[過去ログ] 【政治】渡辺教授「韓国を喜ばせる日本の“脱原発”」「先の大戦の原因もエネルギーだった」「問われる新総理の国家観と歴史観」 (230レス)
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3(2): わいせつ部隊所属φ ★ 2012/12/19(水) 19:14:51.62 ID:???0 AAS
★先の大戦の原因もエネルギーだった
エネルギー問題が国家戦略においていかに重要か。そうした認識が菅氏にはまったくなかったといってよい。
歴史を遡れば、先の大戦で日本が敗戦に至る原因も、すべてはエネルギーに拠る、といえるだろう。
そもそも産業革命はイギリス人が石炭の利用法を発見し、蒸気機関をつくったことに始まる。
これによって鉄鋼業でも鉄が大量につくれるようになった。
その象徴が黒船で、日本も明治以降は石炭の使い方を覚え、一方で石炭の輸出国ともなる。
日露戦争以後は戦艦も日本でつくるようになり、石炭全盛の時代となるが、
日露戦争からわずか10年後の第一次大戦によって、事情は一変する。
当時、第一次大戦を見に行った観戦武官は、戦争が石炭から石油の時代へと移り変わったことを知る。
戦艦はもちろん、地上でも騎兵は消えて石油で動く戦車になり、さらに第一次大戦で登場する飛行機の燃料もすべて石油だ。
これを知った当時の日本の軍人たちは、日本が戦争で勝てない国になった、と悟った。
陸軍と海軍でも、危機感には違いがあった。当時の陸軍は20個師団ほどしかなかった兵を4個師団も減らし、
余った予算で機関銃部隊をつくっている。アメリカを仮想敵国としていない陸軍に石油問題がピンときていた節はなく、
彼らは体制づくりに力を注いだ。これが統制派といわれるグループで、日本を総力戦のできる国家体制にしようと計画した。
一方ではひたすら愛国心を鍛えよ、という精神論に左翼が結びついて皇道派や青年将校が生まれた。
彼らによって2・26事件が起こり、統制派は黙って天下を取ったのである。
その後、敗戦に至るまでの日本は、山本七平氏の言葉によると「陸軍に占領されたような国」になる。
一方の海軍は石油に敏感で、そこから軍縮会議にも賛成し、中近東の油田を握るイギリスや、
カリフォルニアから石油が出るアメリカと妥協しようと考える。これが条約派である。
ただし、石油よりも大砲の大きさばかりに関心を向ける艦隊派もいて、彼らは英米を敵に回して独伊と結ぶことを考える。
マスコミが支持したのは「戦えば勝つ」と主張する艦隊派で、そこから日独伊による三国同盟が結ばれる。
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