[過去ログ] 連続ドラマ小説「ニホンちゃん」25クール目 (697レス)
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211: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/02/16 02:01:27 ID:+R2KfH5G(1/8)調 AAS
『新喜劇だよ。ニホンちゃん』
「大変ニダ!大変ニダ!サクラ姐さんっ!」
「あらあら、どうしたんだい、ニダっパチ。あんたの大変は聞き飽きたよ。」
「そ、それは・・・うちのジイさまが、ここにやってくるハセヨ!!」
「ほぉう、そいつは良かったじゃないかい。
孝行したいときに親はなし、しっかり親孝行してやんなよ」
「そ・・・それが・・・・」
「うん? どうしたんだい」
「じ・・・実は、ウリはジイさまを喜ばせてやりたくて嘘をついてしまったニダ・・・」
「ニダっパチの嘘なんて珍しいことじゃないだろう? いったい全体どんな嘘をついたんだい?」
「そ・・・それはウリがサクラ姐さんたちにモテモテっていう・・・・」
「はぁ? アンタねぇ、嘘つくならもっとマシな嘘をつきなよ。」
「す、すまねぇニダ・・・・。ジイさまを喜ばせたくて、つい・・・。」
「つい・・・じゃないよ。まったくニダっパチはしょうがないねぇ。
ようがす。アタシが一肌ぬいでやろうじゃないか。」
「サクラ姐さんっ!!!!」
「アンタの嫁なんて気持ちの悪いこと、これっきりだからね。 変な勘違いとかはよしとくれよ」
「カムサハムニダ!このご恩は一生忘れないニダっ!」
「・・・・その台詞も聞き飽きたよ。」
212: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/02/16 02:08:27 ID:+R2KfH5G(2/8)調 AAS
「あっ、ジイ様が来たニダっ」
「うん?あれがジイ様なのかい? ずいぶん若そうだけど・・・・」
(上手からゾロゾロ現れる茶髪のニダーさんたち)
「おお、カンコよ。遊びにきたニダ。早くヤラせてくれる日本女を紹介するニダ」
「おお、その女がお前にほれ込んでいる淫乱AV女優の日ノ本さくらニダね」
「さくらはAV女優のくせに美人ニダ。きっと整形したハセヨ。」
「ウリはそこのカンコよりも逞しいニダよ。今夜はウリに付き合うハセヨ」
「・・・・・・・。」
「何を黙っているニダ。さっさとウリに酒でも持ってくるニダ」
「ウリは結婚してるニダ。そんな熱い視線を送られても困るハセヨ」
「ウリとヤリたいニダか?やってあげてもいいニダよ?」
「・・・・いい加減におしっ!このブサイクどもがっ! (肩に回された手にかんざしを突き刺す)」
「うぎゃああああ・・・・。痛いニダ、殺されるニダ!」
「お、お前、女の分際で・・・・」
「謝罪汁!賠償汁!!!」
「うるせぇよ。この豚どもっ! (鞭を一閃)」
「あひぃぃぃぃ(歓声)」
213: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/02/16 02:09:13 ID:+R2KfH5G(3/8)調 AAS
「(鞭をヒュンヒュン振りながら) なぁ、お前らブタだろう?
キムチくさい息を吐いて発情しやがって・・・。お前らブタなんだろう?」
「(ガクガク震えながら) ゆ・・・許してください。サクラ様。」
「(鞭で自分の足元を指して) 並べ・・・・。豚どもが・・・・」
「は・・・はいぃぃぃ (嬉々として横一列に四つんばいになる)」
「・・・・さて、ニダっパチ。これはどういうことなんだい?」
「あ、あう・・・・。彼らはウリの友達で・・・・GODというチームのメンバーで・・・。」
「ふーん。それで?」
「GODだから・・・頭の文字を取ってジイ様と呼ばれているニダ・・・。」
「・・・・・」
「・・・・・」
「(鞭でニダーさんの群れを指し) ・・・・並べ。」
「ハイ・・・・。(しずしずとニダーさんの群れに加わる)」
「臓物を・・・・ぶちまけろっ!」
「あはぁぁぁぁぁ・・・・・。サクラ姐さんっっっ!!!」
(響き渡る鞭の音とニダーさんたちの歓声の中、閉幕)
214: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/02/16 02:13:10 ID:+R2KfH5G(4/8)調 AAS
いちおう、元ネタ
god 5月ついに日本進出「g様と呼ばれたい」
外部リンク[html]:japanese.chosun.com
groove over doseを略してgodだそうです。
90年中盤の小室ファミリーにいそうな名前ですね。
217: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/02/16 04:30:28 ID:+R2KfH5G(6/8)調 AAS
前回までのあらすじ
ビデオカメラを片手に女子の部屋に進入した極東ダチョウ倶楽部(リーダー不在)だが、
布団の中はことごとくものけの空。
それどころか、物置から京都謹製の硬い枕が雨あられと二人を襲う。
混乱する二人に高らかな笑い声が浴びせられる。
「ふははは、貴様らの浅知恵などお見通しよ。」
「そ、その声はっ!」
218(1): 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/02/16 04:34:46 ID:+R2KfH5G(7/8)調 AAS
カンコくんたちが振り返ると、部屋の隅に山積みにされた丘に、白いパジャマを着た
タイワンちゃんが立っていました。
「むむむ・・・・。事は露見したかっ!」
「兄上、かくなる上は早々に引き上げるべきですぞ。」
「××の下着1枚もとれずに引くというのか・・・。無念だが仕方あるまい。」
二人はきびすを返すと、枕の雨の中をベランダへと一目散に逃げていきました。
そして、彼らがやっとの思いでベランダへの窓に手をかけたのですが・・・・
・・・そこに待っていたのは、マカロニーノ君のヤクザキックでした。
「マ、マカロニーノくん・・・。なにをするニダ・・・・。」
「何をするだと!? 女性の部屋に忍び込み辱めを加えようとする貴様らのような下劣なバカどもを、
この”女性のアイドル” マカロニーノが許すとでも思っているのか!!」
「お・・・おまえ、さっきまで、ウリたちと一緒に・・・。」
「問答無用! くらえ、正義の鉄拳コーザ・ノストラ!!」
「ハセヨーーーーーッ!!!」
マカロニーノ君の怒りの鉄拳が炸裂して、二人は部屋の反対側へと吹き飛ばされていきました。
219: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/02/16 04:39:54 ID:+R2KfH5G(8/8)調 AAS
「ううっ、マカロニーノめ。土壇場で裏切るとは・・・・。」
「兄上、今はそのようなことを悔やんでいる場合ではございません。早くっ!」
マカロニーノ君に憤る兄の手をとり、カンコ君はドアに向かって駆け出しましたが
ぷすぷすぷすっ!
逃げる二人のお尻にベトナちゃん謹製のブービートラップ(お子様向け)の針が突き刺さり、
さらに「えいっ!えいっ!」とニホンちゃんも破魔矢で追撃します。
ジャーン ジャーン ジャーン!
追撃のどらの音が鳴り響き、「かかれい。かかれい」とタイワンちゃんが総攻撃の激を飛ばします。
二人は枕の雨という阿鼻叫喚の地獄を潜り抜け、やっとの思いでドアにたどりつき廊下へと
逃げ出しましたのですが・・・・・
「・・・どこに行くつもりだ。カンコ、キッチョム。」 と、廊下の右側から、二人を呼び止める声が。
二人が恐る恐る振り返ると、そこには重さ5キロのモップを肩にかけた少女が立っていました。
「げぇぇっ!貴様は!!!」
さてさて、この金髪碧眼の美少女の正体は? 以下次号
413: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 16:22:43 ID:cyo774Ev(1/10)調 AAS
「修学旅行の夜 PM 10:00」
えー、修学旅行の消灯前の時間というのはぬるい自由時間でして、クラス全員で集まっては
ぬるい宴会芸などをいたすものです。(作者の偏見)
われらが地球町小学校も例に漏れないようで、こんな感じで盛り上がっていたそうな・・・・。
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アメリー君「それでは次は「極東ダチョウ倶楽部」さんとニホンちゃんの出し物です。
張り切ってどうぞー。」
チューゴ「どうも〜。チューゴで〜す。」
キッチョム「キッチョムで〜す。」
カンコ「アジアのベッカムでございます。」
(両側から平手打ちのお約束。どっと沸く場内に小さくガッツポーズ!)
カンコ「そんなことより、ニホンのやつがまた俺たちに逆らうらしいぞ!」
チューゴ「なんだって、ニホンのやつめ。俺が文句を言ってやる!」
キッチョム「いやいや、俺が文句を言ってやるよ 」
カンコ「まてまて、ここは俺にまかせろ 」
キ&チ「どうぞどうぞ」
カンコ「(泣きべそになって) うぅぅー。お前らぁぁぁぁ」
414: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 16:26:44 ID:cyo774Ev(2/10)調 AAS
(上手から現れるニホンちゃん。観客一同が拍手。)
ニホンちゃん「なんだろう・・・カンコくん。こんなところに呼び出して」
(下手からニホンちゃんを覗き込む極東ダチョウ倶楽部)
カンコ「本当にニホンを呼んできたのかよっ!
・・・・わかったよ。俺が言うけどさ。タイミングってあるから
ぜーーーーったいに押したりするなよ。」
チューゴ「わかった。(ドンとカンコを突き飛ばす)」
(ごろごろと転がって舞台中央に現れるカンコ。立ち上がると激怒して二人を振り返る)
カンコ「だから、するなっていってんだろっ!なんでそうやって勝手なことするんだよっ!!
みんなで馬鹿にしやがって・・・・。畜生!!!訴えてやる!!!」
キッチョム「カンコくん、本番本番。ニホンちゃん見てるから。」
カンコ「(はっとした表情でニホンちゃんを見て) すいません。取り乱しました。」
ニホンちゃん「・・・訴えるって、やっとカンコくん。竹島の話し合いをしてくれる気になったんだね。」
カンコ 「え・・・・いや、それは・・・そういう意味じゃ・・・・」
ニホンちゃん「(かまわずにカンコ君の手をとって) うふふ、もう裁判の準備は出来てるんだよ。行こっ!」
カンコ 「(鼻の下を伸ばしながら)バカ野郎!話し合うつもりなんて・・・・」
(そのまま、ニホンちゃんがカンコ君を上手に連れて行く。 「アイゴーーーーッ」と嬉しそうな悲鳴が流れて幕)
415: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 16:30:22 ID:cyo774Ev(3/10)調 AAS
あいや・・・タブ失敗・・・・。
もともと、修学旅行の夜は「お笑いウルトラクイズ」の人間性クイズが元ネタだったので
前説として書かせてもらいました。
お絵かき掲示板でタイワンちゃんの勇士を書いていただいてありがとうございます。
つたない文ですけど喜んでもらえて嬉しかったです。
416: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 16:44:52 ID:cyo774Ev(4/10)調 AAS
修学旅行の夜 AM 1:00
前回までのあらすじ
ビデオカメラを片手に女子の部屋に進入した極東ダチョウ倶楽部(リーダー不在)だが、 布団の中はことごとくものけの空。
それどころか、物置から京都謹製の硬い枕が雨あられと二人を襲う。
奇襲に失敗したカンコたちは、マカロニーノ君の裏切りや、ベトナちゃんのブービートラップなどでぼろぼろになりながらも、
なんとか廊下に逃げ出すが、そこに待ち構えていたのは・・・・
417: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 16:45:41 ID:cyo774Ev(5/10)調 AAS
「ふふふ・・・・カンコよ。もはや貴様の逃げ場はないぞ。観念せい。」
「げぇっ・・・貴様は!」
振り返ると、そこには金色の髪をなびかせたアーリアさん(with アーリアお姉さま親衛隊の皆さん)が
重さ5キロはあるダスキンモップを携えて悠然と立っていました。
四方からは銅鑼の音が鳴り響き、「スケベ男子を捕まえろ!」という歓声が連呼されています。
カンコくんたちは自分たちの最後がいよいよ目の前にきていることを自覚せざるを得ませんでした。
「むむむ・・・・。わしらの運命もここまでじゃな。」
カンコ君はがっくりと肩を落とし嘆息しますが、キッチョムくんはひるみません。
「カンコよ。座して死すは5000年の歴史を誇るわれらに似合わぬ。ここは打って出て。きゃつらを皆殺しにして切り抜けようぞ!」
本人にしてみれば決死の覚悟の言葉でしたが、アーリアさんにしてみれば下着泥棒の戯言です。
彼女は冷笑しながら二人に冷や水を浴びせました。
「捏造と詐称で織り込まれた5000年を誇るか・・・。つくづく度し難いものだな・・・・。カンコ家とは」
「金髪の孺子っ!5000年を誇るカンコ家を侮辱するか!!」
「侮辱するほどの中身がないから困っている。貴様ら二人が今まで何をなしえてきたのか考えて見ればよかろう」
「この・・・この・・・・アーリアの分際で・・・・」
烈火のごとく興奮するカンコくんの熱意は、アーリアさんの氷壁を溶かすことも出来ず、むなしくエネルギーを浪費するだけでした。
418: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 16:58:06 ID:cyo774Ev(6/10)調 AAS
不毛な会話を打ち破ったのは、キッチョム君でした。
「金髪の孺子がっ!思い知れっ!!」
彼はバタフライナイフを振りかざして猛然とアーリアさんに襲い掛かかりましたが、
アーリアさんは眉ひとつ動かしません。
彼女が重さ5キロのダスキンモップを楽団の指揮者のタクトのように優雅に舞わせると、
ぼこぼこぼこっという鈍い音と「アイゴー」というテノールの合唱が廊下に響き渡りました。
「・・・・そういうのを匹夫の勇という」
アーリアさんが血まみれで横たわるキッチョム君を見た感想はそれだけでした。
キッチョム君は朦朧とする意識の中で思いました。
「こ・・・・この女の目・・・・。まるで、養豚場のブタでもみるかのように冷たい目だ。
『かわいそうだけどあしたの朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね』ってかんじの・・・・」
彼の意識はそこで途絶え、その体からは筋肉の緊張が静かに抜けていきました。
419: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 17:01:29 ID:cyo774Ev(7/10)調 AAS
「さすがアーリアお姉さま!私たちにはできないすごい仕事をさらりとやってのける!そこにしびれるあこがれるゥゥゥ!」
アーリアお姉さま親衛隊のみなさんは、血まみれの肉塊には一瞥もくれずに、白い肌に返り血を浴びたアーリアさんに
歓声を上げて見とれています。
そのアーリアさんといえば、歓声に応じることよりもモップにベットリついた血を拭い取る方法を思案しているようです。
しかしながら、無残なキッチョム君の仕置きを見たカンコ君は恐慌状態となっており、通路の反対側にある非常識・・・
もとい非常口へと一目散に走り出していました。
そして・・・・カンコくんの勢いのついた体は、階段の踊り場で踏みとどまることが適いませんでした。
「アイゴーーーーーーーッ!!!」と叫びながら、カンコくんは夜空の向こうへとダイブしていったのです。
カンコくんの断末魔の悲鳴を聞きながらアーリアさんは思いました。
「なるほど、これがドップラー効果というものか。理にかなっている・・・。」
ふむふむ・・・とうなずくアーリアさんに、親衛隊の女の子が恐る恐る尋ねます。
「アーリアちゃん・・・・。カンコくん落っこちちゃったけど・・・。どうしよう・・・。」
彼女は一瞬の間をおいたあと、は破顔一笑して彼女たちに応えました。
「な ら ば よ し!」
420: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 17:02:39 ID:cyo774Ev(8/10)調 AAS
一方、そのころ女子の部屋ではマカロニーノくんの裁判が開催されていました。
そこで明らかにされた意外な事実とは・・・・。以下、次号
421: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 17:11:10 ID:cyo774Ev(9/10)調 AAS
というわけで、修学旅行の夜の続きです。
本当は、アーリアさんから逃亡したカンコ君たちが逃げおおせたと思ったところで
フランソワーズ&エリザベスが登場して、「地獄の断頭台」「タワーブリッジ」の
コラボレーションを繰り広げるはずだったのですけど、冗長になったので省きました。
あと、キッチョムの最後の台詞は「アーリア、血まみれでも君は美しい」だったのですが
元ネタがたぶんわからないだろうと思われるので修正。
だからといって、ほかのアニパロが通じていると思い込んでるのがバカですよね。自分。
422(1): 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/05 17:21:19 ID:cyo774Ev(10/10)調 AAS
それから、修学旅行の昼という別バージョンもあります。
アサヒちゃんやシャミンちゃんというクラスの問題児を押し付けられたニホンちゃんが
素直に修学旅行を楽しまない二人に頭を抱えるという内容だったのですが・・・。
アサヒちゃん、シャミンちゃんは家の事情で修学旅行に参加できなくて、そのかわりに
天然トラブルメーカーの毒島さん(通称、態度がでかいので毒嶋『先生』と呼ばれている)
と二人きりで京都を回るという話になってきてます。
この毒嶋先生・・・。まあ、元ネタは元社民党のフェミニストのあの人なんですが、
移動中のタクシーの中で、ニホンちゃんに向かって(机上の)恋愛論を語って悦にいたるとか、
自分の顔を棚に上げて、クラスの女子をボロクソに言うとか、そういうのを書いているうちに
どんどん毒嶋先生が一人歩きしてしまって、どうもお蔵入りしそうな感じです。
(ニホンちゃんというか、あの先生のパロディになってる。)
でも、毒嶋先生の雄姿をどこかで披露したいなぁ・・・・。
補完スレって、まだ生きてるなら、そっちで書いてみたいのですけど、URLわかる人いますか?
435: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/07 02:27:16 ID:NKWs6gjk(1/4)調 AAS
修学旅行の夜 AM02:00
--------------------------
地球組の男子部屋は重苦しい空気に包まれていた。
2時間ほど前に放った3人の勇者たちから何一つ連絡がないのだ。
すわ、作戦失敗かと・・・ざわ・・・・ざわ・・・と静かに動揺の声が流れる。
(どういうことじゃ、今頃は女子の×××の上映会となっているのに
カンコたちはしくじったのか)
(失敗だけならばよい・・・。この作戦の全貌が明らかになれば
われ一同はホテル回しの上、正座で夜を明かすことになるぞ)
(むぅ・・・。だから、女子風呂を覗く作戦を取るべきだったのじゃ!)
そんな雰囲気の中、クラスの誰もよりも焦燥感に駆られているのは、
作戦の考案者であるチューゴ君でした。
(むむむ・・・。これでは私の面目が立たないではないか・・・。)
ガチョウの羽を口元にあてて、思案に暮れるチューゴ君の前に、
一人の浅黒い少年が進み出ました。
436: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/07 02:27:37 ID:NKWs6gjk(2/4)調 AAS
「チューゴさま、それがしを偵察に送ってくだされ。」
この少年こそチューゴ君の忠臣である「鉄壁」ミャンマーであった。
彼は以前に暴力沙汰を起こしてクラスから吊るし上げを受けたのだが、
チューゴ君だけは彼を擁護し続けたのだった。
ミャンマー君はこの時の恩を忘れずに、チューゴ君の忠臣として
彼の背中に従っているのである。
チューゴ君にしてみれば、ほかに打つ手もありません。
「是非もない。」とうなずいて、ミャンマーの申し出を受けるのでした。
437: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/07 02:28:16 ID:NKWs6gjk(3/4)調 AAS
タタタタッ・・・・
静寂が支配する夜の廊下を、ミャンマーの足音がだけが響いている。
山育ちの彼の健脚は、長い階段もものともせずに駆けていた。
彼の走りに迷いがしたのは、血の匂いを鼻腔に受けてからである。
そして、その角を曲がったとき、彼の不安は的中した。
キッチョム君が血まみれで床と接吻をしていたのである。
ミャンマーはその体にあわてて駆け寄った。
438: 放置=ウィン ◆0x.mxZktEk 05/03/07 02:38:08 ID:NKWs6gjk(4/4)調 AAS
「しっかりしろキッチョム!!こんなところでくたばるんじゃねえ!!」
「へ…へ……いや……オレは もうだめみてえだ…」
「バ…バカヤロー………。お…おまえにはまだ…チューゴ様のために
女子の×××を××して、××××にする仕事が残ってるだろう!
お…おまえが死んだらどうするんだよ!!」
涙を流して体を抱きしめてくるミャンマーに、キッチョムは不適な笑みを
浮かべながらウィンクを返した。
「フ……へ…へ…オ…オレは、カンコがいるからなにも心配してねえよ。
へっ…コレのために死ぬってのはなかなかのもんだぜ…」
そういって、キッチョム君は飲みかけの「桃の天然水」(500ml Pet)を
震える手でミャンマーに渡すのでした。
「キッチョム…コレ、ニホンチャンの…」
「フッ…少し…カッコよすぎるな………」
「バッ…バッ…バカヤロ〜!!てめえカッコよすぎるよ!!」
「………………」
号泣するミャンマーの胸の中で、キッチョム君の目は静かに閉じた。
午後2時26分32秒 キッチョム リタイア・・・・。
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