転移の混乱で維持できなくなったところを国で買い上げたのだ 陸自用に改修され胴体下に箇所主翼下箇所のハードポイントが設置された ヘルファイア対戦車ミサイルの運用を可能としている その前にトイレに大丈夫ですかジモン団長 顔面蒼白で足元をふらつかせていたジモンは口元を手で抑えながら涙目で細川二尉にトイレに連れて行ってもらう 15分ほど掛かってトイレから出てきたジモンは今度はセスナに乗せられると聞かされて卒倒仕掛けている 同行する第16師団司令部の吉田一尉です よろしくお願いします 卒倒仕掛けていたが女性が同行すると聞いて気を持ち直す そして膝まづいて祈りの言葉を唱え始めた 神聖なる嵐と復讐の神よ 我が願いを叶える為に平静な心を我に与えん 突然の神聖魔法にジモンの体が紫に発光する 心に平穏を与える魔法だがヘリコプター酔いには十数回使用された 光が消えると元気な顔をしたジモンが出てきた
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