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■■アイドルマスター いじめ・虐待専用 12■■ (1001レス)
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2012/08/28(火) 23:29:57.54 0
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545: ('A`) [sage] 2012/08/28(火) 23:29:57.54 0 目が覚めると、体が動かなくなっていました。まるで鉛でも流し込まれたみたいに、頭がはっきりと働きません。 「雪歩!雪歩っ!」 どこかで聞き覚えのある声。ああ、そうだ、春香ちゃんの声だ。 辛うじて首をもたげて重たい瞼を開くと、春香ちゃんが私の正面で古めかしい鉄の椅子に座っていました。 「はる……ちゃ……」 声も思うように出せません。せめて、わたしは大丈夫だよ、ということだけでも伝えたくて、ぎこちなく微笑みました。 「よかったぁ……雪歩、無事なんだね?わたしも大丈夫……でも……」 そうか、春香ちゃんも動けないんだ。きっとあの椅子に縛り付けられてるんだ。 ようやく少しづつ回るようになってきた頭で、あれこれ考えます。 たしかわたしたちは、喫茶店で雑誌記者さんの取材を受けて、コーヒーを御馳走になって、喫茶店を出たあたりでふと気が遠くなって……。 「春香ちゃん……私たち…………誘拐、されちゃったのかなぁ……?」 春香ちゃんが下を向いて押し黙ってしまいました。この状況を考えれば、誘拐されたなんて当たり前に分かることなのに。 そんなこと、わざわざ口に出したからって、なんの助けにもならないのに。むしろ、口にするだけ不安を煽るだけなのに。 なんでそんなことに気づかないんだろう。本当にわたしってダメダメだ。 「……ねぇ雪歩、そっちはどうなってる?」 春香ちゃんの言わんとすることは、わたしにも分かりました。 わたしから春香ちゃんのところまでは10m弱の距離があるうえ辺りは真っ暗で、たった一つ灯された弱々しい裸電球くらいしか、 お互いの様子を見て取る助けになるようなものはないんです。 「えっと、わたしの方はね……」 そこまで言って、わたしは自分自身が今どうなっているか分かっていないことに気付きました。どうしてこんなにダメなんだろう。 慌てて、出来る限りの状況把握に努めます。 「あのね、椅子か何かに座らされてるみたい。体が動かなくて、腕が肘かけに縛り付けられてて……あっ」 そこで初めて、わたしは自分の足が自由に動かせることに気付きました。早速、それも春香ちゃんに伝えます。 どうやら、春香ちゃんの方も全く同じように――つまりわたしたち二人は、鏡に写したように対称な形で――拘束されているみたいです。 春香ちゃんが、椅子に座ったまま足を突っ張って移動できないか試してみたけれど、椅子自体が床に固定されていて駄目でした。 「これ、なんだかヘンだよね……。普通の誘拐犯なら、こんなことしたりはしないと思うけど……」 「う、うん……」 暗闇に目が慣れてくると、さらにいくつかのことが分かりました。 椅子の肘かけの右側には、縛られたままでもかろうじて手が届くくらいの所に鍵穴の付いた小さな箱がくっついています。 それから、春香ちゃんの首筋から天井へむかって、中程に小さな袋が結わえ付けられたロープが伸びています。 そういえば、わたしの首にもロープが回されていたけど、特にきついということはなかったから気にしていなかったんだっけ。 首から上に向かって伸びるロープ。考えるだけで気絶しちゃいそうな恐ろしい予感がして、わたしは首をぶんぶんと振りました。 「あ、雪歩!足元見て?」 春香ちゃんに言われて視線を落とすと、いかにも踏んでくださいといわんばかりの所に、自動車のペダルのようなものが見えました。 「な……なんだろう、これ……」 「やっぱり、そっちにもペダルある?これを踏め、ってことなのかな……?」 ますます誘拐犯――たぶんあの雑誌記者さん――の考えていることが分かりません。 「雪歩、ペダル踏めそう?わたしの方はちょっと、んっ、届かない、みたい……」 「や、やめなよ春香ちゃん、変なことしたらどうなるか分かんないよ……!」 わたしの方のペダルはじゅうぶん踏める位置にあったけれど、とても踏んでみる気にはなれませんでした。 けど春香ちゃんは、今出来ることはそれしかないんだから、と主張して、身を捩ってはペダルを踏もうとしています。 「わ、わかったよ、春香ちゃん。こっちの、踏んでみるね……」 思い切ってペダルに足を乗せ、ぐっと力を込めると、確かな踏み応えを感じるのと同時に右のほうで別の電気が点きました。 わたしからも春香ちゃんからも良く見える位置に建てられたそれは、単管パイプとクランプで組まれた櫓のようなもの……。 こんなものが建てられるということは、わたしたちが今居るところは、かなり広くて天井も高い廃倉庫のようなところみたいです。 「あっ、ペダルが……」 春香ちゃんの言葉と共にペダルがわたしの足を押し返してきたので、2つのペダルは繋がっているのが分かりました。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/motenai/1339974799/545
目が覚めると体が動かなくなっていましたまるで鉛でも流し込まれたみたいに頭がはっきりと働きません 雪歩!雪歩っ! どこかで聞き覚えのある声ああそうだ春香ちゃんの声だ 辛うじて首をもたげて重たいを開くと春香ちゃんが私の正面で古めかしい鉄の椅子に座っていました はるちゃ 声も思うように出せませんせめてわたしは大丈夫だよということだけでも伝えたくてぎこちなく微笑みました よかったぁ雪歩無事なんだね?わたしも大丈夫でも そうか春香ちゃんも動けないんだきっとあの椅子に縛り付けられてるんだ ようやく少しづつ回るようになってきた頭であれこれ考えます たしかわたしたちは喫茶店で雑誌記者さんの取材を受けてコーヒーを御馳走になって喫茶店を出たあたりでふと気が遠くなって 春香ちゃん私たち誘拐されちゃったのかなぁ? 春香ちゃんが下を向いて押し黙ってしまいましたこの状況を考えれば誘拐されたなんて当たり前に分かることなのに そんなことわざわざ口に出したからってなんの助けにもならないのにむしろ口にするだけ不安を煽るだけなのに なんでそんなことに気づかないんだろう本当にわたしってダメダメだ ねぇ雪歩そっちはどうなってる? 春香ちゃんの言わんとすることはわたしにも分かりました わたしから春香ちゃんのところまでは弱の距離があるうえ辺りは真っ暗でたった一つ灯された弱しい裸電球くらいしか お互いの様子を見て取る助けになるようなものはないんです えっとわたしの方はね そこまで言ってわたしは自分自身が今どうなっているか分かっていないことに気付きましたどうしてこんなにダメなんだろう 慌てて出来る限りの状況把握に努めます あのね椅子か何かに座らされてるみたい体が動かなくて腕が肘かけに縛り付けられててあっ そこで初めてわたしは自分の足が自由に動かせることに気付きました早速それも春香ちゃんに伝えます どうやら春香ちゃんの方も全く同じようにつまりわたしたち二人は鏡に写したように対称な形で拘束されているみたいです 春香ちゃんが椅子に座ったまま足を突っ張って移動できないか試してみたけれど椅子自体が床に固定されていて駄目でした これなんだかヘンだよね普通の誘拐犯ならこんなことしたりはしないと思うけど ううん 暗闇に目が慣れてくるとさらにいくつかのことが分かりました 椅子の肘かけの右側には縛られたままでもかろうじて手が届くくらいの所に鍵穴の付いた小さな箱がくっついています それから春香ちゃんの首筋から天井へむかって中程に小さな袋が結わえ付けられたロープが伸びています そういえばわたしの首にもロープが回されていたけど特にきついということはなかったから気にしていなかったんだっけ 首から上に向かって伸びるロープ考えるだけで気絶しちゃいそうな恐ろしい予感がしてわたしは首をぶんぶんと振りました あ雪歩!足元見て? 春香ちゃんに言われて視線を落とすといかにも踏んでくださいといわんばかりの所に自動車のペダルのようなものが見えました ななんだろうこれ やっぱりそっちにもペダルある?これを踏めってことなのかな? ますます誘拐犯たぶんあの雑誌記者さんの考えていることが分かりません 雪歩ペダル踏めそう?わたしの方はちょっとんっ届かないみたい ややめなよ春香ちゃん変なことしたらどうなるか分かんないよ! わたしの方のペダルはじゅうぶん踏める位置にあったけれどとても踏んでみる気にはなれませんでした けど春香ちゃんは今出来ることはそれしかないんだからと主張して身をってはペダルを踏もうとしています わわかったよ春香ちゃんこっちの踏んでみるね 思い切ってペダルに足を乗せぐっと力を込めると確かな踏み応えを感じるのと同時に右のほうで別の電気が点きました わたしからも春香ちゃんからも良く見える位置に建てられたそれは単管パイプとクランプで組まれた櫓のようなもの こんなものが建てられるということはわたしたちが今居るところはかなり広くて天井も高い廃倉庫のようなところみたいです あっペダルが 春香ちゃんの言葉と共にペダルがわたしの足を押し返してきたので2つのペダルは繋がっているのが分かりました
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