考察★地震データを見守る/異常震域・深発地震◆合同避難所 (107レス)
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朝日新聞連載 人・脈・記/大地に聞く
2012/11/14(水) 19:04:56
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50: 朝日新聞連載 人・脈・記/大地に聞く [sage] 【ニッポン人・脈・記:大地に聞く10 沈まぬ国にするために】朝日新聞夕刊 2012/11/14 東京3版1面 高度経済成長が終わりかけていた1973年、小松左京の小説「日本沈没」が空前の ベストセラーを記録した。地殻変動で日本が海に沈む物語は映画化され、テレビドラマにも なる。地震学者の田所博士が活躍する展開に多くの中高生が固唾を呑んだ。 名古屋大教授の山岡耕春(やまおかこうしゅん・54)もテレビを毎週楽しみにしていた。 「おかげで、地球科学が自然に進路の有力な選択肢になっていた」。同じように 「日本沈没」に刺激を受けて地震学者を目指した研究者は少なくない。 2006年、「日本沈没」は再び映画化された。当時、東大地震研教授だった山岡は、 アドバイスを求められ、科学監修に名を連ねる。日本列島が沈没を免れる新しい筋立てに 合わせて、日本を救える理屈を考えた。田所博士が岩石を採取する場面ではハンマーの 使い方を指導し、別の場面ではエキストラとしてちょっと顔を出した。 映画が完成しても、山岡は物足りなかった。地震研のホームページに「Q&Aコーナー」を 設ける。「映画のように各地で一斉に地震が起きることはあるのか」「周辺国は 沈まないのか」。100以上の質問が寄せられた。地球科学にもっと興味を持ってもらおうと、 周囲にあきれられながらも回答を続けた。 山岡の研究室にはリメーク版「日本沈没」の名古屋限定ポスターが飾ってある。 テレビ塔や名古屋城の金のシャチホコが水没している。残念ながら、この映画を見て 地震学者を志したという学生には、まだ出会っていない。 **** 「日本沈没」の世代の一人、火山学者になった静岡大教授の小山真人(こやままさと・53)は 石黒耀(いしぐろあきら・58)の小説「死都日本」に入れ込んだ。九州で巨大な 火山噴火が発生し、日本が壊滅状態になるストーリーで、火山学的に的確な描写に 舌を巻いた。大学に石黒を招き、講義をしてもらった。 石黒は、東海地震を題材にした「震災列島」も書いた。名古屋に住む友人が 「東海地震は静岡のこと」と話すのを聞いて思う。「名古屋も無関係ではいられないのに」。 地震が予測通りには起きないことを知らせたかった。 地震学者に疑問をぶつけながら書き進めた。小説で想定した地震なら、津波が どのように来襲するのか計算してくれた学者もいた。次作の構想を練っていたとき、 東日本大震災が起きる。「災害で日本が国を失うような話を考えていたら、 現実でそれに近いことが起きてしまった」 **** 東大地震研の助教大木聖子(おおきさとこ・34)が高校1年の時、阪神大震災は起きた。 テレビの向こうで同い年くらいの子が泣き叫んでいる。自分は東京の自宅で 温かい食事をとっている。衝撃と戸惑い。地震学者を志し、北海道大に進んだ。 博士課程に在学中、新潟県中越地震が起きた。本震で難を逃れながらも余震で亡くなった 少女の記事を新聞で目にする。「余震が多いタイプの地震もあるという教科書的な 知識が、社会に届いていなかった」。今、小中学校で地震と防災に関する授業をし、 講演にも飛び回る。合わせると年に80回ほどになる。 大木は東日本大震災の後、建築や都市計画の分野にも阪神大震災に影響された 同世代の研究者が広がっていることを知る。若い経済学者は、限られた予算で多くの人を 救える方法を研究していた。 10年後、そして20年後。「3.11世代」と呼ばれるであろう地震学者たちは、何を 胸に秘めているのだろうか。 (このシリーズは編集委員・黒沢大陸が担当しました。文中の敬称は略しました) http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14672/1338723725/50
ニッポン人脈記大地に聞く 沈まぬ国にするために朝日新聞夕刊 東京版面 高度経済成長が終わりかけていた年小松左京の小説日本沈没が空前の ベストセラーを記録した地殻変動で日本が海に沈む物語は映画化されテレビドラマにも なる地震学者の田所博士が活躍する展開に多くの中高生が固唾を呑んだ 名古屋大教授の山岡耕春やまおかこうしゅんもテレビを毎週楽しみにしていた おかげで地球科学が自然に進路の有力な選択肢になっていた同じように 日本沈没に刺激を受けて地震学者を目指した研究者は少なくない 年日本沈没は再び映画化された当時東大地震研教授だった山岡は アドバイスを求められ科学監修に名を連ねる日本列島が沈没を免れる新しい筋立てに 合わせて日本を救える理屈を考えた田所博士が岩石を採取する場面ではハンマーの 使い方を指導し別の場面ではエキストラとしてちょっと顔を出した 映画が完成しても山岡は物足りなかった地震研のホームページにコーナーを 設ける映画のように各地で一斉に地震が起きることはあるのか周辺国は 沈まないのか以上の質問が寄せられた地球科学にもっと興味を持ってもらおうと 周囲にあきれられながらも回答を続けた 山岡の研究室にはリメーク版日本沈没の名古屋限定ポスターが飾ってある テレビ塔や名古屋城の金のシャチホコが水没している残念ながらこの映画を見て 地震学者を志したという学生にはまだ出会っていない 日本沈没の世代の一人火山学者になった静岡大教授の小山真人こやままさとは 石黒耀いしぐろあきらの小説死都日本に入れ込んだ九州で巨大な 火山噴火が発生し日本が壊滅状態になるストーリーで火山学的に的確な描写に 舌を巻いた大学に石黒を招き講義をしてもらった 石黒は東海地震を題材にした震災列島も書いた名古屋に住む友人が 東海地震は静岡のことと話すのを聞いて思う名古屋も無関係ではいられないのに 地震が予測通りには起きないことを知らせたかった 地震学者に疑問をぶつけながら書き進めた小説で想定した地震なら津波が どのように来襲するのか計算してくれた学者もいた次作の構想を練っていたとき 東日本大震災が起きる災害で日本が国を失うような話を考えていたら 現実でそれに近いことが起きてしまった 東大地震研の助教大木聖子おおきさとこが高校年の時阪神大震災は起きた テレビの向こうで同い年くらいの子が泣き叫んでいる自分は東京の自宅で 温かい食事をとっている衝撃と戸惑い地震学者を志し北海道大に進んだ 博士課程に在学中新潟県中越地震が起きた本震で難を逃れながらも余震で亡くなった 少女の記事を新聞で目にする余震が多いタイプの地震もあるという教科書的な 知識が社会に届いていなかった今小中学校で地震と防災に関する授業をし 講演にも飛び回る合わせると年に回ほどになる 大木は東日本大震災の後建築や都市計画の分野にも阪神大震災に影響された 同世代の研究者が広がっていることを知る若い経済学者は限られた予算で多くの人を 救える方法を研究していた 年後そして年後世代と呼ばれるであろう地震学者たちは何を 胸に秘めているのだろうか このシリーズは編集委員黒沢大陸が担当しました文中の敬称は略しました
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