[過去ログ] 映像の世紀のガイドライン 第二集 (1001レス)
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31: 04/03/23 00:35 ID:Qel9iXSe(1/20)調 AAS
私が店長であることを知らしめるこの歴史的な日。
私は吉野家の常連と共にあることをまことに喜ばしく思う。

私は吉野家の殺伐と安定を強く望み、
吉野家店長に与えられた権利と特権を守ることをここに約束する。
神よ、我が吉野家の玄人を守りたまえ。
                    ――ジョージ5世の挨拶
32: 04/03/23 00:41 ID:Qel9iXSe(2/20)調 AAS
本年2月10日、牛丼チェーンを統合する新メニューが樹立された。
私、そして国家吉野家主義運動は外食産業に参加した。
いまや私の過去の数年間の闘争はその目的を達成した。
この数百万人による運動の目的は周知のものだ。
いま一度この運動の経緯について、そして牛丼復活の闘争の第二段階について
大まかに述べようと思う。

いったい3ヶ月間もの間、政府は吉野家をどこへ導いたのだ。
吉野家財政を混乱させ、おびただしい牛肉を浪費し、
何億とあった牛皿はすっかり無くなった。
BSEという愚行を犯し、吉野家が荒れ果て
不当な圧力が米国から突きつけられた。
昔ならいかなる店長でも処罰されるほどの
高い利子も当たり前のことであった。

吉野家初心者は次々と増えた。
百、二百、三百、四百、五百、六百、七百万−−
今日では七百から八百万人だ。
私は我が吉野家の復興が自然にできるとは約束しない。
吉野家通自らが全力を尽くすべきだ。
殺伐と特盛は突然、空から降ってはこない。
すべては諸君の意思と注文にかかっている。
我々自身の吉野家のみが、我々自身の吉野家通のみが頼りとなる。
吉野家玄人の未来は我々自身の内にのみ存在するのだから。
吉野家通自身が吉野家初心者を向上させるのだ。勤勉と決断と誇りと屈強さとによって
吉野家1号店を興した祖先と同じ位置に上ることができる。
              ――映画「ドイツ国民の呼びかけ」
33: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 00:45 ID:Qel9iXSe(3/20)調 AA×

34: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 00:49 ID:Qel9iXSe(4/20)調 AAS
豚丼発売後の48時間は、自分の一生で最も神経を痛めた時間であった。
松屋が豚丼値引きを始めれば、我々はしっぽを巻いて撤退しなくてはならなかった。
我が方の手中にあった牛丼資源は、ごく控えめな抵抗をするにも全く不十分であった。
私は、平然としている振りをしなければならなかった。
我々を救ったのは、テコでも動かない「期間限定値引き」であった。
                            ――ヒトラーの談話より
35: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 00:52 ID:Qel9iXSe(5/20)調 AA×

36: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 00:55 ID:Qel9iXSe(6/20)調 AA×

37: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 00:59 ID:Qel9iXSe(7/20)調 AAS
昼食時の店員の残酷さといったらない。
実に乱暴に扱う。
U字テーブルから客を叩き出して封鎖し、
紅生姜を辺りに散乱させたまま引き上げる。
森の動物狩りを彷彿させる。

飲食業界はこれまでこのような状況を見たことがない。
注文に迷う人々がつかまり、野犬さながらに豚丼並を注文させられる。
一家4人とバカップルは4人テーブルへ連れて行かれ、そこで接客される。
               ――ユダヤ人アブラハム・レビンの回想より
38: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 01:02 ID:Qel9iXSe(8/20)調 AAS
我々はこの凍てつくような殺伐さの中で、一歩一歩最終目的に近づいてはいるが、
全店舗は物資の補給困難な状況で苦しんでいる。

牛肉が無ければ牛丼も作れない。
忙しさのため、100人前巨大寸胴が空になった。
一個店舗につきおよそ500人ずつが既に牛丼不足によって失われている。
忙しさのため、もはやお茶のマシーンは発射不可能となり、
我が方のお冷やカップも、一見客の「すいません、お冷や下さい」に対しては無力なことも分かった。
我がホール係部隊の戦闘価値もこれで終わりだ。
                  ――吉野家指揮官 グーデリアンの回想記より
39: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 01:06 ID:Qel9iXSe(9/20)調 AAS
店の到る所、開店している黄色い明かりが煌々と通りを照らしていました。
目の前には牛鮭、牛皿、コールスローの塊が空き皿の山と化し
その中からオーダー待ちになっている人の悲痛な喘ぎ声が聞こえて
きました。
何もかも売り切れていく・・・

アメリカ製の牛肉、安価なけんちん、愛用した紅生姜、大事な思い出のみそ汁、
そして、希望も・・・。 何もかも・・・
                      ――ワルシャワ市民の手記より
40: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 01:08 ID:Qel9iXSe(10/20)調 AAS
空を飛ぶ僕の目からは、道路は道の筋が果てしなく流れていくように真っ黒に見える。

吉野家通は我先にと立ち退いて行く。
この立ち退きには狂気じみた伝染力がある。
人々は南に向かって歩いて行く。
そこに、彼らを受け入れてくれる牛丼が待っているとでも言うかのように。

ところが南には、人々ではち切れそうになった吉野家の数々があるばかりだ。
             ――作家 サン・テグジュベリ 『戦う操縦士』 より
41: ちょっと休憩、自分の体調ネタ 04/03/23 01:11 ID:Qel9iXSe(11/20)調 AAS
私は自己暗示をかけて、やっと排便者になれた。
いわば、リモートコントロールだった。

私がやったことといえば、「洗浄」ボタンを押しただけ。
私は自分が落としたウンコはただの1個見ていない。
自分が拭いた紙は見てもだ。
                    ――アメリカ爆撃機搭乗員の回想より
42: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 01:13 ID:Qel9iXSe(12/20)調 AAS
何ということだ。
DQNは店員達に虐待を加えている。
見境の無くなったDQN群集が怒りをやみくもに行使するのを
店員達も阻止出来ない。

吉野家は沸々と沸き立ち、発酵しつつ、爆薬を用意している。
些末な憎悪や陰謀、個々の無数の苦悩が蔓延している。
                ――詩人ジャン・コクトー 牛丼休止日記より
43: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 01:15 ID:Qel9iXSe(13/20)調 AAS
その店に近づくと、最初に臭いがしてきました。
豚の臭いだってことはすぐに分かりました。
恐ろしいことが起こったんだ――とすぐに気づきました。

すごく静かでした。
近づくにつれ、ここの人たちに何が起こったか分かってきたんです。
                       ――アメリカ兵 ディミエル・ブラックの回想より

赤いポスターが釘付けされた店舗を見つけ、ドアを押し開くと、
殺伐と豚丼を食う人間が目に飛び込んできました。

豚丼を見たのは初めてだった。
床に紅生姜がいくつか転がっていた。
一人が横にいる人間のどんぶりに喰らいついていた。
そんな格好のまま二人とも殺伐と食い続けていた。
                   ――アメリカ兵 エアハルト・ダウリングウスの回想より

これは私にとって決定的な出来事でした。
こんな事がここで起こるということは、他でも起こり得るということです。

私にも・・・他の人たちにも・・・
                       ――アメリカ兵 ディミエル・ブラックの回想より
44: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 01:20 ID:Qel9iXSe(14/20)調 AAS
吉野家の豚丼値下げには本当に助かりました。
松屋で物を買うためには、朝8時には行列に並ばなければなりません。
主婦は子どもたちの牛めしを買うために並びますが、
8時15分には全て売り切れてしまうのです。
今日は私も豚丼を食うことが出来ました。
けんちんやおしんこを見たのも随分久しぶりでした。
私が最後にコールスローを食べたのは、もう半年も前のことです。
牛鮭に至っては、戦後8年間、一度も食べてないのです。
                       ――東ベルリン主婦の証言より
45: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 01:22 ID:Qel9iXSe(15/20)調 AAS
公開の演説で、我々はどんな値段の物体でもどんぶりを作ることが出来る、
と言うのはいつも気持ちの良いものだった。
しかし実際は、我々の新メニューはまだ性能が不完全で、数も少なかった。
我々はカレー丼開発では松屋より進んでいたが、
新メニューの数ではまだ立ち遅れていた。
実験中のどんぶりだけでは、松屋にとって大した脅威にはならなかったのだ。
                    ――フルシチョフの回想より
46: 吉野家ネタどんどんいきます 04/03/23 01:25 ID:Qel9iXSe(16/20)調 AAS
豚丼販売について

ほんとに素晴らしい。
信じられないこと、まったく不可能だったことが可能になったのです。
吉野家はやはり偉大な店、世界一の店です。
                       ――アメリカ人主婦の感想

外食産業を支配するために人類が作った手段が大成功を収めた。
この啓示的な日に我々が忘れてならないのは、顧客が必要とするものをよく認識し、
顧客自らを支配し律していくことである。
                    ――ローマ法王パウロ6世のメッセージ

それは、ひどく不気味な光景だった。
日本という国は、吉野家のテーブルを這いずり回って暮らす数十万の我々全員よりも、
アメリカにいるたった二頭のBSE牛のことのほうをずっと心配していたのだ。
得体の知れない感情がこみ上げてきた。
                      ――ベトナム前線の米兵の手記
47: 最後はちょっと重めに 04/03/23 01:34 ID:Qel9iXSe(17/20)調 AAS
シンナー、クラブ、プリクラ、ケイタイ、援助交際、
華麗なネオンサインのあらゆる渦の中に不思議な世界が広がっている。
あの幻想的なカラオケボックスや滑稽なパラパラは、ヨーロッパ人にとっては大きな疑問である。

しかし、これは本当に愉快だからやっていることなのか。
それとも、日本人は自分の不幸で他人を傷つけまいとして微笑することがあるが、
あれと同じで、そこには何か悲しみがあるのではないか。

意味不明なダンスを踊る娘達は全く気の毒に見える。
彼女らはパラパラを踊り、プリクラを撮ってはいるが、個体の中には祖先の血と一緒になって、
全く異なったリズムが流れているのであろうか・・・・
外観はほがらかでいかなる場合も微笑していながら、その裏には哀愁と深い感傷を抱いている。

これが独自の文化を持ち、それを独自に表現している日本の娘である。
            ――「日本文化私観」より ブルーノ・タウト
49: 04/03/23 01:53 ID:Qel9iXSe(18/20)調 AA×

50: もういっちょ! 04/03/23 01:55 ID:Qel9iXSe(19/20)調 AAS
牛丼対豚丼の進化論裁判 2004年2月
アルバイトの高校生の証言より

厨房内の暑さといったら、まるでオーブンの中みたいだった。
あまり熱いので店長が店舗関係者と報道陣にコーラを売ることを許可した。
私一人がその売り子に選ばれたというわけだ。

店内で注文している人はほとんどが社長のブライアンの味方だった。
吉野家通のダロウがあまりにもねちねちと豚丼の些細なところをあげつらっては
ブライアンを追い詰めて宗教をバカにするもんだから、みんないらいらしていたのだ。
51: もういっちょ! 04/03/23 02:00 ID:Qel9iXSe(20/20)調 AAS
豚丼を擁護する弁護士ダロウ(以下D)
牛丼を擁護する検事ブライアン(以下B)

D「あなたは、松屋の戦略に乗らなかったどんぶりチェーンは全滅したと信じていますか?」
B「吉野家は生き残ったでしょう。」
D「吉野家以外は?」
B「さあ」
D「どうなんです?」
B「証拠はない。そうだろう?」
D「あなたはどう思うかと聞いてるんです。」
B「全滅した。そう信じてる。」
D「それではこれはどうです?
  松屋はなか卯を誘惑して牛丼のノウハウをパクらせ、牛丼神の怒りを買って以来業界下位で
  這い回らなければならなくなったとされているが、それ以前のなか卯は
  どのようにして前へ進んでいたか、その点についてはご存知ですか?」
B「いいえ。」
D「這うようになる前は、トップで立って歩いていたとでも?」
B「自分でこの業界白書を読みたまえ。そうすれば分かるはずだ。」
D「結構ですとも。いまここで読んで差し上げましょう」
B「裁判官!早い話ダロウ氏はただ牛丼産業を冒涜したいだけなのです。
  この人は牛丼神を信じておらず、吉野家査問会という場を借りて」
D「異議あり!」
B「牛丼を汚そうとしているのです。」
D「ブライアン氏に異議あり!」
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