[過去ログ] 地裁と高裁、どっちがリベラル? (593レス)
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234: 逆転 無罪判決の事例 (7) 2005/12/11(日) 00:04:46 ID:w6fxZ04a(1/4)調 AAS
しかしながら、〈原判決が〉指摘する点は、当裁判所において、これをたやすく首肯することはできない。
すなわち、
?についてみるに、被害者たるNは、コレについては曖昧な公判供述をするが、
原審検察官証拠請求番号.甲197号の鑑定受託書面においても、これらの供述書の筆跡は、
Nと同一人の確率が極めて高い、としている。
?についても、
Sへの当審での証人尋問結果、および[ 当審での,検証調書 ]および鑑定書に
よると、これらの供述書には たまたま、契印が写らなかったものと認められるから、
〈原判決が〉指摘するような 何らかの作為 を 疑わせる事情は 見出せない。
?については、
この点、そもそも、契印じたいがそもそもズレているし、経験則上、
同一人によって作成された,連続した書面であっても、契印の位置や濃度が異なることは
よく見受けられることであり、(このことは 原審検察官証拠請求番号 乙10号証の 〈否認
調書〉によっても より明白である。)
とりたてて不自然なこととはいえない。
さらに、この点に関連して 検察官は〈当〉審において、
「10月26日の契印は、別人により為されたものと考えるのが相当」などと 主 張 するが、
上記で述べたように、そもそも、
経験則上、
同一人によって作成された,連続した書面であっても、契印の位置や濃度が異なることは
よく見受けられることであり、さらに、原審.検乙10号の司法警察員面前調書(外部リンク[HTM]:www.houko.com)
などに照らしても、
本件供述書が作成されるに際して、作為を疑わしめるような事情があったとは、到底、
認められない。
235: 逆転 無罪判決の事例 (8) 2005/12/11(日) 00:06:15 ID:w6fxZ04a(2/4)調 AA×
>>227
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236: 逆転 無罪判決の事例 (9) 2005/12/11(日) 23:58:21 ID:w6fxZ04a(3/4)調 AAS
なお、F社側によって録音され、原審で取調べ済の 録音テープ によれば、
「…結局、最後には社長の前で話をするしか、ねえぞ。…」というヤリ取りもあり
「どうもありがとうございました」という Nの発言で,録音は終了している。
そして、録音テープを検討しても、N自身による、F社からの金銭 騙 取 の件については
・質疑すら、されておらず、
・Nは、本件の背景についても、自分1人で絵を描いた点は認めた___ことが明らかである。
このように、供述書の内容と、テープの内容には 齟齬 があることは否定できない。
しかしながら、
(1)F社のm社長は、捜査・公判を通じて一貫して、「暴力団が背後にあることを危惧した」
と述べていること
(2)N自身は、背後関係(>>229)は否定し、謝罪した
ことが、録音テープから明らかであること
これら2点に照らせば、その日は、コレだけのヤリ取りで、Nからの事情聴取が打ち切られた
としても、格別、不自然な点はない。
そうすると、録音テープを巡る件は、Nの捜査・公判供述の信用性を高めるものとは、到底、
認められない。
237: 逆転 無罪判決の事例 (10) 2005/12/11(日) 23:58:57 ID:w6fxZ04a(4/4)調 AAS
さらに考察を加えると、
(1)Nは官命詐称をしていたほか、本件不正行為が発覚すれば、税理士免許を剥奪されること
(2)Nは、録音テープが取られた時点においては、F社との良好な関係を維持しようと
努めていたこと
これら2点の事情に照らせば、録音テープのような 展開 が生じたとしても、何ら、不自然な点はない。
次いで、F社のm社長、k取締役の供述の信用性を検討する。
1)m供述の概要(原審公判)
「Nは、我々との会話の中で、あたかも、ヤクザがバックにいるかのようなことを示唆したので、
被告人の所属するS社に、当社は 対策を依頼することになった。」と述べるほか、
・ ホテル内での状況や、ホテルにおける時間経過について、概ね、被告人と一致する供述
をしている。
2)k供述の概要(原審公判)
「Nは、『女にはヤクザがついていた』という一方で、『m社長には,日本一の社長に
なってください、という気持ちです』とも言っていた」などと述べるほか、
・ ホテル内での状況や、ホテルにおける時間経過について、概ね、被告人と一致する供述
をしている。
3)検討
そこで検討をするが、
・両名は、被告人と 本件に関連して <利害が共通>しているうえに、
・F社とNらの間では 民事訴訟が 現在も係争中であり、
・捜査段階と原審段階では、その供述が 微妙に変遷しているのであり、
その供述の信用性については、以下に述べるように、さらに考察を要するところである。
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