[過去ﾛｸﾞ] ことり「四月十七日は」穂乃果「恐竜の日♪」 [無断転載禁止]©2ch.net (23ﾚｽ)
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2: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:10:10.52 ID:a1jAD1bx(2/22)調 AAS
穂乃果「でもリアル感あったっていうか…夢でもいいから、目の前で動いてる恐竜さんをまた見たいなぁ」
雪穂「ふーん…お姉ちゃんってそんなに恐竜好きだったっけ？」
穂乃果「好きだよー♪可愛いし。大きくて、白くて、スベスベしてて…？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
雪穂「白くてスベスベ？」
穂乃果「…たまご」
雪穂「たまご？」
穂乃果「ね、ねえ雪穂。これ…たまご、だよね？」
雪穂「…ホントだ。でも、卵にしてはずいぶん大きいね…本物かなぁ？」ｺﾂｺﾂ
穂乃果「ちょっ、叩いたりしちゃダメだよ。割れちゃう…」
雪穂「ニワトリじゃない何かの卵？どうしたの？こんな物…」
『恐竜のたまごは高く売れるなんて言うから…』
穂乃果「こ、これ…たぶん恐竜の卵じゃないかな？」
雪穂「恐竜？…お姉ちゃん、まだ寝ぼけてるの？」
穂乃果「だって、こんなに大きいんだよ？」
雪穂「恐竜なんていないから…もしいるなら、もっと大きいでしょ。卵だって」
穂乃果「でも…じゃあ何の卵だっていうの？」
雪穂「さあ？…なんか大きい鳥じゃない？フラミンゴとか、ペリカンとか」
穂乃果「ペリカン…うーん」
【音ノ木坂】
穂乃果(たまご…結局持ってきちゃった。もしかしたら恐竜の赤ちゃんが生まれるかもしれないし)
絵里「そう…ありがとう」
希「ほなー」
穂乃果「あ、あのっ」
のぞえり「？」
穂乃果「ちょっと、見てほしい物があるんですけど…」
希「たまご？」
絵里「何かのタマゴみたいね…どうしたの？これ」
3: (もんじゃ)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:10:14.10 ID:gN0kJIgP(1)調 AAS
次に期待
4: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:12:59.41 ID:a1jAD1bx(3/22)調 AAS
穂乃果「目が覚めたら、あったんです。部屋の中に…」
海未「不思議ですね…穂乃果の家に大きな鳥でも侵入したんでしょうか？」
穂乃果「大きな…とり？」
のぞえりうみ「…」
ことり「え？」
穂乃果「まさか…ことりちゃんの卵！？」
ことり「ち、違うよぉ…」
希「それで、どうするん？その卵…」
絵里「何の卵かわからないんじゃ、何が生まれてくるのか…」
海未「そもそも生きてるんですか？それ…」
穂乃果「生きてるよ！…たぶん」
希「動物園にでも持って行く？」
絵里「ワニとかだったら大変だし…」
穂乃果「でも…私のそばにあったってことは、無関係じゃないはずだし…ちゃんと面倒みてあげなくちゃ！」
絵里「危険なものじゃなければいいけど…とにかく、何か変化があったら知らせてくれる？」
穂乃果「わかりました」
希「ウチらも調べてみるよ。とりあえず卵の写真撮っとこ。ランチパックの袋、横に置いてくれる？」
ことり「大きさの対比ですね」
穂乃果「あ、はい」
ﾊﾟｼｬ
【高坂家】
ｶﾞﾗﾗ
穂乃果「ただいまー」
雪穂「おかえり。…卵は？」
穂乃果「変化なし。…あたためたりしたほうがいいのかな？」
雪穂「どうだろ…でも孵してどうするの？育てられるの？」
穂乃果「んー。恐竜のお母さんがいれば返しに行きたいとこだけど…」
雪穂「いないって。恐竜なんて…その卵だって鳥か何かでしょ」
5: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:16:29.48 ID:a1jAD1bx(4/22)調 AAS
ほの母「たまご？」
穂乃果「うん。あたためてみることにしたんだ♪」
ほの母「それで何が生まれるの？」
穂乃果「恐竜！」
雪穂「お姉ちゃんったら、ずっとそんなこと言ってるんだよ。恐竜なんていないのに…」
穂乃果「いるもん！」
ほの母「でも、ずいぶん大きいタマゴね。ダチョウとか？」
雪穂「ダチョウの卵って、もっと大きいでしょ？」
穂乃果「もー。こうなったら絶対たまごを孵化させて、恐竜がいるって証明するんだから！」
ﾀﾀﾀ…
穂乃果「っとと、ゆっくり行こう…」
ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
雪穂「まったく…いつまでも子供なんだから」
ほの母「まあ、夢があっていいじゃない。ふふふ…」
【翌朝・秋葉原】
穂乃果(なんか、人が集まってきたなぁ…ぶつからないように気をつけなくちゃ)
花陽(あれ？…あの子)
花陽「ねえ、凛ちゃん…」
凛「にゃ？」
穂乃果(たまごは…無事だよね)ﾎｯ
にこ(何あいつ？あんな隅っこで、しゃがみ込んで…)
にこ「ちょっと…あんた」
穂乃果「はい？」
凛「大丈夫？具合が悪いのー？」
穂乃果「ううん。何でもないよ…アハハ」
花陽「それ…たまご？」
にこ「本物？…ずいぶん大きいタマゴね…どこで盗んできたのよ？」
穂乃果「盗んだわけじゃ…いや、どうだろ」
6: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:18:34.42 ID:a1jAD1bx(5/22)調 AAS
凛「何のタマゴなのー？」
にこ「はっ！？…もしや、アイドルの卵！？」
ほのぱな「えっ」
凛「ちょっと寒くないかにゃー？」
にこ「冗談よ。…んで、何のタマゴなのよ？」
穂乃果「恐竜！」
にこ「はぁ？」
凛「きょうりゅう…って」
花陽「6500万年前に絶滅したっていう、あの恐竜…？」
にこ「そんなのいるわけないじゃない。バカバカしい…」
穂乃果「でも、それ以外考えられないよ。普通の鳥とかの卵じゃないでしょ？」
花陽「ど、どうしたんですか？その卵…」
穂乃果「目が覚めたら、私のそばにあったの。なんか不思議な夢を見たんだけど…恐竜が出てくる夢！」
凛「夢の中からタマゴだけ持ってきちゃったってことー？」
にこ「そんなことあるわけないでしょ…こういうのは希の管轄かしら？」
穂乃果「のぞみ…って、副会長さん？」
にこ「そうそう。あいつ、超常現象なんとかっていう怪しい同好会やってんのよ。…まあ、部員は希一人だけど」
ほのりんぱな「へー」
【音ノ木坂・屋上】
にこ「…居ないわね」
穂乃果「あのー。…どうして屋上へ？」
にこ「あいつ、変なことがあると嗅ぎつけて来るのよ。それで屋上とかに先回りしてたり…」
『科学で解明できないことは…存在しないと思うかね？』
穂乃果「っていうか、たまごは生徒会長さんと副会長さんには昨日見せたけど…」
にこ「あ、そう…」
ﾐｽﾞｶﾞー♪ﾅｸﾁｬﾀｰｲﾍﾝ
ほのにこ「…ん？」
7: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:26:28.78 ID:a1jAD1bx(6/22)調 AAS
【音楽室】
にこ「…いた。誰かがピアノ弾いてるわね」
穂乃果「きれいな歌声…たまごにも音楽を聴かせたら、いいことあるかも！？」
にこ「どうせならアイドルの曲にしなさいよ」
真姫「…何か用ですか？」
穂乃果「すっごく素敵な歌！感動しちゃったよー♪」
真姫「…///」ｶﾐﾉｹｸﾙｸﾙ
穂乃果「ほら、この子も…きっと喜んでるよ♪」
真姫「なにそれ…タマゴ？」
にこ「恐竜のたまごですって」ﾌｯ
真姫「ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ」
穂乃果「ね、何の部活動なの？いつもここで歌ってるの？」
真姫「部活じゃないです。ピアノが空いてたから、勝手に弾いてただけ」
にこ「もったいないわねー。その才能があれば…」
穂乃果「また歌、聴かせてほしいな♪ピアノも！」
真姫「…いいけど」
ﾋﾟｼｬ
真姫(変なタマゴを持った、変な先輩…でも、ちょっと面白そうな人ね)
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝ…
絵里「高坂さん。…どう？たまごの様子は」
穂乃果「えーと…ああっ！？」
絵里「な、なに？」
穂乃果「今、動いた…ような気がします」
希「たまごが？勝手に？」
穂乃果「っていうか、たぶん中で何かが…」
海未「鳥のヒナですか？」
ことり「もうすぐ生まれるのかなぁ？」
穂乃果「鳥じゃないよ。恐竜だよ」
8: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:28:50.92 ID:a1jAD1bx(7/22)調 AAS
希「そういえば…にこっちから聞いたよ。恐竜の夢の話」
穂乃果「副会長さんはどう思います？」
希「まだ何とも…覚えてることを詳しく聞かせてくれる？」
ﾊﾟﾀﾝ
穂乃果「えへへ。早く生まれないかなー♪」
花陽「あ…」
凛「こんにちはー！」
穂乃果「あ、今朝の…えっと」
凛「星空凛です！」
花陽「こ、小泉…花陽、です」
穂乃果「私、高坂穂乃果！」
凛「タマゴさんも、こんにちは♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
花陽「ホントに何のたまごなんだろう…？」
穂乃果「恐竜！」
凛「でもホントに恐竜が出てきちゃったらどうするんですかー？」
花陽「ちょっと怖いかも…小さくても…」
穂乃果「そんなことないよ。愛情をこめて育てれば、きっと優しい子になるはずだよ！」
凛「ペットは飼い主に似る、みたいなことー？」
花陽「そうかもしれないね…ふふふ」
【後日・高坂家】
穂乃果「ゆ、雪穂…！」
雪穂「なに？お姉ちゃん」
穂乃果「たまごにヒビが…ほ、ほら。ここ」
雪穂「うわ、ホントだ…ヒナが生まれるの？」
穂乃果「たぶん…ど、どうしよう！？」
雪穂「落ち着いて。もう放っといても大丈夫なんじゃない？」
穂乃果「で、でも…そうだ、音楽！」
9: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 [くたばれ無能運営クソ仕様やめろ元に戻せ] 2017/04/17(月) 00:33:04.06 ID:a1jAD1bx(8/22)調 AAS
(・8・)
10: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:33:58.23 ID:a1jAD1bx(9/22)調 AAS
【音ノ木坂】
真姫「そんなことしても意味ないんじゃない？」
穂乃果「でも、叩いたりするわけにもいかないし…お願い、西木野さん！」
真姫「…」ﾊｧ
ほのまき「愛してる、ばんざーい♪」
ﾋﾟｼｯ
穂乃果「！」
にこ「まだまだ！あんたたちも歌うのよ！」
のぞえり「みんなのーゆめーの木ーよ育てー♪」
＼♪ﾗｰﾗｰﾗ ﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ…／
凛「ど、どうかにゃ？」
ﾊﾟﾘﾊﾟﾘ…
花陽「で、出てくるよ！？」
ﾊﾟｶｯ
穂乃果「生まれた！？」
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
えりにこまき「えぇ…」
希「…ひよこ？」
海未「そういえば、近年の研究で鳥類は恐竜に最も近いと言われていますが…」
ﾋﾟﾖ(＾8＾)ﾋﾟﾖ
穂乃果「か、かわいい…！」
真姫「ただのヒヨコでしょ？」
穂乃果「でもツノがあるよ。ほら…小さいけど」
にこ「突然変異ってやつ？高く売れるかも！？」
穂乃果「だ、ダメだよ！大切に育てるんだから」
ﾋﾟﾖ(`・8・)ﾋﾟﾖ
ことり「穂乃果ちゃんになついてるみたい…」
花陽「母親だと思ってるのかも…」
穂乃果「えへへ。そっかぁ…よーし、まずは名前をつけなくちゃ」
11: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:36:15.58 ID:a1jAD1bx(10/22)調 AAS
絵里「わりと普通のヒヨコみたいでよかったわ」ﾎｯ
希「まあ、育ってみないとどんな鳥かはちょっとわからないけどね」
凛「珍しい鳥だったら、ちょっとは音ノ木坂が有名になるかもにゃ」
海未「アルパカだけでも充分珍しいと思いますけどね…」
穂乃果「ことり！」
ことり「え？…なあに？穂乃果ちゃん」
穂乃果「いや、ことりちゃんじゃなくて…この子。トリケラトプスの子供だから、ことり！」
ことり「えぇ…」
真姫「ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ…どう見てもヒヨコでしょ」
希「夢に出てきた恐竜がトリケラトプスだったから？」
穂乃果「はい。たぶん、あれはトリケラトプスのたまごだったんです！」
にこ「んなわけないって」
穂乃果「よろしくね。ことり♪」
ﾋﾟﾖ(＾8＾)ﾋﾟﾖ♪
ことり「アハハ…」
絵里「普通のヒヨコと同じ餌でいいの？」
花陽「たぶん…とりあえず試してみましょう」
穂乃果「はい、ことり。食べて」
？(・8・)ﾂﾝﾂﾝ
真姫「食べた！？」
凛「かわいいにゃー♪」
穂乃果「よかったぁ…いっぱい食べて、立派な恐竜になってね♪」
ﾋﾟﾖ(＾8＾)ﾋﾟﾖ
海未「恐竜ではないと思いますが…」
ことり「でも、無事に育ってくれるといいね」
12: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:43:04.64 ID:a1jAD1bx(11/22)調 AAS
【高坂家】
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
雪穂「…ひよこ？」
穂乃果「ことり！トリケラトプスの子供だよ♪」
雪穂「まだそんなこと言って…どう見てもヒヨコじゃん」
ほの母「へー。生まれたの？」
穂乃果「そうだよ。名前は、ことり！」
ほの母「ことりって…ことりちゃん？」
ﾋﾟﾖ？(・8・`)
穂乃果(ことりのお世話も大事だけど、廃校問題も無視できないから…スクールアイドル始めることにしたんだ)
【翌朝・神田明神】
ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ
ことり「…」ｾﾞｰﾊｰ
穂乃果「も、もうダメ…」ﾌﾗﾌﾗ
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
海未「ほら、ヒヨコは元気に走り回っていますよ。二人も見習ってください」
穂乃果(まだ小っちゃいのに、石段の段差を軽々飛び越えちゃうなんて…やっぱり恐竜の子供だね♪)
穂乃果「あ…ことりにごはんあげなくちゃ。というわけで休憩」
海未「エサをあげるだけなら私がやります。二人は練習です！」
穂乃果「うぅ…」ｶﾞｸｯ
ﾋﾟﾖ(・8・`)ﾋﾟﾖ
【音ノ木坂】
花陽「ヒヨコは一日に何度も食事をするんです。寝て、起きて、食べて…二、三時間が人間にとっての一日にあたると言われています」
ほのりん「へー」
絵里「スクールアイドルなんてしてる場合じゃないでしょう？」
にこ「しょうがないわねー。ちょっとは協力してあげるわよ」
希「とか言って、二人もヒヨコが可愛くて気に入ってるんやない？」ｸｽ
絵里「わ、私は別に…///」
真姫「こんなもの…美味しいのかしら？」
ﾋﾟﾖ(＾8＾)ﾋﾟﾖ
13: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:46:08.78 ID:a1jAD1bx(12/22)調 AAS
穂乃果「あ、ありがと。みんな…練習の間だけ、ことりを見ててくれる？」
凛「大丈夫にゃ！」ﾋﾟｮｰﾝ
穂乃果「ことり。生徒会長さんたちの言うこと、ちゃんときいてね？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ﾋﾟﾖ？(・8・`)
穂乃果(私たちの練習中だけ、先輩や西木野さん、小泉さんたちが面倒みてくれることになった♪)
ヒデコ「私たちも」
フミコ「ヒヨコの」
ミカ「お世話するよ！」
穂乃果「ヒデコ、フミコ、ミカ…ありがと♪」
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
穂乃果「あ、そうそう…グループ名、募集してるんだった」
凛「恐竜だから、ドラゴンズ！？」
真姫「恐竜じゃないでしょ」
穂乃果「ディノパワーズ！」
ことり「全然アイドルっぽくないけど…」
花陽「この中に入ってるんじゃないんですか…？募集したんですよね？」
にこ「まだほとんど誰にも知られてないのに、そんな簡単に…」
ことほのにこまきりんぱな「あった！」
穂乃果「今日から私たちはμ'sだ♪」
【五月】
絵里「どうするつもり？」
穂乃果「続けます！」
にこ「…だいぶ育ったわね」
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
ことり「でも、いつも穂乃果ちゃんの後ろにくっついてきて…やっぱり可愛い♪」
絵里「それで、成鳥になったらどうするの？」
穂乃果「恐竜ですってば。…大きくなっても、できるだけ一緒に居たいけど…」
にこ「あんたの家って和菓子屋でしょ？…大丈夫なの？」
真姫「アルパカみたいに学校で飼ったら？」
穂乃果「恐竜がいる学校…スクールアイドルより人気出るかなぁ！？」
14: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:48:57.16 ID:a1jAD1bx(13/22)調 AAS
希「ホンマに居たら人気どころか大騒ぎやと思うけどね…」
凛「テレビの取材も毎日来るにゃ♪」
海未「そ、それはちょっと…」
にこ「なんであんたが恥ずかしがるのよ…」
真姫「恐竜じゃないから大丈夫でしょ」
花陽「ふふ…おいしい？」
ﾋﾟﾖ(＾8＾)ﾋﾟﾖ
【六月】
花陽「…うーん」
穂乃果「どうしたの？花陽ちゃん」
花陽「生まれて半年で成鳥になるといわれるニワトリの場合、二ヶ月ほどでかなりニワトリに近い姿になるんです」
穂乃果「へー」
にこ「確実に育ってはいるけど…」
ﾋﾟﾖ？(・8・)
真姫「姿はヒヨコね。どう見ても」
海未「ニワトリよりも大きくなり、成長には時間がかかる鳥…ということでしょうか？」
穂乃果「鳥じゃなくて恐竜！」
ことり「ヒヨコのまま、まだまだ育つのかなぁ？」
凛「このまま凛たちより大きくなっちゃうのー！？」
穂乃果「なるかもね。恐竜だもん♪」
ｻﾞｧｧｧ…
凛「雨降ってきちゃったにゃ」
絵里「高坂さん」
穂乃果「生徒会長さん？」
絵里「ひよこは濡れるとよくないんでしょう？…傘、ちゃんと持ってきてるの？」
穂乃果「あ、はい。ありますけど…心配して来てくれたんですか？」
絵里「あ、あなたじゃなくて…ひよこ！///」
穂乃果「ふふふ…ありがとうございます。生徒会長さん♪」
ﾋﾟﾖ(＾8＾)ﾋﾟﾖ
穂乃果(ことりのおかげで、みんなすごく優しい…ううん。もともと優しい人たちだから、ことりを大事にしてくれるんだよね♪)
15: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 [くたばれ無能運営クソ仕様やめろ元に戻せ] 2017/04/17(月) 00:57:22.58 ID:a1jAD1bx(14/22)調 AAS
(・8・)
16: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 00:57:59.25 ID:a1jAD1bx(15/22)調 AAS
【七月】
＼ﾀﾞｲｽｷ♪／
…(・8・)ｼﾞｰｯ
穂乃果「ことり？(…私たちのライブの動画を見てる)」
穂乃果「μ'sだよ。わかる？」
ﾋﾟﾖ？(・8・)
穂乃果「μ's。ほら、これが私でしょ。穂乃果」
「ほ…の」
穂乃果「えっ」
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
穂乃果(ことりが、しゃべった…？そんなわけないか)
穂乃果「ほかの動画も見てみる？…まだ三曲しかないけど」
＼ﾏｰﾀﾞﾏﾀﾞﾏﾀﾞﾏﾀﾞｺﾚｶﾗ♪／
ﾋﾟﾖ(＾8＾)ﾋﾟﾖ
穂乃果(μ'sのことも気に入ってくれてるのかな？いつも一緒にいるみんなだもんね)
【夏合宿】
穂乃果「はーい！私行くよ。ことりのお散歩もしたいし」
凛「凛も行きたい！」
真姫「大丈夫？…まあ、そんなに遠くはないはずだけど」
穂乃果「簡単な地図でもあれば大丈夫！…だと思う」
凛「大丈夫にゃ！」ﾋﾟｮｰﾝ
海未(穂乃果と凛が買い出しを担当することになりましたが…)
凛「大きくなったけど、見た目はヒヨコのままだね」
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
穂乃果「まあ、まだ半年経ってないし…これから大人になるんじゃないかな？」
凛「ホントに恐竜になると思う？」
穂乃果「だって恐竜の子供だもん。ね、ことり♪」
ﾋﾟﾖ？(・8・)
穂乃果「ことりは賢いんだから♪μ'sの動画見て歌ったりするんだよー」
凛「えー？…ホントかなぁ？」
17: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 01:00:10.41 ID:a1jAD1bx(16/22)調 AAS
「こ…とり」
ほのりん「えっ」
ｺ…(・8・)ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ
凛「ちょっとニワトリになりかけてない？」
穂乃果「ニワトリじゃないよ。恐竜！」
【一時間後】
にこ「…遅い。何してんのよ。あの二人…」
ことり「まあ、ヒヨコさんと一緒だし…遊んでるのかも」
にこ「ったく、余計な物買ってんじゃないでしょうね」
【町】
穂乃果「いっぱい買っちゃった…エヘヘ」
凛「別荘、遠いにゃ…こっちで合ってるのー？」
穂乃果「ど、どうかなぁ…真姫ちゃんが描いてくれた地図のとおりに歩いてるつもりだけど」
凛「でも全部の道を描いてるわけじゃないよね？…違う道に入っちゃったのかも」
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ
穂乃果「あっ、ことり！？どこ行くの？」
凛「一人で先に行っちゃダメだよー？＞＜」
ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ(・8・)ﾄﾃﾃﾃ…
穂乃果「ちょっとー！ことりー！」ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ
凛「まてまてまてー！＞ω＜」ﾀﾀﾀ
穂乃果「ここ、さっきも通ったよね？」
凛「さっき通った道なら合ってるんじゃないかにゃ？帰り道だし…」
穂乃果「あ、そっか…待って、ことりー！」
凛「海が見えてきたにゃ」
「う…み？」
穂乃果「あれ、真姫ちゃんの別荘だ！」
凛「よかったぁ…ちゃんと帰れたねー♪」
穂乃果「ことりのおかげだね。えらい、えらい♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ﾋﾟﾖ(＾8＾)ﾋﾟﾖ
18: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 01:04:28.72 ID:a1jAD1bx(17/22)調 AAS
ほのりん「ただいまー！」
花陽「凛ちゃん！」
海未「穂乃果！」
希「ずいぶん遅かったね。二人とも、どこまで行ってたん？」
穂乃果「どこって…普通に買い物して帰ってきただけだよ？」
凛「帰りにちょっと迷ったけどにゃ…」
穂乃果「そうそう、ことりのおかげで」ｷﾞｭ
穂乃果「わ…え、絵里ちゃん？」
絵里「まったく…あまり心配させないでよ？」ｷﾞｭｰ
穂乃果「絵里ちゃん///…エヘヘ。ごめんなさい」
ﾋﾟﾖ(・8・`)ﾋﾟﾖ
【後日】
雪穂「雨降りそうだよ？やめといた方がいいと思うけど…」
穂乃果「ちょっとくらいなら大丈夫だって！行ってきます」ｶﾞﾗﾗ
ﾋﾟﾖ(＞8＜)ﾋﾟﾖ
雪穂「ダメだよ。雨に濡れると危険なんだから…」ｷﾞｭ
【学園祭】
＼ｾﾞﾝｼﾝｾﾞﾝﾚｲ!／
穂乃果「」ﾄﾞｼｬｧ
雪穂「お姉ちゃん！」
絵里「穂乃果！？」
穂乃果「」ｸﾞｯﾀﾘ
ﾋﾟﾖ(；8；)ﾋﾟﾖ
真姫「熱が…こんな状態でよく踊れたわね」ﾊｧ
ヒデコ「と、とにかく保健室へ…！」
にこ「ライブはどーすんのよ！？」
希「穂乃果ちゃんは無理や。わかるやろ？」
亜里沙「亜里沙、踊れるよ！」
ことうみゆき「えっ」
絵里「気持ちは嬉しいけど…衣装のサイズが全然合わないわよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
亜里沙「うん…」ｼｭﾝ
19: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 01:07:16.31 ID:a1jAD1bx(18/22)調 AAS
穂乃果「…」ｽﾀｽﾀ
花陽「あ、あれっ？…穂乃果ちゃん？」
穂乃果「ほ…の」
海未「な、何してるんですか！？熱が──」
真姫「…」ﾍﾟﾀ
穂乃果「まきちゃん♪」ｷｬｯｷｬ
真姫「…熱が下がってる」
ことり「ホントに！？」
にこ「やれるの？…穂乃果」
穂乃果「にこちゃん♪」ﾆｺｯ
＼ﾜﾝﾀﾞｰｿﾞｰﾝ♪／
凛(一度は倒れた穂乃果ちゃんが奇跡的に回復して、ライブは最後までやり遂げた…けど)
雪穂「…お姉ちゃん」
真姫「また熱が…やっぱり無茶だったわね」
海未「当たり前です！倒れてすぐに4曲も…そもそも本当に熱は下がっていたのですか？」
ミカ「いや、穂乃果はここで寝てたけど…」
フミコ「うん。私たち一緒に居たし」
うみまき「えっ」
にこ「変な冗談やめてよ。穂乃果は確かに私たちとステージにいたわよ。みんな見たでしょ？」
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
ことり「穂乃果ちゃんの衣装で遊んじゃダメだよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
絵里(ヒヨコが穂乃果の衣装の中に入って遊んでる…？)
希「こんなときに何だけど…まるでヒヨコが穂乃果ちゃんの衣装を着てるみたいやね」ｸｽ
八人＆ゆきありヒフミ「…」
絵里「ま、まさか…ね」
ﾋﾟﾖ？(・8・;)
20: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 01:11:47.15 ID:a1jAD1bx(19/22)調 AAS
【九月】
ことり「そんなの…当たり前だよ！」ﾀﾞｯ
穂乃果「ことりちゃん！」
ﾀﾀﾀ…ﾄﾞﾝ
ことり「きゃ」
穂乃果「こ…とり」
ことり「えっ。…ほ、穂乃果ちゃん！？」
ことり(な、なんで？…どうやって先回りしたの？)
穂乃果「ことりちゃん！」ﾀﾀﾀ
ことり「え！？…あ、あれ？」
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
ことり(…今、確かに穂乃果ちゃんが前に居たはずなのに…夢でも見てるのかなぁ？)
穂乃果「行かないで！ことりちゃん！」ｷﾞｭｰ
ことり「穂乃果ちゃん…ごめんね」ｷﾞｭｰ
【十月】
凛「何か足りないような…？」
穂乃果「…」Zzz
「恐竜…大変なことに…」
「たまご…巣に…」
穂乃果(ん？…恐竜？たまご？)ﾊﾟﾁ
シルバー「やれやれ…やっとお目覚めか」
クローディア「たまごを返してあげて。恐竜の巣に…」
穂乃果「たまご…って」
ﾋﾟﾖ(・8・)ﾋﾟﾖ
穂乃果「もう孵って半年経つんだけど…」
クローディア「ええ。…もうすぐ、この子は親と同じ姿になるわ」
シルバー「人間の家で恐竜なんか飼えないだろー？」
穂乃果「…そっか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ﾋﾟﾖ…(・8・`)
21: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 [くたばれ無能運営クソ仕様やめろ元に戻せ] 2017/04/17(月) 01:14:43.20 ID:a1jAD1bx(20/22)調 AAS
(・8・)
22: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 01:15:27.06 ID:a1jAD1bx(21/22)調 AAS
穂乃果「ごめんね。そうだよね…ことりにも家族や、仲間がいるはずだよね」
『穂乃果』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
『おかあさん！だいすき♪』ｷﾞｭｰ
シルバー「ま、卵を盗んできたのは三バカだけどな」
アイシャ「バカって言わないでよー！」ﾌﾟｸｰ
ミリアム「そーよ。あたしは超一流の魔術士なんだからね！」
ファラ「大丈夫？…また恐竜に追いかけられたりしない？」
シルバー「そうなったら逃げればいいよ」
穂乃果「ことり…今までありがと。元気で…また会えるよね？」
ﾋﾟﾖ(；8；)ﾋﾟﾖ
穂乃果「…ことり」ｸﾞｽ
ﾎﾟﾀ
ｷﾗｷﾗ(・8・)
シルバー「な、なんだ…？」
「ほのか！」
穂乃果「え！？…わ、私？」
「ほのか♪」ｷｬｯｷｬ
アイシャ「そっくり…」
ファラ「双子？」
ミリアム「っていうより、姿をそのままコピーした感じね」
クローディア「そんな能力があったなんて…」
穂乃果「こ、ことり…」
「ほのか♪」ｷﾞｭｰ
ｷﾗｷﾗ
23: (王都図書館司書室)＠無断転載は禁止 2017/04/17(月) 01:16:49.88 ID:a1jAD1bx(22/22)調 AAS
穂乃果「ことり！」ｶﾞﾊﾞｯ
穂乃果「…あ、あれ？」
ことり「穂乃果ちゃん！」
花陽「ご、ごめんね。まさか穂乃果ちゃんを忘れてるなんて…」
穂乃果「アハハ…」
絵里「あら？…そういえば、いつものヒヨコは？」
凛「連れてきたんじゃなかったのー？」
穂乃果「ことりは…恐竜になって仲間のところへ帰ったんだ」
にこ「あんた、まだそんなこと言ってんの？」
穂乃果「ホントだよ…夏の合宿のときも、学園祭でも…いつも私を助けてくれた。もう一人前の恐竜だよ♪」
【メルビル】
シルバー「クローディアが…」
アイシャ「二人！？」
クローディア「あ、あなたは…もしかして」
「ことり♪」
おわり
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