[過去ログ] 産経抄ファンクラブ第230集©2ch.net (947レス)
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266: 2017/05/24(水) 09:50:39.29 ID:cqN0YWO60(1/3)調 AAS
(>>235の続き)
・・・直接民主政(=ピュア・デモクラシー)、つまり少数の市民から構成されており、その全市民がみずから集会し、
みずから統治する社会を意味する直接民主政は、派閥のもたらす弊害に対してこれを匡正することはできないのである。
というのは、〔直接民主政では〕ある共通の感情あるいは利益が、ほとんどあらゆる場合に全員の過半数のもの(=多数者による一つの派閥)の共鳴するところ(=少数者を犠牲にすること)となろう、からである。
また、(多数者の)相互の意思疎通と行動の一致とが、その(直接民主政という)政治形体そのものから容易に可能となるからである。
したがってまた、弱小の党派や気に入らない個人は、これを切り捨ててしまうという誘惑を抑えるようなものは何もないからである。
それゆえに直接民主政国家は、これまで常に混乱と激論との光景を繰り広げてきたのであり、個人の安全や財産権とは両立しがたいものとなり、
また一般的にその(政治形態の)生命は短く、しかもその死滅に際しては暴力をともなうものとなってきたのである。
この種の〔直接〕民主政治形体を支持する理論好きな政治家は、人間をその政治的諸権利において完全に平等なものとすれば、
ただちにその財産・思想・感情においても完全に平等なものとなり、かつ相互に同一化されるであろうと考える誤りを犯してきたわけである。(第十篇 派閥の弊害と連邦制による匡正 マディソン 1787年11月22日)
―――A・ハミルトン/J・ジェイ/J・マディソン『ザ・フェデラリスト』、岩波書店、59〜60頁(ここまで)―――
(→私〔=私の解説:米国憲法とは、「保守主義の祖」であり、“法の支配=コモン・ロー”の不世出の法曹家であるエドワード・コーク→ブラックストーンを継承した、
真正の保守主義者である米国建国の父ら(→彼らの座右の書はブラックストーンの『英国法釈義』であった)によって起草された“準コモン・ロー”であった。
268: 2017/05/24(水) 09:56:07.75 ID:cqN0YWO60(2/3)調 AAS
・・・すなわち、米国憲法=立憲主義、準コモン・ロー=“法の支配”の構図であるから、米国憲法の起草においては、デモクラシーの弊害である「多数者の暴政」、
「多数者の専制」という権力の濫用・暴走を防止する「制限デモクラシー」をいかに構築するかに全エネルギーが注がれたと言っても過言ではない。
ゆえに、米国憲法は、「権利の章典と言われる国民の権利条項(修正第一条から修正第十条)」が追加されるなど、幾度か修正が加えられているが、それでも、この起草時の憲法の根幹部分
(=多数者の暴政、多数者の専制を制限・抑制する制度)は、現在に至るまでの約220年間、若干程度の綻びはあるにせよ、米国憲法の不動の価値として保守され続けているのは事実である)
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【トランプ】NY連邦裁判所、一部の国からの米国への入国を禁止した大統領令の部分的な執行停止を認める
daily.2ch.net/ /newsplus/1485663355/
【入国禁止令差し止め】トランプ氏「法廷で会おう。国の安全がかかっている」高裁の判断を受け引き続き法廷で争う姿勢を示す
daily.2ch.net/ /newsplus/1486686230/
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271: 2017/05/24(水) 10:05:30.15 ID:cqN0YWO60(3/3)調 AAS
・・・法が成立すれば、それらの情報はもちろん、例えば外務省の機密費疑惑もすべて「外交に関する事項」として秘匿されるだろう。
しかも、それを決めるのは大臣で、どんな情報が秘密にされたかを国民は知らず、将来検証される見込みもない。
これを悪意の権力者が利用しないはずがない。政治家のスキャンダルや官僚の汚職も何かと理由をつけて隠されるだろう。
チェックできないのだから、屁理屈を躊躇する必要もなくなる。国会で苦しい答弁を強いられることさえない。
本当に日本人は、そんな国家を、そんな政治を望んでいるのだろうか。
我々はそうは思わないが、安倍政権は支持率と 数を背景に“権力者の夢の法案”を押し通す構えである。
残念なのは、「国家の繁栄あってこそ個人の自由がある」といった考えを持つ真面目な保守派(右派)の国民ほど
「安全保障のため」「国家のため」という言葉に惑わされ、ともすれば反対派に対しては、
「国家機密まで明らかにせよというのは行きすぎたリベラル」とか「国家を危うくしてもいいという左翼主義者」などといった中傷さえ向けられている。
少なくとも本誌は「行きすぎたリベラル」にも「国家を危うくする左翼」にも与(くみ)したことはないが、この法案には絶対反対である。 今後も、「行きすぎた権力強化」こそ「国家を危うくする」と声を大にして最後まで言い続ける。(終わり)
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