曜「暮れなずむ空の下で」 (88レス)
1-

1: 2017/09/24(日) 01:43:31 ID:jCt29wWw(1/24)調 AAS
鞠莉「あんまり泣くとチュウしちゃうわよ?」
2chスレ:lovelive

上記スレ(及びその避難先)で書いていたSSの加筆修正です
また、宙ぶらりんにしていた分岐ルートについても書きたいと思います
2: 2017/09/24(日) 01:44:33 ID:jCt29wWw(2/24)調 AAS
鞠莉『あんまり泣くとチュウしちゃうわよ?』

鞠莉「…なーんて、うっそ♡」

曜「…して」

鞠莉「へ?」

曜「チュウ…して…?」ギュ

鞠莉「!?!?」
3: 2017/09/24(日) 01:44:54 ID:jCt29wWw(3/24)調 AAS
鞠莉「え?えっと、その、あの」

曜「…ん」メツムリ

鞠莉「ほぁっ!?」

曜「…んー」キスマチ

鞠莉(…これは大変なことになった)
4: 2017/09/24(日) 01:46:27 ID:jCt29wWw(4/24)調 AAS
…………………

ダイヤ「あんまり泣くとチュウしちゃうわよ?」

千歌「…///」

…………………

ダイヤ『…と、後輩を慰める時には、このように接してあげるといいですよ?かのエリーチカが編み出したと伝えられる、秘伝の技です』

ダイヤ『千歌さん沈んだ顔をしていましたので、心配になって咄嗟に使って見たのですが…効果はてきめんでした。さすがはエリーチカですわぁ!』

ダイヤ『まぁ、それからというもの、千歌さんが妙に熱っぽい視線を向けて来たり、2人になるとなぜか恥ずかしがったりするようになりましたが…』ハテ

鞠莉(聞きかじった方法を安易に試すんじゃなかった!そして最後に言ってたことを覚えておくべきだった!!)

曜「んー…」プルプル
5
(2): 2017/09/24(日) 01:47:04 ID:jCt29wWw(5/24)調 AAS
鞠莉(…まずい、まずいわ)ダラダラ

鞠莉(考えるのよ、マリー。この状況で手持ちの選択肢は…)

1.冗談めかして誤魔化す

2.素直に謝る

3.全力で逃げ出す

4.本当にする

5.タイムアップ

鞠莉(どれを取ってもリスクがある。自らが招いたこととはいえ、まさにツークツワンクね…)

鞠莉(どうする…!?)
6: 2017/09/24(日) 01:48:05 ID:jCt29wWw(6/24)調 AAS
【3.全力で逃げ出す】

鞠莉(三十六計逃げるに如かず)

鞠莉(あれこれ悩むより、この場から逃れる最も確実な方法…!)

曜「…」ンー

鞠莉(正直、人としてどうかと思うし、その後の事態悪化は避けられないけど…時間を置けばアイデアが浮かぶかもしれないし…)

鞠莉「よ、曜」

曜「」ビク

鞠莉「…ごめんっ!」ダッシュ

曜「えっ…あっ、鞠莉ちゃん!?」

鞠莉(今はなにも考えず、逃げる!)

鞠莉(ごめんね、曜…!)

曜「まり、ちゃん…」
7: 2017/09/24(日) 01:48:22 ID:jCt29wWw(7/24)調 AAS
ダイヤ「…は?」

果南「…つまり、その場に曜を置いて、逃げ出して来たってこと?」

鞠莉「…」ダラダラ

ダイヤ「で、自分では対処できそうにないから私たちを呼び出した、と」

果南「鞠莉、なに考えてんの?」

鞠莉「…」ダラダラダラ

果南「ええー…」

ダイヤ「はぁ…」
8: 2017/09/24(日) 01:48:49 ID:jCt29wWw(8/24)調 AAS
果南「鞠莉。色々あった私たちが言うのも何だけどさ。いや、私たちだからこそ言うけどさあ…」

果南「本当に、何考えてるの!!」

鞠莉「ひゃっ!?」

果南「落ち込んでた曜の気持ちを弄んだ挙句、よりにもよって逃げ出すなんて!」

果南「誰がどう見ても、最低最悪の選択肢じゃん!どこをどうすればそんなことになるの!!」

鞠莉「い、いやその、さんじゅうろっけい…」

果南「関係あるかぁ!」

鞠莉「ひぃぃッ!?」
9: 2017/09/24(日) 01:49:25 ID:jCt29wWw(9/24)調 AAS
果南「鞠莉、これまで何度か曜の相談に乗ってあげてたんでしょ」

鞠莉「ど、どうしてそのこと…」

果南「言っとくけど、本人から聞いたわけじゃないよ。そう言うのを外に出さず、溜め込んじゃうタイプだからね」

果南「そんな曜の悩みに、鞠莉だけが気づいて。話を聞いて。踏み出すきっかけを作ってあげてたんでしょ」

鞠莉「…っ」

果南「曜も、鞠莉の事を信頼したからこそ、悩みを打ち明けたり、何かあるたびに鞠莉の事を頼りにしてたハズなのに…」

鞠莉「あ…!」ハッ

果南「それなのに…なんでさっ!!」
10: 2017/09/24(日) 01:50:00 ID:jCt29wWw(10/24)調 AAS
鞠莉「わ、わたし…なんてことを…」

果南「今更怖くなっても遅いんだよ!曜はもっと不安なんだよ!自分だけ逃げて助けてもらおうなんて、都合が良すぎるよ!」

鞠莉「あ、ああ…」

果南「…まだ、どうしたらいいのかわからない?なら、教えてあげるよ」

鞠莉「えっ…」

果南「それは…!」バッ

鞠莉「…っ!」グッ

ギュ

鞠莉「…えっ!?」

果南「…」ギュウウ

鞠莉(果南、ハグを…どうして…)
11: 2017/09/24(日) 01:50:57 ID:jCt29wWw(11/24)調 AAS
果南「…これが、私たち流の気持ちの伝え方。でしょ」ギュ

鞠莉「…うん」ギュ

果南「大丈夫?できる?」

鞠莉「うんっ。逃げ出しちゃったけど、自分だけずるい事しちゃったけど…ちゃんと謝って、気持ちを伝える」

果南「うん、鞠莉ならできるよ」

鞠莉「…ごめんなさい。ありがとう」

果南「ん…曜は大事な妹だからね、この罪は重いよ?さあ、はやく行ってあげて」
12: 2017/09/24(日) 01:51:24 ID:jCt29wWw(12/24)調 AAS
ダイヤ「…その様子ですと、手配した車は無駄にならずに済みそうですね?」

鞠莉「ダイヤ。車って…」

ダイヤ「本当なら走って行きなさいと言いたいところですが、時間が勿体無いと思いましたので」

ダイヤ「ただ、曜さんには連絡が付かず、千歌さんたちも何処にいるかわからないとのことでした。居場所の見当は?」

鞠莉「…多分、わかる」

ダイヤ「そうですか、ならすぐに行ってあげてください。曜さん、1人で待っているでしょうから」

鞠莉「うん!ありがとう、ダイヤ!」ダッ
13: 2017/09/24(日) 01:51:54 ID:jCt29wWw(13/24)調 AAS
ブロロロロ…

ダイヤ「やれやれ…」ホッ

果南「ありがと、ダイヤ。流石の手並みだね?」

ダイヤ「こういう立ち回りには慣れていますから。誰かさん達のせいで」

果南「それは…うん、返す言葉が見つかりません…」アハハ

ダイヤ「ふふ、冗談です。でも大変だったんですよ、千歌さんが食いついてきて」

果南「千歌が?」

ダイヤ「曜さんになにかあったのか、とか、私が困っているならすぐに駆け付ける、とか」

ダイヤ「事が事なので断りましたが、後輩ながら頼もしい限りですね」ニコ

果南「あ、それなんだけどさぁ…」

ダイヤ「はい?」

果南「あー、いいや。あはは…」

ダイヤ「?」

果南(鞠莉があんなことしたのも、千歌が一生懸命なのも、元はと言えばみんなダイヤに原因があるんじゃ…)
14: 2017/09/24(日) 01:52:22 ID:jCt29wWw(14/24)調 AAS
~大型展望水門 びゅうお~

曜「…はぁ」

曜(なにしてんだろ、私…あんなことして…)

鞠莉『曜…ごめんっ!』ダッ

曜(鞠莉ちゃんが驚いて逃げちゃうくらいだもん、最低…)

曜(なのに、拒否されたことがショックで。よくわかんないうちに、ここに来ちゃって…)

鞠莉『ぶっちゃけトーク!する場ですよ、ここは』

曜(後悔、憧れ、未練、好き…ああもう、頭がごちゃごちゃになってる)

鞠莉『2年間も無駄にしてしまった私が言うんだから、間違いありませんっ』

曜(もう、ダメなのかな…鞠莉ちゃん…)ギュ

曜「…っ」グスッ

鞠莉「――やっぱり、ここだった」
15: 2017/09/24(日) 01:52:58 ID:jCt29wWw(15/24)調 AAS
曜「えっ…?」

鞠莉「曜」

曜「…!どうして…」

鞠莉「ごめんね、本当にごめん…」

曜「ま、鞠莉ちゃんは悪くないよ!私が変な事しちゃったからで!その…えっと…」

鞠莉「…隣、いい?」

曜「う、うん」

鞠莉「…」

曜「…」
16: 2017/09/24(日) 01:54:17 ID:jCt29wWw(16/24)調 AAS
鞠莉「この夕焼け。初めてここに来た時のことを思い出す」

曜「うん…」

鞠莉「あの日からね。ぶっちゃけトークしたり、遊びに行ったり、2人だけの秘密を作ったり…」

鞠莉「他愛のないことだけど、思い出を重ねて。互いの距離や関係が、少しずつ変わっていったのは」

曜「ん…」コクン

鞠莉「だから、かな。いつの間にか、私、曜のことをわかったつもりでいたみたい」

鞠莉「これが私たちなんだ。今がベストな関係なんだって、一人で思い込んでた。このバランスを、距離感を、大事にしたいなって…」

曜「鞠莉ちゃん…」
17: 2017/09/24(日) 01:54:51 ID:jCt29wWw(17/24)調 AAS
鞠莉「それなのに、勝手だね。あんなこと言った挙句、いざとなると対処できなくなって、逃げ出して…」

鞠莉「本音でぶつかるようにってアドバイスした私が、曜のことを蔑ろに…」

鞠莉「本当、最低…」グッ

曜「…違うよ、私がおかしかったんだよ。鞠莉ちゃんは元気付けようとしてくれてただけなのに、私が勘違いして」

鞠莉「曜…」

曜「逃げてるのは私の方だよ。いつも鞠莉ちゃんの優しさに甘えてばっかりで」

曜「調子に乗って、上手くいかなかったら、鞠莉ちゃんが、遠くに離れて行っちゃう気がして怖くなって…」

鞠莉「…っ」

曜「気がついたら、ここに座ってボーッとしてたの…さっきのことは夢か何かで…」

曜「いつかみたいに、鞠莉ちゃんが来てくれて…またいつもの私たちに戻れるんじゃないかなって」

鞠莉「…!」

曜「へへ…バカ、だよね」

ハグッ

曜「――えっ?」
18: 2017/09/24(日) 01:55:45 ID:jCt29wWw(18/24)調 AAS
鞠莉「…」ギュ

曜「まり、ちゃ…」

鞠莉「言わなきゃ伝わらないけど…言葉だけでも伝わらない、よね」

曜「あっ…」ジワッ

鞠莉「待たせてごめんね。寂しくさせて…こんなことする資格なんてないと思うけど、でも…」

曜「うっ…ぐっ、うぅ…」ポロポロ

鞠莉「ごめん、ごめんね…!」

曜「うんっ…うんっ…!」ギュウウ

鞠莉「うっ…くっ…」ポロポロ
19: 2017/09/24(日) 01:56:13 ID:jCt29wWw(19/24)調 AAS
…………………

曜「今更だけど、誰もいなくてよかったよね。見られてたりしたら、なんかさ」

鞠莉「本音を伝え合う状況としては、そうね。人が居たんじゃ言いたいことも言えないわ」

曜「私たちのぶっちゃけトークスポットだしね」

鞠莉「我ながら、いい場所を選んだでしょ?」

曜「さすが鞠莉ちゃん先生です、お見それしました。なんてね、えへへ」ニコ

鞠莉「ふふっ」ニコ
20: 2017/09/24(日) 01:56:35 ID:jCt29wWw(20/24)調 AAS
鞠莉「夕焼け、綺麗だね」

曜「うん…正直、夕陽って寂しいイメージがあったんだけどね。太陽が持つもう一つの表情って気がして、今は好き」

曜「その日にあった楽しいことも、辛いことも、全てを優しく包んでくれそうで」

鞠莉「へぇ、曜って意外と詩人なんだ?」

曜「そこはロマンチストって言ってよ。あ、言わなくていいや…恥ずかしいし」

鞠莉「ふふっ」

曜「ふふっ」
21: 2017/09/24(日) 01:57:14 ID:jCt29wWw(21/24)調 AAS
曜「――知ってる?ここってさ、デートや告白に使う人が多いんだって」

鞠莉「ええ、聞いたことある」

曜「ん…」グッ

鞠莉「曜?」

曜「私はね。あの日以来、ここは特別な場所だって思ってるんだ」

鞠莉「不器用な私を、鞠莉ちゃんが優しく受け止めて、包んでくれた。始まりの場所だって」

鞠莉「うん…」

曜「で、えっと…今日はもう一つ、特別な想い出を増やしたいなっ」

鞠莉「それって、もしかして…」

曜「その…さっきの仕切り直し、しない?」

鞠莉「あ、ぅ…!」

鞠莉(思い返したら、急に緊張が…!)カァァ
22: 2017/09/24(日) 01:58:40 ID:jCt29wWw(22/24)調 AAS
曜「鞠莉ちゃん…」ハグッ

鞠莉「ひゃぁっ…!?」ドキッ

曜「さっきのって、鞠莉ちゃん流よやり方で、落ち込む私を元気付けようとしてくれてたんだよね?」

鞠莉『あんまり泣くとチュウしちゃうわよ?』

鞠莉「ええ、うん…」

曜「私も悪いのはわかってるし、鞠莉ちゃんは来てくれて、抱きしめてくれたけれど…」

曜「さっきまで凄く、すっごく寂しかったから…」エヘヘ

鞠莉「…っ」ドキドキ

曜「だからね、だから、その――」

曜「――鞠莉ちゃんから『元気』が欲しいなぁ」
23: 2017/09/24(日) 01:59:07 ID:jCt29wWw(23/24)調 AAS
この日、この場所から。
また、曜との新しい関係がスタートした。

色々あったし、成り行きが成り行きだから、あんまり自慢できないかっこ悪いスタートになっちゃったけど…

でも、きっとこれも私たちらしくて、いいよね?
24: 2017/09/24(日) 02:01:21 ID:jCt29wWw(24/24)調 AAS
鞠莉逃走ルート 終わり

今後は>>5の他の選択肢を書いて行きます
次はリクエストのありました【4.本当にする】ルートです
遅筆で恐縮ですがよろしくお願いします
25: 2017/09/24(日) 11:54:43 ID:BktB0S0.(1)調 AAS
おつ
26: 2017/09/24(日) 16:15:14 ID:hjEdv7SQ(1)調 AAS
楽しみ
27: 2017/09/24(日) 23:58:51 ID:x.qfJdvY(1)調 AAS
期待
28: 2017/09/28(木) 00:52:44 ID:9o0hN6g6(1/19)調 AAS
【4.本当にする】

鞠莉(ど、どうしたら…!)チラッ

鞠莉「あっ…」

曜「…」プルプル

鞠莉(この子、涙を浮かべて。少し震えて…)

鞠莉(それでも、待っててくれてる。私を、受け止めようとしてくれてる…)

鞠莉(…する、しよう…!)
29: 2017/09/28(木) 00:53:08 ID:9o0hN6g6(2/19)調 AAS
鞠莉「曜…」ギュ

曜「あっ…」パチッ

鞠莉「! あ、あぅ…」

鞠莉(目が合った…また緊張して…!)カァァ

曜「ま、まりちゃんっ!」

鞠莉「!」

曜「…きて?」ウルウル

鞠莉「…うん」スッ

鞠莉(こんなときにも、私をリードしようと…ありがとう、曜)
30: 2017/09/28(木) 00:54:26 ID:9o0hN6g6(3/19)調 AAS
鞠莉(…ここから先は知らない距離。凄くドキドキしてる。だけど――)

曜「…」ギュ

鞠莉(かわいい。さっきまでの緊張や葛藤がどうでもよくなるくらい、曜がいとしい…)

鞠莉(そっか。私、キスしたいんだ…)

鞠莉「曜、いくね…?」

曜「…!」コク

鞠莉(ああ、曜が近くに…)スッ

チュッ
31: 2017/09/28(木) 00:55:09 ID:9o0hN6g6(4/19)調 AAS
鞠莉「んっ…」

曜「んむ…」

鞠莉(あ…すごい、柔らかい)

チュ…

曜「ん、んー…」

鞠莉(心地よくて…)ポー

チュ チュ…

曜「ん、んっ」グイ

鞠莉(求めてくれてる…私も…)グッ

曜「んむっ、んっ、んっ…」

鞠莉(曜、すごくかわいい…)トロン
32: 2017/09/28(木) 00:56:33 ID:9o0hN6g6(5/19)調 AAS
鞠莉「んむっ」グイッ

曜「ぷぁ…あっ」

鞠莉(あ…動いたら外れて――)

曜「――!」グッ

鞠莉「んむぅ!?」

鞠莉(曜の方から…!)

曜「…まだ、だめぇ」チュ

鞠莉「んむ、ん、ん…」

曜「もっと、もっとぉ…んっ、んっ…」

鞠莉(ああ…とろけそう…)
33: 2017/09/28(木) 00:58:00 ID:9o0hN6g6(6/19)調 AAS
…………………

鞠莉「…」ポー

曜「…」ポー

鞠莉(かなり長いことキスしちゃった…と思う)

鞠莉(時間なんかわからないくらい、そうしてたから…)

鞠莉(すごい…キスってすごいんだ…)

鞠莉「…」チラッ

曜「…」ポー

鞠莉(どうしよう、またしたい…)
34: 2017/09/28(木) 00:58:13 ID:9o0hN6g6(7/19)調 AAS
鞠莉「曜?」
曜「鞠莉ちゃん?」

鞠莉「あ、続けて?」

曜「や、鞠莉ちゃんからどうぞ」

鞠莉「じゃあ、その…もう一回、しない?」

曜「…うん!」

鞠莉「じゃ、じゃあ――」

チュ

曜「んっ!んぅ…」

鞠莉「んっ、ふっ…」

曜「んっ、んっ…ぷはっ」

鞠莉「ふふっ。なにそれ、可愛い」クス

曜「わ、笑わないでよ。慣れてないんだから…」
35: 2017/09/28(木) 00:59:46 ID:9o0hN6g6(8/19)調 AAS
鞠莉「ごめんね、つい」クスクス

曜「もうっ…」

鞠莉「ふふっ。ね、さっき言いかけたの、なんだったの?」

曜「知りたい?」

鞠莉「そりゃあ、ね」

曜「じゃあ――」スッ

鞠莉「えっ、よう――んむっ!」
36: 2017/09/28(木) 01:00:36 ID:9o0hN6g6(9/19)調 AAS
曜「んーっ…」ギュー

鞠莉「んん、んんっ!ぷあっ!」

曜「んぁ…」

鞠莉「ちょっと、いきなり…!」

曜「へへっ、鞠莉ちゃんと同じ事言おうと思ってたんだよ?」ニッ

鞠莉「…もうっ!」カァァ

曜「ふふ、顔真っ赤だよ」ニコ

鞠莉「…ふふっ」ニコ
37: 2017/09/28(木) 01:02:10 ID:9o0hN6g6(10/19)調 AAS
曜「本当にしちゃった、ね」

鞠莉「うん…すごく嬉しかった」

曜「へへ、私も…ねぇ鞠莉ちゃん。あの、その…」

鞠莉「待って、私から言わせて」スッ

曜「あ…!」

鞠莉「順番がおかしくなっちゃって、ごめんなさいだけど」

鞠莉「わたし、曜のことが、好きです」

曜「!」
38: 2017/09/28(木) 01:03:13 ID:9o0hN6g6(11/19)調 AAS
鞠莉「いつも曜を振り回すくせに、肝心な時に勇気が出なかったり、支えてもらってばかりで…」

鞠莉「こんな私だけど、これからも一緒に居てくれますか?」

曜「…うんっ!」ハグッ

鞠莉「わっ」

曜「鞠莉ちゃんとの時間は、いつだって特別だもん!こちらこそ、よろしくお願いします!」ニコ

鞠莉「…うんっ!」
39: 2017/09/28(木) 01:04:11 ID:9o0hN6g6(12/19)調 AAS
曜「…ね、この後時間ある?」

鞠莉「ええ、大丈夫だけど」

曜「じゃあ、さ。鞠莉ちゃんの家に行ってもいい?」

鞠莉「いいけど、ここからだと曜の家の方が近いよ?」

曜「はは、今日はちょっとお母さんの顔見られそうになくて…」

鞠莉「ん、どこかに出かけてるってこと?」

曜「鞠莉ちゃん…」

鞠莉「え、なんでそんな顔するの!?」
40: 2017/09/28(木) 01:04:29 ID:9o0hN6g6(13/19)調 AAS
曜「もう、わかんないかなぁ…」

鞠莉「えっ、えっ?」

曜「――もっと一緒にいたい。続きがしたいってことだよ」

終わり
41: 2017/09/28(木) 01:08:21 ID:9o0hN6g6(14/19)調 AAS
鞠莉決断ルート 終わりです
時間がかかってすみません

引き続き>>5からの分岐について、ご意見などありましたらよろしくお願いします
42: 2017/09/28(木) 01:15:21 ID:eSV7le.w(1)調 AAS
ルート4もいいぞ^~これ

誰か乱入で鞠莉争奪に発展なんかも見てみたい
(個人的には定番絡みになるより稀少絡みが良いです)
ようまり限定だったらスルーで
43: 2017/09/28(木) 07:36:56 ID:MWhK5luc(1)調 AAS
5は最後にしたいな
2が見たい
44: 2017/09/28(木) 23:03:44 ID:9o0hN6g6(15/19)調 AAS
【アナザールート】

鞠莉「えっと、その…」アタフタ

曜「ん…」メツムリ

鞠莉(くっ、まさかこんなことになるなんて予想しなかったけど…こうなった以上、覚悟を決めるしかない…)

鞠莉(曜と、かぁ…)ドキドキ

鞠莉「よ、曜」

曜「!」ビクッ

鞠莉「っ、いくね…」ドキドキ

曜「…!」コクコク

鞠莉「ん…」スッ

鞠莉(ああ、遂にわたし…)ドキドキ

「――なにやってるの?」
45: 2017/09/28(木) 23:08:03 ID:9o0hN6g6(16/19)調 AAS
鞠莉「えっ…!?」バッ

曜「あっ…!?」バッ

千歌「…」

鞠莉「ち、千歌っち」ギクッ

鞠莉(嘘…見られて…!?)

曜「どうしてここに…」

千歌「2人とも、今何しようとしてたの?」

鞠莉「えっ、ええっと、えっと…」

曜「それは、その…勉強!そう、勉強の相談を」

千歌「キスしようとしてたよね」

曜鞠莉「…!」
46: 2017/09/28(木) 23:15:07 ID:9o0hN6g6(17/19)調 AAS
千歌「そっか、なんか最近仲良いなーって思ってたけど、やっぱりそうなんだ…」

鞠莉「ち、千歌っち!これは、その」

千歌「私の知らない所で、2人きりで、こんな事してたなんて…っ」プルプル

曜「千歌ちゃん!」

千歌「私だって、私だって…大好きなのに…!」グスッ

鞠莉(千歌っち…やっぱり曜に想いを…)ズキッ

千歌「う、うぅぅっ…」ポロポロ

曜「あ…」

鞠莉「ち、か…」

千歌「大好きなのに…大好きなのにっ…!」ポロポロ

鞠莉「…っ」ズキッ

千歌「鞠莉さんのこと…!」
47: 2017/09/28(木) 23:27:57 ID:9o0hN6g6(18/19)調 AAS
鞠莉「――えっ?」

鞠莉(千歌っち、いま、なんて言った?)

千歌「ふぐっ…うっ…うぅぅ…」

鞠莉(曜じゃなくて、私って言った…えっ、えっ?どういうこと?)

千歌「す、好きなのぉ…鞠莉さんがぁ…」

鞠莉「ふ、ふぇ!?」カァァ

曜「…千歌ちゃん」

千歌「ず、ずるいよ…曜ちゃん、私が鞠莉さんのこと好きなのわかってて…!」ヒッグヒッグ

鞠莉「えっ!?」

曜「ず、ずるくなんてないよ!私だって鞠莉ちゃんが好きで、とっても大切で…!」

曜「もっと一緒に居たいな、好きになってもらいたいなって、頑張ってきたんだもん!」

鞠莉「あ、ぅ…」カァァ

鞠莉(顔が熱い…!この状況についていけない、なにがどうなってるの!?)
48: 2017/09/28(木) 23:58:04 ID:9o0hN6g6(19/19)調 AAS
鞠莉(お、落ち着くのよマリー。状況を整理しましょう)

鞠莉(えっと。曜の好きな人は私で、千歌っちの好きな人も私)

鞠莉(…まずい、状況がシンプルすぎて解決策が全く見通せない)

鞠莉(さっきのキスするしない問題が小さく思えちゃうほど、今の状況が修羅場すぎる…)ダラダラ

千歌「…っ、鞠莉さん!」

鞠莉「ひゃ、ひゃい!?」

千歌「私!鞠莉さんのことが、ずっと大好きでした!!」

鞠莉「ふぁっ!?」

曜「あっ、千歌ちゃん!!」

千歌「スクールアイドルを始めた私たち…普通なだけの、走り出したばかりの私を、いつだって優しく、厳しく見守ってくれて…」

鞠莉『このマリーが来たからには、心配はいりません』

千歌「辛いことや大変なこと、時には試練もあったけど…」

鞠莉『その時は、解散してもらう他ありません』

鞠莉『このテイタラクですか?』

千歌「浦の星の希望を。Aqoursを。私たちに託してくれた、認めてくれた」

鞠莉『それに、今は後輩もいる』

千歌「私、そんな鞠莉さんのことが、ずっと、ずっと…!」

鞠莉「…あぅ」パクパク
49: 2017/09/29(金) 00:47:18 ID:s3zpk3Xo(1)調 AAS
途中ですが一旦ここで
50: 2017/09/30(土) 03:59:24 ID:Y1jkcuOM(1)調 AAS
はやく頼む
51
(1): 2017/10/02(月) 23:21:28 ID:.FCq0cm6(1/4)調 AAS
曜「…鞠莉ちゃん!」

鞠莉「は、はいっ!?」

曜「私も…ううん、私は鞠莉ちゃんが大好きです!」

鞠莉「ふえっ!?」

千歌「曜ちゃん…!」

曜「あの時…私の悩みに気づいて、優しく包んでくれて」

鞠莉『ぶっちゃけトーク!する場ですよ、ここは』

曜「初めは突き抜けて自由で、なんでもできちゃう人なのかと思ってたけど」

鞠莉『シャイニー!』

鞠莉『このマリーが来たからには、心配ありません』

曜「本当は不器用で、すごく頑張り屋さんで。私たちの学校を、Aqoursを、裏表から支えててくれて」

鞠莉『努力の量と結果は比例しません!』

鞠莉『大好きな友達に本音を言わずに、2年間も無駄にしてしまった私が言うんだから、間違いありません』

曜「そんな鞠莉ちゃんに、ずっと憧れています!大好きです!」

鞠莉「ぁ…ぅ…」パクパク
52: 2017/10/02(月) 23:24:56 ID:.FCq0cm6(2/4)調 AAS
千歌「曜ちゃん」

曜「…ありがとう。私にも告白する時間をくれて」

千歌「ううん。想いはちゃんと伝えないと、だからね」

曜「千歌ちゃん…!」

千歌「ふふっ。曜ちゃんが勇気を出してくれてよかったよ」

千歌「実はシャイな曜ちゃんのことだから、告白する決心がつかなかったらどうしようって、内心ヒヤヒヤしたけどね」ニッ

曜「ふふ。言ってくれるね。そんな簡単に怖気づくような私じゃないよ」ニッ

千歌「さすが曜ちゃん!それでこそ私のライバルっ!」

曜「ライバル、か…!望むところだね!」
53: 2017/10/02(月) 23:25:49 ID:.FCq0cm6(3/4)調 AAS
千歌「曜ちゃん。どんな結果になっても恨みっこなし…なんて綺麗にはいかないと思うけど」

千歌「これからもずっと、私と、その…友達でいてくれる…?」

曜「なにがあっても親友だと思ってる、当たり前だよ!」

千歌「親友…!ありがとう…曜ちゃん!」

曜「ふふっ。それじゃ、お互いスッキリしたところで…」

千歌「うん。鞠莉さんの返事を聞こう」

千歌「…」ドキドキ
曜「…」ドキドキ

千歌「鞠莉さんっ!」バッ
曜「鞠莉ちゃんっ!」バッ

鞠莉「きゅぅ…」プシュー

ようちか「あっ」
54: 2017/10/02(月) 23:40:17 ID:.FCq0cm6(4/4)調 AAS
千歌「私たちがいい勝負してる充実感に浸る間に…」

曜「鞠莉ちゃんがオーバーヒート起こしてる!?」

鞠莉「ぁぅぅ…」プシュー

千歌「まずいよ、真っ赤になってる!こんな鞠莉さん見たことない!」

曜「やばいよ、そんな鞠莉ちゃんも可愛いけど!」

千歌「ど、どうしよう…!」

曜「と、とりあえず理事長室に行こう!千歌ちゃんはそっちから支えて!」

千歌「うん!よっ、と」グイッ

曜「ほっ、と」グイッ

鞠莉「あぅ…」ドキドキ

千歌(あ、鞠莉さんが近い…)キュン

曜(鞠莉ちゃんの匂いだ…)キュン

千歌「って、いまはそれどころじゃないよ!」

曜「はやく休ませてあげないと!急ごう!」

鞠莉「ふぁぁ…」フラフラ

マリチャン シッカリー
マッスグ アルイテヨー
55: 2017/10/03(火) 00:03:46 ID:l/c4/YW6(1/4)調 AAS
…………………

鞠莉「…恥ずかしいところをお見せしました」

ようちか ニコニコ

鞠莉「笑ってないで、なんとか言ってよ…」

千歌「いや~。あんな様子を見ちゃったらねぇ、曜ちゃん」

曜「うん。照れて余裕がない鞠莉ちゃんも可愛いらしいねぇ、千歌ちゃん」

鞠莉「ちゃ、茶化さないで…!ほんともう、無理だから…」カァァ

千歌「あらあら、下向いちゃった」

曜「ふふ、知られざる一面を見ちゃったって感じだね!」

鞠莉「うぅ…ごめんね、2人とも」
56: 2017/10/03(火) 00:20:23 ID:l/c4/YW6(2/4)調 AAS
千歌「んー?」

曜「何がごめんなの?」

鞠莉「だって…2人が私にこ、こ、こくは…!」プスプス

千歌「ストップストップ!またオーバーヒートしちゃうよ!」

曜「無理に言わなくていいから!」

鞠莉「いえ、言わせて…」プス…

鞠莉「こ、告白してくれたのに、私はこんなで、なにもできなくて…情けないわ、本当…」

千歌「もー、気にしなくていいのに。情けなくなんてないよ?」

曜「私たちが言うのもなんだけど、いきなりの告白。しかも2連続だったからね!びっくりしちゃうのもしょうがないよ」

鞠莉「なんで、そんなに優しくなれるの…」

曜「それはもちろん。ね、千歌ちゃん」

千歌「うん!私たちが鞠莉さんを大好きだからだよ!」

鞠莉「…」ドキッ

曜「だから、ね。鞠莉ちゃん。今すぐ応えてくれなくてもいいんだよ」

鞠莉「え…」

千歌「気持ちの整理ができるまで、私たち待ってますから」

曜「落ち着いて話せるようになったら、返事を聞かせてね」

鞠莉「ふたりとも…」

千歌「でも、これだけは聞かせて。鞠莉さんは…私たちの告白で、嫌な気持ちになってない…?」

曜「私たちのしたことは、迷惑じゃなかった、かな…?」
57: 2017/10/03(火) 00:58:53 ID:l/c4/YW6(3/4)調 AAS
鞠莉「…!迷惑じゃない、誓って迷惑じゃない!」

鞠莉「嬉しかった。驚いちゃったけど、私のことをそんな風に想ってくれてるんだって、本当に嬉しい!」

曜「ふふ、よかった!」

千歌「ねー!でも『ちかって』って言うから一瞬びっくりしちゃったよ」クスクス

曜「あ、実は私も」クスクス

鞠莉「…もう」クス

ようちか(…やっぱり、鞠莉さんには笑顔がよく似合うや)ニコ

鞠莉「…私が弱いばかりに、2人に対してとても失礼だと思う。本当にごめんなさい」

曜「大丈夫、私たちは大丈夫だから」

千歌「うん、なにがあっても親友だもんね」

鞠莉「あなたたち…」

千歌「あー、でもホッとしたよ。鞠莉さんに想いを言えたこともそうだけど、曜ちゃんとギクシャクしちゃうんじゃないかって、結構心配だったんだよね」ニシシ

曜「私も私も!鞠莉ちゃんとも千歌ちゃんとも、気まずくなったりしたら嫌だもん!」

千歌「よし!我々の友情を祝して、今日は乾杯なのだー!」

曜「いいね!ただしノンアルコールでね!」

千歌「じゃあ、そういうわけで…」

曜「またね、鞠莉ちゃん!ちゃんと返事を聞かせてよ!」タッ

鞠莉「あっ、ちょっと!」

千歌「失礼しましたー!」ダッシュ

曜「あっ、待ってよ千歌ちゃん!千歌ちゃーん!」ダッシュ

鞠莉「…」ポツーン

鞠莉「もう…相変わらず元気全開ね。あれだけのことをしておいて、私を置いてけぼりにしちゃうんだから」クスッ

鞠莉「あの勢いに負けないように、追いつけるように…素直な気持ちで、しっかりと向かい合わないとね」

終わり
58: 2017/10/03(火) 01:02:02 ID:l/c4/YW6(4/4)調 AAS
千歌乱入ルート 終わりです
当初はもう少し生臭い展開も考えたんですが、ようちかの関係性を考えるとこれが限界でした、すみません
別ルートは後日再開します
59: 2017/10/03(火) 10:11:14 ID:kEFXIZwk(1)調 AAS
ありがとう
60: 2017/10/06(金) 23:55:17 ID:ganUpXSM(1/2)調 AAS
【アナザールートEX】
曜の告白(>>51)後の分岐

千歌「曜ちゃん…!」

曜「ごめんとは言わないよ…私だって鞠莉ちゃんが好きだから」

千歌「…曜ちゃんとはぶつかりたくない」

曜「私もそうだよ…だけど、こうなったらもう、どちらかは無事じゃ済まないよ…!」

鞠莉「…!」ハッ

鞠莉(そんな、なんで…!?)

千歌「ねぇ曜ちゃん。わかってよ!大好きな人と結ばれたい気持ち、わかるでしょ!?」

曜「こっちも同じだよ!たとえ相手が千歌ちゃんでも…譲れない!」

鞠莉(どうして2人がいがみ合ってるの…)

千歌「かっこいい事言うけどさ、さっき鞠莉さんをそそのかして、キスしようとしてたじゃん!」

曜「ち、違うよ!あれは、その…」チラッ

鞠莉(っ…私が曜をからかったから…それが原因でこんなことに…!?)
61: 2017/10/06(金) 23:56:35 ID:ganUpXSM(2/2)調 AAS
曜「っていうか、覗き見してたの!?おかしくない!?」

千歌「偶然見ちゃっただけだよ!おかしいのは曜ちゃんの方でしょ!」

鞠莉(私のせいで…私のせいで、こんな…)クラッ

曜「違うよ、言い掛かりだよ!」

千歌「違わない!違わないっ!!」ブンブン

鞠莉(頭の中ぐちゃぐちゃで…もうどうしたらいいのか、わかんないよ…!)グスッ

「――3人ともなにしてるの?」

曜「えっ?」

千歌「あっ…」

花丸「――なにしてるの?」
62: 2017/10/07(土) 00:00:28 ID:IyeUuHaI(1/4)調 AAS
鞠莉「…ま、マル…」

曜「花丸ちゃん…」

千歌「…」

花丸「鞠莉さん」ギュ

鞠莉「あ…」

曜「ちょ、なにして!」

花丸「静かにして。鞠莉さん怖がってるよ」

曜「…っ」

鞠莉(やさしい、あたたかい…)ギュ

花丸「どうしたの、鞠莉さん。なにか怖いことでもあった?」サスサス

鞠莉「…なにも」

花丸「…そんなわけないよ。鞠莉さん、今にも泣いちゃいそうなくらい、すごく悲しそうな顔してるよ」

鞠莉「っ…」
63: 2017/10/07(土) 00:01:24 ID:IyeUuHaI(2/4)調 AAS
花丸「疑いたくたくないけど、もしかして2人になにかされたんじゃ…」チラ

曜「…!」

千歌「…」

鞠莉「そ、それは違う、本当になにも…」

花丸「…場所を変えようか、行こう鞠莉さん」グイ

鞠莉「えっ?」

花丸「さ、行こう」

曜「待って、鞠莉ちゃ――」

花丸「来ないで」

曜「っ!」

花丸「鞠莉さんの事が大切なら。いまは、そっとしてあげて」

曜「でもっ!」

グッ

曜「え?」

千歌「…」グイ

曜「千歌ちゃん、なにを…」
64: 2017/10/07(土) 00:06:03 ID:IyeUuHaI(3/4)調 AAS
花丸「…行こう、鞠莉さん」

鞠莉「え、ええ…」

バタン

千歌「…」

曜「まり、ちゃん…千歌ちゃん!一体なんのつもりで――」

千歌「ふふっ」

曜「なんで、笑って――」

千歌「やっぱり、私と曜ちゃんはおんなじ気持ちだよね」

曜「は…」

千歌「好きな人と結ばれたい、一緒に居たい。喧嘩とか、悲しい顔は見たくない」

千歌「幸せにしてあげたい。抱きしめたい、キスしたい。それ以上のことも、したい…」

曜「なにを、言って――」

千歌「ね、曜ちゃん」

千歌「私ね。曜ちゃんの事も大好きなんだよ?」ニコッ
65: 2017/10/07(土) 00:07:23 ID:IyeUuHaI(4/4)調 AAS
ここで中断します。
66: 2017/10/23(月) 13:20:16 ID:va02yBbU(1)調 AAS
再開はまだかい
67: 2017/11/05(日) 20:34:17 ID:/cU2666o(1)調 AAS
サボりすぎてすみません、近いうちに再開したいと思います…
68: 2017/11/05(日) 20:36:06 ID:bY9LUCc6(1)調 AAS
頼むよ
待ってる
69: 2017/11/12(日) 17:11:54 ID:upLh2V1o(1)調 AAS
おぉーい
70: 2017/11/15(水) 23:53:06 ID:oPyBKeAo(1)調 AAS
ごめんなさい…お待たせしてばかりで申し訳ないですが、来週中には必ず続きを投下します。
71: 2017/11/16(木) 00:23:02 ID:BSGLjGZg(1)調 AAS
生存報告おつ
ゆっくり待ってる
72: 2017/11/22(水) 08:29:21 ID:2b5waaIQ(1)調 AAS
待っとるぞ
73: 2017/11/23(木) 16:58:40 ID:5eOCcWlM(1)調 AAS
忙しいのかな
ゆっくりでいいから完走してくれよ��
74: 2017/11/23(木) 19:10:56 ID:COb/69FA(1)調 AAS
何度もすみません…
必ず今週中に、できれば明日には再開します。
75: 2017/11/24(金) 01:52:27 ID:oGUdEj5s(1)調 AAS
自分のペースでいいのよ
76: 2017/11/25(土) 23:25:27 ID:oF8YOSvQ(1/2)調 AAS
廊下

鞠莉「それで、あの、どこへ…」

花丸「…」

鞠莉「ま、マル…」

花丸「…理事長室は」

鞠莉「えっ?」

花丸「理事長室は、マルが入っても大丈夫?」

鞠莉「あ、うん…」

花丸「よかった。まずはそこで一休みずらっ」ニコッ

鞠莉「一休み…」

花丸「そうずら。心を落ち着かせて、息を整えてからじゃないと。ドキドキしたままじゃ、何も手につかなくなっちゃうずら」

鞠莉「…うん」

花丸「マルじゃあまり力になれないと思うけど…落ち着くまで付き合うから。ね?」

鞠莉「…ありがとう」

花丸「ふふ。さ、行こう」ギュ

鞠莉(曜、千歌っち…)
77: 2017/11/25(土) 23:32:14 ID:oF8YOSvQ(2/2)調 AAS
すみません、色々ちょっと手につかないので続きは明日やります。
78: 2017/11/26(日) 00:53:23 ID:BwRTTkME(1)調 AAS
焦らないでおkよ
待ってる
79: 2017/11/30(木) 21:57:54 ID:jJEbbPKM(1/5)調 AAS
理事長室

花丸「千歌さんと曜さんが、鞠莉さんのことを…」

鞠莉「うん…」

花丸「仲良しの2人があんな雰囲気になるなんて、一体どんな原因なんだろうって思ったけど」

鞠莉「…っ」

花丸「…なるほど、話を聞いて腑に落ちていく心地ずら」

鞠莉「私が悪いの。私が曜を挑発したから…」

鞠莉「曜の気持ちを考えず、煽るようなことをして。千歌っちにまで…」

花丸「鞠莉さん…」

鞠莉「私が…全部私のせいで…!」

ハグッ

鞠莉「え――」

花丸「…あまり、思いつめないで」
80: 2017/11/30(木) 22:24:10 ID:jJEbbPKM(2/5)調 AAS
鞠莉「ま、る…」

花丸「そのつもりがなくても、知らず知らずのうちに相手の感情を揺さぶってしまうこともある」ギュ

鞠莉「んっ…」

花丸「あんなこと、なかったことになればいいのにって、思うこともある」サスサス

鞠莉(…あたたかい)

花丸「そんなの、誰にでもある。鞠莉さんだけじゃなくて、誰にだってあるんだよ」

鞠莉「…本当?」

花丸「本当だよ。起こってしまったことは、残念ながら、なかったことにはできないけど…」

花丸「だけど、悪いことが永久に続くことなんてない。今は目の前が真っ暗でも、きっと光が見える時がくる」

鞠莉「光…」

花丸「悩んでも大丈夫。落ち込んでも大丈夫。自分が嫌いになったって大丈夫」

花丸「きっと立ち直れるから。それまでは、マルがこうして、そばにいてあげるから」

鞠莉「マル…わたし、わたし…!」ギュ

花丸「よしよし…辛かったね」

鞠莉「わたし、わたしが、曜を…千歌っちを…!」

花丸「大丈夫、大丈夫だよ」サスサス

鞠莉「う、ううぅ…!」
81: 2017/11/30(木) 22:34:05 ID:jJEbbPKM(3/5)調 AAS
…………………

花丸「大丈夫、落ち着いた?」

鞠莉「ありがとう…ごめんね、制服汚しちゃって…」

花丸「どってことないずら。鞠莉さんは気にしすぎだよ」

鞠莉「…曜や千歌っちを置いたまま、私だけ花丸に助けてもらって」

鞠莉「本当、ダメダメだね…こんなの、ダメだよ」

花丸「…2人に会えそう?」

鞠莉「ええ。会わなきゃ。会って話さなきゃ」

花丸「…そっか」ニコ

鞠莉「…2人の気持ちも知らないで、傷つけた」

花丸「怖い?」

鞠莉「うん…」

花丸「でも、頑張りたい。頑張って謝りたい」

鞠莉「うん」

花丸「ふふっ。なら、きっと大丈夫。伝わるよ、鞠莉さんの気持ち」

鞠莉「うんっ。ありがとう、マル」
82: 2017/11/30(木) 22:53:21 ID:jJEbbPKM(4/5)調 AAS
鞠莉「じゃあ、これから2人のところに――」

花丸「――鞠莉さんに『チュウする』って言われてね。曜さんはとっても嬉しかったんだと思うよ」

鞠莉「…え?」

花丸「嬉しくないわけがないよ。大好きな相手から、そう言って貰えるんだもん」

鞠莉「え…え?」

花丸「だからね。だからこそ、千歌ちゃんの気持ちもわかるんだ」

花丸「好きな人が他の人と…例え親友とはいえ、自分以外の誰かと、そういうことしようとしてるんだもん」

花丸「…マルには、2人の、両方の気持ちがよく分かるんだ」

花丸「それこそ、痛いくらいに…」

鞠莉「マル…?」

花丸「マルも、2人と同じだから」

花丸「マルもね…鞠莉さんのこと、ずっと前から大好きだから」
83: 2017/11/30(木) 22:54:00 ID:jJEbbPKM(5/5)調 AAS
中断します。
ようまりから脱線してすみません。
84: 2017/12/27(水) 20:58:56 ID:m3AJeebI(1)調 AAS
|c||^.-^||
85: 2018/01/15(月) 16:31:21 ID:ViWVnsqA(1)調 AAS

86: 2018/02/06(火) 14:31:53 ID:hPwC5ccc(1)調 AAS

1-
あと 2 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ

ぬこの手 ぬこTOP 0.149s*