[過去ログ] ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part14 (1001レス)
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122: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/03(日) 18:01:42.74 ID:WawN6O2F(1)調 AAS
>「めくら頭巾」
良作かとは思うが、見方によってはホラー=怪奇小説なんだな。
そちらのジャンルのアンソロジーに入っても不思議ではない。
「九つの答え」。どうにか読了。
原題「九つの間違ったアンサー」どおり、あえて作者注を挿入して、
読者が推理(するであろう)の先手を打って、否定をかましてゆくという
企画そのものは面白いのだが、
いかんせん長過ぎる・・・ジョン作品中では最長でしょ。
しかも、この時期のジョンはオカルティズムやファースというた
リーダビリティを高める装飾を排し、
わりと純粋推理の方向性を志向しているため、活字二段組(しかも現代より
ポイントが小さめ)新書400頁超えを読んでゆくのは、結構、タルいものが
あったのだ。
ロマンスはあれど、これはうざいだけ。
まあ、一応、ドンデン返しはあり、これはそれなりに展開としては
面白いのだが、見てわからんというのはどうにも無理有り過ぎ。
また、本作にはジョン作品名物のトンデモトリックも無いんだおね。
丸めた銀紙ピュッ!(いささか下世話な喩えではあるが、鼻糞を丸めて
ナイスコントロールで飛ばしってのをイメージして頂きたい)
123: 2013/03/03(日) 18:15:06.42 ID:Rr3/6tPE(1)調 AAS
論考がビシッと決まったね。
124: 2013/03/03(日) 18:22:51.93 ID:prGsCOu6(1)調 AAS
うむ
125: 2013/03/03(日) 18:33:40.73 ID:Fx55SjZ4(3/3)調 AAS
>>120
名探偵ものか。俺の推しの「B13号船室」はノンシリーズのラジオドラマ
だから、ちょっと難しいか。
126(2): 2013/03/03(日) 18:53:06.49 ID:uRrfrE51(1)調 AAS
いろいろ意見が出てる「密室殺人傑作選」ですけど・・・
このテーマなら、むしろカーを選者にしたら面白かったんじゃないかと。
1ダースくらい、カーのお気に入りにコメントさせて本に出来ていたら。
ドイル、チェスタトン、フットレル、ポースト・・・まあこのへんはほぼ
自動的に決まって来るでしょうけど・・・
クリスティを入れるか?(「夢」あたりどうか?)
クイーン、ロースン、デイリー・キングあたり何を採るか?
ロバート・アーサーやホック、ブランドなんかをカーの解説付きで読めたら、
どんなに楽しかったかと思います。
127(1): 2013/03/04(月) 07:57:11.09 ID:r0HaM5QT(1)調 AAS
>>126
たしかに、カーに密室アンソロジーを編むませたら面白い本が出来たろうね。
自作からは何をチョイスしたろう?
順当に、いちばんの自信作「妖魔の森の家」かな。
でも、さりげなく、ちょっと軽めのものをいれるのが粋かな?
自作短編集からはずした「ダイヤモンドのペンタクル」とか、ファン・サービス
で入れても良かったかもしれない。
128(2): 2013/03/04(月) 15:11:05.87 ID:bWeybXFa(1/2)調 AAS
カーは密室ベストのアンソロジー頼まれて、自作を入れなかったために企画自体がお蔵入りになったなんてエピソードがあるくらいだから意外と謙遜家なのかもねー
129(3): 2013/03/04(月) 17:20:21.11 ID:1fGlNmhf(1)調 AAS
>>128
その「エピソード」は初耳だぞ
例の、未刊行に終わった Ten Best Detective Novels( 未刊に終わった
理由は、版権の問題)に、カーが自作を選出しなかった件と、記憶の混同
があるのでは?
130(2): 2013/03/04(月) 17:34:37.76 ID:bWeybXFa(2/2)調 AAS
>>129
ん?そうなの?
なんかで読んだんだけどなー
131: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/04(月) 22:52:13.00 ID:bKU+tM40(1)調 AAS
密室殺人ものアンソロジーだと、ロバート・エイディー編「これが密室だ!」
も面白いが、「密室殺人傑作選」が全編ストレート風だとすると、
こちらは変化球含み。特に「裸の壁」という作が笑える。
ジョン作品は「ささやく影」(長編「囁く影」とは無関係)が収録されている。
ちゅーか、>>126-130まで、いささか迷走気味やね。
単なる願望、記憶違いとか。
ジョンスレだし、ジョン作品に関して語るのが本筋でしょ。
先に紹介したハイティムニーと九つの答えだが、
作者の人気度、作品の出来ばえ等から判断して、文庫再刊や文庫化は
今後も望み薄のようである。
そこで、順次、議論開始にあたって両作品の全貌を呈示し、
ここからより深めた論考を展開してゆくというのが妥当かと思う。
これで入手困難による未読者も両作品に関する有益な情報入手が可能となろう。
より多くの読者獲得のため全貌呈示レスに関しては、適時、匿名で投下される可能性があることも示唆しておきたい(w
132(1): 2013/03/04(月) 23:03:04.94 ID:O9VNpPED(1)調 AAS
ハンドルつかわず荒すから覚悟しろだとさ
名無しでいつもコテハンコテハン騒いでるばかもこれだけはよくよんでおけよ
ハンドル捨てるってよ
133(2): 2013/03/04(月) 23:05:20.36 ID:brj16tnW(1)調 AAS
>>130
カー自薦の密室ものというのはないんだろうね。
個人的には、「白い僧院」がbest.
後世の作家がどれだけ模倣したか。影響力ありすぎ。
134(2): 2013/03/05(火) 06:49:55.58 ID:oODdSWtc(1/2)調 AAS
>>133
「白い僧院の殺人」に関して。
カー・ファンの某氏(仮にK氏としておく。2ちゃんのカー・スレを覗いて
くれてた人だと思う)が、ご自身のブログで、じつに興味深い指摘をされてる。
以下、その要約。
日本のある捕物帳に、まるで「白い僧院」のトリックを盗用したような作品が
ある。ところが調べてみると、発表年代はその捕物帳のほうが遥かに早い。
そしてその捕物帳は、作者(I.M)が少なからず海外作品を翻案していることで知られている。
となると・・・
「白い僧院」とその捕物帳には、さらに先行する、共通の元ネタ作品があるのではないか?
(要約終り)
135: 134 2013/03/05(火) 07:02:01.13 ID:oODdSWtc(2/2)調 AAS
(続き)
もともとカーは換骨奪胎の名手だから、かりにそれが事実だとしても
なんら不思議はないけれど(そして「前例」があることが「白い僧院」
の価値を下げるわけでないことは言うまでもないけれど)、果たして
そういう作品は存在するんだろうか?
とりあえずK氏のあげてたI.Mの捕物帳は、収録本を持ってるから、
読んだらネタバラシにならない範囲で(シチュエーションとかの)比較
の感想を書き込みたいと思う。
136: 2013/03/05(火) 07:59:23.07 ID:FqIoDjry(1)調 AAS
なるほど興味深い
確かに「白い僧院」のメイントリックは、足跡が謎を呼ぶことを別にすれば
核になる部分はホームズ時代から多用されているものだし、それを現場の
不可思議(足跡やら凶器やら密室やら)と絡めようとするバリエーションは
1920年代あたりには世界で同時多発していておかしくないんだろうな
たぶんバリエーションの分岐の軸となるような、そこそこ知名度のあった
作品がきっとあるはずで楽しみだ
(↑自分で調べる気がないのか!)
137(1): 2013/03/05(火) 16:52:06.43 ID:rEAJdUP+(1)調 AAS
>>129
エラリイ・クイーンが「地上最大のゲーム」を紹介した時に、私見ではカー作品が、
入っていないのが最大の問題、とコメントしたんだよ。
>>134
元ネタは「翼ある剣」というのが定説ではなかったか?
138: 134 2013/03/05(火) 17:41:35.03 ID:3FbinCqC(1/5)調 AAS
>>137
乱歩のコメントだね。
チェスタトンの「翼」は、確かに発想のヒントにはなってると思う。
ただ、あの「手段」ではとても長編化はできないわけで、より具体的に
トリック面で、「白い僧院」と某捕物帳に影響をあたえた何かがありそうな
気がするんだ。
んなわけで、とりあえず目を通してみた、その捕物帳のことを書いてみる。
139(2): 134 2013/03/05(火) 17:56:16.54 ID:3FbinCqC(2/5)調 AAS
(続き)
作者I.M(F.H名義)が『苦楽』1926年8月号に発表した短篇。
“現場”は雨上がりの味噌蔵。
急報を受けて駆けつける、親分の目に飛び込んでくるのは
「八州屋を取り巻いて赤い粘土が畑のようにぼくぼくに畝って、それが
雨を吸ってほどよく粘っていた。(・・・)平になった土の表面には、
まるで彫ったように深い(・・・)足駄の歯跡が、通りから裏口の方へ
点々として」続いているさま。
140(1): 2013/03/05(火) 18:11:27.06 ID:HUbGgb+w(1)調 AAS
>>139
その日本人作家が誰か、やっとわかった
当該作品が収録されてる本で、入手しやすいものがあれば教えてください
141: 134 2013/03/05(火) 18:17:38.06 ID:3FbinCqC(3/5)調 AAS
(続き)
第一発見者の“新しい足跡”が不可能状況のキイになる「白い僧院」
に対して、こちらは被害者のものとおぼしい“時間のたった足跡”が
謎づくりのポイントという違いはある。
しかし、解決を読むと、そのトリックの発想は著しく似ている。
くわえてこの短篇、
「親分」彦兵衛が帰って来た。「ぴったり合いやす。あれあ八州屋の足形
に違えねえ」/「深かあねえか」/「へえ、そう言えあちと――」/「彦、仏
を動かしてみな」/孫右衛門は優形の小男、死んで自力はないものの、彦兵衛
の手一つでずずっと引き擦り得るくらい。
といった具合に、謎解きで回収される伏線がきちんと張られていることは特筆
に値すると思う。(作者にははなはだ失礼ながら、これはやはり、“原作”が
あったんだろうな・・・という感じ)。
カーとの違いを一点、このあと書いて終りにする。
142(1): 134 2013/03/05(火) 18:32:52.92 ID:3FbinCqC(4/5)調 AAS
(続き)
>>134でご紹介したK氏も、ブログでコメントされているように、この
捕物帳作品の犯罪が、犯人の計画通りに遂行されたものであるに対し、
「白い僧院」の場合、事件が犯人の思惑とは異なる様相を呈したという
差がある。
つまり、単純なトリック小説がいかにもカーらしく一捻り(応用)されて
いるわけで、そんなことからも、“基本”となった何かしらストレートな
先行例がありそうだ、と思う次第。
連投スマソ。
143: 134 2013/03/05(火) 18:38:42.51 ID:3FbinCqC(5/5)調 AAS
>>140
多分、古本になっちゃうだろうけど・・・
論創社の、あの作者(F.Hのほうね)の「――探偵小説選」か、春陽
文庫の志村有弘編「捕物時代小説選集4」で読めるので、捜してみて。
144(2): 2013/03/05(火) 19:02:56.24 ID:3JhAXPYL(1)調 AAS
この長いだけの駄文はもはや荒らしだわな。
145: 2013/03/05(火) 19:28:51.67 ID:AdywWRXX(1)調 AAS
>>144
書斎さんを叩くのはやめろや
146: 2013/03/05(火) 19:31:56.56 ID:lZncNnkY(1)調 AAS
>>144
いえ、十分楽しく読ませてもらってますよ。
147: 2013/03/05(火) 20:10:17.29 ID:08H0pxxn(1)調 AAS
いやあいいねえ
オレはあの作家が捕物書いてたことすらキレイに頭から消えてた口だけど
この流れにはゾクッとしたわ
明日は休みなのでさっそく図書館に行ってくる
2ちゃんのありがたみを実感するわ、ほんとサンクス
148: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/05(火) 22:42:58.01 ID:xOvPl937(1)調 AAS
>>132
初学者だな(w
よく読めよ、
>入手困難による未読者も両作品に関する有益な情報入手が可能となろう。
このままでは、ハイティムニーや九つを未読状態となるカーオタへの配慮も
欠かさないということである。
>>133
ジョンはアガサのような自選という企画はやってないわな。
駄作・怪作も多い人だが、これらにも作者なりの思い・愛着があるんであろう。
149: 2013/03/05(火) 23:23:21.03 ID:taTLIqXL(1)調 AAS
>>134-143
面白い!
いやマジで参考になるわ
ますますカーの深みにはまりそうだw
150(2): 超電少年でつまつマン </b>◆Ll9UkTCzt.lA <b> 2013/03/06(水) 02:20:21.52 ID:N5+brSWE(1)調 AAS
長いだけで何も得ゆものがありまてんでつた・・
僕の貴重な時間を返して(/_;)
151: 2013/03/06(水) 06:13:10.39 ID:tCWaI9UW(1)調 AAS
>>150
書斎さんの論考を叩くなや
152: 2013/03/06(水) 06:42:47.25 ID:C/rGN9a6(1/2)調 AAS
でつまつくんはさすがに洞察力がある。
ハリボテ論考を見破るんだから。
153: 超電少年でつまつマン </b>◆Ll9UkTCzt.lA <b> 2013/03/06(水) 08:19:20.44 ID:cHjb5FfC(1)調 AAS
(*^_^*)
154(1): 追記――その後の事ども 2013/03/06(水) 08:20:44.90 ID:Agi/IgJv(1)調 AAS
参考までにと、海外の評者の「白い僧院」がらみのコメントを捜してみたけど、あまり
見当たらなかったのは残念。
さすがにダグラス・G・グリーンは、例の評伝のなかで、カーは『白い僧院の殺人』の
アイデアをパズルの本から得たという、貴重な情報を紹介してくれている(国書刊行会
「ジョン・ディクスン・カー<奇跡を解く男>第5章、および同章の原注12)。
ただ、そこでグリーンが特定しているパズル本「バッフル・ブック」は、1928年の刊と
されている。
ところが>>139で分かるように、翻案疑惑のもたれる我国の捕物帳は、1926年の作なのだよね。
カーが参照した(とグリーンが述べている)“足跡をめぐるパズル”にも、じつは先行する
事例があって、あるいはそれが、くだんの捕物帳の元ネタになった、という事なのか?
とまあ、謎は解けるどころか膨らむのであった(笑)
ところで。
Kさん、いらっしゃいますか? 考える材料となる、まことに貴重な“発見”を有難うございました。
ここでお名前とブログ名を表記するのはかえってご迷惑かと思い、曖昧な書き方をしたことをお許しください。
お目に触れる可能性、無きにしも非ずと思い、末筆ではありますがお礼申し上げておく次第です。
155: 2013/03/06(水) 08:52:02.85 ID:TzvylyMV(1)調 AAS
>>150
同意、書斎の論考に敵うものはないよ。
これからも、書斎を信じ、尊敬し続けてね。
156: 2013/03/06(水) 19:00:27.20 ID:C/rGN9a6(2/2)調 AAS
同意。
書斎は尊敬し崇め奉るに足る存在だよ。
157: 2013/03/06(水) 19:18:10.53 ID:dFHnDKlp(1)調 AAS
最初に雪の密室ものを書いた作品は何なのだろう
ルパンの『八点鐘』にある短編だろうか
158: 2013/03/06(水) 19:22:49.57 ID:tqxVEvOs(1)調 AAS
図書館で論創社の叢書が借りられた。まだ例の話のほかは一話しか読んでないけど、
確かにうまいね。
事件の周辺のことがらに対する伏線もきっちり張ってあって、解決編でアッと言わされる。
>>142さんも書いているように、「白い僧院」と違って犯人が幾重かの手を打っていて、
>>
カーのようなひねりはないけれど、よく出来た短編だ。(被害者の周辺なんかも似てる)
翻案に慣れた作者ならばドイルとかチェスタートンを元にしてこのくらいのストーリーは
考え付きそうな気もするけれど、どこかでネタ元はありそうだし見つかってほしい。
それとKさんのブログも初めて拝見させてもらった。
日本の古典から新作アニメまでフォローが行き届いていてさすがだ。
>>154さんと並んで、その発見、考察に御礼申し上げます。ありがとうございました。
159: 2013/03/06(水) 20:33:15.43 ID:bLVFKNsz(1)調 AAS
しかしKさんのブログが面白すぎて読むのをやめられない。
カーについては特に舌を巻く名分のオンパレードで、作風のポイントを
まとめた言葉の的確さにもうならされた。
「連続殺人事件」とあの超有名作の共通点、「五つの箱の死」と「黒死荘」
の趣向の共通点など、脱帽しすぎて頭が薄くなりそう。
「思い通りにいかない世間ではあります」「CD買って100票入れてもいい」
など笑ってしまう名文句も多い。今まで気づかなくてサーセンw
160: 2013/03/06(水) 22:24:19.40 ID:GcSTbEZr(1)調 AAS
ブログすらない書斎に対する皮肉か?w
161(1): 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/06(水) 22:36:53.25 ID:8OnfUFEa(1)調 AAS
>しかしKさんのブログが面白すぎて読むのをやめられない。
>カーについては特に舌を巻く名分のオンパレードで、作風のポイントを
>まとめた言葉の的確さにもうならされた。
思わず、失笑。
2ちゃんでPR活動OKだっけか?
それはともかく、
>貴婦人、囁く影などは今やトップクラスの傑作という
>高評価が完全に定着しました
こんな妄言を書き散らして平然としている輩をひたすらマンセーとか、
通常有り得んでしょ(w
162: 2013/03/06(水) 22:47:50.65 ID:kZn5m98I(1)調 AAS
>>161
いえ、楽しいですよ。
163: 133 2013/03/06(水) 22:50:35.76 ID:loJojbby(1)調 AAS
「白い僧院」でここまで盛り上がるとは。
皆様のの知識の深さに感服です。
164(1): 2013/03/06(水) 22:59:16.59 ID:rql2EywY(1)調 AAS
白い僧院と共通の元ネタって、論創社の探偵小説選解説に書かれてた
シカゴを舞台にキャディラック刑事が活躍する「米国探偵小説雑誌の短編」
の中にないのか?
今となっては特定不可能なのか?
165: 超電少年でつまつマン </b>◆Ll9UkTCzt.lA <b> 2013/03/07(木) 00:16:26.22 ID:s2zeMsSc(1/2)調 AAS
Kさんブログ!( ´艸`)ムププ♪
ステマというものを初めて目撃しまつた^^
166: 2013/03/07(木) 00:57:54.99 ID:OpTtqXOK(1/2)調 AAS
Kさんのブログをぜひ見たいからどこなのか教えてほしいけど
確実に荒らしそうな奴がいるからなぁ…
167(2): 2013/03/07(木) 01:07:40.65 ID:+l/0YsYJ(1)調 AAS
今まで出てきた固有名詞で検索すればすぐみつかる
ただそんなに大した内容ではないよ
168: 2013/03/07(木) 01:26:34.78 ID:OpTtqXOK(2/2)調 AAS
>>167
成程、探してみます
169(1): 2013/03/07(木) 01:27:27.31 ID:xUSx2/sq(1)調 AAS
「魔女が笑う夜」読了
意外と面白かった
確かに笑えるけど思ってたほどバカミスじゃないような気も
なんか名探偵コナンでありそうなトリックだなと思った
170(1): 2013/03/07(木) 05:42:08.58 ID:WCMOT1ET(1/2)調 AAS
ステマかあ。よく言ったりだね。
でつまつくんは真実を見抜く目があるね。
171: 2013/03/07(木) 06:22:42.17 ID:K6c+vTl4(1)調 AAS
>>167はひょっとしたら御本人?
だとしたら失礼なことを書くけど…
Kさんブログはタイトルや見てくれも飾っていないし一つ一つの記載も
素っ気ない短文でまとめられているけど、かゆい所に手が届くセンスで
カー読者にもとても素敵なプレゼントだ。
私的にツボなのはカーが「いかにして意外な犯人を作るか」を模索してる
経緯を掘り下げてくれてるところ。
「三つの棺」でなぜ密室講義が必要だったのか、なぜフェル博士は
我々は探偵小説の人物だと公言したのかを作家側から解析した所とか、
「震えない男」が何を狙って書かれたかを推測する所とか、実にいい。
この捕物との相似なんかも、そういう考察の流れの一環なんだろうな。
172: 超電少年でつまつマン </b>◆Ll9UkTCzt.lA <b> 2013/03/07(木) 06:44:32.61 ID:s2zeMsSc(2/2)調 AAS
>>170
ありがとうございまつ!
僕、成長したんでつ^^
173(1): 2013/03/07(木) 07:00:50.04 ID:GRjlnwsU(1)調 AAS
こりゃバカ書斎は確実に何の作品の話がされてるのか
全くわかっていないなw
例によって書き込みの文言を
自分で声に出して読み上げながらボロボロ泣いてるんだなw
クリスティの呼び名を「サー・アガサ」なんて言っちゃう
情弱なんだから泣きたくなければ出て来なけりゃいいのに
174: 2013/03/07(木) 07:43:09.22 ID:8CgSxScb(1/2)調 AAS
>>164
>シカゴを舞台にキャディラック刑事が活躍する「米国探偵小説雑誌の短編」
引用されている松本泰の文章は、別な作品に関してのもので、その元ネタが
シリーズの一篇だという保証はないけど・・・
調べていくとすれば、当然そこからスタートするべきなんだろうね。
でも、個人的なミステリ歴のなかでは(そして多少はリファレンス・ブック
にもあたってみたけど)まったく引っかかって来るデータがない。
175(1): 2013/03/07(木) 07:59:45.59 ID:8CgSxScb(2/2)調 AAS
>>169
「バカミス」という称号が定着しちゃった「魔女が笑う夜」だけど(故・瀬戸川
猛資さんの影響力の強さを痛感する)、お話自体は別に「バカ」でもなんでもない
からね。実際に読んでみての、素直な感想は有難い。
でも続けて「赤い鎧戸のかげで」とか読んでしまうと、やっぱり「カーって、ほんと
バカ……」と思うかもしれないw
176: 2013/03/07(木) 08:34:39.60 ID:rTuLOz3a(1)調 AAS
>>173
泣いていない!!!!!!!!!
177: 2013/03/07(木) 17:53:35.21 ID:k0OMs/cZ(1)調 AAS
「爬虫類館の殺人」「囁く影」あたりをピークにして、カーの現代ものは
失速していくし、その出来のせいもあってあまり話題にのぼらないわけ
なんだが・・・
そんななか、「魔女が笑う夜」(「わらう後家」)が際立って引き合いに
だされる、そのぶん読まれているのは、良くも悪くも瀬戸川効果なんだろうな
178: 2013/03/07(木) 18:35:12.25 ID:fUQdie25(1)調 AAS
>「爬虫類館の殺人」「囁く影」あたりをピークにして
前提として30年代に大きなピークがあって、40年代にもうひと山
あったいうことだよね。なら同意。
そしてそのあと、時代物で最後のピークをむかえると。
179(3): 2013/03/07(木) 19:48:02.81 ID:/TJxfjZq(1)調 AAS
やっぱり熱のある語り手が繰り返し称賛して評価は変わっていくよね
かつては入手困難だった「火刑法廷」がいまや投票で歴代ベスト10
思えば「囁く影」も手に入らない時期があったねえ
ある時期から作家や評者が薦めるカーの傑作には必ず名前が挙がり
サイトやブログでイチ押し常連、大きな書店なら置いてあるのが当たり前に
なってきた
いったい何がターニングポイントだったんだろうな
二階堂先生の力だけとは思えないし
180: 2013/03/07(木) 21:06:54.72 ID:WCMOT1ET(2/2)調 AAS
書斎の力が働いたね。
彼はいつも裏で動いている。
何かがあるとその裏には彼がいる。
181: 2013/03/07(木) 21:38:19.38 ID:xTjBgBie(1/2)調 AAS
>>175
俺は「魔女が笑う夜」は割合評価している。トリックもそうだけど後家の正体
182: 2013/03/07(木) 21:39:23.21 ID:xTjBgBie(2/2)調 AAS
失礼。後家の正体がうまく隠されていたなと思う
183: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/07(木) 21:58:51.03 ID:f1y1yWAk(1)調 AAS
ジョンのバカミスベスト(?)スリーは、
魔女藁、墓場貸、うーん、後1作のチョイスに迷うところ。
184: 2013/03/07(木) 22:32:18.72 ID:PVag2GsP(1)調 AAS
話題になってる捕物帳作品が、古典や名作をテキスト形式で公開している
○空文庫で全文閲覧できる。
作品名で検索すればすぐだ。
この作者の作品が捕物はじめ30以上公開されている。
いい時代になったものだ。
185: 2013/03/08(金) 02:55:45.78 ID:cFpvw3PP(1)調 AAS
「魔女が笑う夜」はHM卿が少女を救ったり、自分の過去を語ってたりと珍しいシーンが見れるのが良い
やっぱフェル博士と比べてHM卿の方が人間臭いなあ
186: 2013/03/08(金) 20:46:33.36 ID:U9z1GyW5(1)調 AAS
>>179
売れ行きがよかったんだろうなと、単純に思う。
いわゆる、メジャーどころが改訳かと思ってたら
「蝋人形館」でしょ。どうみてもマイナー作品だけど
それが、びっくりするほど面白くなってるんだよね。
こういう作品の新訳がでるということは、底堅い人気が
やっぱりあるんだと思う。
187: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/08(金) 22:21:51.07 ID:S1G0+h8L(1)調 AAS
>大きな書店なら置いてあるのが当たり前になってきた
プラス評価的に記述されているが、このレスはある意味で現実的かと思う。
今では数も激減している中小規模の書店、百貨店・スーパー等の書籍コーナー等だと、ジョン作品はあればめっけもん的。
いまだにアガサとの格差は大き過ぎるのは残念な感あり。
ただし、欧米よりははるかに恵まれた出版状況らしいが。
188: 2013/03/08(金) 22:30:45.88 ID:YcqiK/Wr(1)調 AAS
>>179
「囁く影」は好きだなぁ。特に最初の事件は不可能趣味にあふれてる。
ヒロインもキャラたちまくり。
189: 2013/03/09(土) 09:01:01.98 ID:CusAeeOq(1/2)調 AAS
>>179
確かに「囁く影」は、乱歩、松田道弘、瀬戸川猛資といった、カー業界wの
オピニオン・リーダーの推薦リストからは漏れてるんだよね。
ただ、ポケミス(西田政治訳)絶版時代から、実際に捜して読んだ人の評価は、
軒並み高かった。
昔話で恐縮だけど・・・
70年代後半に「SRマンスリー」が「密室」を特集してベスト投票を募った際
(その号の編集人S氏は、いまだと飯城勇三の名前で知られてる)、名だたる
名作にまじって「囁く影」が複数票を集めているのに驚いた記憶がある。
俺の場合、それがきっかけで「囁く影」を捜す気になった。
190(2): 2013/03/09(土) 09:11:32.93 ID:CusAeeOq(2/2)調 AAS
ついでにロートルの昔話を、もうひとつ。
80年代後半、「怪の会」に、カーが好きだという奇特なお嬢さんがいた。
「さあ、うんと楽しんで下さいね」というあったかいところがカーからは
感じられる、という彼女のイチオシは、短篇だと「めくら頭巾」、長篇なら
「貴婦人として死す」だった。
矢部みゆきさん――のちの、宮部みゆきである。
191(2): 2013/03/09(土) 10:00:18.83 ID:vp16hZiU(1)調 AAS
若竹さんミステリファンの集まりでカー好きと名乗った女性は自分ひとりだと
書いていたけど、意外な大物がいたじゃないかw
貴重な情報ありがとう
でも読み出したらカー好きになれる女性っていると思うけどな
この話にあるように、時には時空をまたいだスケールの大きな群像ドラマがあり
犯人も含めて登場人物たちにそれこそ「あったかい」視線が行き渡ってる
巨大な女性ユーザーがジャンプ作品や歴史ものに執着しファンタジー風味の物語を
受け入れている現在、カーは絶対に女性市場に食い込みるコンテンツだと思う
まあ若竹さんの言う通り女性キャラに魅力がないとか男たちのキャラがアレだとか
色々問題はあるけど、「蝋人形館の殺人」みたいに売り方次第でクリアすることが
可能だと、立派に証明されたからね
192: 2013/03/09(土) 19:31:54.46 ID:yct3Pb+h(1)調 AAS
>>190
女性が好きなカー作品となると、なんだろ?
「皇帝の嗅ぎ煙草いれ」。歴史ものでは「ニューゲイトの花嫁」?
あまりピンとこない。
193: 2013/03/09(土) 21:27:36.50 ID:WGsGNm9a(1)調 AAS
女性の好みって男が勝手にイメージする「女らしさ」とはやっぱりずれるだろ
若竹七海さんのベストは『盲目の理髪師』
194(1): 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/09(土) 21:28:03.86 ID:x1eVrEIu(1)調 AAS
オタ語りになっているが、現実問題としてジョンに女性ファンは殆どいない
でしょ。
やはり、リーダビリティ抜群な閨秀作家アガサに走ってしまうと思う。
コテコテの作風(特に初期)に抵抗感を持つ人も多かろうし、
もっと単純な理由だと、探偵役がギディオンやヘンリーでは女の子には
「お呼びでない」という感あり(w
195: 2013/03/09(土) 23:12:28.51 ID:aE2BSU/E(1)調 AAS
>>191
結局は食わず嫌いなんだよね
自分も古典はとっつきづらさがあって最近まで未読だった
がしかし、読んでみると、確かに女性に好きな要素が、
カーの作品にはたくさんつまっていると思う
「売り方次第」だよね、やっぱり
196(1): 2013/03/09(土) 23:43:06.75 ID:0F1AJQai(1)調 AAS
>>194
いや、女性受けする要素あるよ。
騎士道精神が好きなのは男だけじゃない。
197: 2013/03/09(土) 23:53:17.73 ID:I77eJf9I(1)調 AAS
>>196
>>1-2
198: 2013/03/10(日) 08:09:26.17 ID:hJQR0Eft(1/2)調 AAS
女性が気に入りそうな作品といえば「囁く影」とか「死が二人をわかつまで」とか「眠れるスフィンクス」みたいな
ロマンスとストーリー中心の作品が良さそう
199(1): 2013/03/10(日) 09:49:11.55 ID:GGwo+oHD(1)調 AAS
少なくとも、ブログでカー作品を取りあげてくれてる女性は何人かいるわけだけど、
そこから特定の傾向は読みとれないような。
「火刑法廷」「皇帝のかぎ煙草入れ」「ユダの窓」あたりは、別に女性受けとかいうこと
でなく、普通に傑作として評価されてるし。そりゃ、あのへんは、読めば面白いでしょw
なかには、ここを見てくれてるカー・ファンの女性もいるんじゃないかな。
ただし書き込むとしても、自衛上w 男のふりをするのは必至だろうしなあ・・・
200: 2013/03/10(日) 10:42:02.13 ID:SE8INaUA(1)調 AAS
カー復興の手っ取り早い手段は
億の金積んでも村上春樹に翻訳させることだろう
それをきっかけに初めてチャンドラーを手にとったという人も多いと聞く
ノーベル賞でもとればなおさらだ
201(1): 2013/03/10(日) 14:23:21.54 ID:nAPz+YQi(1)調 AAS
>>190
>>191
近年だと、桜庭一樹さんもインタビューの中で
「とにかくディクスン・カーが大好きなんです。『火刑法廷』や短編「めくら
頭巾」大好きです」
と発言されてますね
202(2): 2013/03/10(日) 18:00:25.38 ID:RsFP5bRe(1/2)調 AAS
>>201
バンコラン登場作品なんか売り出し方ひとつで、女性にアピール
できるのではなかろうか。新訳の「蝋人形館」の表紙なんかそれっぽい。
203(1): 201 2013/03/10(日) 18:14:46.70 ID:/Ys/0gZQ(1)調 AAS
>>202
バンコランものは、昔、少女マンガ家のJETさんが入れ込んでました
彼女の、美化120パーセントのバンコランのイラストを見たことありますよw
「蝋人形館」は、訳者にあえて女性を起用しているところもそうですし、
あきらかにそういう層も狙ってきていますよね
それでいて、角川の新訳のクイーンほど、あからさまでないのが良いです
204(2): 2013/03/10(日) 18:17:37.79 ID:64ih2kxS(1)調 AAS
>>202
あのカッコいい表紙には、これを待ってたぜ!と思ったもんだが
それでも一年足らずで三刷もするほどのヒットになるとは思わなかった
誰かも書いてくれてたけど、絶対に若い新規の読者を呼び寄せてるよ
まあ「十角館の殺人」や「体育館の殺人」なんかの仲間と思われた
可能性もあるかも知れないけどw、それも含めて戦略の成功だろう
205(1): 2013/03/10(日) 20:12:01.75 ID:RsFP5bRe(2/2)調 AAS
>>204
確かに三刷となると、従来のコアファンだけではないね。
新しいファンを呼び込んだということか。
>>203
クィーンはあざとかった。
206: 2013/03/10(日) 20:22:25.16 ID:hJQR0Eft(2/2)調 AAS
女性受けを狙うためとはいえ、角川のエラリー・クイーンみたいな表紙は止めてほしいと思うw
207: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/10(日) 20:39:43.47 ID:PB3+M206(1)調 AAS
何か80年代に早川がジョン作品をガンガンと文庫化していった時期を
想起してしまう。当時は、棚にジョンのコーナー(カーターのコーナーが
別にある書店もあり)が設けられ、マイナーな作品までずらっと並んで
いたものである。これでジョン作品も長期に渡り定番化してゆくかな・・・
と思うたのだが、現在では大半が絶版。
創元は昔からわりとジョン作品をキープしてくれているとは思うが、
やはり絶版も相当出て来ている。
ファンとしては、蝋人形館の地味なヒットに狂喜乱舞せず、
ロングスパンで物事を見てゆくようにしないと駄目でしょ。
女性読者の問題にしても、ユニークなキャラでも知られる赤朽葉の作者の
名とかあげるのは、むしろ逆効果という感さえある。
細かい(くもないか)点だが、
>「十角館の殺人」や「体育館の殺人」なんかの仲間
この2作を並列しては駄目でしょ(w
アーヤに気の毒過ぎる。
結局、内容的に女性読者獲得は苦しいとは思うが、
ジョンよりはエルの方が売り方はありそうだ。
探偵エルもイケメンってわけではないが好青年設定だし、
ニッキーみたいな女性キャラもあるし。
208: 2013/03/10(日) 22:56:40.42 ID:gMskGOdF(1)調 AAS
書斎の論考が決まったね。
209(1): 2013/03/10(日) 23:35:47.63 ID:qQnF7jV2(1)調 AAS
>>204-205
新規ファンをある程度呼び込んだだけでも充分以上の価値があるよね
自分は単純に読書仲間が増えて嬉しい限りだ
現在「深夜の密使」に挑戦中
序盤のしんどさは「盲目の理髪師」以上だw
ドリーが出てきてようやく面白くなってきたところ
キンズミアさんの青臭さがなかなかいいね
210: 2013/03/11(月) 07:30:18.83 ID:/BsiXYuo(1)調 AAS
新訳「夜歩く」の初稿があがったと、先日、藤原さんが呟いてた。
この分だと、刊行は5月かな?
このへんは、正直、何をいまさら感があるんだけど・・・
売れてくれないと肝心の完訳「髑髏城」がでないから、支援するしかない。
あ、もひとつ新訳「絞首台の謎」にも付き合わないと駄目か(笑)
211: 2013/03/11(月) 16:16:23.89 ID:LsE9szX2(1)調 AAS
ヲタが複数買いしているだけのこと。
見苦しいわ。今時の若いものはカーなど知らない。
なんなら道で聞いてみろや。
212(1): 2013/03/11(月) 17:15:51.92 ID:9/mZ5bHJ(1)調 AAS
「絞首台の謎」も、やっぱり出すんだろうな
あれはあんまり、いい印象ないんだけどなあ
結末もアレレ、で初期作ではワーストだと思った
新訳で化けるか?
213(1): 2013/03/11(月) 18:34:03.27 ID:JLUhxW++(1)調 AAS
森英俊の事典では、バンコランシリーズの最高傑作は『四つの凶器』と書いているが、どうだろう?
『夜歩く』の方がいいと思ったけど。
214: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/11(月) 22:53:17.20 ID:nfKCpDWh(1)調 AAS
アンリ・シリーズで小説として面白いのは「髑髏城」で決まりでしょ。
髑髏のフォルムなシャトーという時点で、これこそ初期ジョンワールドって感
あり(w
215: 2013/03/11(月) 23:43:50.30 ID:PT5aZ8oP(1)調 AAS
>>212
化けて欲しいけど、車のトリックしょぼいからなぁ。。。
216(1): 2013/03/12(火) 06:58:05.02 ID:pr8rynFB(1)調 AAS
GF亭でもバンコラン物では改訳した「蝋人形館」が一番面白いと
書いてあったね
四つの兇器は話に手が込んでいて、改訳したら確かに面白くなると思う
ただダーティハリーとスペースカウボーイのイーストウッドくらい
キャラが変わったバンコランをどう味わい深く書けるかで
女性を含めた読者のイメージを決めるとも思えちゃうw
関係ないけどKさんのブログでバンコランが「クビ」になった理由が
推察されてたけど、出演デビュー作でヘンリ卿が推理をしくじり
フェル博士がドロシーに先を越されているのを見ると、その考察は
やっぱり正しいんだろうなあと感じてしまった
217: 2013/03/12(火) 07:43:22.62 ID:yulv6Pml(1)調 AAS
>>213
>森英俊の事典では、バンコランシリーズの最高傑作は『四つの凶器』と書いているが
俺の持ってる「世界ミステリ作家事典〔本格派篇〕」には書いてないんだが?
218(1): 2013/03/12(火) 12:50:43.14 ID:5awP3eGE(1)調 AAS
>>209
>現在「深夜の密使」に挑戦中
>序盤のしんどさは「盲目の理髪師」以上だw
多少は手を入れたんだろうけど、基本的には、まだストーリーテラーとしての
才が開花するまえの産物だからね。
エンジンかかるのが遅すぎ。やっと面白くなったと思ったら・・・終わっちゃう(笑)
219(1): 2013/03/12(火) 17:52:22.22 ID:6GsoOb7a(1)調 AAS
新訳「夜歩く」の刊行に合わせて、短編全集の「幽霊射手」を復刊しておくといいのにな。
バンコランのパートだけ、和爾さん訳に差し替えられればなお良しw
「絞首台の謎」への布石のためにも、是非やって欲しいんだが・・・
220: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/12(火) 21:27:07.61 ID:fER6xx/G(1)調 AAS
現実問題としては、絞首台の新訳どころか再刊は無理ぽでしょ。
出来の悪さは皆が認めるところだし、
かえってジョンの名にかかわるという感さえある。
むしろ毒たわの初文庫化の方がベター、
前記したとおり、
ロシターを「これがジョン版金田一だ」というキャッチフレーズで売り込め
そうだ。
221: 2013/03/12(火) 23:24:36.14 ID:H4PgTh3Z(1)調 AAS
「絞首台の謎」が秋の復刊フェアで復刊されたのが平成16年、もう9年前か。
222: 2013/03/12(火) 23:33:21.40 ID:7opjkyOo(1)調 AAS
>>219
確かに。「幽霊射手」収録のバンコランものは意外と面白いね。
223: 2013/03/12(火) 23:58:41.60 ID:LZA6+1BY(1)調 AAS
「コナン・ドイル」復刊してよ
224: 2013/03/13(水) 15:14:36.61 ID:X51R71nk(1)調 AAS
>>199
>>216
女性カー・ファンには、やはり熱烈なバンコラン贔屓がいるね。
80年代生まれのNさんのブログを見て、カーの作品ランキング(既読の長編50編あまり)
の上位にバンコランものがゴソッと入っているのには「愛」を感じた。
第1位が「絞首台の謎」だもんなあ。クイーン作品のランキングはマトモなのに、なんでまた(笑)
彼女などはやっぱり、バンコランの「悪魔的」なキャラに惹かれると書いてるから・・・
もし未読の「四つの兇器」(村崎訳)に目を通せたら、さてどういう反応を示すかなあ。
225: 2013/03/13(水) 16:51:45.36 ID:g6F2g6yr(1)調 AAS
またやくたいもないブログの宣伝か
何が君をそのような行動に駆り立てているのかしらんが
2chスレ:mystery
でやってくれ
226: 2013/03/13(水) 17:07:15.16 ID:KvFZTfJ5(1)調 AAS
女性のミステリサイトでカーもたまに読むという人はよく見るけど、
バンコランにそこまで入れあげている人は知らなかった、探してみようw
しかしそこまでバンコランを愛していながら、ごくわずかな出演作のうち
「四つの兇器」を未読というのは、むしろ評判を聞いてバンコランの
私的イメージを壊さないようにあえて手を触れないようにしているのでは…
227: 2013/03/13(水) 17:18:04.38 ID:xcmj/zeM(1)調 AAS
ブログの宣伝とは益体もない。
書斎は大人気のブログを一切2ちゃんでは宣伝しないから大違いだ。
228: 2013/03/13(水) 18:05:25.08 ID:zylzdsP1(1)調 AAS
たとえばレイモンド・チャンドラーの女性ファンって、
まあマーロウ・ファンとほぼ同義なわけだけどさ、
「大いなる眠り」や「さらば愛しき女よ」の
颯爽としたナイス・ガイ(死語)にポッとするぶん、
「長いお別れ」の老成したマーロウには醒めた反応を
しめす嫌いがあるよな。
将来的に創元の<バンコランシリーズ>には、無理に
「四つの兇器」まで入れなくていいかも。
229(1): 2013/03/13(水) 20:14:18.91 ID:/NOX/HXn(1)調 AAS
噂のブログ発見しました。
いや、ランキングには大笑い。特にベスト10くらいまでのコメントには爆笑。
「貴婦人として死す」や「赤い鎧戸のかげで」「時計の中の骸骨」なんかを
こんなふうに評しているランキングもなかなかないでしょうな。
世評は決して低くない下位作品の痛快なぶった切り方にも大笑い。
未読だった作品にますます興味が惹かれてきました。
しかしそれより、バンコランに勝るとも劣らない偏愛、もとい熱愛ぶりを
示しているの相手があの御方というのがwww
やっぱり「四つの兇器」も訳した方がいいんじゃないかと思いますがw
230(1): 224 2013/03/13(水) 20:39:58.05 ID:awoSwiAy(1)調 AAS
>>229
同じカー・ファンでも、いろんな見方があるよね。
ミステリ・マニア的縛りとは無縁に、自由に読書を楽しんでる人の感想
が気軽に読める、そういう意味では良い時代になったなあ、と思う。
そんな新しい層の読者の台頭に、果たしてクラシック・ミステリを売るほうが、
きちんと対応できているかどうか?
231(1): 2013/03/13(水) 21:04:47.89 ID:rUGe9cD0(1)調 AAS
藤原編集室でも、蝋人形館に続けて「夜歩く」を「バンコランシリーズ
新訳第二弾」として発行すると告知した時に、はっきり
「クラシックミステリ出版は次のステージに入った」
「さらに裾野を広げる方向」
と宣言していたよね。
その意気や良し、実際ミステリの出版そのものが完全に新しいステージに
入っているんだから、極めて正統的な姿勢だと思うよ。
232: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/13(水) 23:37:30.52 ID:ftm5fgYC(1)調 AAS
新訳により新しいファン獲得可能が当然の前提のように語られているのが
不思議でならぬ。
ジョン作品のような活字ぎっしりな作(ポイントを大きくして、読み易く
したとしても、このぎっしり感に違いはない)は、現代では好まれない
ことを考慮すれば、ジョンやエルの新訳刊行は、もっとクールに見てゆくべき
であろう。
角川は売れないと見れば、早期撤退だろうが、今後、
創元がどこまで支えてくれるか否か・・・
233(1): 2013/03/13(水) 23:57:00.52 ID:R3QFp6uF(1)調 AAS
>>230-231
「売る側」「買う側」どちらか一方ではなく、
双方の期待と思惑が一致するのが一番良いのだけれどね
新訳については過去の素晴らしい財産を壊さず、
新しい生命を吹き込んでいると感じる
「売る側」の姿勢に、「買う側」が応えたための増刷かね
234(2): 2013/03/14(木) 06:39:27.75 ID:wJC0Ygo9(1)調 AAS
まあミステリの裾野は数字的には社会派隆盛期よりもずっと広がりを
示していたわけだし、新本格やラノベで人工的なファンタジー世界を
読書の楽しみのベースにして育った世代がもう三十代になろうとしてる。
その上に、日本全体に古典を学び直そうという風潮まであるんだから
買う側としてはとっくに態勢は出来ていたという面はあっただろうな
売る側だってもう80年代生まれ、さすがに分かってるだろう
よく言われるけど、書店のミステリ売場を見てももう80年代とは空気が
全然違っちゃってるのがよく分かる
新刊の装丁なんか「これどこの出版だよ、ああ創元だぁ?これがポケミスだぁ?」
てな感じだもんなw
235: 2013/03/14(木) 08:03:58.09 ID:74aw3/6b(1)調 AAS
書斎の言うとおり、カーは現代では売れないだろうね。
236: 2013/03/14(木) 10:58:58.58 ID:gCKHiM2v(1)調 AAS
そうなの?
かつては中学生ぐらいで普通にクイーンやカーなんかを読んでたと記憶してるんだけど、今はそんなにリテラシーが低下してるのか!
237: 2013/03/14(木) 11:23:47.07 ID:zTXt9GdC(1)調 AAS
毎度毎度ご苦労様です
238: 2013/03/14(木) 11:28:34.14 ID:dOsPhHRc(1)調 AAS
小説好きのコアな層はそんなに変わっちゃいないだろう
そんな層に今、カーが受けいられるかどうかという話で
>>233-234は期待も込めて受けいられる土壌はかなりあるだろうってことだな
活字ぎっしりだと受けない(京極夏彦はどうするw)なんて浅薄な話よりは
だいぶ説得力はある
239: 2013/03/14(木) 11:35:08.69 ID:BVtzUyIN(1)調 AAS
ぼく小学4年生だけど周りに京極夏彦よんでる人いっぱいいるよ
豆腐小僧のおかげだね
240(1): 2013/03/14(木) 12:03:27.13 ID:guWQQQwz(1)調 AAS
>>234
売る側だってもう80年代生まれ、さすがに分かってるだろう
早川書房を見てると、「ミステリマガジン」とポケミスの路線変更は、
好き嫌いはひとまず置くとすれば、首肯できるんだ。
ただミステリ文庫がなあ・・・
ひところの、どこかずれたクラシック・ミステリの新訳ぶりとか、「火刑
法廷」のプレゼンの駄目ぶりとか、心もとない。
「ニューゲイトの花嫁」以降、「火よ燃えろ!」あたりまでの時代ミステリ
は、いまこそ売りどきだというのに、宝の持ち腐れで展開できないでいるのも
歯がゆいよ。
241: 2013/03/14(木) 14:06:47.38 ID:Z29RYJOL(1)調 AAS
>>240
まあ「三つの棺」と「ユダの窓」の新訳が先だと思うぞ。
そのうえで、ジョン・ディクスン・カー時代ミステリ・セレクション
みたいな感じで、文庫内文庫(?)で差別化して何点か出せばいいと思う。
「ビロードの悪魔」とか「喉切り隊長」あたりは、ハヤカワが版権所有して
なけりゃ、光文社の古典新訳文庫にリクエストするのにな。
242: 2013/03/14(木) 20:56:34.91 ID:TJFYWScb(1)調 AAS
短編集も是非書店に並べてほしい。いい作品そろってると思うけどなぁ
243(1): 2013/03/15(金) 07:24:56.61 ID:v54M6LFm(1)調 AAS
「幽霊射手」を復刊するとすれば、当然「「黒い塔の恐怖」と一緒に、という
ことになるでしょうけど・・・
杜撰な編集だった、「黒い塔」収録のカー書誌(邦訳書を挙げている部分)は、
現状に即したものに改訂する必要があると思います。
さらに言えば――
エッセイ「地上最高のゲーム」は、のちに発掘された完全版(翔泳社の「グラン・
ギニョール」所収ですが、それを新訳で)に差し替えて、増補改訂版で刊行して
欲しいですね。
244(1): 2013/03/15(金) 20:01:37.54 ID:FqnoQ4uZ(1/2)調 AAS
>>243
「ヴァンパイアの塔」も是非。ラジオドラマ物ってカーの作風にピッタリの気が
する。戦時下にこういうドラマが放送されているとは驚きだ。
245(4): 2013/03/15(金) 20:46:23.58 ID:jRq2ZxPb(1)調 AAS
妖魔の森の家書店にあったので購入してきた
研磨もされてないし表紙も変色してない
よかったよかった
246: 書斎魔神 </b>◆AhysOwpt/w <b> 2013/03/15(金) 21:12:05.64 ID:E24izSCO(1)調 AAS
>日本全体に古典を学び直そうという風潮まであるんだから
こういう変ちくりんな思い込みがどこから生じて来るのか、不思議でならぬ。
出版不況、翻訳エンタメ売行き不振、日本の作家でも売れ筋は一部作家に
集中しているという基本的事実を把握しておくべきであろう。
ストーリーだけではなく、圭吾やみゆきの「書き方」もよく見ておくと
よろし。翻訳ものでは、言うまでもなく今も広範な人気を有するアガサ作品
を参考に。
現実を見る限りでは、もっか壊滅状態のジョン歴史ミステリに復活(新訳のみ
ならず、復刊も含めて)の兆しは無いです。
とにかく内容面で日本人向きで無さ過ぎ。英国史等のオタでミスオタなんて
特殊人種を主たるターゲットにしたセールスは成立し得ないでしょ。
ただし、現代ものはアニメ化によりチャンス有りかとは思う。
「魔女の隠れ家」なんかは適切な素材かと。
ただし、ギディオンはタッドの親友でイケメン法学士とかに脚色する要あり、
荒らい息づかいのデブ爺が名探偵では、女性受けは絶望的です。
アガサ作品のアニメ化が失敗したのは、禿と婆という原作まんまを堅持
せざるを得なかった故かと思う。
オリジナルキャラであるメイベル目当てで見てた椰子も結構多かったことで、
この点は納得できるものがあろう。
247: 2013/03/15(金) 21:22:30.92 ID:FqnoQ4uZ(2/2)調 AAS
>>245
お、それは良かった。名作の誉れ高い「妖魔の森の家」を堪能あれ。
冒頭から魔法がかかっています。
248(1): 2013/03/15(金) 21:33:20.51 ID:pkbh1w0l(1)調 AAS
>>244
カーの作品は確かにラジオドラマに向いている気がする
怪奇色の強いものは勿論だけれど、
ファースの濃いものはその方がウケがいいような
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