[過去ログ] 【テレビ】<保毛尾田保毛男・論争>とんねるず流の時代遅れ...これからどこへ向かうのか? (758レス)
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(13): Egg ★ [sageteoff] 2017/10/07(土) 13:27:14.82 ID:CAP_USER9(1/2)調 AAS
9月28日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』(フジテレビ系)の中で、とんねるずの石橋貴明が演じた「保毛尾田保毛男」というキャラクターが物議を醸した。同性愛者に対する偏見を助長するものであるとして、視聴者やLGBT(性的少数者)の関連団体から批判の声があがり、フジテレビの宮内正喜社長が定例会見で謝罪する事態となった。

「保毛尾田保毛男」は、30年続いたこの番組でかつて人気を博していたキャラクターである。30周年記念の特番ということで、昔からのファンを喜ばせるために過去の名物キャラクターを引っ張り出してきたところ、想定外の形で非難を浴びることになってしまった、というのが制作側の実情ではないかと思われる。

 当時の日本では、今ほどLGBTに対する世の中の理解が進んでいなかったため、このキャラクターが問題視されていなかったのだ。

 とんねるずは昔から毀誉褒貶の激しい芸人である。

 特定の層には熱狂的に支持されている一方で、忌み嫌う人も大勢いる。雑誌の「嫌いな芸人ランキング」では、「とんねるず」や「石橋貴明」が上位に入っていることが多い。

 その理由は、バラエティ番組に出ている彼らがやたらと偉そうで暴力的に見えるからだろう。若い頃のとんねるずは、一般人に罵声を浴びせたり、蹴りをいれたり、スタジオにあるテレビカメラを倒したりして好き放題に暴れ回っていた。今ではかなり落ち着いたとはいえ、基本的なスタンスはそれほど変わっていない。

 とんねるずがこのような芸風を確立したのには理由がある。彼らは高校生の頃から「面白い一般人」としてオーディション番組に出演していた。それがきっかけでスカウトされて芸能界入りを果たしたのだ。彼らがデビューした1980年には、多くの人にとって芸能界は憧れの場所だった。アイドル、歌手、俳優は一般人の手の届かないところにいる「スター」だと思われていた。

 また、お笑い界でも、芸人になるためには師匠に弟子入りをして下積みをしなければならなかった。お笑い養成所のようなものはまだ存在していなかったのだ。

 そんな時代にデビューしたとんねるずは、あえて自分たちが「素人」であることを堂々と打ち出していった。自分たちは「高卒」の低学歴であり、貧しい家庭に育ち、出身地は「成増」「祖師谷」という東京の郊外。特別な才能があるわけでもなければ、外見が整っているわけでもない。何も持たない自分たちがテレビの世界に殴り込みをかける、というのが彼らのコンセプトだった。

つづく

10/7(土) 11:30配信 
外部リンク:headlines.yahoo.co.jp
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(1): Egg ★ [sageteoff] 2017/10/07(土) 13:27:35.87 ID:CAP_USER9(2/2)調 AAS
この図式に従って、若き日のとんねるずはバラエティ番組で縦横無尽に暴れ回った。「素人感」をアピールしたことで、彼らは自分たちと同じ若い世代の視聴者を味方につけた。この時期のとんねるずは「何も持たない社会的弱者の代表」だったのだ。

 彼らが冗談半分で歌を歌ってレコードデビューしたところ、これがまさかの大ヒット。音楽番組では、格上のスターたちに囲まれて、彼らがふざけながら持ち歌を歌っていた。とんねるずがいつのまにか本物のスターに成り上がっていく道のりは、間違いなく一種の「革命」だった。

 とんねるずが偉そうに振る舞うのは、もともとは「立場の弱い人間が開き直って虚勢を張る」という意味合いが強かった。金も学歴も芸も才能も下積みもないとんねるずは、本来ならば芸能界に立ち入ることを許されない「持たざる者」だった。そんな彼らが、ひょんなことからチャンスをつかみ、芸能界で名を成していくのは、同時代の若者にとってこの上なく痛快なことだった。

 ところが、その後、状況は変わってしまった。とんねるずが成功して本物のスターになってしまったことで、彼らが偉そうにすることの意味が変質してしまったのだ。本当に偉い立場に立った人間が偉そうにするのは、受け手にいい印象を与えない。セクハラやパワハラに対する理解も進み、そういう言動に対する社会の目も厳しくなっている中で、従来のスタイルを崩さないとんねるずは批判の対象になりやすい。

「保毛尾田保毛男」騒動を通して私が実感したのは、LGBTに対する世の中の見方が変わったのと同時に、とんねるずという芸人に対するイメージも数十年のうちに徐々に変わっていたのだな、ということだ。石橋はかつて『R25』という雑誌のインタビューでこんなことを言っていた。

「夢見てるうちは、殴られても蹴られても痛さを感じないからね。だんだん歳を重ねて、夢より現実が強くなってきたら、どんどん痛さがわかってくる」

 ここでは、がむしゃらに上を目指して、そこにたどり着いてしまった人間だけが感じる思いが率直に語られている。とんねるずはこれからどこへ向かうのか。「保毛尾田保毛男」騒動で彼らは岐路に立たされているのかもしれない。(ラリー遠田)
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