[過去ログ] 坐禅と見性第91章 死者をして死者を葬らしめよ (778レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
625(1): 素人A 2013/05/25(土) 06:42:23.12 ID:XGS1H4dd(1)調 AAS
無門関五香厳と木のぼり 香厳さまがいうには、「人が木にのぼり、枝をくわえて、手ではつかまれず、足もかけられぬ。下から
人が、禅の意味をきく。答えないでは相手にすまぬし、答えたらこっちのいのちがなくなる。こういう場合に、どう応対する。
無門がいう−−−いくら口が達者でも、役にはたたぬ、お経をまくしたてても、これまた無用。もしこのところで答えられたら、
死んでいたのも生かされ、生きていたのが死なされる。それができねば、気ながに待ってミロクにきけ。
−−−解説−−− 口で木をくわえているところに'西来ノ意'とは何かと質問され、答えれば落ちてしまうし、答えなければ、質
問の要求に答えられないし、どうしようもない絶対絶命のところですが、答えて死ぬよりましなので、なにも答えないでいるのが
正解なのでしょうか。 しかしこの答えは、葛藤集の第百七十六即「香厳撃竹」のところで述べている、偽山の「汝の父母未生以
前の本来の面目」を言えという質問に、香厳がその答えの教示を求めたところ、「吾、汝にかわりて謂わんこと難しからず。され
どは後に汝、吾を恨みん。吾説を謂わば、これ吾が見解、汝が眼目について又何の益あらんや」と、香厳に対して突き放して言っ
たこの言葉につきていると思います。 偽山はこのとき、自分はその答えを言うことはできるが、それは自分の見解にすぎないか
ら、そのことを今伝えるのは少しも君のためにならないと言います。そして、香厳は何年か後に悟った時に、偽山が自分が質問し
た時に何も教えてくれなかったことに深く感謝しています。 '西来ノ意'を問うということは、禅の祖師である達摩さんが何を意
図して、インドからはるばる海路で中国までやって来たのかという質問です。・・偽山が香厳に問うた「汝の父母未生以前の本来
の面目」の答えと同じになります。 さんざん考えた結果、香厳が「どうか教えてください」と教えを請うたとというのは、この
問題の'西来ノ意'を聞いたのと同じことになりますが、偽山は弟子の質問に答えませんでした。いくら'西来ノ意'を聞かれても、
答えるわけにはいかないのです。聞く方が悪いのですが、聞かれてもどうしようもないことなのです。 長いので一部省略
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 153 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ
ぬこの手 ぬこTOP 0.008s