[過去ログ]
WHITE ALBUM 2 *155©bbspink.com (1002レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
805
: 2015/10/29(木) 14:11:31.01
ID:fMzjmdyB0(9/20)
調
AA×
[
240
|
320
|480|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
805: [] 2015/10/29(木) 14:11:31.01 ID:fMzjmdyB0 「…雪菜って意外と意地が悪いね」 「やっぱりそうだったんだ。間違ってたらどうしようかと思った」 「…おまけに役者だ」 おどけて返す雪菜に、参ったとばかりに質問を投げ返す。 「どうやって私のことを知った?」 「…春希君が全部教えてくれた。千晶さんのことも、二人の間であったことも全部」 「相変わらず度を越す真面目だな、春希は」 「私、以前から千晶さんのこと知ってたんだ。春希君のそばにいつもいる女性、いることができる女性。それが凄く羨ましくて、眩しくて、はっきり目を向けることができなかった。 だからコンパで会ってからも気づかなかった。でも春希君に全部打ち明けられてた時にはすぐわかったよ。晶子さんが千晶さんだって」 「で、どうするの。ひっぱたく?よくも騙したわねって。それとも勝ち誇りに来たの?あなたが寝取った男は自分の元に帰ってきたって」 「ううん、まさか。さっきも言ったけど春希君を立ち直らしてくれたのは千晶さんだもん。千晶さんがいなければ今の関係だって築けなかった。 むしろ感謝しているぐらいだよ」 笑顔でそう答える雪菜に器の違いを見せつけられたようで千晶はカチンとくる。 「ふーん、そこまでいうなら教えてあげる。どうして私が春希や雪菜に近づいたか。何もかも全部」 そして今度は私の番とばかりにすべてを話す、少し自分を悪女に脚色して。 「そっか、私たちの劇を…」 「どう、怒った?むかついた?でもこれが本当の私。演劇のためならなんだって犠牲にできる」 興奮気味に語る千晶だったが、雪菜は平静に受け止めていた。 「ふーん、でも結局どうしてその劇をやらなかったの。私を騙して春希君を騙して作ったその劇を」 「…それは、それはまだ完成していないから。何年の準備してきたのに、中途半端な形では世にだせない」 「でも完成の見通しがたったから春希君から離れたんじゃないの。もし不完全だったならまた私達の前に姿を見せればよかったのに。 完成には私たちが必要でしょ。少なくとも春希君はさっきの話を全く知らないわけだし、暖かく迎えてくれたと思うよ」 あなたならわかるでしょとばかりに雪菜は話す。 「私が思うに実は完成してるんじゃないかな。でも演じるわけにはいかなかった。なぜなら幕が引くと同時に終わってしまうから。 千晶さんが傾けてきた情熱が、想いが、そして春希君との関係が」 「さっき聞いた話だけでわかる、千晶さんが私たちのことをどれだけ気にかけてきたか。そして春希くんのことをどれだけ愛しているか。 そばにいるために春希くんが求めている女性を演じた?傷ついて帰ってきたから優しく癒してあげた?春希くんの周りは振り回して傷つけるばかりだったものね。 劇のために抱かれた?主役を愛する女を演じるために?悪いけど私は春希くんに抱かれたことはないよ。それでも私を演じることができるの?」 「あなたは劇の終幕より春希君との絆を選んだんだよ。劇が終わったのに、そのモチーフを想いつづけるなんてあなたにとってはおかしいから。 演じ終わらない限りあなたは春希君のことを想い続けられる。すべては春希くんの…」 「やめて!もういい!」 http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1423909640/805
雪菜って意外と意地が悪いね やっぱりそうだったんだ間違ってたらどうしようかと思った おまけに役者だ おどけて返す雪菜に参ったとばかりに質問を投げ返す どうやって私のことを知った? 春希君が全部教えてくれた千晶さんのことも二人の間であったことも全部 相変わらず度を越す真面目だな春希は 私以前から千晶さんのこと知ってたんだ春希君のそばにいつもいる女性いることができる女性それが凄く羨ましくてしくてはっきり目を向けることができなかった だからコンパで会ってからも気づかなかったでも春希君に全部打ち明けられてた時にはすぐわかったよ晶子さんが千晶さんだって でどうするのひっぱたく?よくもしたわねってそれとも勝ち誇りに来たの?あなたが寝取った男は自分の元に帰ってきたって ううんまさかさっきも言ったけど春希君を立ち直らしてくれたのは千晶さんだもん千晶さんがいなければ今の関係だって築けなかった むしろ感謝しているぐらいだよ 笑顔でそう答える雪菜に器の違いを見せつけられたようで千晶はカチンとくる ふーんそこまでいうなら教えてあげるどうして私が春希や雪菜に近づいたか何もかも全部 そして今度は私の番とばかりにすべてを話す少し自分を悪女に脚色して そっか私たちの劇を どう怒ったむかついたでもこれが本当の私演劇のためならなんだって犠牲にできる 興奮気味に語る千晶だったが雪菜は平静に受け止めていた ふーんでも結局どうしてその劇をやらなかったの私をして春希君をして作ったその劇を それはそれはまだ完成していないから何年の準備してきたのに中途半端な形では世にだせない でも完成の見通しがたったから春希君から離れたんじゃないのもし不完全だったならまた私達の前に姿を見せればよかったのに 完成には私たちが必要でしょ少なくとも春希君はさっきの話を全く知らないわけだし暖かく迎えてくれたと思うよ あなたならわかるでしょとばかりに雪菜は話す 私が思うに実は完成してるんじゃないかなでも演じるわけにはいかなかったなぜなら幕が引くと同時に終わってしまうから 千晶さんが傾けてきた情熱が想いがそして春希君との関係が さっき聞いた話だけでわかる千晶さんが私たちのことをどれだけ気にかけてきたかそして春希くんのことをどれだけ愛しているか そばにいるために春希くんが求めている女性を演じた?傷ついて帰ってきたから優しく癒してあげた?春希くんの周りは振り回して傷つけるばかりだったものね 劇のために抱かれた?主役を愛する女を演じるために?悪いけど私は春希くんに抱かれたことはないよそれでも私を演じることができるの? あなたは劇の終幕より春希君とのを選んだんだよ劇が終わったのにそのモチーフを想いつづけるなんてあなたにとってはおかしいから 演じ終わらない限りあなたは春希君のことを想い続けられるすべては春希くんの やめて!もういい!
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 197 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
ぬこの手
ぬこTOP
2.769s