エレクトロニカと付き合い始めた (172レス)
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55: 2007/06/23(土) 20:50:54 ID:6YEahMtn(1/5)調 AAS
「これは、いったい何なのかしら?」
ニカはさっき届いた、僕宛の小包を開けて言った。

「それは……」
僕は言葉に詰まった。
それは、僕がこっそり頼んでおいたエロゲーだったからだ。
56: 2007/06/23(土) 20:55:41 ID:6YEahMtn(2/5)調 AAS
「ねぇ、答えなさいよ」
ニカが再び僕に尋ねた。

僕は黙ってうつむいた。

「言えないようなモノなの?」
ニカが箱を取り出す。
ハピネスでリラックスなパッケージが露わになった。
57: 2007/06/23(土) 21:04:04 ID:6YEahMtn(3/5)調 AAS
「あなたって、こんな趣味があったのね……」
ニカは蔑むような目で僕を見た。

「か、返してくれよ」
僕は熱くなった顔を上げた。

「返してほしいの? ヘンタイさん」

僕は黙って頷く。
耳まで赤くなっているのが、自分でも分かった。

そんな僕を見たニカは、うっすらと加虐的な笑みを浮かべた。
58: 2007/06/23(土) 21:14:52 ID:6YEahMtn(4/5)調 AAS
「そう簡単には、渡せないわ」
ニカはそう言うと、エロゲーを包んでいたエアキャップを手に取った。

「な、何を――」
嫌な予感がした。

ニカは気泡の一粒をそっと摘むと、指先に力を入れた。

プチッ。

小気味の良い音が部屋に響いた。

「ああっ!」
細い針で、脳を突き刺すような快感が走った。
59: 2007/06/23(土) 21:54:48 ID:6YEahMtn(5/5)調 AAS
プチッ、プチッ、プチッ、プチッ。

立て続けにエアキャップが破裂する。
その度に、突き刺すような、痺れるような快感が僕を襲う。

「も、もう止めて……僕が悪かったよ……」
快感に耐えながらニカを見る。

「あら? まだ始まったばかりじゃない」
ニカは愉快そうに笑った。

こんな時のニカは、驚くほどサディスティックだ。
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